青山学院大学の難易度は?学部別・科目別に解説
人気も知名度も高く、若者の憧れでもある青山学院大学。
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青山学院大学はGMARCHの中でも人気が高く、合格の難易度は高めです。過去のセンター利用入試では文系で85%前後、理系で80%以上の得点が必要でした。英語の配点が高い学部が多く、英語の仕上がりが合否を左右します。
2026年9月時点の情報です。
人気と知名度が高いぶん受験者が集まり、倍率は高めで推移しています。11学部ある中でどの学部が難しいのか、科目ごとの難易度はどうなのかを整理します。
青山学院大学に合格するのは難しいのか
難易度を測る手がかりになるのは、共通テスト利用入試(大学入学共通テストの成績だけで合否が決まる方式)で求められる得点水準です。過去のセンター利用入試の合格最低点を見ると、文系学部で85%前後、理系学部で80%以上が必要でした。一部の学部では90%近い得点でようやく合格ラインに届くかどうかという水準でした。
共通テストに切り替わった現在も、3教科もしくは4教科でコンスタントに80点以上をマークする学力が目安になります。満点に迫る教科が1つもない状態では、上位の学部で合格を取りに行くのは厳しくなります。
独自問題のみで受けられる方式もありますが、青山学院大学を併願先に組み込む受験生が多く、求められる水準は高めです。
科目ごとのレベル・難易度
科目ごとの傾向をまとめると、英語が突出して重く、国語・数学・地歴は「取りこぼし厳禁」という構図になります。
| 科目 | 難易度の目安 | 対策の軸 |
|---|---|---|
| 英語 | 高い | 長文読解、英作文、和訳 |
| 数学 | 標準 | 基礎固めとミスの削減 |
| 国語 | やや易しめ | 現代文の精読、古典の基礎 |
| 地歴 | 標準だが範囲に偏り | 近現代史・文化史 |
| 公民(政治経済) | 標準+難問が混在 | 因果と時系列、記述対策 |
| 理科(物理・化学) | 標準〜やや高い | 頻出分野+計算処理 |
英語
「英語の青山」と言われるほど、英語に力を入れている大学です。入学後も英語のカリキュラムが濃く、高い英語力が前提になります。
入試問題の難度も高く、特に長文読解が重いです。学部によっては英作文の記述問題や和訳問題も出題され、国公立大学の2次試験に相当する水準とも言われます。
英語で得点できれば合格は近づきます。英語の配点が高い学部学科が多いためです。語彙力の強化に加え、長文読解の演習、英作文と和文英訳まで含めた対策が求められます。
数学
理工学部など理系で中心となる科目で、レベルは平均的とされます。基本問題から標準問題が多く、受験生を悩ませる難問やひねった出題は目立ちません。
そのため平均点が高くなりやすく、ここで取りこぼすと合否に影響します。基礎を固め、ケアレスミスを減らすことが最優先です。
国語
現代文と古文が中心です。全学部日程(全学部が同じ日程・共通問題で実施する方式)の独自問題では、古文と漢文を除いた国語総合が科目になっているケースもあります。
難易度は易しめに設定され、学部による差もあまり見られません。現代文はクセがないと評され、読んで理解できれば高得点を狙えます。古典も単語・文法の基本問題と読解問題が出やすく、基礎固めと演習量が効きます。数学と同様、取りこぼし厳禁の科目です。
地歴
独自問題の「地理歴史」は、世界史Bか日本史Bを選ぶパターンが中心で、地理Bの項目がありません。地理を入試で使う場合は、共通テストで地理を受ける方式に限られます。独自問題の地理歴史は世界史と日本史からの選択で、地理の項目が設けられていないためです。地理選択で私大を受ける際の考え方は立教大学の地理受験の記事でも整理しています。
世界史Bと日本史Bは、いずれも50題ほど出題されます。日本史は近現代史が頻出で、政治史・社会史・文化史と多角的に問われます。世界史も現代史が出やすく、1990年代以降が問われたケースもあります。文化史も頻出で、歴史的事象を丸暗記するだけでは取りこぼします。
高校の授業でカバーしきれない近現代史・現代史が出やすいため、過去問で出題範囲の偏りをつかんでおくことが重要です。
公民
独自問題で登場するのはほぼ政治経済で、倫理の独自問題はあまり見られません。ただし総合文化政策学部では、総合問題(教科の枠を越えて資料を読み解かせる出題)の一部に倫理が登場します。
独自問題では倫理1教科で勝負するのは難しく、政治経済を選ぶことになります。レベルは標準ですが、難度の高い問題が混ざることがあり、記述問題も出ます。地歴公民は暗記科目と言われますが、暗記だけでは足りず、なぜその出来事が起きたのかを時系列で押さえる学習が必要です。
理科
理工学部など理系学部の独自問題では、物理と化学が中心です。生物や地学が独自問題で登場することはほぼありません。
物理は大問が3つで、必ず登場する力学と電磁気に、もう1分野が加わる構成です。頻出の2分野は対策しやすい一方、残り1分野はどこから出てもおかしくありません。力学と電磁気の難度が多少高めであることも踏まえ、苦手分野は潰しておきたいところです。
化学は過去問を繰り返し解いて計算に慣れておく必要があります。計算問題を記述する形式で、瞬時に計算できるかどうかが問われるためです。これに加えて知識の暗記も欠かせません。物理と化学を選択できる場合は、負担の差も考慮して決めます。
総合問題・論述・小論文
個別学部日程(学部ごとに日程と科目を設ける方式)では、学部によって総合問題・論述・小論文が課されます。入試改革で導入された形式で、教科学習だけでは対応しきれません。
文学部比較芸術学科では、出題範囲として「芸術にかかわる評論を読み、そのテーマに沿って具体的な例をあげながら、考えるところを論述する。」と示され、800字が想定されています。公表されている例題では、哲学者の文章を200字以内で要約し、自身の関心分野に照らして具体的な芸術作品に触れながら論じる、といった設問が並びます。
総合問題や論述は学部ごとに例題が用意されています。必ず確認し、それに基づいて書く練習を積みます。総合文化政策学部の総合問題は傾向と対策の解説記事で詳しく扱っています。
難易度が高い学部はどこか
入試難易度が高い学部を3つ挙げると、総合文化政策学部、国際政治経済学部、経済学部の順になります。
| 順位 | 学部 | 難しさの要因 |
|---|---|---|
| 1位 | 総合文化政策学部 | 共通テストの想定得点率がほぼ9割、一般入試の倍率が2年連続で10倍台 |
| 2位 | 国際政治経済学部 | 共通テストと独自問題の併用、論述と総合問題の両方が必要 |
| 3位 | 経済学部 | 独自問題のみで受けやすく、受験者が集まりやすい |
3位:経済学部
個別学部日程で共通テストと独自問題を併用する学部が目立つ中、経済学部は独自問題のみという形を取っています。
必要なのは英語と、数学もしくは地歴公民の2教科です。複数方式への対策が求められる他学部と比べ、2教科に絞って準備できる点は受験生を集めやすい要素です。共通テストを使わないため過去問も活用しやすく、人気につながっています。
2位:国際政治経済学部
個別学部日程は共通テスト100点分と独自問題100点分で構成されますが、内訳が細かく、本来200点満点の共通テストの英語が50点満点に換算されます。
独自問題は論述と総合問題の2本立てで、負担が重いです。共通テストの想定得点率も8割後半に設定されており、独自問題で高得点を取らないと厳しい構造です。
国際経済学科は募集人員およそ100名のうち70名が個別学部日程で、総合力を問う方式で結果を出す必要があります。それでも志望者が多い背景には、少人数教育、1年次からの学びの密度、豊富な特別講座、公務員試験への強さがあります。
1位:総合文化政策学部
大手予備校が想定する共通テストの得点率がほぼ9割に設定されている点が、最も難しい理由です。他学部では80%前半の得点率が目立つ中、どの方式でもほぼ9割が求められるのはこの学部だけです。
倍率も高く、一般入試の倍率は2年連続で10倍台を記録しました。学部独自の英語教育、ラボ・アトリエ実習、広範囲から選べるゼミなど、多様な学びが用意されていることが人気を支えています。
学部ごとの人気の差という観点では、中央大学の人気学部と学部序列の記事も比較材料になります。
よくある間違い:英語偏重で他科目を後回しにする
「青学は英語勝負」という情報だけを受け取り、国語や地歴の対策を後回しにするのは危険です。国語は易しめ、数学は標準、地歴も標準で、いずれも平均点が上がりやすい科目です。ここで落とすと英語の上積みが消えます。
回避策は、英語に時間を多く割く前提を崩さずに、他科目は「取りこぼしゼロ」を目標に設定することです。国語は現代文の精読と古典の単語・文法、地歴は近現代史と文化史、数学は計算ミスの記録と見直しを週単位で回します。
FAST-UPが見てきた青学志望者のつまずき
指導現場で多いのは、英語の長文に時間を使いきり、記述形式の設問に手を付けないまま本番を迎えるパターンです。和訳や英作文は、読めることと書けることが別の力なので、早い段階から書く練習に切り替える必要があります。
地歴では、学校の授業が近現代に入る前に受験期を迎え、頻出範囲が手つかずになるケースが目立ちます。教科書の後半から先に固める判断ができるかどうかで、仕上がりが変わります。
もう1つは方式選びです。個別学部日程と全学部日程、共通テスト利用のどれで勝負するかを決めないまま勉強を進め、総合問題や論述の例題を見るのが直前になってしまう受験生が少なくありません。志望学部の方式を早く確定させ、必要な形式に合わせて演習を組むほうが伸びます。
まとめ:方式の選び方が合否を分ける
入試改革以降、個別学部日程には大きな違いが生まれています。全学部日程より個別学部日程の募集人員が多い学部もあり、この差は無視できません。
経済学部のように独自問題のみの学部、国際政治経済学部のように総合力を問う学部、法学部のように独自問題の配点割合が多少低い学部と、設計は学部ごとに異なります。個別学部日程で勝負するのか、全学部日程や共通テスト利用で狙うのか、その選択が結果を左右します。
GMARCH全体の雰囲気をつかみたい場合は、法政大学の著名な卒業生のような大学別の記事も参考になります。
よくある質問
Q. 青山学院大学の難易度はどのくらいですか。 A. 過去のセンター利用入試では文系で85%前後、理系で80%以上の得点が必要で、一部の学部では90%近い水準が求められました。共通テストでも3教科もしくは4教科で80点以上を安定して取れる学力が目安になります。
Q. 法学部の難易度はどう考えればよいですか。 A. 個別学部日程で独自問題の配点割合が多少低い点が特徴です。共通テストの比重が相対的に高くなるため、共通テストでの得点力を伸ばせるかどうかで受け方を判断するのが現実的です。
Q. 地理で青山学院大学を受験できますか。 A. 独自問題の地理歴史は世界史Bか日本史Bの選択で、地理Bの項目がありません。共通テストで地理を受ける方式に限られるため、地理選択の場合は出願できる方式を先に確認してください。
Q. 新しい学部や入試の変更点はどこで確認できますか。 A. 学部の新設や方式の変更は、大学が公表する入学者選抜の概要や募集要項で確認します。総合問題・論述・小論文は学部ごとに例題が示されるため、志望学部のページを必ず見ておきます。


