青学国際政治経済学部の傾向と対策と難易度
「国際政治経済学部の数学の傾向は?」
FAST-UP
青山学院大学国際政治経済学部は、個別日程で共通テストの利用が必須となり、独自試験は論述・総合問題のみです。英語の配点が高く、全学部日程でも英語が最大配点です。偏差値は3学科とも62.5で、青学内でもトップレベルの難易度です。
2026年9月時点の情報です。
青山学院大学国際政治経済学部の入試情報
国際政治経済学部は、学科ごとに入試方式と独自試験の中身が異なります。まずは志望学科で使える方式を確認し、必要な科目を絞り込むところから始めます。
学科ごとの偏差値
3学科とも同じ水準で並んでいます。
| 学科 | 偏差値 |
|---|---|
| 国際政治 | 62.5 |
| 国際経済 | 62.5 |
| 国際コミュニケーション | 62.5 |
入試方式ごとの配点・試験時間・合格最低点
配点は学科と方式で大きく変わります。以下は学科別の一覧です。なお、方式や配点は年度によって変更される場合があるため、出願前に募集要項で確認してください。
表中の「共通」は大学入学共通テストの点数、「独自」は青山学院大学が作成する試験を指します。共通テスト利用方式とは、共通テストの成績だけで合否が決まる方式です。全学部日程とは、全学部共通の問題で受験できる日程のことです。
国際政治学科
| 方式 | 配点・試験時間 | 合格最低点 |
|---|---|---|
| 個別・A方式 | 共通:外国語50/地理歴史・公民・数学25/国語総合25、独自:記述・総合問題100(70分) | 119.0/200 |
| 個別・B方式 | 共通:外国語60/国語40、独自:100(70分) | 126.7/200 |
| 全学部日程 | 外国語150(80分)/地理歴史・公民・数学100(60分)/国語総合100(70分) | 284.0/350 |
| 共通テスト利用・3教科型 | 国語100/地理歴史・公民・数学100/外国語200 | 350.0/400 |
| 共通テスト利用・4教科型 | 国語100/地理歴史・公民100/数学200/外国語200 | 500.0/600 |
国際経済学科
| 方式 | 配点・試験時間 | 合格最低点 |
|---|---|---|
| 個別 | 共通:外国語50/地理歴史・公民・数学25/国語総合25、独自:論述・総合問題100(70分) | 132.0/200 |
| 全学部日程 | 外国語150(80分)/地理歴史・公民・数学100(60分)/国語総合100(70分) | 289.0/350 |
| 共通テスト利用・3教科型 | 国語100/地理歴史・公民・数学100/外国語200 | 350.0/400 |
| 共通テスト利用・4教科型 | 国語100/地理歴史・公民100/数学200/外国語200 | 517.0/600 |
国際コミュニケーション学科
| 方式 | 配点・試験時間 | 合格最低点 |
|---|---|---|
| 個別・A方式 | 共通:外国語50/地理歴史・公民・数学25/国語総合25、独自:論述・総合問題100(70分) | 129.1/200 |
| 個別・B方式 | 共通:外国語60/国語40、独自:論述・総合問題100(70分) | 136.7/200 |
| 全学部日程 | 外国語150(80分)/地理歴史・公民・数学100(60分)/国語総合100(70分) | 282.0(独)/350 |
| 共通テスト利用 | 国語100/地理歴史・公民・数学100/外国語200 | 354.0/400 |
国際政治経済学部全体の傾向と対策
学部全体に共通する特徴は3つです。英語の配点が高いこと、個別日程で共通テストの利用が必須であること、独自試験が論述・総合問題であることです。
英語の配点が高い
英語の対策を最優先にすると効率的です。全学部日程では外国語が150点と他科目より配点が高く、合否に与える影響が大きいためです。
受験で求められるのは成績を上げることそのものではなく、合格することです。配点の低い科目だけが伸びて英語が止まっている状態は、得点戦略としては噛み合っていません。
具体的には単語、文法、英文解釈の順に進めます。英語の土台は単語です。日本語でも語彙の難しい文章は内容が入ってきませんが、絵本ならすらすら読めます。使われている語をすべて知っているからです。まずは英単語帳を1冊完璧にします。
個別日程で共通テストの利用が必須
共通テスト対策を独自試験と同じ重さで扱う必要があります。個別日程では共通テストの成績が合否判定に必ず含まれるためです。
2021年から国際政治経済学部の入試は大きく変わりました。独自試験を一部廃止し、共通テストと併用する形にしたのです。
共通テストは独自試験と比べて易しく、高得点の争いになります。いかに点を取るかの試験から、いかに点を落とさないかの試験に変わったと言えます。必要なのはスピードと正確さです。過去問を反復し、形式に慣れて処理速度を上げていきます。
個別日程では論述・総合問題が出る
個別日程で残った独自問題が論述・総合問題です。総合問題とは、複数の教科の知識を組み合わせて解く形式の問題を指します。
国際政治学科・国際経済学科の出題範囲は次のとおりです。
- 「地理歴史、公民」(「政治・経済」、17世紀以降の「世界史」、17世紀以降の「日本史」)
- 数量的理解および読解力・論理的思考力を問う問題(問題に英文を含む)
国際コミュニケーション学科の出題範囲は次のとおりです。
- 「英語」
- 読解力・論理的思考力を問う問題(問題に英文を含む)
論述・総合問題には早めに取り組む必要があります。出題範囲が英文を含む読解と歴史・公民の知識にまたがり、通常の科目学習だけでは形式に対応できないためです。
科目別の傾向と対策
科目ごとに出題の型がはっきりしています。英語は長文中心、国語は現代文2題、地歴公民は標準レベルの知識問題が軸です。
英語
長文で得点できるかが勝負です。長文問題、英作問題、語彙・文法問題と幅広く出ますが、大問数6問のうち5問が長文だからです。
対策は英単語、英文法、英文解釈の順に進めます。英文解釈とは、文の構造をとらえて正確に意味を取る練習です。ここまで仕上げれば、ゆっくりなら読める状態になります。あとは多読で経験を積むほど読む速度が上がります。
英作文は専用の参考書で書き方を学びます。型を知らないまま臨むと得点につながりにくくなります。
国語
現代文2題で構成されています。基本は評論ですが、稀に随筆が出題されます。
随筆は小説と評論の中間に位置する文章です。評論と違い、筆者の感情表現を意識して読み取る必要があります。普段と異なる文章は読みにくいため、事前に慣れておきます。
数学
大問3題で、マークシート式と記述式の併用です。
大問1は小問集合で、幅広い分野から出題されます。分野を絞らず全体を仕上げる必要があります。そのうえで微分積分はよく出題されるため、重点的に演習しておきます。
日本史
大問3つで、初めの2題がテーマ史、残り1題が史料問題です。
テーマ史は通史の知識だけでは得点しきれません。さまざまな問題を解き、テーマごとに知識をまとめる作業が必要です。たとえば仏教に関する問題に出会ったら、仏教に関する知識だけを書き出してまとめます。普段と違う視点で知識を使うため記憶にも定着し、テーマ史で得点できるようになります。
史料問題は時代背景と結びつけて覚えます。なぜその史料が取り上げられているのかが分かると、出題者の意図が見えてきます。
世界史
大問3つで、記述式とマーク式の併用です。難易度は標準で、教科書レベルの知識を固めれば着実に得点できます。
頻出範囲はアジアと欧米です。中国史、古代ギリシア、中世ヨーロッパはよく出題されているため、優先して演習します。
政治経済
大問4題で、マークシート式と記述式の併用です。基本的に大問1、2が経済、大問3、4が政治からの出題です。
幅広い分野から出ますが、語句の難易度はそこまで高くありません。応用に走らず、基本の徹底に時間をかけます。
選択科目をどれにするかで迷う場合は、他大学の選択科目事情も見ておくと判断しやすくなります。立教大学の地理受験は可能かもあわせて確認しておくと、併願先まで含めた科目選びがしやすくなります。
論述・総合問題
総合問題は複数教科の知識を使って解く問題です。国際政治学科・国際経済学科では、問題文が英文で、問われる内容は歴史科目という組み合わせが起こります。
これまで解いたことのないタイプの問題になるため、過去問で形式に慣れることが何より重要です。同じ大学の総合問題の考え方は、青山学院大学総合文化政策学部の総合問題の傾向と対策も参考になります。
よくある間違いと回避策
よくある間違いは、3学科の偏差値が同じだからと、同じ対策で足りると考えることです。
独自試験の中身は学科で異なります。国際政治学科・国際経済学科は地理歴史・公民と数量的理解を含む範囲、国際コミュニケーション学科は英語と読解力・論理的思考力を問う範囲です。学科をまたいで出願するなら、それぞれの範囲に合わせて演習を分けておきます。志望学科を決めた時点で出題範囲を書き出し、過去問を学科ごとに解くことで回避できます。
FAST-UPが見てきた国際政治経済学部志望のつまずき
指導現場で多いのは、独自試験の過去問ばかりに時間を使い、共通テストの演習を後回しにする形です。個別日程は共通テストの成績が judgment に含まれるため、独自問題だけ仕上げても得点が伸び切りません。
もう一つは、論述・総合問題を直前期まで触らないまま進めてしまうケースです。英文で問われる歴史や数量的な読み取りは、知識が入っていても初見では手が止まります。早い時期に一度解き、どこで詰まるかを把握しておくと、残りの学習の優先順位が決まります。
英語でも、単語と文法を終えた段階で長文演習に進み、英文解釈を飛ばしてしまう例が見られます。構造が取れないまま多読に入ると、速さも正確さも伸びにくくなります。
青山学院大学国際政治経済学部の難易度
難易度は高い水準です。学内でも上位、MARCHの中でも上位に位置します。
学部単体で見た難易度
国際政治経済学部の難易度は高いです。MARCHは全国的に知られた難関私立大学群で、その中の青山学院大学ですから、入学は簡単ではありません。MARCHとは明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の総称です。
青山学院大学内での難易度
学内では高めです。偏差値で見ると、法学部、経済学部と並んで青学トップレベルの難易度になっています。
MARCH内での難易度
MARCH内でも高い位置にあります。MARCH文系の偏差値ランキングは次のとおりです。
| 順位 | 大学 |
|---|---|
| 1位 | 中央大学 |
| 2位 | 青山学院大学 |
| 2位 | 法政大学 |
| 2位 | 明治大学 |
| 3位 | 立教大学 |
青山学院大学は2位に入っています。その学内でトップレベルの偏差値を持つ国際政治経済学部は、かなり難しいと言えます。学部ごとの人気の差という観点では、中央大学の人気学部と学部序列も比較材料になります。
まとめ
国際政治経済学部の対策は、英語の配点の高さ、共通テスト併用、論述・総合問題の3点を軸に組み立てます。
入学は簡単ではありませんが、方式ごとの配点を踏まえて優先順位を決めれば、狙える範囲に入ります。2027年度入試に向けて、まずは志望学科の方式を確定させ、英語と共通テストの土台づくりから始めます。
よくある質問
Q. 国際政治経済学部の個別日程は、独自試験だけで受験できますか。 A. できません。個別日程は共通テストの成績を用いる方式になっており、独自試験として課されるのは論述・総合問題です。共通テストと独自試験の両方の準備が必要です。
Q. 論述・総合問題はどの科目の勉強で対応できますか。 A. 単独の科目学習だけでは対応しきれません。国際政治学科・国際経済学科は「政治・経済」と17世紀以降の世界史・日本史、数量的理解や読解力・論理的思考力が範囲で、問題に英文が含まれます。国際コミュニケーション学科は英語と読解力・論理的思考力が範囲です。過去問で形式に慣れることが中心になります。
Q. 英語はどの順番で勉強すればよいですか。 A. 英単語、英文法、英文解釈の順です。英文解釈まで終えると、どんな文章でもゆっくりなら読める状態になります。その後は多読で速度を上げ、英作文は専用の参考書で書き方を学びます。
Q. 学科によって難易度は変わりますか。 A. 偏差値は国際政治、国際経済、国際コミュニケーションのいずれも62.5で並んでいます。ただし合格最低点や独自試験の出題範囲は学科と方式で異なるため、志望学科の数値と範囲を個別に確認してください。


