青山学院大学 国際政治経済学部 国語の傾向と対策
「国際政治経済学部の国語の傾向は?」
FAST-UP
青山学院大学国際政治経済学部の国語は、試験時間60分で大問2題、漢文を除く国語総合が範囲です。評論2題が中心で設問の難易度は標準。文章量が多いため、読む速度と解き方の型づくりが対策の軸になります。
2026年9月時点の情報です。
国語の基本情報
試験時間は60分、大問数は2題で、マークシート・記述式での解答です。問題量と解答形式はいずれも標準的といえます。
出題範囲は漢文を除いた国語総合です。国語総合は、現代文と古文・漢文を含む科目区分の名称です。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 試験時間 | 60分 |
| 大問数 | 2題 |
| 解答形式 | マークシート・記述式 |
| 出題範囲 | 国語総合(漢文を除く) |
| 文章量 | 2題あわせて5000〜7000文字 |
方式ごとの国語の配点
国語の扱いは方式ごとに変わります。共通テストの得点を国語の点数として使う方式と、独自の記述・論述・総合問題を課す方式が併存するためです。
入試の基本情報を取り違えると、立て直しが難しくなります。国際政治経済学部は方式ごとに国語の扱いが異なり、共通テストの得点を使う方式と独自問題を解く方式が混在しているためです。出願前に、志望する方式の配点を募集要項で確認しておきましょう。
国際政治学科
| 方式 | 外国語 | 地歴・公民・数学 | 国語 | 独自試験 |
|---|---|---|---|---|
| 個別・A方式 | 50点(共通テスト) | 25点(共通テスト) | 国語総合25点(共通テスト) | 記述・総合問題100点(70分) |
| 個別・B方式 | 60点(共通テスト) | − | 40点(共通テスト) | 独自100点(70分) |
| 全学部日程 | 150点(80分) | 100点(60分) | 国語総合100点(70分) | − |
国際経済学科
| 方式 | 外国語 | 地歴・公民・数学 | 国語 | 独自試験 |
|---|---|---|---|---|
| 個別 | 50点(共通テスト) | 25点(共通テスト) | 国語総合25点(共通テスト) | 論述・総合問題100点(70分) |
| 全学部日程 | 150点(80分) | 100点(60分) | 国語総合100点(70分) | − |
国際コミュニケーション学科
| 方式 | 外国語 | 地歴・公民・数学 | 国語 | 独自試験 |
|---|---|---|---|---|
| 個別・A方式 | 50点(共通テスト) | 25点(共通テスト) | 国語総合25点(共通テスト) | 論述・総合問題100点(70分) |
| 個別・B方式 | 60点(共通テスト) | − | 40点(共通テスト) | 論述・総合問題100点(70分) |
| 全学部日程 | 150点(80分) | 100点(60分) | 国語総合100点(70分) | − |
共通テスト利用方式
共通テスト利用は、大学入学共通テストの得点だけで合否が決まる方式です。国際政治経済学部では次の配点で実施されています。
| 型 | 国語 | 地歴・公民・数学 | 数学 | 外国語 |
|---|---|---|---|---|
| 3教科型 | 100点 | 地歴・公民・数学から100点 | − | 200点 |
| 4教科型 | 100点 | 地歴・公民100点 | 200点 | 200点 |
国際コミュニケーション学科の共通テスト利用は、3教科型と同じ構成で実施されています。選択科目をどう組むかで併願先の幅も変わるため、地理で受験できる大学を調べている場合は立教大学の地理受験は可能?入試傾向・対策も参考になります。
よくある間違い:方式の確認より先に参考書を買う
よくある間違いは、国語の扱いを確かめないまま現代文の参考書から手をつけることです。A方式と個別方式では国語が共通テストの得点で換算され、学部独自の試験は記述・論述・総合問題になります。
回避策は、出願候補の方式を一覧にし、国語が「共通テストの得点」なのか「独自問題」なのかを書き出してから教材を決めることです。独自の総合問題がどう出るのかを知りたい場合は、青山学院大学総合文化政策学部の総合問題の傾向と対策もあわせて確認できます。
出題範囲と出題テーマ
毎年、評論が2題の出題です。テーマは経済論・文学論・社会論・文化論・外交論・教育論・哲学論などで、高い語彙力が必要な文章が多めです。
語彙力に不安がある場合は、漢字の学習が必要になります。また2011年には現代文と古文の融合問題が出題され、設問でも古典文法や和歌の知識が問われました。
近年その傾向は見られません。それでも古文が出る可能性は十分あるので、勉強しておきましょう。出題範囲が漢文を除く国語総合で、過去には現代文と古文の融合問題や古典文法・和歌の知識が問われているためです。
問題量と時間配分
試験時間60分に対し、文章量は2題で5000〜7000文字です。他大学と比べると文章量は多めですが、設問の難易度を考えると時間が極端に厳しいわけではありません。
過去問を使い、どちらの大問から解くかを判断する練習をしておきましょう。解く順番を本番で迷わないことが、時間の余裕につながります。
大問ごとの特徴
大問1は評論文、大問2は随筆が出題されやすい傾向があります。
大問1:評論文
評論文は論理的に書かれているため、構造を読みとることが大切です。たとえば具体例は主張を補強するためのものなので、流して読むなどすればショートカットできます。段落どうしの関係をつかみ、文章を構造的に読んでいきましょう。
大問2:随筆
随筆は小説と評論の間にある文章です。評論を解くときよりも心情表現に気をつける必要があります。読み慣れていないと大きく失点する可能性があるため、過去問で練習しておきましょう。
難易度・レベル
難易度は標準です。問題文は長いものの、設問自体はそこまで難しくありません。読む量に慣れているかどうかが得点差になりやすい形式です。
傾向と対策
対策の柱は、知識問題の取りこぼしをなくすこと、現代文を速く正確に解くこと、古文の単語と文法を固めることの3つです。
知識問題
漢字・語句などの知識問題が出題されます。レベルは標準です。そのため知識問題の取りこぼしは痛手になります。レベルは標準で、対策していれば取れる設問だからです。
練習には共通テストが使えます。過去10年間分の共通テスト、センター試験の知識問題のみを解きましょう。全問正解できる状態まで仕上げておけば、入試でも安心して臨めます。
読解問題(現代文)
読解問題(現代文)は2題出題されます。文字数は合わせて5000〜8000文字程度と幅があり、量は多めです。そのため速いスピードで解くことが大切です。
スピードを上げるには、問題ごとの解き方を知ることが先です。たとえば選択肢問題なら、消去法で半分以上の選択肢を短時間で切れます。こうした解き方を繰り返し練習することで、処理速度が上がっていきます。
古文
古文は文法、現代語訳、敬語が問われます。対策としては、古文単語と文法を徹底して固めましょう。
文法は直接問われるうえ、現代語訳でも必須です。とくに助動詞と助詞の使い方は問われやすいので注意が必要です。
国語対策におすすめの参考書
分野ごとに、取り組む順番を決めて進めるのが基本です。
| 分野 | 参考書 | 位置づけ |
|---|---|---|
| 知識 | ことばはちからだ | 頻出語句の意味を押さえる |
| 知識 | 現代文キーワード読解 | 語句の意味と文脈での使われ方を学ぶ |
| 知識 | 入門漢字マスター1800+ | 漢字が苦手な場合の土台づくり |
| 現代文 | 田村のやさしく語る現代文 | 解き方の入門 |
| 現代文 | 入試現代文のアクセス基本編 | 解説の詳しい演習 |
| 現代文 | 現代文読解力の開発基礎講座 | 高得点を狙う段階の演習 |
| 古文 | 古文単語ゴロゴ | 単語の暗記 |
| 古文 | 富井の古文読解をはじめからていねいに | 読解プロセスの理解 |
| 古文 | 古文上達 基礎編 読解と演習45 | 読解の実践演習 |
知識問題向け
「ことばはちからだ」は、大学受験で頻出の語句を解説した一冊です。抽象、具体、パラダイムシフトなど、文章の中で重要な意味を持つ言葉が詳しく扱われています。意味をあらかじめ知っているだけで文章の理解度は大きく変わり、結果として得点力も上がります。
「現代文キーワード読解」は、キーワード解説に加えて短い入試問題が載っており、語句が実際にどう使われるかを学べます。大学受験の国語で問われるテーマをほぼ網羅しているため、取り組めばどんな文章も読みやすくなります。
「入門漢字マスター1800+」は、漢字が苦手な場合におすすめの一冊です。受験でよく出題される漢字を1800個以上学べます。知らない漢字が多いと読みにくくなるのは、英語の長文で未知の単語が多いときと同じです。苦手意識がなくても取り組む価値があります。
読解問題(現代文)向け
「田村のやさしく語る現代文」は、次のような場合に向いています。
- 現代文が苦手
- 現代文の勉強をしたことがない
- 点数が上がらなくて悩んでいる
前半で解き方の解説、後半で演習という構成です。現代文はセンスで解くものではなく、構造を読み取って解くものです。読み解き方を学んでから演習することで、正しい読み方が身につきます。
「入試現代文のアクセス基本編」は演習用の一冊で、16個の文章が収録されています。特徴は解説の詳しさです。現代文は解くだけでは伸びにくく、「なぜそうなるのか」を学ぶことで次から気をつけられます。
「現代文読解力の開発基礎講座」は、高得点を狙う力をつける一冊です。駿台の講師である霜栄さんの著書で、扱われている問題はMARCHや早慶の過去問です。内容は高度なので最低3周は行いましょう。注意点は、キーワードの学習前に取り組まないことです。「現代文キーワード読解」や「ことばはちからだ」を終えてから進めると身になりやすくなります。
古文向け
「古文単語ゴロゴ」は、古文単語を語呂合わせで覚えられる一冊です。語呂合わせは記憶に残りやすい覚え方で、覚えにくかった単語も入りやすくなります。565単語が収録されており、MARCHレベルまで対応できます。
「富井の古文読解をはじめからていねいに」は、学校で習っているが理解しきれていない場合に向いています。予備校の授業をそのまま文章にした形式で読み進めやすく、中堅私大レベルの内容を扱っているため難しすぎません。
「古文上達 基礎編 読解と演習45」は、「富井の古文読解をはじめからていねいに」のあとに取り組む一冊です。45問が収録され、古文読解の基礎を固められます。読解のプロセスを学び、この一冊で実践するという流れが効果的です。
FAST-UPが見てきた国語のつまずきどころ
指導現場で多いのは、現代文の問題数をこなしているのに点が安定しないケースです。原因は語句の土台が抜けたまま長文演習に入っていることで、読めない原因が語彙にあるのか構造にあるのか切り分けられていません。
もう一つ多いのが、方式の確認を後回しにしたまま学習計画を組んでしまうことです。国際政治経済学部は国語の扱いが方式で変わるため、同じ勉強量でも配点上の効き方が変わります。計画を立てる段階で、自分の受ける方式の国語が何点ぶんなのかを把握しておくと、優先順位の判断がぶれません。
古文も、融合問題の前例がある以上は捨て科目にしにくい分野です。単語と助動詞・助詞だけでも早めに回しておくと、出題されたときの失点を抑えられます。学習の進め方を相談したい場合は、FAST-UP逆転塾の公式LINEで無料カウンセリングを受け付けています。
過去問の入手先
過去問は無料で閲覧できるサービスがあります。市販の赤本と併用すると、年度の幅を広げられます。
| サービス | 特徴 |
|---|---|
| 大学受験パスナビ | 旺文社「全国大学入試問題正解」を中心に過去問を掲載。無料の会員登録で利用でき、解説も付く |
| 東進 大学入試 過去問データベース | 会員登録で185大学分、最大25年分の過去問を閲覧できる |
近年のものだけでなく、古い年度の問題まで確認できる点が強みです。現代文と古文の融合問題のように、過去に一度出た形式を確かめる用途にも使えます。
まとめ
国語は標準的なレベルです。文章量の多さに慣れ、知識問題を落とさない状態をつくれば、合格点を狙える形式です。方式ごとの配点を確認し、知識・現代文・古文の順に土台を固めていきましょう。
大学ごとの学部選びや進学後のイメージを広げたい場合は、中央大学の人気学部は?学部序列がある?も併願校の検討材料になります。
よくある質問
Q. 古文は対策しなくてよいですか。 A. 対策しておくほうが安全です。出題範囲は漢文を除く国語総合で、2011年には現代文と古文の融合問題が出題され、古典文法や和歌の知識も問われました。近年その傾向は見られませんが、単語と文法は回しておきましょう。
Q. 漢文は必要ですか。 A. 出題範囲は漢文を除いた国語総合です。学部独自の国語対策としては、現代文と古文に時間を使う形になります。共通テストを使う方式では、共通テスト側の出題範囲に従って準備します。
Q. 60分で2題は時間が足りますか。 A. 文章量は2題で5000〜7000文字と多めですが、設問の難易度を考えると時間が極端に厳しいわけではありません。過去問で、どちらの大問から解くかを決める練習をしておくと余裕が生まれます。
Q. 現代文は何から始めればよいですか。 A. 現代文が苦手な場合は「田村のやさしく語る現代文」で解き方を学び、「入試現代文のアクセス基本編」で演習に移る流れが取り組みやすいです。語句の土台が不安なら「ことばはちからだ」や「現代文キーワード読解」を先に進めます。


