早稲田大学の滑り止めはどこ?学部別の選び方
早稲田大学は全国的に知名度がある大学であり
FAST-UP
早稲田大学の滑り止めは、明治大学や青山学院大学などMARCHを軸に組むのが基本です。理工系なら東京理科大学、安全度を上げるなら日東駒専や大東亜帝国まで広げます。学部ごとの入試日程で組み方が変わるため、日程の確認が先です。
2026年9月時点の情報です。
早稲田大学の滑り止めを考える前提
滑り止めは「偏差値を下げた大学を適当に足す」ものではなく、本命の入試日程から逆算して組むものです。早稲田大学は全国的に知名度があり、偏差値も私立大学の中ではトップグループに位置します。人気も高く、一筋縄ではいきません。そのため、滑り止めの大学を併願し、万が一のときに備える受験生がほとんどです。
学部によって偏差値の水準と入試日程が異なるため、滑り止めの組み方も変わります。早慶上智の中での位置づけを整理したい場合は、早慶上智ICUの偏差値ランキングと序列もあわせて確認しておくと、志望校と滑り止めの距離感がつかみやすくなります。
知っておきたい用語の整理
滑り止めの話では大学群の通称が頻繁に出てきます。初めて見る語は先に押さえておきます。
- MARCH:首都圏の難関私立大学群を指す受験界の通称
- 成成明学:MARCHと日東駒専の間の層に位置する私立大学群の通称
- 日東駒専:MARCHの次の層にあたる首都圏の私立大学群の通称
- 大東亜帝国:日東駒専よりも下の層に位置する私立大学群の通称
- 共通テスト利用入試:共通テストの得点のみで合否が決まる私立大学の入試方式
- 仮面浪人:大学に在籍しながら他大学の再受験を目指すこと
【学部別】早稲田大学のおすすめ滑り止め校
結論として、文系は政治経済学部・法学部ほど滑り止めの水準を上げ、日程が遅い学部は選択肢を広げられます。理工系は東京理科大学が軸になります。
| 学部グループ | 入試日程の傾向 | 滑り止めの候補 |
|---|---|---|
| 政治経済学部・法学部 | — | 明治大学・青山学院大学 |
| 文学部・文化構想学部・国際教養学部 | 早め | MARCH(連続受験を覚悟)/共通テスト利用で日東駒専 |
| 人間科学部・教育学部・社会科学部・商学部 | 遅め | MARCH・成成明学・日東駒専 |
| 基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部 | — | 東京理科大学 |
| スポーツ科学部 | — | 立教大学・法政大学・同志社大学・立命館大学・筑波大学体育専門学群 |
政治経済学部・法学部を受験する場合
滑り止めはMARCHの中でも明治大学や青山学院大学といった偏差値の高い大学に設定するのが無難です。政治経済学部や法学部は早稲田大学の文系学部の中でもハイレベルにあたり、これらの学部を「滑り止め」として受験する東京大学・京都大学の受験生もいるほどです。
文学部・文化構想学部・国際教養学部を受験する場合
この3学部は入試日が多少早めです。本来滑り止めにしておきたいMARCHと日程が被りやすく、受けたくても受けられない可能性があります。
対応は2通りです。何日間か連続で受験することを覚悟でMARCHを滑り止めにするか、共通テスト利用入試を活用して日東駒専を押さえておく方法です。共通テスト利用入試は大学ごとの個別試験に出向く日が不要なため、日程の重なりを避けながら合格を確保しやすくなります。
人間科学部・教育学部・社会科学部・商学部を受験する場合
この4学部は受験日が比較的遅めです。MARCHとは比較的被りにくく、すんなりとMARCHを滑り止め校に据えられます。
偏差値の水準も先の3学部より落ち着いているため、日東駒専も視野に入れておくことをおすすめします。成成明学も滑り止めとしてふさわしい層です。学びたい分野がある大学なら、視野を広げて滑り止め校を探しましょう。
基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部を受験する場合
早稲田大学の理工系3学部を受験する場合は、東京理科大学を中心に滑り止めを組むのが現実的です。理工系学部自体のレベルが最上位層に位置するため、東京理科大学も滑り止め校として機能します。
東京理科大学は理系学部が多く、それだけ受験のチャンスも多くなります。進学した場合のネームバリューも十分にあり、併願先として扱いやすい大学です。
スポーツ科学部を受験する場合
スポーツ科学部は偏差値が出ないため滑り止め校の選定が難しくなりがちですが、基本はスポーツ系の学部がある大学から選びます。進学することになった場合も学びたい内容を続けられるため、納得して通える確率が上がります。
具体的には立教大学や法政大学が候補です。関西に目を向けると同志社大学や立命館大学も対象になります。実技試験を視野に入れる場合は筑波大学体育専門学群も選択肢ですが、共通テストを5教科こなし、かつ2次試験で実技のテストがあります。学力に自信がある場合は筑波大学体育専門学群も視野に入れておきましょう。
早稲田大学で滑り止め校を選ぶポイント
滑り止めは「合格可能性の高さ」と「納得して通えるか」の2軸で選びます。どちらかが欠けると、合格しても進学先として機能しません。
合格可能性の高い大学も受験しておく
滑り止めを置く目的は、本命が不合格だった場合にどこの大学にも行けない状況を避けることです。本命に合格できなければ浪人するという不退転の覚悟で勝負するのも一つの考え方ですが、できれば浪人せずに進学してほしいと考える保護者も多くいます。
大学進学を一つの保険とするため、合格可能性の高い大学、早稲田大学から見ればかなり水準の離れた大学でも、まずは合格することを心がけて準備していくのがおすすめです。日東駒専や大東亜帝国を滑り止め校の候補に入れておくべきなのは、このためです。
自分が納得して通える大学かを考える
第一志望の早稲田大学に不合格となった場合、第二志望や第三志望の大学に進む人も多くいます。ほとんどの人は未練を抱えつつ切り替えていきますが、中には早稲田大学を忘れきれず、仮面浪人という形で在籍し、大学の授業を受けずに受験勉強をする人もいます。
仮面浪人は負担が大きい選択です。在籍する大学の授業を受けずに受験勉強をする状態になるためです。大事なのは、滑り止めとして合格した大学に通うことになった場合、納得して通えるかどうかです。納得できない場合は仮面浪人になる可能性が出てきます。
第一志望に受からないから全てが終わるということはありません。失敗をバネにより大きく成長できればよいわけです。出願の段階で、納得できるかどうかを吟味しましょう。
よくある間違い:偏差値だけで滑り止めを決める
よくある失敗は、偏差値の一覧だけを見て滑り止めを決め、入試日程を確認しないまま出願することです。早稲田大学の文学部・文化構想学部・国際教養学部のように日程が早い学部では、押さえたかったMARCHと日程が重なり、出願しても受けられない事態が起こります。
回避策は、出願前に本命と併願校の入試日を一枚の日程表に書き出すことです。重なった枠は、連続受験に切り替えるか、共通テスト利用入試に差し替えます。会場の移動や宿泊が必要な大学は、移動日も日程表に入れておくと破綻を防げます。
FAST-UPが見てきた滑り止め選びのつまずき
指導現場で多いのは、滑り止めを「本命の勉強の邪魔になるもの」として後回しにし、出願直前に慌てて決めてしまうケースです。この順番だと、科目構成や配点が本命と大きく違う大学を選んでしまい、対策していない形式を本番で初めて見ることになります。
もう一つのつまずきは、滑り止めの層をすべて同じ水準でそろえてしまうことです。同じ層だけで固めると、調子が崩れたときに全体が連鎖的に厳しくなります。本命に近い層、間の層、合格可能性の高い層と段差をつけて並べておくと、どこかで止まります。
併願先を学部単位で探す段階では、早慶上智の穴場学部ランキングや慶應義塾大学の受かりやすい学部も比較材料になります。早稲田大学一本ではなく、受けられる枠を増やす発想が結果的に負担を軽くします。
まとめ
早稲田大学の滑り止めとしては、やはりMARCHが適任です。偏差値次第では成成明学も視野に入り、安全度を高めるなら日東駒専や大東亜帝国も候補になります。理工系は東京理科大学、スポーツ科学部はスポーツ系学部のある大学が軸です。
あとは仮面浪人にならないよう、万が一通うことになった場合に納得して通えるかどうかを、出願前にシミュレーションしておきましょう。
よくある質問
Q. 滑り止めはMARCHだけでよいですか。
A. 本命の学部の日程が遅く、MARCHを無理なく受けられるなら軸はMARCHで足ります。ただし日程が重なる学部を受ける場合や、体調不良などで崩れる余地を残したい場合は、日東駒専や大東亜帝国まで層を広げておくと安心です。
Q. 共通テスト利用入試は滑り止めに使えますか。
A. 使えます。個別試験のために会場へ出向く日が不要なため、早稲田大学の入試日と重なりやすい時期でも併願枠を増やせます。文学部・文化構想学部・国際教養学部のように日程が早い学部を受ける場合は特に有効です。
Q. 滑り止めに合格した大学に通う気になれません。どう考えればよいですか。
A. 出願の段階で「通うことになっても納得できるか」を判断軸に入れておくことが先です。納得できない大学だけを並べると、進学後に仮面浪人へ傾きやすくなります。学べる分野やキャンパスの通いやすさも判断に入れてください。早稲田大学のキャンパスの位置関係は全キャンパスの最寄り駅と所属学部で確認できます。
Q. スポーツ科学部の滑り止めはどう選べばよいですか。
A. 偏差値が出ないため、スポーツ系の学部がある大学から選ぶのが基本です。立教大学や法政大学、関西では同志社大学や立命館大学が候補になります。実技試験に自信があり学力面も対応できる場合は、筑波大学体育専門学群も検討できます。


