早稲田大学の補欠合格とは?発表時期と割合
「早稲田大学の補欠合格とは?」
FAST-UP
早稲田大学の補欠合格は、合格者の辞退で空いた枠を繰り上げで埋める制度です。補欠者は一般選抜の合格発表と同時に発表され、電話ではなくWEB上で合否を確認します。補欠者に入っても全員が合格するわけではありません。
2026年9月時点の情報です。
補欠合格とは何か
補欠合格とは、追加合格・繰り上げ合格の仕組みです。先に合格した受験生が入学を辞退した場合に、代わりに入学が認められることを指します。
私立大学の入試では、複数の大学を併願するのが一般的です。大まかに次の3つを受験する受験生が多くなります。
- 滑り止め
- 第一志望
- 挑戦校
この受験の仕方では、一人の受験生が複数の大学に合格することがあります。進学先は一つしか選べないため、残りの大学は辞退することになります。辞退で空いた席を埋めるため、繰り上げで追加合格を出す仕組みが補欠合格です。
併願校の組み方を考えるときは、合格しやすさの幅を把握しておくと判断しやすくなります。難易度の推移は立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事も参考になります。
早稲田大学の補欠合格はいつ・どこで発表されるのか
補欠者の発表は一般選抜(学力試験の得点で合否を決める通常の入試)の合格発表と同じタイミングで、確認方法はWEB上です。電話での連絡を待つ形ではありません。
補欠者は合格発表と同時に発表
補欠者は一般選抜の合格発表時に発表されます。ただし補欠者に入っても全員が合格するわけではありません。合格者がどれだけ辞退するかによって、繰り上げの枠の数が決まるからです。
電話ではなくWEB上での発表
補欠合格の発表も、通常の合格発表と同じくWEB上で行われます。発表の開始時刻は、各学部の合格発表日の10:00です。合否を確認するサイトへのQRコードを読み込んで確認します。
2023年の補欠合格発表日
2023年の補欠合格発表日は次のとおりでした。発表日は年度や学部によって変わるため、2027年度入試で出願する場合は最新の募集要項で確認します。
| 学部 | 補欠合格発表日 |
|---|---|
| 政治経済学部 | 3月17日 |
| 法学部 | 3月9日、3月17日 |
| 教育学部 | 3月17日 |
| 商学部 | 3月16日 |
| 社会科学部 | 3月12日、3月18日 |
| 国際教養学部 | 3月8日、3月16日 |
| 文化構想学部 | 3月16日 |
| 文学部 | 3月16日 |
| 基礎理工学部 | 3月10日、3月19日 |
| 創造理工学部 | 3月10日、3月19日 |
| 先進理工学部 | 3月10日、3月19日 |
| 人間科学部 | 3月19日 |
| スポーツ科学部 | 3月16日 |
学部別の補欠者数と補欠合格者数
補欠者の人数も、そこから繰り上がった人数も、学部によって差があります。公表された数値は次のとおりです。「–」は人数が示されていない項目です。
| 学部 | 補欠者数 | 補欠合格者数 | 合格者の割合 |
|---|---|---|---|
| 政治経済学部 | 199 | – | – |
| 法学部 | 184 | 112 | 60.87% |
| 教育学部 | 767 | 248 | 32.33% |
| 商学部 | 346 | – | – |
| 社会科学部 | 291 | 38 | 13.06% |
| 国際教養学部 | 150 | 80 | 53.33% |
| 文化構想学部 | 277 | – | – |
| 文学部 | 278 | 189 | 67.99% |
| 基礎理工学部 | 274 | 112 | 40.88% |
| 創造理工学部 | 143 | 35 | 24.48% |
| 先進理工学部 | 290 | – | – |
| 人間科学部 | 302 | – | – |
| スポーツ科学部 | 91 | 91 | 100.00% |
割合が示されている学部を、高い順に並べ替えると次のようになります。
| 順位 | 学部 | 合格者の割合 |
|---|---|---|
| 1位 | スポーツ科学部 | 100.00% |
| 2位 | 文学部 | 67.99% |
| 3位 | 法学部 | 60.87% |
| 4位 | 国際教養学部 | 53.33% |
| 5位 | 基礎理工学部 | 40.88% |
| 6位 | 教育学部 | 32.33% |
| 7位 | 創造理工学部 | 24.48% |
| 8位 | 社会科学部 | 13.06% |
最も割合が高いのはスポーツ科学部で、補欠者が全員補欠合格となっています。文学部、法学部、国際教養学部も、補欠者の半数を超える人数が繰り上がっています。一方で社会科学部のように、繰り上がる割合が小さい学部もあります。
補欠合格の対象外となる学部・方式
補欠合格はすべての学部・方式で実施されるわけではありません。次の方式は補欠合格の対象外です。
- 文化構想学部 一般(英語4技能テスト利用方式/外部の英語試験のスコアを出願や判定に使う方式)、一般(共通テスト利用方式)
- 文学部 一般(英語4技能テスト利用方式)、一般(共通テスト利用方式)
- 人間科学部 一般(共通テスト+数学選抜方式)
また共通テスト利用入試(大学入学共通テストの得点で合否を決める方式)でも補欠合格はありません。出願する方式が補欠合格の対象かどうかは、出願前に確認しておきます。
英語で差がつく方式を併願する場合は、学部ごとの出題傾向の違いも押さえておくと準備しやすくなります。たとえば青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策のように、学部単位で求められる力は変わります。
よくある間違い
よくある間違いは、補欠者の通知を「ほぼ合格」と受け取り、他大学の手続きを止めてしまうことです。繰り上げの枠は辞退者が出てから決まるため、通知の時点で入学できるかは確定していません。
回避策は二つあります。一つは、補欠の連絡を待つ間も、すでに合格している大学の入学手続き期限と納入金の締切日を一覧にしておくことです。もう一つは、進学先を一つ確保したうえで補欠の結果を待つことです。入学金の締切日や返還の扱いは大学ごとに違うため、学習院大学の学費と入学金の締め切り日をまとめた記事のように、大学別に確認しておくと判断を間に合わせやすくなります。
FAST-UPが見てきた補欠合格待ちのつまずき
指導現場で目立つのは、補欠者の通知が出た時点で学習と情報収集の両方が止まってしまうことです。結果を待つ時間が長引くほど、後期日程や他大学の手続きへの切り替えが遅れます。
もう一つのつまずきは、補欠合格を前提に受験計画を組んでしまうことです。補欠合格を最初から当てにした計画は、見通しが立ちません。枠の数が辞退者の人数で決まり、学部や年度によって変わるからです。
一方で、補欠の連絡が来たときに迷わず動けた受験生は、あらかじめ手続き書類と締切を整理していたケースが多くなります。補欠は「待つもの」ではなく「準備しておくもの」と考えると、動き方が変わります。
まとめ
要点は次の3つです。
- 補欠合格とは、合格者が辞退した場合に代わりに入学が認められる仕組み
- 補欠者は一般選抜の合格発表と同時に発表され、確認はWEB上で行う
- 補欠合格者の割合が最も高いのはスポーツ科学部で、学部ごとに差が大きい
補欠合格は受験生が気になる情報です。ただし合否が自分の得点以外の要素で決まる部分が大きいため、一般選抜で合格を取りに行く準備を続けることが基本になります。
よくある質問
Q. 早稲田大学の補欠合格は電話で連絡が来ますか。 A. 補欠合格の発表はWEB上で行われます。通常の合格発表と同じ方法で、各学部の発表日の10:00から確認できます。電話連絡を待つ形ではないため、発表日と確認手順を控えておきます。
Q. 補欠者に選ばれれば、いずれ合格できますか。 A. 補欠者に入っても全員が合格するわけではありません。繰り上げの枠は合格者の辞退数で決まるため、学部によって繰り上がる割合は大きく異なります。公表された割合では、スポーツ科学部が最も高く、社会科学部は低い水準でした。
Q. 共通テスト利用入試でも補欠合格はありますか。 A. 共通テスト利用入試では補欠合格はありません。文化構想学部と文学部の一般(英語4技能テスト利用方式)、人間科学部の一般(共通テスト+数学選抜方式)も対象外です。
Q. 補欠の結果を待つ間は何をしておけばよいですか。 A. 合格している大学の入学手続き期限と納入金の締切日を整理し、進学先を一つ確保しておきます。後期日程を受験する場合は、その対策も並行して進めます。


