早稲田大学の強みをポリシー・社会貢献・教育から考察
「早稲田大学の強みが知りたい!」
FAST-UP
早稲田大学の強みは、学生の主体性を引き出す教育方針、気軽にボランティアへ参加できる環境、質が高く興味深い授業の3点に整理できます。ポリシー・社会貢献・教育内容の順に、それぞれの根拠を見ていきます。
2026年9月時点の情報です。
早稲田大学の強みをポリシーから考察
ポリシーを並べて読むと、専門性を土台に社会へ貢献する人材像が一貫していることがわかります。大学が公開している3つのポリシーは、入学前・在学中・卒業時のそれぞれに対応しています。
| ポリシー | 意味 | 早稲田大学の内容 |
|---|---|---|
| ディプロマ・ポリシー | 卒業までに身につけてほしい能力を示したもの | 専門性に基づく知見を活用し、より良き社会・世界の実現に貢献できる人材 |
| カリキュラム・ポリシー | ディプロマ・ポリシー達成のための教育方法の基本的な考え方 | 学生参加型の教育と、プロジェクト型教育を重視 |
| アドミッション・ポリシー | 大学が求める生徒像、期待する生徒の姿 | 文理を超えた幅広い学習と、継続的で深い学習経験 |
ディプロマ・ポリシー
ディプロマ・ポリシーとは、その大学の授業を受けることでどんな能力を習得してほしいかを示したものです。早稲田大学のディプロマ・ポリシーは次のように示されています。
「たくましい知性」と「しなやかな感性」を有し、自らの専門性に基づく知見を活用して、国籍、エスニシティ、言語、信条などに関わらず、人としての尊厳と多様な価値観や生き方を尊重し、様々な地域社会や環境・文化を包摂したより良き社会・世界の実現に貢献できる人材。
専門性を身につけた学生の世界的な活躍を期待していることが読み取れます。
カリキュラム・ポリシー
カリキュラム・ポリシーとは、ディプロマ・ポリシーを達成するための教育方法について基本的な考え方を示したものです。つまり、どんなことを大切にして教育をしているかを表します。
早稲田大学のカリキュラム・ポリシーの特徴は次の2点です。
- 演習・ゼミ(少人数で研究テーマを掘り下げる授業形式)や双方向型の授業による学生参加型の教育
- フィールドワーク(現地に出て調査・観察を行う活動)も活用したプロジェクト型教育
グローバル化が進む現代では、知識を知っているだけでは十分とは言えません。実際に使える能力を身につけることが重視されます。早稲田大学は、使える知識を身につける方向の教育を掲げていることがわかります。
アドミッション・ポリシー
アドミッション・ポリシーとは、学校が求める生徒像、期待する生徒の姿を示したものです。早稲田大学のアドミッション・ポリシーでは、次の内容が示されています。
「文理を超えて幅広い教科・科目などを学習し、さらに、多様かつ深い学習経験を継続的に積みあげてもらいたい」
ここからは、専門的な能力を身につけるための基礎力が求められていると読み取れます。文理を超えた幅広い教科・科目の学習と、継続的な学習経験を挙げているためです。この姿勢が入試の難しさにもつながっていると考えられます。
早稲田大学の強みを社会貢献から考察
早稲田大学の強みは、高い能力を身につけられることだけではありません。ボランティア活動にも組織として取り組んでいます。
WAVOC(平山郁夫記念ボランティアセンター)でのボランティア
WAVOCは早稲田大学によるボランティアセンターです。学生がボランティアを通して成長し、長期的に社会に貢献することを応援しています。
実施されている活動の例は次のとおりです。
- 震災について忘れないための活動
- 子どもたちと楽しみながら英会話をする活動
- 公園での清掃活動
「ボランティアに参加したいけど、何からやればいいんだろう」という学生をサポートする役割を担っています。ボランティア専用のセンターがあることは、早稲田大学の強みと言えます。活動の種類や始め方が分からない段階でも、相談できる窓口が決まっているためです。
早稲田大学の強みを教育内容から考察
教育内容の面では、授業そのものの中身と、グローバル教育の充実が強みになります。
授業の質が高く興味深い
早稲田大学の強みの1つ目は、授業の質が高く興味深いことです。
早稲田大学の教授陣は、豊富な研究歴や実務経験を持つ方が多くいます。そのため、教授が研究している発展的な内容や、著名人とのエピソードなどを授業で聞くことができます。
また、カリキュラム・ポリシーに示されている通り、授業は学生が参加する形が重視されています。経歴の豊かな教授と近い距離で学べる授業は、教科書を読むだけでは得られない学びにつながります。
グローバル教育がさかん
早稲田大学の強みの2つ目は、グローバル教育がさかんなことです。
インターネットの発達で国の垣根が低くなった現代では、グローバルに動ける人材が求められます。一方で、日本の学生には次の課題を抱えるケースが見られます。
- 英語を実際に使う場面で力を発揮できない
- 自己主張が弱くなりやすい
こうした状況を受け、各大学がグローバル化に対応しようとしています。早稲田大学では2004年に国際教養学部を設置しました。
国際教養学部では、日本にいながら他の国の文化や教養、日本との違いを学べます。留学生を積極的に受け入れ、すべての授業を英語で行っているためです。さらに、日本語を母語とする学生は一年間の留学が必須とされています。英語の負荷が高い入試に向けた対策の進め方は、青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策も参考になります。
よくある間違い
ポリシーを読まずに学部名のイメージだけで志望先を決めてしまうのが、よくある間違いです。学部名が似ていても、授業の進め方や卒業までに求められる力は異なります。
回避策は、志望学部のディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシーを読み、入学後に取り組む活動を具体的に書き出すことです。演習中心なのか、フィールドワーク中心なのかを確認すると、入試科目の重みづけも納得しやすくなります。
FAST-UPが見てきた早稲田志望者のつまずき
指導の現場で目立つのは、「早稲田大学に行きたい」という思いが先に立ち、学部と受験方式の違いを後回しにしてしまうケースです。早稲田大学は学部ごとに科目構成や問題の性格が異なるため、学部を決めないままだと対策が散らばります。
もう一つ多いのが、参加型の授業や留学といった魅力に惹かれる一方で、入試で問われる基礎の積み上げが止まってしまうパターンです。アドミッション・ポリシーが幅広い学習を挙げている通り、特定科目だけを伸ばす進め方では足元が揺らぎます。
併願校を含めた全体像を早めに描けている受験生は、直前期に迷いが少なくなります。立教大学の学部別の偏差値推移のような難易度の動きや、学習院大学の4年間の学費と奨学金制度のような費用面も、同じ時期に確認しておくと判断がぶれません。
まとめ
早稲田大学の強みは次の3点です。
- 学生の主体性を育てる教育方針
- 気軽にボランティアに参加できる環境
- 質が高く興味深い授業
ポリシー・社会貢献・教育内容のいずれから見ても、専門性と社会との接点を重視する姿勢が共通しています。志望校を決める際の判断材料として活用できます。
よくある質問
Q. 早稲田大学の強みを一言でまとめるとどうなりますか。 A. 学生が参加して学ぶ教育方針と、学外での活動を支える環境がそろっている点です。ポリシーに示された人材像と、WAVOCや国際教養学部の仕組みが結びついています。
Q. ボランティアに興味がなくてもWAVOCは関係がありますか。 A. 関係します。WAVOCは学生がボランティアを通して成長し、長期的に社会へ貢献することを支援する組織です。何から始めればよいか分からない段階でも相談できるため、興味が後から出てきた場合にも使えます。
Q. 英語に苦手意識がある場合、早稲田大学は向いていませんか。 A. すべての授業を英語で行う国際教養学部を志望する場合は、高い英語力が前提になります。学部によって科目構成や英語の比重は異なるため、まず志望学部のポリシーと入試科目を確認するのが先です。
Q. 学部を決める前に何を見ておけばよいですか。 A. ディプロマ・ポリシーとカリキュラム・ポリシー、そして入試科目の3点です。加えて、併願校の難易度や学費も同時期に調べておくと、出願時期に判断が揺れにくくなります。


