早稲田大学eスクール(通信教育課程)は誰でも入れるって本当?学費は高い?設置学科も紹介
大学の中には毎日通うのではなく、通信教育で勉強を行っていく
大学の中には毎日通うのではなく、通信教育で勉強を行っていく、いわゆる「通信教育課程」があります。難関大学と知られる早稲田大学でも早稲田大学eスクールとして通信教育課程があります。
早稲田大学eスクールは誰でも入れるのか、学費はどれくらいなのか、どんな学科があるのか、ご紹介します。
早稲田大学のeスクール(通信教育課程)は誰でも入れる?落ちる人はいない?
通信教育課程とはいえ、早稲田大学のeスクールに入るのは誰でもできるのか、そこが気になるところですが、結論から言えば、通信教育課程とはいえ、落ちる人は落ちます。
多くの通信制では落ちる可能性は低いですが、早稲田や慶應に関しては落ちることもあります。2022年度の一般選抜の結果を見ると、全体で1.6倍の倍率となっており、落ちる人がいることが明らかに。
誰でも入れるわけではなく、しっかりと選考が行われるので注意が必要です。
早稲田大学のeスクール(通信教育課程)のコースは2種類
早稲田大学のeスクールにはコースが2つ存在します。この2つのコースについてご紹介します。
αコース
αコースは2年次から編入できるコースとなっており、最短3年で卒業が可能です。そのため、既に別の大学を卒業している学生や高専の卒業生、そして、1度別の大学を中退した人などが出願対象となります。
四年制大学の卒業者は32単位が免除となるなど、卒業に必要な単位が軽減されます。そのため、ある程度負担は軽減されますが、レベルA・レベルB・レベルCで必修科目があるので、必修科目を落とさないようにしていくことが求められます。
βコース
βコースは最短4年で卒業するタイプのコースです。こちらは高校卒業者や高等学校卒業程度認定試験、旧大検合格者であれば出願ができます。レベル1からレベル4までがあり、ゼミや卒業研究もあります。
他の学科の専門科目をたくさん履修できるので、学びたいことを学べる一方、データリテラシーなどのリテラシー科目もあって総合的な知識・学力が身につきます。
早稲田大学のeスクール(通信教育課程)の学科
ここからは早稲田大学のeスクールに存在する学科についてご紹介します。
人間環境科学科
人間環境科学科は、人間と環境に関する分野を学びながら、SDGs持続可能な社会に関する考え方を身につけていく学科です。この場合の環境は地球環境の環境に限らず、人間を取り巻く環境、システム、これまでの文化や社会の在り方などが含まれます。
この「環境」を生命の誕生から振り返っていくほか、社会学や考古学など様々な面から学んでいくことでより深く知ることができます。人間環境科学科では4つの学系があり、生物・環境系、文化系、社会系、心理・行動系に分けられます。
それぞれの学系で気になるものがあれば、その学系を深掘りしていくことでより理解を深めながら学びにつなげられるようになっています。
健康福祉科学科
健康福祉科学科は、健康福祉を考える学科です。社会の仕組みから考えていくほか、医学や教育学など様々な観点から考えていくのが特徴的です。そのため、派閥横断的に複数の学問を学びながらより深いところまで学んでいくことができます。
人間環境科学科同様、4つの学系で構成されており、健康・生命系、医工人間学系、保健福祉系、臨床心理系の4つです。これらを満遍なく学ぶこともできれば、どれか1つに比重を置いて学んでいくことも可能です。
既に資格を得て社会人として働く人が、この学科に入ることで今あるキャリアに活かしながら、いい意味で変化させて本業に活用しており、受講する効果を感じさせます。
人間情報科学科
人間情報科学科は、コンピューターなどの技術はもちろんのこと、情報に触れる際のシステムやデザインを科学的に学習して理解していく学科です。コミュニケーションを重ねていく中でどのような心境の変化があるかなどを、研究を重ねていって学びます。
人間情報化悪かに関しては5つの学系で構成されており、情報科学系、認知科学系、人間工学系、教育工学系、コミュニケーション学系の5つがあります。情報そのものを研究するほか、情報を認知すること、コミュニケーションそのものの研究などが学べます。
この学科の卒業生には、自ら起業をした経営者が再び学び直すケースもあるなど、今までの経験などをアップデートしていき、より上のステージを目指すケースも見受けられます。
早稲田大学のeスクール(通信教育課程)の募集要項・入試日程
ここからは早稲田大学のeスクールに関して、募集要項や入試日程の情報をご紹介していきます。
募集人員は3学科共通で、αコースβコースそれぞれ50名ずつ、1学科100人、全体で300人となっています。2023年に入学する人を対象とした試験日程では、2022年8月1日から9月30日が「出願資格確認・審査」の申請期間となっており、その後、10月17日から10月31日の「出願期間」にエントリーを行います。
eスクールは1次選考が書類選考、2次選考が面接となっており、1次選考は11月18日に合格発表があり、12月10日・11日で2次選考、最終的な合格発表は12月16日でした。
ちなみに「出願資格確認・審査」は、日本国外の高等教育機関の出身者が出願資格があるかどうかを尋ねたり、過去に取得した単位がどれくらい認定できるかを前もって確認したりするのに設けられているので、これらに該当しない場合は10月17日から31日の出願期間に向けて調整を行いましょう。
早稲田大学のeスクール(通信教育課程)の特徴
ここからは早稲田大学のeスクールに関する特徴についてご紹介していきます。
早稲田のブランド力で知名度が高い
早稲田大学のeスクールの最大の特徴は、何と言っても早稲田のブランド力にあります。過去にはフィギュアスケートの羽生結弦選手などが卒業しており、多くの芸能人が早稲田大学のeスクールで学んでおり、多くの人に知られた存在です。
こうした有名人たちの入学や卒業もあり、早稲田のeスクールの知名度は高まり、同時に難易度も高まって落ちてしまう人も出てくる状況です。
日本初!ほとんどの授業をeラーニングで完結
通信制の場合、スクーリングとして一定期間キャンパスを訪れるなど、完全にネット上で完結することはほぼないとされています。慶應の通信制も一定期間は通わなければならず、海外に住む人はそこがネックとなっていました。
しかし、早稲田大学のeスクールは大学の講義はもちろんのこと、講義の質問などはBBSで行い、レポートの提出などもネットで行えるため、海外に住む人であっても安心してeスクールで学ぶことができます。
こうしたインターネットを最大限に活用した通信教育課程は早稲田大学のeスクールが初めて行っており、コロナ禍のように一時外出するのも憚られた時期であっても、安心して自宅で学ぶことができたというのも早稲田大学のeスクールならではと言えます。
ちなみに卒業研究発表の際には所沢キャンパスで行く必要がありますが、所沢キャンパスに足を運ぶのはそれくらいです。
他の通信制大学と比較し卒業率が高い
一般的に通信制は友人などもできにくいので、限界を感じたらあっさり諦め、多忙を理由に中退するケースも少なくありません。過去の調査では通信制大学の平均卒業率は15%程度で、キャンパスで4年間学ぶ一般の学生の卒業率と比べるとはるかに下という状況です。
出席していれば単位がもらえる授業というものが通信制にはないため、内容を理解しているか常に求められ、シビアに判定されるのも通信制の難しさと言われています。
しかし、早稲田大学のeスクールの場合は過半数が無事に卒業をしており、また2割ほどの人が大学院へ進学しています。モチベーションが高い人がeスクールに入っていると考えられます。
クラス制なので手厚いサポートが受けられる
早稲田大学のeスクールではクラス制が採用されています。このクラスは各科目上限30人程度なので、1人1人に教育が行き届きやすくなり、普通の大学よりも指導がきめ細やかになりやすいです。
担当の教員がクラスにつくほか、教育コーチと呼ばれる人もつくので、勉強のサポートを行ってくれます。教育コーチは学位を持ち、自らも研究を行っている専門家。BBSへの質問や採点、ゼミの担当など様々な役割を担っています。
早稲田大学のeスクール(通信教育課程)の学費は高め
ここで気になるのが早稲田のeスクールの学費ですが、実は他の通信制大学と比べると若干高めとされています。1年次入学でだいたい50~70万円で収まる大学もある中、早稲田大学では35,200円の単位料に登録単位数をかけたものが授業料となります。
つまり、上限の40単位を受講する場合、140万円以上かかってしまうのです。これに入学金も加わると160万円になります。4年間通うと500万円近い学費となるため、他の通信制とは明らかに違います。
通信制大学の中で安い学費のところは4年間で100万円を切るところもあるため、その値段の違いは明らかです。卒業率が高いのは、これだけ高い学費をかけて辞めるわけにはいかないという思いもあると考えられます。
奨学金制度が充実
早稲田大学のeスクールでは奨学金制度が充実しており、高い学費を少しでもカバーするために活用することも可能です。
例えば、eスクール一般給付奨学金では一定の在学期間を経験した学生を対象に、1単位あたり1万円の奨学金を受け取れます。またeスクール特別給付奨学金では、障害を抱えていたり、児童養護施設の出身者だったりした場合も1単位あたり1万円の奨学金が給付されます。
また一般の奨学金である、小野梓記念奨学金や校友会給付奨学金も用意されているほか、貸与ではあるものの日本学生支援機構の奨学金を利用することもできます。
まとめ
ほとんどキャンパスに足を運ばず、オンライン上でほとんど成立するeスクール。忙しい人でも学べるのがいいところと言えます。学費は高いですが、奨学金が充実しており、ある程度の負担軽減も可能です。
そして、意識が高い学生が多く、卒業率も高いので改めて学び直したい方におすすめです。
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