早稲田大学の人気学部ランキング|評判・倍率・入りやすさ
「早稲田大学の人気の学部ってどこ?」
FAST-UP
早稲田大学で人気が高いのは、評判では政治経済学部・文化構想学部・社会科学部、倍率では商学部・社会科学部・文学部です。入りやすさではスポーツ科学部・人間科学部・教育学部が狙い目とされます。
2026年9月時点の情報です。
3つの軸で見た順位をまとめると、次のようになります。
| 順位 | 評判 | 倍率 | 入りやすさ |
|---|---|---|---|
| 1位 | 政治経済学部 | 商学部 | スポーツ科学部 |
| 2位 | 文化構想学部 | 社会科学部 | 人間科学部 |
| 3位 | 社会科学部 | 文学部 | 教育学部 |
以下で、それぞれの学部の中身と評価の理由を順に見ていきます。
早稲田大学の人気学部ランキング【評判編】
評判で見ると、上位は政治経済学部・文化構想学部・社会科学部です。入試難易度の高さ、学べる内容の面白さ、学部の雰囲気が評価されています。
- 第3位:社会科学部
- 第2位:文化構想学部
- 第1位:政治経済学部
一つずつ解説します。
第3位:社会科学部
評判編の第3位は社会科学部です。社会科学部は、社会問題について学べる学部です。
法律、経済、政治学、社会学、人間科学など幅広い分野を学ぶことができ、実践的な教育を受けられます。
多かった評判は次のとおりです。
- 幅広く勉強することが重要だと思うから
- 授業の難易度が低く、単位が取りやすいと聞いたから
1、2回生のころは幅広く勉強し、3回生から専攻を決めるというシステムから、「何を勉強するかは幅広く学んでから決めたい」という生徒に人気です。
第2位:文化構想学部
評判編の第2位は文化構想学部です。文化構想学部は、芸術、文化、メディアなどについて学べる学部です。
音楽、演劇、美術、映像など様々な芸術についても学ぶことができ、クリエイティブな分野で活躍できる人材を育成しています。
多かった評判は次のとおりです。
- 女子が多くうらやましい
- 学んでいることが楽しそう
男女比が6:4と女性が多いことや、興味深い学習内容が人気につながっています。
第1位:政治経済学部
評判編の第1位は政治経済学部です。政治経済学部は、次の3つの学科から成ります。
- 政治学科
- 経済学科
- 国際政治経済学科
グローバルに活躍できる人材育成を目指しています。たとえば留学生を積極的に受け入れることで、学部内に当たり前に外国人がいる環境を作っています。
多かった評判は次のとおりです。
- 最も頭がよく、就活でも優遇されそう
- 館内が最もきれい
同じ「国際」系の学部に関心があるなら、青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策も併願検討の材料になります。
早稲田大学の人気学部ランキング【倍率編】
倍率で見ると、上位は商学部・社会科学部・文学部です。志願者が集まりやすい学部ほど、同じ学力でも合格のハードルが上がります。
| 順位 | 学部 | 倍率の目安 |
|---|---|---|
| 1位 | 商学部 | 11倍 |
| 2位 | 社会科学部 | 9.4倍 |
| 3位 | 文学部 | 8.1倍 |
なお、倍率ランキングは目安として使うのが安全です。倍率は募集人数と志願者数の両方で決まるため、年度によって順位が入れ替わります。
第3位:文学部
倍率編の第3位は文学部です。倍率は8.1倍。文学部は早稲田大学の中でもっとも多くのコースがある学部です。
具体的には以下の18コースがあります。
- 哲学コース
- 東洋哲学コース
- 心理学コース
- 社会学コース
- 教育学コース
- 日本語日本文学コース
- 中国語中国文学コース
- 英文学コース
- フランス語フランス文学コース
- ドイツ語ドイツ文学コース
- ロシア語ロシア文学コース
- 演劇映像コース
- 美術史コース
- 日本史コース
- アジア史コース
- 西洋史コース
- 考古学コース
- 中東・イスラーム研究コース
自分の興味ある分野をしっかり学べる点が魅力です。文学、歴史が好きな人におすすめの学部です。
第2位:社会科学部
倍率編の第2位は社会科学部です。倍率は9.4倍。
社会科学部は歴史のある学部です。1966年に創設され、50年以上早稲田大学の看板学部として活動してきました。
しかし過去にとらわれているわけではありません。新しいものを次々取り入れて進化し続けています。
たとえば2009年度からは、「コミュニケーションをとりながら自己の考えを主張できる人材の養成」を目標に設定し、カリキュラムを大幅にアップデートしています。コミュニケーション能力が重視される現代に合った学びは、社会に出てからも役立ちます。
また2011年には英語学位プログラム(授業も学位取得も英語で完結する課程)を開設し、「英語による授業」で単位が取れるようになっています。
第1位:商学部
倍率編の第1位は商学部です。倍率は11倍。
一般に商学部は、企業がヒト、モノ、カネ、情報などの資源をどのように利用し、それによってどのようなビジネスを展開するかを中心に研究します。
しかし早稲田大学商学部では、商学をビジネス研究だけでなく、経済社会を豊かにすることを目指す学問と捉えています。そのため一般的な商学部よりも経済学の要素が色濃く反映された学部といえます。
商学部では学科をトラック(専門分野ごとの履修コース)と呼びます。トラックは次の6つです。
- 経営トラック
- 会計トラック
- マーケティング・国際ビジネストラック
- 金融・保険トラック
- 経済トラック
- 産業トラック
様々な分野に分かれていることがわかります。商学部はネットでの情報発信も行っているため、受験を考えている人は一度目を通しておくとよいでしょう。
早稲田大学の人気学部ランキング【入りやすさ編】
入りやすさで見ると、上位はスポーツ科学部・人間科学部・教育学部です。偏差値の数字ではなく、出題形式と併願のしやすさが理由になっています。
- 第3位:教育学部
- 第2位:人間科学部
- 第1位:スポーツ科学部
第3位:教育学部
入りやすさ編の第3位は教育学部です。教育学部は、次のように学科・専攻が細かく分かれています。
| 学科・専攻 | 定員 |
|---|---|
| 教育学科/教育学専攻[教育学専修、生涯教育学専修、教育心理学専修] | 100名 |
| 教育学科/初等教育学専攻 | 20名 |
| 国語国文学科 | 80名 |
| 英語英文学科 | 80名 |
| 社会科/地理歴史専修、公共市民学専修 | 145名 |
| 理学科/生物学専修、地球科学専修 | 50名 |
| 数学科 | 45名 |
| 複合文化学科 | 40名 |
複数の学科を受けることで、その年に人気が低かった学科で合格をつかめる可能性があります。さらに学科ごとの配点もほぼ同じで、個別の対策が必要ない点も利点です。
第2位:人間科学部
入りやすさ編の第2位は人間科学部です。入りやすいわけは特殊な問題形式にあります。
というのも人間学部の英語は300〜500文字程度の短文がたくさん出題される形です。1000〜2000文字の長文を出題する大学が多い中で、短文中心の出題は珍しい形式です。
英語は当然、長文の方が難易度は上がります。論理的に展開していく話を長い間追い続けなければならないからです。
反対に短文は英語が苦手な人にとってチャンスで、得点差がつきにくくなります。英語で合否が決まりやすい私大入試において、英語の難易度が相対的に低い人間科学部は入りやすい学部といえます。
第1位:スポーツ科学部
入りやすさ編の第1位はスポーツ科学部です。理由は小論文があるからです。250点のうち50点が小論文になります。
一般的な学生は小論文の書き方を習ったことがありません。また第一志望がスポーツ科学部ではない人は、小論文の対策なしで受験することもあります。
このような受験生が多い中で、しっかり小論文対策をすれば十分勝つことは可能です。逆転合格が起きやすい学部といえます。
よくある間違い:倍率の低さだけで「入りやすい」と判断する
よくある間違いは、倍率の数字だけを見て出願先を決めてしまうことです。倍率は志願者数と募集人数で決まるため、科目の難易度や相性は反映されません。
回避策は、次の3点をセットで確認することです。
- 科目ごとの配点(英語の比重、小論文の有無)
- 出題形式との相性(長文中心か、短文中心か)
- 同一大学内で併願できる学科の数
この3点を踏まえると、倍率が高めの学部でも相性がよければ現実的な選択肢になります。逆に倍率が低くても、配点の大きい科目が苦手なら不利になります。
FAST-UPが見てきた早稲田志望のつまずきどころ
指導現場で多いのは、志望学部を「名前の印象」と「難易度の序列」だけで決めてしまうケースです。学部ごとに出題の癖が違うため、同じ早稲田大学でも対策の中身が変わります。
もう一つ目立つのが、併願学部を増やしすぎて対策が分散する形です。学部数を広げるほど過去問演習に割ける時間が減り、どの学部も詰め切れないまま本番を迎えがちです。教育学部のように配点構成が共通している学部群でまとめると、負担は抑えられます。
逆転が起きているのは、配点の大きい科目と自分の伸びしろが重なった受験生です。英語の形式が合う学部、小論文で差をつけられる学部を早い段階で見つけ、そこに時間を集めた人ほど最後に届いています。
早稲田大学の人気学部は学部カーストで上?
人気だけで学部カースト(学内で語られる学部の格付け)は決まりません。入試難易度、校舎の立地や設備、学部の雰囲気といった複数の要素が混ざって語られます。
たとえば政治経済学部は早稲田大学の中でも入試難易度が高いため、カーストが上と言われます。一方で教育学部は門から遠い場所にあり、建物もコンクリートのシンプルな作りであることから存在感が薄いと見られがちです。
あくまで学生の間で語られる話題であり、学びの質や就職での評価と一致するものではありません。学部選びの基準にするなら、学べる内容と入試の相性を優先するほうが合理的です。
他大学の学部ごとの難易度差を知りたい場合は、立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事も参考になります。
まとめ
早稲田大学の人気学部は、評判・倍率・入りやすさで顔ぶれが変わります。
- 評判で上位:政治経済学部、文化構想学部、社会科学部
- 倍率で上位:商学部、社会科学部、文学部
- 入りやすさで上位:スポーツ科学部、人間科学部、教育学部
志望学部を決めるときは、学べる内容と出題形式の相性を合わせて確認しておくと、出願の判断がぶれません。
よくある質問
Q. 早稲田大学で一番人気の学部はどこですか? A. 基準によって変わります。学生からの評判では政治経済学部が最上位に挙がり、志願者の集まりやすさ(倍率)では商学部が最上位です。「人気」が何を指すかを先に決めて比べると判断しやすくなります。
Q. 倍率が低い学部を選べば合格しやすいですか? A. 必ずしもそうではありません。倍率は志願者数と募集人数で決まるため、年度によって上下します。配点の大きい科目との相性や出題形式を確認したうえで判断するのが安全です。
Q. 人間科学部やスポーツ科学部は本当に入りやすいのですか? A. 出題形式の特徴から、対策次第で届きやすい学部とされています。人間科学部は英語が短文中心で得点差がつきにくく、スポーツ科学部は250点のうち50点が小論文です。小論文の対策を積める場合は、スポーツ科学部は有力な選択肢になります。
Q. 学部選びの前にオープンキャンパスへ行くべきですか? A. 校舎の立地や雰囲気を自分で確かめたい場合は有効です。早稲田大学は学部によって校舎の場所や設備の印象が異なるため、実際に見ると志望の優先順位が整理できます。開催日程は大学公式サイトで確認してください。
Q. 併願する学部はいくつが適切ですか? A. 過去問演習に使える時間から逆算して決めます。学部を増やすほど1学部あたりの演習量は減るため、配点構成が近い学部でまとめると負担を抑えられます。


