早稲田大学の優秀な学部ランキング|文系・理系別
日本で最も古い私立大学にして、難関大学としても知られる早稲田大学。
FAST-UP
偏差値で見ると、早稲田大学の文系トップは政治経済学部、理系トップは先進理工学部です。文系は国際教養学部、商学部、文学部、文化構想学部が続き、私立文系では最高水準。理系も慶應義塾大学と並ぶ位置にあります。
2026年9月時点の情報です。
日本で最も古い私立大学であり、難関大学としても知られる早稲田大学。多くの学部を擁しており、どの学部も高い水準にあります。ここでは偏差値を基準に、理系・文系それぞれの学部ランキングと学びの中身を整理します。
早稲田大学の優秀な学部ランキング【理系】
理系は3学部体制で、いずれも高い偏差値帯に並びます。まず全体像を表で確認します。
| 順位 | 学部 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 1位 | 先進理工学部 | 62.5〜67.5 |
| 2位 | 基幹理工学部 | 65.0 |
| 3位 | 創造理工学部 | 62.5〜65.0 |
第3位:創造理工学部
創造理工学部は偏差値が62.5〜65.0と、他の理系大学と比べてもそん色ない水準です。建築学科や社会環境工学科など、いわゆるインフラを中心とした学びが行える学部となっています。
キーワードとして「人間」「生活」「環境」があり、今の社会が抱える問題を工学的な観点から解決できるよう、知識を磨いていきます。
第2位:基幹理工学部
基幹理工学部は偏差値が65.0と高めです。創造理工学部や先進理工学部と違い、学系Ⅰ〜Ⅲに分けられており、1年次は学系ごとに授業を進め、2年になる段階でどの学科に入るかを選択します。
基幹理工学部は数理科学や基礎工学を中心としており、科学技術の基礎を固めて未来に役立つスキルを磨きます。3つの理系学部の中では男性の割合が一番多いのも特徴的です。
第1位:先進理工学部
先進理工学部は偏差値が62.5〜67.5と非常に高く、文系学部に匹敵する水準です。67.5をマークしているのは生命医科学科です。生命医科学科では生命科学、生命工学のほか医学も学び、生命と理工学のハイブリッドでスキルを伸ばせます。
自然科学をベースに置く先進理工学部では、理工学だけでなく医学を含めた先端科学の技術向上を目指します。新しい物質を生み出すなど、今の暮らしを大きく変えるための知識をつけていきます。
早稲田大学の優秀な学部ランキング【文系】
文系は偏差値70.0に届く学部が複数あり、上位は僅差です。順位と偏差値を先にまとめます。
| 順位 | 学部 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 1位 | 政治経済学部 | 67.5〜70.0 |
| 2位 | 国際教養学部 | 70.0 |
| 3位 | 商学部 | 67.5〜70.0 |
| 4位 | 社会科学部 | 67.5 |
| 5位 | 文学部 | 67.5〜70.0 |
| 6位 | 文化構想学部 | 67.5〜70.0 |
| 7位 | 法学部 | 67.5 |
| 8位 | 人間科学部 | 62.5〜65.0 |
| 9位 | 教育学部 | 60.0〜67.5 |
第9位:教育学部
教育学部は偏差値60.0〜67.5とかなり幅があります。学科が多く細分化されているのが特徴で、60.0を記録しているのは数学科のみ、全体としては62.5や65.0が目立ちます。
人気が高い教育学専攻は3専修制を採用しています。教育学、生涯教育学、教育心理学に分けられ、教育全般、全世代に活用できる社会教育活動、教育に活用できる心理学など、それぞれの専修で学べます。
第8位:人間科学部
人間科学部は偏差値62.5〜65.0です。所沢にキャンパスがあり、他の学部と比べると落ち着いた環境の中で勉学に励めます。
人間環境、健康福祉、人間情報の3つの学科があり、地球レベルの課題や地域コミュニティが抱える問題の解決策を見出す知見を深めます。健康福祉科学科のように医学や工学的な学びを取り入れるなど、総合的な学習が行えるのも特徴です。
第7位:法学部
法学部は偏差値67.5です。早稲田大学創立当時からある伝統的な学部であり、国際社会でも通用するリーガルマインド(法的なものの考え方)を養います。法学の学びを通じて問題解決能力やプレゼン能力なども鍛えていきます。
法学部では法律主専攻履修モデルと副専攻履修モデルが用意されています。法曹関係の仕事を目指すモデル、渉外法務などを目指すモデルに加え、英語圏地域研究など国際的な感覚を養う副専攻履修モデルもあり、本格的な設計です。
第6位:文化構想学部
文化構想学部は偏差値67.5〜70.0です。もとは第一文学部と第二文学部の再編によって誕生した学部で、文学部と共通している部分も見られます。
最初の1年で基礎的な学習を行い、その後は6つの論系に分かれます。複合文化論系や文芸・ジャーナリズム論系など幅が広く、興味を持てる学びを追求していけます。
第5位:文学部
文学部は偏差値67.5〜70.0と文化構想学部と変わりません。再編に伴い新たな文学部として誕生しましたが、古くからある学部の1つです。1年生で基礎的な教育を学び、2年からコースに所属する流れは文化構想学部と同じです。
文学部には18のコースがあり、文化構想学部との違いを打ち出しています。哲学や文学、演劇映像など選択肢が多く、最初の1年で何を学ぶか決めるのが悩ましいところです。文学部と文化構想学部は垣根が低く、いいライバル関係です。どちらも第一文学部と第二文学部の再編から生まれ、1年次に基礎教育、2年次からコース・論系に分かれる流れが共通しているためです。
第4位:社会科学部
社会科学部は偏差値67.5です。もとは夜間学部でしたが、他の学部と同様に昼間の学部となり、人気が急上昇中です。社会科学などを中心に展開するほか、現代社会が抱える複数の問題を題材として、問題解決を図るスキルを磨きます。
ゼミの数が60以上あるため、1つ1つのゼミの人数は少なく、きめ細やかな教育と学習がなされます。ゼミが2年次から始まるのも特徴的です。
第3位:商学部
商学部は偏差値67.5〜70.0と、ここから70.0に手が届きます。明治時代に設置された学部で、数学、会計学、経済学を基礎科目として必修とし、本格的な商学の知識を身につけていきます。
必修で学んだ知識をより強化するため6つのコースに分かれ、将来を想定した履修が行えます。外国語教育にも力を入れており、長い時間をかけて2つの外国語を学びます。公認会計士を多く輩出しているほか、寄附講座(企業などの支援で開講される講座)が充実しているのも特徴です。
第2位:国際教養学部
国際教養学部は偏差値70.0と相当高めです。学部の誕生は2004年と比較的新しく、リベラルアーツ教育(特定分野に偏らず幅広い教養を学ぶ教育)を主軸とし、英語での授業を展開しています。
特定の分野には特化せず、教養としての学びを通して自分が学びたいものを学べます。英語を使ったコミュニケーションがしやすい環境です。学生の3分の1が海外からの留学生で、授業も英語で展開されるためです。そこで磨いた語学を1年間の海外留学につなげられます。
第1位:政治経済学部
政治経済学部は偏差値67.5〜70.0です。国際教養学部と比べると数値は若干下がりますが、創立当初からある伝統的な学部であり、看板学部としての要素もあるため1位としました。
主に3つの学科に分かれます。政治学科では政治だけでなく法律、経済、社会学も学び、政治を中心とした学びが行えます。国際政治経済学科は政治と経済それぞれの学びをハイブリッド的に活用でき、より実践的な学習につなげられます。
早稲田大学の優秀な学部【ランキング外】
偏差値を中心にランキングをつけたため、偏差値が算出されていない学部はランク外としています。
スポーツ科学部
スポーツ科学部は入試での独自問題が小論文のため、偏差値がつけられていません。ランク外なのは優秀ではないからではなく、あくまで偏差値がついていないためです。
スポーツ科学部は文字通りスポーツを中心とした学びが行える学部で、スポーツのトレーナーやコーチング、ビジネスなどのコースがあります。早稲田でスポーツを続ける学生が多く、地元占有率では地元以外の学生が突出して多いのがポイントです。
早稲田大学は優秀?日本の大学ランキングで何位?
私立大学の中では、文系・理系ともに最上位層に位置します。
私立文系で見る限り、最も偏差値が高いのは早稲田大学の文化構想学部で、共通テスト併用入試(共通テストの成績と大学独自試験を合算して判定する方式)で最も高い偏差値をマークしています。国際基督教大学なども食い込んでいますが、偏差値を見る限り、早稲田大学の文系は私立第1位です。(参照:東進)
理系では慶應義塾大学の医学部がトップで、その次を早稲田大学の先進理工学部が走っています。理系はかなり混戦で、早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学で争う構図です。早稲田大学と慶應義塾大学がほぼ同じところに位置しており、現状は私立で同率1位という状況です。(参照:東進)
よくある間違い:偏差値の上限だけで学部を比べる
学部単位の偏差値の「上の数字」だけを見て志望を決めると、実際の難易度とずれます。教育学部が60.0〜67.5、先進理工学部が62.5〜67.5のように、同じ学部でも学科によって幅が大きいためです。
回避策は、学科と入試方式まで落として数値を確認することです。教育学部で60.0なのは数学科のみ、先進理工学部で67.5なのは生命医科学科、というように中身を見れば、同じ学部名でも狙い方が変わります。他大学の学部ごとの動きを知りたい場合は、立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事も参考になります。
FAST-UPが見てきた早稲田志望の学部選びのつまずき
指導現場で多いのは、学部名のイメージだけで志望を固め、出題傾向の違いに後から気づくケースです。早稲田大学は学部ごとに科目構成も問題の性格も異なり、同じ英語でも読解量と設問形式が変わります。文学部と文化構想学部のように学びが近い学部でも、対策の体感はそろいません。
もう1つのつまずきは、併願校の対策を後回しにすることです。難関私大は大学ごとに癖のある出題が並びます。たとえば青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策のように、個別の分析が必要な入試は少なくありません。早い段階で受験方式を絞り、過去問を軸に優先順位を決めた受験生ほど、直前期の手戻りが減る傾向があります。
まとめ
偏差値から見ても、早稲田大学は全体的に水準が高く、劣っている学部はありません。ランキングにはしましたが、偏差値での区分であり、その差は小さく、学んでいる内容も実践的なものばかりです。
社会に出ることを想定した学習やサポートが各学部で展開されています。意識を強く持って勉学に励めば、自分のやりたいことを仕事につなげていけるはずです。2027年度入試に向けて学部を比較する際は、偏差値と学びの中身を両方並べて検討してください。
よくある質問
Q. 早稲田大学の理工系3学部は、どう選び分ければよいですか。 A. 学びの方向で分かれます。建築や社会環境などインフラ寄りなら創造理工学部、数理科学や基礎工学なら基幹理工学部、生命科学や医学を含む先端分野なら先進理工学部です。基幹理工学部は1年次に学系Ⅰ〜Ⅲで学び、2年進級時に学科を選びます。
Q. 早稲田大学法学部はどんな学部ですか。 A. 創立当時からある伝統的な学部で、偏差値は67.5です。国際社会でも通用するリーガルマインドを養い、問題解決能力やプレゼン能力を鍛えます。法律主専攻履修モデルと副専攻履修モデルがあり、法曹志望から渉外法務、英語圏地域研究まで進路に応じた履修設計ができます。
Q. 文学部と文化構想学部の違いは何ですか。 A. 偏差値はどちらも67.5〜70.0で、1年次に基礎を学び2年次から専門に分かれる流れも共通です。違いは専門の切り分けで、文学部は18のコース、文化構想学部は複合文化論系や文芸・ジャーナリズム論系など6つの論系に分かれます。
Q. スポーツ科学部はランキング外ですが、難易度は低いのですか。 A. 低いという意味ではありません。独自問題が小論文のため偏差値が算出されず、偏差値基準のランキングに載せられないだけです。トレーナーやコーチング、ビジネスなどのコースがあり、早稲田でスポーツを続ける学生が多く集まります。


