慶應義塾大学の全学部偏差値ランキングと入りやすい学部
「慶応義塾大学の偏差値ランキングってどうなってる?」
FAST-UP
慶應義塾大学の偏差値は、総合政策学部・環境情報学部・医学部の72.5を最上位に、法学部と経済学部が67.5、看護医療学部が60.0と続きます。最も低い学部でも60.0で、全学部が高水準です。
2026年9月時点の情報です。
表記は慶応義塾大学とも書かれますが、正式名称は慶應義塾大学です。この記事では偏差値ランキング、他の私大との比較、倍率から見た入りやすい学部、学部別の学費を順にまとめます。
慶應義塾大学の全学部偏差値ランキング
偏差値が最も高いのは総合政策学部・環境情報学部・医学部の3つです。最も低いのは看護医療学部ですが、それでも60.0に達します。慶應義塾大学は全体として難易度が高いといえます。最も低い看護医療学部でも偏差値60.0あることが、その根拠です。
| 順位 | 学部 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 1 | 総合政策学部 | 72.5 |
| 1 | 環境情報学部 | 72.5 |
| 1 | 医学部 | 72.5 |
| 4 | 法学部 | 67.5 |
| 4 | 経済学部 | 67.5 |
| 6 | 商学部 | 65.0〜67.5 |
| 7 | 文学部 | 65.0 |
| 7 | 理工学部 | 65.0 |
| 9 | 薬学部 | 62.5 |
| 10 | 看護医療学部 | 60.0 |
学部ごとの序列をより広い枠で確認したい場合は、早慶上智ICUの偏差値ランキングと序列も合わせて読むと位置関係がつかめます。
慶應義塾大学と他の私大の偏差値比較
学部別に見ると、法学部と理工学部では慶應義塾大学が最上位に並び、文学部・経済学部・商学部では早稲田大学が上に来ます。同じ学部名でも大学間で偏差値帯の幅が大きく異なります。
| 大学 | 法 | 文 | 経済 | 商 | 理工 | 総合政策・環境情報 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 慶應義塾大学 | 67.5 | 65.0 | 67.5 | 65.0〜67.5 | 65.0 | 72.5 |
| 早稲田大学 | 67.5 | 67.5〜70.0 | 67.5〜70.0 | 67.5〜70.0 | 62.5〜67.5 | ー |
| 明治大学 | 60.0〜62.5 | 60.0〜62.5 | 60.0〜62.5 | 60.0〜62.5 | 55.0〜62.5 | ー |
| 青山学院大学 | 57.5〜62.5 | 60.0〜65.0 | 62.5〜65.0 | ー | 52.5〜57.5 | ー |
| 立教大学 | 62.5 | 57.5〜65.0 | 60.0 | ー | 57.5 | ー |
| 中央大学 | 57.5〜65.0 | 52.5〜57.5 | 55.0〜60.0 | 55.0〜60.0 | 52.5〜60.0 | 57.5〜60.0 |
| 法政大学 | 57.5〜62.5 | 57.5〜65.0 | 57.5〜60.0 | ー | 52.5〜57.5 | ー |
学部別の最高・最低は次の通りです。
- 法学部:最高は慶應義塾大学と早稲田大学、最低は青山学院大学と法政大学
- 文学部:最高は早稲田大学、最低は中央大学
- 経済学部:最高は早稲田大学、最低は法政大学
- 商学部:最高は早稲田大学、最低は中央大学
- 理工学部:最高は慶應義塾大学、最低は法政大学
- 総合政策・環境情報:慶應義塾大学が72.5で、比較対象は中央大学のみ
文系学部の併願先を広く検討する場合は、早慶上智の穴場学部ランキングで狙い目の方式も確認できます。
慶應義塾大学の入りやすい学部ランキング
倍率で見ると、入りやすい順は経済学部A方式、商学部A方式、文学部の並びになります。A方式・B方式とは、同じ学部内で科目構成が異なる入試方式の区分です。
| 順位 | 学部・方式 | 2021年度 | 2020年度 | 2019年度 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 経済学部(A方式) | 3.3 | 4.0 | 4.2 |
| 2 | 商学部(A方式) | 3.1 | 3.5 | 3.7 |
| 3 | 文学部 | 3.2 | 3.9 | 4.2 |
| 4 | 総合政策学部 | 7.1 | 8.4 | 8.5 |
| 4 | 環境情報学部 | 7.7 | 9.4 | 10.1 |
| 5 | 法学部 | 3.2 | 4.9 | 4.8 |
| 6 | 商学部(B方式) | 3.1 | 3.5 | 3.7 |
第1位:経済学部(A方式)
経済学部A方式は、どの年も4倍前後で慶應義塾大学の中ではかなり低い水準です。
経済学部の特徴は、履修がAタイプとBタイプに分かれていることです。Aタイプは「経済理論・数学先習型」で、数学的な手法を重点的に学びます。1年次から線形代数と微分積分が必修科目になっているため、数学が苦手な場合はAタイプの負担が大きくなります。
Bタイプは「経済実態・歴史先習型」で、過去の歴史から法則性を導き出す手法を学びます。同じ経済学部でも、どちらを選ぶかで学習内容が大きく変わります。タイプが分かれていることで、その分専門的に学べます。
第2位:商学部(A方式)
商学部A方式も3倍台で推移しています。
商学部は経営学、会計学、商業学、経済・産業学の4つのフィールドを網羅した学部です。大きな特徴は資格サポートが充実していることで、公認会計士試験合格者は47年間連続して大学別トップの実績を持ちます。全合格者数の10%以上が慶應義塾大学の学生です。慶応義塾商学部出身の公認会計士・会計士補も多く輩出されており、卒業後の進路の層が厚い学部です。
第3位:文学部
文学部は入学難易度が比較的低いといえます。倍率が低いことに加え、学科数が多く、学科によって人気に差があるためです。
文学部は「文」に関するすべての領域を対象にしており、カバーする範囲は「文学」のイメージを超えて「知」そのものに近いといえます。専攻を決めるのは2年生からという特殊なカリキュラムで、1年生のうちに興味のある分野を見つけ、2年生以降で深められます。学問の自由を大切にしている学部です。
第4位:SFC(総合政策学部・環境情報学部)
SFCは湘南藤沢キャンパスに置かれた2学部の通称です。倍率は7倍から10倍台で、ここまでの学部より高い水準です。
特徴は分野の境がないことです。環境情報学部と総合政策学部の学生は互いの授業を受けられます。違いを強いていうなら、総合政策学部は「理に融合した文系」、環境情報学部は「文に融合した理系」です。
第5位:法学部
法学部の倍率は3倍台から5倍弱で推移しています。
特徴はグローバル化への対応です。法学部では法律だけでなく、歴史や自然科学、さらに外国語も学びます。レギュラーコースでは英語・ドイツ語・フランス語・中国語・スペイン語・ロシア語・朝鮮語・アラビア語の8言語から2言語を選択します。
インテンシブコースは週4回の授業で、より集中して学びたい人を対象としています。どちらのコースにするかは自由に決められます。留学にも積極的で、2019年には110人の学生が留学しました。実践的な力がつく学部です。
第6位:商学部(B方式)
商学部B方式も倍率は3倍台です。学べる内容はA方式と同じで、経営学、会計学、商業学、経済・産業学の4フィールドを扱います。資格サポートが充実している点も共通です。
学部単位の受かりやすさをさらに細かく比べたい場合は、慶應義塾大学の受かりやすい・入りやすい学部で早稲田大学との比較まで確認できます。
よくある間違い
偏差値ランキングと倍率だけで受けやすさを判断してしまうのが、よくある間違いです。偏差値が同じ学部でも、必要科目や配点、方式ごとの出題傾向は異なります。
回避策は、志望学部を絞る前に「偏差値帯」「倍率」「受験科目と配点」の3点を同じ表に並べて比べることです。経済学部のように方式で数学の扱いが変わる学部では、方式単位まで下げて比較すると判断を誤りにくくなります。
FAST-UPが見てきた慶應受験のつまずきどころ
指導現場で多いのは、学部名のイメージだけで志望を決め、入試方式の違いに気づかないまま直前期に方針を変えるケースです。方式を変えると必要科目が変わり、それまでの演習量が活きにくくなります。
もう一つの傾向は、偏差値の低い学部を選べば負担が軽くなると考えてしまうことです。慶應義塾大学は最も低い学部でも偏差値60.0で、どの学部でも科目ごとの完成度が問われます。学部選びは「受かりやすさ」だけでなく、入学後に必修となる内容と相性が合うかまで見ておくと、入学後の履修で苦しみにくくなります。
慶應義塾大学の学部別学費ランキング
学費が最も高いのは医学部、最も安いのは文学部です。傾向としては理系が高く、文系が安くなります。
| 順位 | 学部 | 学費 |
|---|---|---|
| 1 | 医学部 | 3,843,350円 |
| 2 | 薬学部 薬学科 | 2,473,350円 |
| 3 | 理工学部 | 1,873,350円 |
| 4 | 看護医療学部 | 1,865,850円 |
| 5 | 総合政策学部 | 1,601,350円 |
| 5 | 環境情報学部 | 1,601,350円 |
| 7 | 法学部 | 1,363,350円 |
| 8 | 商学部 | 1,359,850円 |
| 9 | 経済学部 | 1,358,350円 |
| 10 | 文学部 | 1,353,350円 |
医学部はランキングの中でも飛び抜けており、文学部とは3倍以上の差があります。
まとめ
同じ慶應義塾大学でも、学部によって偏差値・倍率・学費が大きく異なります。偏差値ランキングで全体像をつかみ、倍率と科目、学費を合わせて見ると、志望学部の優先順位がつけやすくなります。
よくある質問
Q. 慶應義塾大学で最も偏差値が高い学部はどこですか。 A. 総合政策学部・環境情報学部・医学部の3つで、いずれも72.5です。次に法学部と経済学部の67.5が続きます。
Q. 倍率で見ると入りやすい学部はどこですか。 A. 経済学部A方式、商学部A方式、文学部が3倍台で推移しており、SFCの7倍から10倍台と比べると低い水準です。ただし必要科目が異なるため、方式単位で比較することが前提になります。
Q. 学費が最も安い学部と高い学部はどこですか。 A. 最も安いのは文学部の1,353,350円、最も高いのは医学部の3,843,350円です。理系学部のほうが高くなる傾向があります。
Q. 慶應義塾大学と早稲田大学のどちらを選ぶべきですか。 A. 学部によって偏差値の上下が入れ替わるため、学部単位で比べるのが現実的です。文学部・経済学部・商学部は早稲田大学のほうが偏差値帯が高く、法学部・理工学部は慶應義塾大学が上位に来ます。併願を前提にする場合は、慶應義塾大学の受かりやすい学部と早稲田大学との比較が判断材料になります。


