慶應義塾大学の追加合格はいつ?補欠との違いとランク
私立大学におけるトップクラスの大学である慶應義塾大学。
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慶應義塾大学の追加合格は3月中に、補欠のランク順にマイページで発表されます。補欠合格は順番待ちの状態、追加合格は順番が回って入学許可が出た状態です。医学部のみ電話連絡で意思確認が行われます。
2026年9月時点の情報です。
慶應義塾大学の補欠合格と追加合格の違い
補欠合格は「キャンセル待ち」の状態、追加合格は「順番が回ってきて入学許可が出た」状態です。補欠合格の通知だけでは入学できず、追加合格になって初めて合格が確定します。
前提として、通常の合格は「正規合格」と呼びます。正規合格の数は、元々設定した定員以上になることもあれば、定員からわずかだけ上の数にとどめることもあります。
正規合格者が別の大学へ進学すると、その分だけ席が空きます。定員をかなり割った状態になると、大学の経営的にも支障が出ます。その穴埋めを担うのが補欠合格者です。正規合格者が辞退すれば、繰り上がりで合格とみなされます。
慶應義塾大学の場合、補欠合格にはランクがあります。下位のランクで補欠合格になった場合、追加合格になる確率は極めて低いと言えます。入学許可は上位のランクから順に出されるためです。
慶應の学部ごとの入りやすさを比べたい場合は、慶應義塾大学の受かりやすい・入りやすい学部も合わせて確認しておくと、出願戦略を立てやすくなります。
慶應義塾大学の追加合格の発表日程や方法
追加合格は、学部ごとに決められた「入学許可日」にマイページ上で発表されます。医学部だけは電話連絡という形を取ります。
合格発表と同時に補欠合格が発表される
補欠合格者のリストに入っているかどうかは、正規合格者の発表と同じタイミングで分かります。その時点で、正規合格なのか、補欠合格なのか、それとも不合格なのかが判明します。
補欠合格者はランクで示される
補欠合格だった場合、ランクで示されます。このランクがどこまで割り振られるかは学部によって異なります。補欠者数が多いからOやPまでつくとは限らず、補欠合格者数が多いのに振り分けられるランクが少ないこともあります。
ランクAだからといって確実に追加合格になるわけではなく、学部学科によっては追加合格なしになることもあります。追加合格の確率は全学部でだいたい30%ほどで、2021年度こそ50%を超えましたが、おおむね30%と考えるとランクBでもその確率は五分五分です。
補欠合格になったからといって浮かれていると、追加合格にならなかったときのショックが大きくなります。追加合格の日程を考えると、その前に進路を判断する場面も出てきます。
自分がいつ追加合格になるかは、マイページの結果を更新しながら判断します。大学側が「あなたは追加合格になりました」と直接連絡してくることはありません。自分でチェックしなければならず、そこで追加合格を見逃して手続きができなければ水の泡です。
補欠合格になり、追加合格なら慶應義塾大学に入りたいという場合は、毎日のようにマイページを確認しておく方が安全です。
医学部の補欠合格は電話連絡の場合がある
慶應義塾大学の医学部でも補欠合格者は例年出てきて、一定数が追加合格となります。医学部の場合はマイページでの確認ではなく、電話連絡が入ることになっています。
電話で聞かれるのは、慶應義塾大学の医学部に入る意思があるかという趣旨の内容です。正規合格者の入学手続きが終わったタイミングで定員まで余裕があれば、ランクAの学生へ電話がかかり、入学の意思を確認されます。そこで入学の意思を伝えれば追加合格という流れです。
多くの大学の医学部でも、電話連絡で入学の意思を確認してから文書で合格を伝えるケースがあります。慶應の場合は電報が届くとされており、他の学部とは一線を画します。裏を返せば、他の大学の医学部に合格していた場合、それを蹴ってまで慶應に行きたいかどうかの判断を迫られます。
しかも、他の学部よりも遅めに連絡が入ることがあり、3月下旬にかかってくるケースもあります。このころには他の医学部への入学手続きを済ませた人もおり、その時点で慶應に鞍替えした場合、先に支払った別の医学部の入学金は返還されません。このあたりは自分だけでなく家族との相談で決めていくことになります。
医学部に合格すること自体が簡単ではなく、その判断を迫られるのは一種の賭けでもあります。あとは慶應義塾大学の医学部への志望度合い次第と言えます。
追加合格の発表は3月中に行われる
以下は2021年度における追加合格者への入学許可日と、入学許可の打ち切り日です。
| 学部・学科 | 追加合格の入学許可日 | 入学許可打切日 |
|---|---|---|
| 文学部 | 3月8日・17日 | 3月17日 |
| 経済学部A方式 | 3月9日・17日 | 3月17日 |
| 経済学部B方式 | 3月9日・17日 | 3月17日 |
| 法学部法律学科 | 3月17日 | 3月24日 |
| 法学部政治学科 | 3月17日 | 3月24日 |
| 商学部A方式 | 3月8日・17日・24日 | 3月26日 |
| 商学部B方式 | 3月8日・17日・24日 | 3月26日 |
| 医学部 | 3月15日・24日 | 3月31日 |
| 理工学部 | 追加合格なし | 3月16日 |
| 総合政策学部 | 3月16日・25日 | 3月25日 |
| 環境情報学部 | 3月9日・18日・25日 | 3月25日 |
| 看護医療学部 | 3月17日・24日・26日 | 3月29日 |
| 薬学部薬学科 | 3月17日・24日 | 3月29日 |
| 薬学部薬科学科 | 3月17日・24日 | 3月29日 |
追加合格がいつ出るか、はっきりとした日にちは定められていません。ただし、正規合格者の辞退者が確定しないと追加合格の発表はできないため、入学手続きの締め切り以降に発表が行われると考えてよく、だいたい3月上旬から中旬にかけて発表があります。
追加合格の状況はホームページでも案内され、何月何日にランクAへ入学許可を出したといった情報が書き込まれます。赤い字で「補欠者への入学許可を打ち切りました」と出たら、その時点で終了です。
2020年度の医学部では3月30日に入学許可が出ています。年度末のギリギリまで入学許可が出ており、「補欠者への入学許可を打ち切りました」という文言が出てきたのは4月1日でした。この文言は早いところで3月中旬、遅いところでも3月下旬なので、ランクが良い場合には少なくとも3月中旬までは期待してよいでしょう。
なお、補欠合格の段階では進学先を確定できないため、他大学の入学手続き締切と並行して考える必要があります。学部によっては追加合格の入学許可日が3月中旬以降にずれ込み、他大学の手続き期限と重なるためです。
慶應義塾大学の追加合格の合格率は学部によって大きく異なる
繰り上げ合格率(補欠合格者のうち追加合格になった人の割合)は、学部によっても年度によっても大きく変わります。以下は過去4年分のデータです。
| 学部 | 2022年度 | 2021年度 | 2020年度 | 2019年度 |
|---|---|---|---|---|
| 文学部 | 補欠合格者数 300人 <br>追加合格者数 179人 <br>繰り上げ合格率 59.7% | 補欠合格者数 276人 <br>追加合格者数 276人 <br>繰り上げ合格率 100% | 補欠合格者数 335人 <br>追加合格者数 85人 <br>繰り上げ合格率 25.4% | 補欠合格者数 339人 <br>追加合格者数 79人 <br>繰り上げ合格率 23.3% |
| 経済学部A方式 | 補欠合格者数 264人 <br>追加合格者数 248人 <br>繰り上げ合格率 93.9% | 補欠合格者数 248人 <br>追加合格者数 248人 <br>繰り上げ合格率 100% | 補欠合格者数 262人 <br>追加合格者数 113人 <br>繰り上げ合格率 43.1% | 補欠合格者数 286人 <br>追加合格者数 251人 <br>繰り上げ合格率 87.8% |
| 経済学部B方式 | 補欠合格者数 130人 <br>追加合格者数 82人 <br>繰り上げ合格率 63.1% | 補欠合格者数 132人 <br>追加合格者数 132人 <br>繰り上げ合格率 100% | 補欠合格者数 148人 <br>追加合格者数 39人 <br>繰り上げ合格率 26.4% | 補欠合格者数 141人 <br>追加合格者数 38人 <br>繰り上げ合格率 27.0% |
| 法学部法律学科 | 補欠合格者数 48人 <br>追加合格者数 48人 <br>繰り上げ合格率 100% | 補欠合格者数 53人 <br>追加合格者数 30人 <br>繰り上げ合格率 56.6% | 補欠合格者数 51人 <br>追加合格者数 40人 <br>繰り上げ合格率 78.4% | 補欠合格者数 53人 <br>追加合格者数 23人 <br>繰り上げ合格率 43.4% |
| 法学部政治学科 | 補欠合格者数 49人 <br>追加合格者数 12人 <br>繰り上げ合格率 24.5% | 補欠合格者数 49人 <br>追加合格者数 40人 <br>繰り上げ合格率 81.6% | 補欠合格者数 53人 <br>追加合格者数 0人 <br>繰り上げ合格率 0% | 補欠合格者数 50人 <br>追加合格者数 12人 <br>繰り上げ合格率 24.0% |
| 商学部A方式 | 補欠合格者数 376人 <br>追加合格者数 154人 <br>繰り上げ合格率 41.0% | 補欠合格者数 356人 <br>追加合格者数 244人 <br>繰り上げ合格率 68.5% | 補欠合格者数 322人 <br>追加合格者数 98人 <br>繰り上げ合格率 30.4% | 補欠合格者数 242人 <br>追加合格者数 142人 <br>繰り上げ合格率 58.7% |
| 商学部B方式 | 補欠合格者数 185人 <br>追加合格者数 89人 <br>繰り上げ合格率 48.1% | 補欠合格者数 154人 <br>追加合格者数 51人 <br>繰り上げ合格率 33.1% | 補欠合格者数 158人 <br>追加合格者数 21人 <br>繰り上げ合格率 13.3% | 補欠合格者数 105人 <br>追加合格者数 0人 <br>繰り上げ合格率 0% |
| 医学部 | 補欠合格者数 119人 <br>追加合格者数 44人 <br>繰り上げ合格率 37.0% | 補欠合格者数 114人 <br>追加合格者数 43人 <br>繰り上げ合格率 37.7% | 補欠合格者数 113人 <br>追加合格者数 41人 <br>繰り上げ合格率 36.3% | 補欠合格者数 117人 <br>追加合格者数 27人 <br>繰り上げ合格率 23.1% |
| 理工学部 | 補欠合格者数 523人 <br>追加合格者数 355人 <br>繰り上げ合格率 67.9% | 補欠合格者数 588人 <br>追加合格者数 0人 <br>繰り上げ合格率 0% | 補欠合格者数 415人 <br>追加合格者数 0人 <br>繰り上げ合格率 0% | 補欠合格者数 488人 <br>追加合格者数 42人 <br>繰り上げ合格率 8.6% |
| 総合政策学部 | 補欠合格者数 129人 <br>追加合格者数 82人 <br>繰り上げ合格率 63.6% | 補欠合格者数 104人 <br>追加合格者数 29人 <br>繰り上げ合格率 27.9% | 補欠合格者数 108人 <br>追加合格者数 71人 <br>繰り上げ合格率 65.7% | 補欠合格者数 150人 <br>追加合格者数 0人 <br>繰り上げ合格率 0% |
| 環境情報学部 | 補欠合格者数 111人 <br>追加合格者数 86人 <br>繰り上げ合格率 77.5% | 補欠合格者数 142人 <br>追加合格者数 104人 <br>繰り上げ合格率 73.2% | 補欠合格者数 102人 <br>追加合格者数 82人 <br>繰り上げ合格率 80.4% | 補欠合格者数 151人 <br>追加合格者数 0人 <br>繰り上げ合格率 0% |
| 看護医療学部 | 補欠合格者数 55人 <br>追加合格者数 8人 <br>繰り上げ合格率 14.5% | 補欠合格者数 52人 <br>追加合格者数 45人 <br>繰り上げ合格率 86.5% | 補欠合格者数 53人 <br>追加合格者数 7人 <br>繰り上げ合格率 13.2% | 補欠合格者数 68人 <br>追加合格者数 20人 <br>繰り上げ合格率 29.4% |
| 薬学部薬学科 | 補欠合格者数 83人 <br>追加合格者数 54人 <br>繰り上げ合格率 65.1% | 補欠合格者数 90人 <br>追加合格者数 25人 <br>繰り上げ合格率 27.8% | 補欠合格者数 97人 <br>追加合格者数 19人 <br>繰り上げ合格率 19.6% | 補欠合格者数 69人 <br>追加合格者数 8人 <br>繰り上げ合格率 11.6% |
| 薬学部薬科学科 | 補欠合格者数 77人 <br>追加合格者数 63人 <br>繰り上げ合格率 81.8% | 補欠合格者数 77人 <br>追加合格者数 16人 <br>繰り上げ合格率 20.8% | 補欠合格者数 82人 <br>追加合格者数 27人 <br>繰り上げ合格率 32.9% | 補欠合格者数 84人 <br>追加合格者数 42人 <br>繰り上げ合格率 50.0% |
同じ学部でも年度によって繰り上げ合格率が大きく振れている点が読み取れます。前年の数字をそのまま当てにする使い方は避け、「この学部は年によってぶれる」という幅の把握にとどめるのが現実的です。
慶應義塾大学の追加合格が増加している理由
背景にあるのは、入学者数の調整です。
入学者数の調整が一因
慶應義塾大学に限らず、多くの大学では入学の定員厳格化(入学者数が定員を大きく超えないよう国が求める仕組み)によって、前もってたくさんの学生を確保できない状況にあります。大学は国から助成金をもらっており、定員を大きくオーバーする形で合格者を出した場合、ペナルティーとして助成金がもらえないこともあります。
そのため、定員ギリギリで合格者を出し、足りなければ追加合格で確保する形をとるところがほとんどです。慶應義塾大学もその例に漏れません。
よくある間違い:ランクAだから大丈夫と考えて手続きを止める
もっとも多い失敗は、補欠のランクが上位だったことで安心し、他大学の入学手続きを進めないまま3月を迎えることです。ランクAでも学部学科によっては追加合格なしになることがあり、理工学部のように追加合格なしの年もあります。
回避策は次のとおりです。
- 補欠合格の段階では、他大学の入学手続きは予定どおり進める
- 志望する学部の入学許可打切日を控え、その日までは判断を保留する
- 追加合格が出た時点で進学先を切り替える前提で、家族と費用面の確認を先に済ませておく
- マイページの確認を毎日の習慣にし、確認する時間帯を決めておく
FAST-UPが見てきた補欠待ちのつまずき
指導現場で目立つのは、補欠発表の直後に学習と生活のリズムが崩れるケースです。結果を待つ時間は、勉強の手応えがないまま日々が過ぎるため、気持ちの切り替えがもっとも難しい期間になります。
つまずき方には傾向があります。ひとつは、マイページの確認が「気が向いたとき」になり、更新を見逃すパターンです。もうひとつは、追加合格が出たときの判断基準を家族と共有しないまま待ち続け、連絡が来てから慌てるパターンです。
とくに医学部や、打切日が遅い学部を志望する場合は、待機期間が長くなります。進学先を切り替える条件、費用の扱い、浪人する場合の線引きを先に言葉にしておくと、連絡が来た日に迷わず動けます。
もうひとつの傾向として、補欠経験者は入学後の学習姿勢が崩れにくい印象があります。待たされた時間がそのまま、学び直す動機になっているためです。
まとめ
追加合格でも合格は合格であり、入ってからは追加合格も正規合格も関係ありません。むしろ追加合格の方がより真剣に学業に挑める可能性があり、入学後の巻き返しも十分にできます。
一方で、追加合格の可能性は補欠合格のランク次第です。明らかに厳しそうな場合は早めに次の進路へ切り替えるのもひとつの手ですし、万が一に備えて定期的にマイページを確認しておきましょう。
出願の段階から繰り上げに頼らない設計をしたい場合は、早慶上智の穴場学部ランキングも合わせて読むと、併願の組み方を見直しやすくなります。
よくある質問
Q. 補欠合格と追加合格は何が違いますか。 A. 補欠合格は順番待ちの状態で、入学はまだ確定していません。追加合格は正規合格者の辞退によって順番が回り、入学許可が出た状態です。補欠合格の通知だけでは入学できません。
Q. 追加合格はいつ分かりますか。 A. 発表は3月中です。正規合格者の辞退者が確定しないと発表できないため、入学手続きの締め切り以降となり、だいたい3月上旬から中旬にかけて動きがあります。学部ごとの入学許可日と打切日は本文の表を確認してください。
Q. 追加合格の連絡は大学から来ますか。 A. 医学部以外は、マイページで自分で確認する必要があります。大学から個別に「追加合格になりました」という連絡は来ません。医学部の場合は電話で入学の意思を確認され、その後に電報が届くとされています。
Q. 補欠のランクがAなら追加合格になりますか。 A. 確定ではありません。学部学科によっては追加合格なしになる年もあります。追加合格の確率は全学部でだいたい30%ほどとされ、2021年度は50%を超えました。ランクBでは五分五分と見ておくのが無難です。
Q. 追加合格で入学すると不利になりますか。 A. 入学後の扱いに違いはありません。学籍や履修、卒業要件はすべて同じです。
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