中央大学の併願はどう選ぶ?学内併願と国立併願の注意点
大学受験において単願で臨む人はほとんどおらず
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中央大学の併願は、第一志望の日程を先に押さえ、試験科目が重ならない大学を選ぶのが基本です。学内併願なら6学部共通選抜、学外なら法政大学や明治大学、明治学院大学などが候補になります。
2026年9月時点の情報です。
大学受験を単願で臨む人はほとんどおらず、第一志望が国立でも私立でも併願するのが一般的です。中央大学を受験するなら、他大学の日程と重ならないか確認しながらスケジュールを組み立てていきます。
中央大学の学内併願と入試日程の考え方
学内併願の軸になるのが6学部共通選抜(1回の試験で複数学部に出願できる中央大学の方式)です。対象は法学部・経済学部・商学部・文学部・総合政策学部・国際経営学部で、1つの試験から複数学部へ出願できます。
これに学部別の一般入試、英語外部試験利用方式(英検などの外部試験のスコアを使える方式)、大学入学共通テスト併用方式、大学入学共通テスト利用選抜(共通テストの成績だけで合否が決まる方式)を組み合わせる形が基本になります。
入試日程と募集要項は年度ごとに変わります。出願を確定させる前に、必ず中央大学の公式サイトで最新の情報を確認してください。
参考:過去に公表された入試日程の例
学部・方式ごとに試験日も合格発表日も異なります。下の表は2023年度入試として公表されていた日程です。年度ごとの並び方の目安として見てください。
| 学部・方式 | 出願締切 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 6学部共通選抜 | 1月24日(火) | 2月9日(木) | 2月20日(月) |
| 法学部(一般) | 1月24日(火) | 2月12日(日) | 2月24日(金) |
| 経済学部(一般Ⅰ) | 1月24日(火) | 2月14日(火) | 2月25日(土) |
| 経済学部(一般Ⅱ) | 1月24日(火) | 2月15日(水) | 2月25日(土) |
| 商学部(一般Ⅰ) | 1月24日(火) | 2月11日(土) | 2月22日(水) |
| 商学部(一般Ⅱ) | 1月24日(火) | 2月13日(月) | 2月24日(金) |
| 理工学部(一般) | 1月24日(火) | 2月15日(水) | 2月26日(日) |
| 理工学部(共通テスト併用方式) | 1月13日(金) | 2月8日(水) | 2月19日(日) |
| 文学部(一般) | 1月24日(火) | 2月10日 | 2月21日 |
| 総合政策学部(一般) | 1月24日(火) | 2月16日(木) | 2月26日(日) |
| 国際経営学部(一般) | 1月24日(火) | 2月10日(金) | 2月19日(日) |
| 国際情報学部(一般) | 1月24日(火) | 2月11日(土) | 2月22日(水) |
共通テストを利用する方式では、出願締切の確認を早めに済ませておくと安心です。共通テスト受験の直後に締切が来る日程が組まれることがあり、手続きを忘れやすいためです。
一方、一般入試をはじめとする大学独自の入試は、共通テスト利用より遅い締切でそろえられる傾向があります。ただし試験当日と合格発表までの間隔は学部ごとに違うため、学部単位で確認が必要です。
検定料は方式ごとに違う
検定料は方式によって金額が変わります。過去に公表されていた金額は下の通りです。
| 方式 | 入学検定料 |
|---|---|
| 6学部共通選抜 | 3万5,000円 |
| 一般入試 | 3万5,000円 |
| 英語外部試験利用方式 | 3万5,000円 |
| 大学入学共通テスト併用方式 | 3万5,000円 |
| 大学入学共通テスト利用選抜 | 1万5,000円 |
6学部共通選抜で複数出願する場合は、2出願目以降が割引になる設定が取られていました。
| 6学部共通選抜の出願 | 検定料 |
|---|---|
| 1出願目 | 3万5,000円 |
| 2出願目 | 1万5,000円 |
| 3出願目 | 1万5,000円 |
| 4出願目 | 1万5,000円 |
よくある間違い:併願割引がどの方式にも効くと思い込む
よくある間違いが、出願数を増やせば自動的に割引が効くと考えてしまうことです。2出願目以降の割引が適用されるのは、同じ入試形態で出願を重ねた場合に限られます。
1出願目を学部別の一般方式、2出願目を共通テスト利用方式にすると、それぞれに通常の検定料がかかります。回避策は、出願プランを組んだ時点で募集要項の検定料欄を読み、割引対象になる組み合わせかどうかを紙に書き出して確認することです。
学外で併願するときの選び方
学外併願は、日程と科目を先に固め、そのうえで難易度と学びの内容を合わせていく順番で考えます。相性のよい大学を選べば、併願対策がそのまま第一志望の対策になります。
第一志望の日程を最優先に埋める
最初に押さえるのは第一志望の日程です。1学部につき1回しか受験機会がない大学は少なく、多くの大学が同じ学部を複数回受けられる仕組みを持っています。
中央大学の法学部が第一志望なら、共通テスト利用入試、学部別の一般入試、英語外部試験利用方式というように、受験できる機会の分だけ日程を空けておく組み方ができます。先の日程で合格した場合、それ以降の受験は見送っても構いません。
第一志望で埋めたあと、併願学部と併願大学を入れていきます。第一条件は試験日が重ならないことです。同じ日に複数会場を回る場合は、移動時間まで含めて余裕を持たせます。
試験科目をそろえて選ぶ
併願校は、第一志望と試験科目がそろう大学から選ぶのが基本です。科目が増えるほど対策の範囲が広がり、第一志望に割ける時間が減るためです。
現代文・古文・英語・日本史で第一志望を受けるのに、第二志望が英語・数学・理科必須だと、5教科6科目の対策が必要になります。第二志望も同じ科目の範囲に収めるか、英語と現代文だけで受けられる方式を選ぶなど、科目数を減らす方向で調整すると負担が軽くなります。
特に注意したいのが古文と漢文の扱いです。第一志望では漢文が不要でも、併願校で必要になれば1科目分の対策が増えます。併願先の国語の出題範囲は早めに確認しておきたいところです。漢文の出題傾向のつかみ方は明治大学の漢文の入試傾向と対策も参考になります。
偏差値や模試の結果で層を分ける
併願校は、模試の判定を見ながら難易度の層を分けて並べます。中央大学の場合、同じMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政の総称)に属する明治大学・青山学院大学・立教大学・法政大学が候補に挙がります。
関西圏なら、関関同立と呼ばれる関西学院大学・関西大学・同志社大学・立命館大学を検討する人が多いでしょう。合格可能性を高めに見積もれる併願先を置きたい場合は、関東圏の日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学の総称)に目を向ける方法もあります。
現役合格を優先するなら、模試の判定が高い大学から押さえる組み方が向いています。同じ大学でも学部によって難易度の動きは違うため、立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説のように学部単位で見ていくと判断しやすくなります。
倍率が比較的低い大学も混ぜる
合格可能性に幅のある併願を組むと、精神的な余裕が生まれます。倍率の高い大学ばかりを並べると、すべて不合格だった場合に第一志望の試験を後のない状態で迎えることになるためです。
受験期間中は疲れもストレスも溜まり、普段なら気にしないことが気になります。もちろん、不合格だったときに進学する前提で、ある程度納得できる志望度の大学を優先するのがセオリーです。志望度と合格可能性の両方を見ながら、無理のない並びにしていきます。
志望する学部に近い系統から選ぶ
併願校は、志望する学部に近い系統の学部がある大学から選びます。「合格さえできればどこでもよい」という選び方をすると、入学後の不満が強くなりやすいからです。
「本当はこの大学に入るはずではなかった」「学びたい内容ではないことばかり学んでいる」と感じ、学歴コンプレックスをこじらせるケースもあります。興味のある分野を学べる学部であれば、第二志望以降でも満足のいく学生生活につながります。
現実的に入学・通学できるかを確認する
併願校は、合格後に通える条件かどうかまで含めて決めます。自宅から通うなら片道の所要時間を調べ、一人暮らしなら周辺の家賃相場を見て4年間無理なく続けられるか試算しておきます。
関東と関西の大学を併願する場合は、どちらに進学しても納得できるか、もう一度意思を確認しておきましょう。学費の見方は学習院大学の4年間の学費を解説のような学費記事で、入学金の納入期限や免除制度まで含めて確認する流れがつかめます。受験は大学生活と就職につながる一歩で、合格はゴールではありません。
国公立大学と併願する場合
受験科目の組み方によっては、国公立大学との併願も可能です。共通テストと私立大学の一般入試の日程が重なることはほとんどありません。
注意が必要なのは二次試験です。私立の一般入試や後期日程と重なることがあるため、出願前に必ずスケジュールを突き合わせ、ダブルブッキングを防いでください。
中央大学志望の受験生におすすめの併願校
中央大学志望者の併願先としてよく挙がる大学を、位置づけとともにまとめます。
| 大学 | 位置づけ | 特徴 |
|---|---|---|
| 法政大学 | MARCH | 基礎・基本を重視した出題傾向 |
| 明治大学 | MARCH | チャレンジ校向き |
| 関西学院大学 | 関関同立 | 関西での生活を希望する人向け |
| 明治学院大学 | MARCHと日東駒専の間 | キリスト教による人格教育が建学の精神 |
| 國學院大學 | MARCHと日東駒専の間 | 神道系で日本文学・日本文化に強い |
| 日本大学 | 日東駒専 | 学部・学科が幅広いマンモス大学 |
法政大学
法政大学は中央大学と同じMARCHに属します。メインキャンパスは市ヶ谷ですが、経済学部・社会学部・現代福祉学部・スポーツ健康学部のある多摩キャンパスは中央大学からも近い位置にあります。基礎・基本を重視した出題傾向で、併願先として組みやすい大学です。
明治大学
明治大学もMARCHに属します。MARCHのなかでもトップレベルとされるため、チャレンジ校の1つとして位置づけるのが現実的です。合格可能性を高めに見積もれる併願先を探している人には向きません。同程度以上の難易度に挑みたい人向けの選択肢です。
関西学院大学
関西学院大学は関関同立に含まれる関西の難関私立大学です。関西での暮らしを希望するなら十分検討できます。おしゃれで都会的なキャンパスが知られ、キャンパスライフも充実しています。
明治学院大学
明治学院大学はMARCHと日東駒専の間の難易度です。「中央大学に挑戦したいが、併願先を日東駒専まで下げるのは心配」という人に合います。ただし建学の精神は「キリスト教による人格教育」で、中央大学とは学風が大きく異なります。オープンキャンパスなどで雰囲気を確かめておきましょう。
國學院大學
國學院大學もMARCHと日東駒専の間の難易度です。渋谷という都心の中心にキャンパスがあり、アクセスは良好です。神道系の大学として知られ、日本文学・日本文化の学びに強みがあります。日本古来の芸術や、アニメーションなど日本のエンターテインメント文化に関心がある人に向きます。
日本大学
日本大学は日東駒専に属する、日本を代表するマンモス大学です。文系・理系から医歯薬系まで幅広く、学部・学科ごとに専門性が細かく分かれています。関心のある分野を見つけやすく、中央大学志望者にとっては併願しやすい大学です。
英語の出題は大学・学部ごとに性格が違います。併願校の英語を見比べるなら、青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策のような学部単位の分析が参考になります。
FAST-UPが見てきた併願でつまずくところ
指導の現場で多いのは、併願校を「数」で決めてしまうパターンです。出願数を増やすほど安心できる気がする一方、科目や形式がばらばらだと、直前期の勉強が併願対策に食われていきます。
次に多いのが、学内併願の方式を整理しないまま出願するケースです。6学部共通選抜、学部別一般、共通テスト利用は、同じ大学でも問題の形式も科目の重みも異なります。どの方式を主軸にするかを決めてから、残りを足していく順番にすると過去問演習が散らかりません。
もう1つのつまずきが、日程の詰め込みです。連続受験が続くと、本命の日に消耗した状態で臨むことになります。移動と休息を含めて組み直すだけで、同じ学力でも当日の出来が変わってきます。
よくある質問
Q. 中央大学法学部の併願校はどう選べばよいですか。 A. まず法学部の受験機会(学部別一般、6学部共通選抜、共通テスト利用、英語外部試験利用方式)で日程を埋め、残りの日に同じ科目で受けられる大学を入れます。学外ではMARCHの明治大学・法政大学、やや難易度を下げた明治学院大学・國學院大學、併願しやすい日本大学が候補になります。
Q. 6学部共通選抜で複数学部に出願すると検定料は安くなりますか。 A. 同じ入試形態で2出願目以降を重ねた場合に割引が適用される設定が取られていました。学部別一般と共通テスト利用のように形態をまたぐ組み合わせでは、それぞれに通常の検定料がかかります。出願前に最新の募集要項で確認してください。
Q. 中央大学と国公立大学の併願はできますか。 A. 受験科目の組み方次第で可能です。共通テストと私立の一般入試が重なることはほとんどありませんが、国公立の二次試験と私立の日程が重なることはあります。出願前に両方の日程表を並べて確認しましょう。
Q. 併願校は何を最優先に決めればよいですか。 A. 試験日が重ならないことが第一条件です。そのうえで試験科目をそろえ、難易度の層を分け、進学しても納得できる学部系統かどうかを見ます。通学時間や生活費まで含めて、合格後に通える条件かどうかも確認しておきます。


