法政大学の偏差値とレベル|誰でも入れるは本当?
法政大学は難関私立大学と呼称されるだけあり
FAST-UP
法政大学の偏差値はおよそ52.5〜60.0で、全国的に見て難しい水準です。「誰でも入れる」という評判は実態と合いません。人気学部は62.5を超えることもあり、学部によって難易度の幅が大きい大学です。
2026年9月時点の情報です。
法政大学は難しい?「誰でも入れる」は実態と異なる
法政大学は難関私立大学と呼ばれる水準にあり、受験は容易ではありません。全体の偏差値は年度により多少異なりますが、およそ52.5〜60.0の範囲で推移します。中途半端な受験対策では入試を突破できない水準です。
人気が高く倍率も上がりやすい学部では、62.5を超えることもあります。反対に、穴場学部や定員ギリギリの学部では52.5以下になることもあります。同じ大学の中で難易度の幅が大きいため、「難しい」「レベルが低い」という正反対の評判が同時に出やすい大学です。
ただし、偏差値52.5程度の学部であっても合格が保証されるわけではありません。アドミッションポリシー(大学が求める学生像を示した方針)に合致しない受験生に合格が出ることはなく、最低限、大学側が求めるレベルには到達している必要があります。
MARCHの中での位置づけをどう見るか
MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政をまとめた通称)は、予備校などの慣例で広まった呼び方で、公式に定められた区分ではありません。そのため「法政大学はMARCHから外れるのか」という議論は、どの指標を見るかで結論が変わります。
判断材料にするなら、大学全体のイメージではなく、志望学部・志望方式の偏差値と入試科目を見るほうが実用的です。同じグループとされる大学でも、学部ごとの難易度の動きは異なります。他大学の学部別の推移も合わせて見ると、自分の併願の組み方が判断しやすくなります。参考として立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事も確認しておくと比較しやすいです。
法政大学で最も難しい学部はどこ?学部別の偏差値
学部単位で見ると、国際文化学部・法学部・経営学部・キャリアデザイン学部・人間環境学部などが高めの帯に位置します。理工学部・生命科学部・情報科学部は52.5からの帯を含みます。
学部ごとの偏差値の目安
| 学部 | 偏差値の目安 |
|---|---|
| 文学部 | 55.0〜65.0 |
| 国際文化学部 | 60.0〜62.5 |
| グローバル教養学部 | 55.0〜60.0 |
| 社会学部 | 55.0〜60.0 |
| 現代福祉学部 | 55.0〜57.5 |
| 法学部 | 57.5〜62.5 |
| 経済学部 | 55.0〜60.0 |
| 経営学部 | 57.5〜62.5 |
| 理工学部 | 52.5〜57.5 |
| 生命科学部 | 52.5〜60.0 |
| デザイン工学部 | 55.0〜60.0 |
| スポーツ健康学部 | 55.0〜57.5 |
| キャリアデザイン学部 | 57.5〜60.0 |
| 情報科学部 | 52.5〜60.0 |
| 人間環境学部 | 57.5〜60.0 |
国際文化学部・グローバル教養学部・スポーツ健康学部・キャリアデザイン学部・人間環境学部は学科の細分化がされていないため、学部内の偏差値はいずれの場合でも同一です。
学科ごとの偏差値
| 学部 | 学科 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 文学部 | 哲学科 | 60.0 |
| 文学部 | 日本文学科 | 57.5 |
| 文学部 | 英文学科 | 50.0 |
| 文学部 | 史学科 | 60.0 |
| 文学部 | 地理学科 | 57.5 |
| 文学部 | 心理学科 | 60.0 |
| 社会学部 | 社会政策科学科 | 55.0 |
| 社会学部 | 社会学科 | 55.0 |
| 社会学部 | メディア社会学科 | 57.5 |
| 現代福祉学部 | 福祉コミュニティ学科 | 55.0 |
| 現代福祉学部 | 臨床心理学科 | 55.0 |
| 法学部 | 法律学科 | 60.0 |
| 法学部 | 政治学科 | 60.0 |
| 法学部 | 国際政治学科 | 57.5 |
| 経済学部 | 経済学科 | 55.0 |
| 経済学部 | 国際経済学科 | 57.5 |
| 経済学部 | 現代ビジネス学科 | 57.5 |
| 経営学部 | 経営学科 | 60.0 |
| 経営学部 | 経営戦略学科 | 57.5 |
| 経営学部 | 市場経営学科 | 57.5 |
| 理工学部 | 応用情報工学科 | 55.0 |
| 理工学部 | 電気電子工学科 | 55.0 |
| 理工学部 | 経営システム工学科 | 55.0 |
| 理工学部 | 機械工学科(航空操縦学専攻) | 55.0 |
| 理工学部 | 機械工学科(機械工学専攻) | 55.0 |
| 理工学部 | 創成科学科 | 52.5 |
| 生命科学部 | 生命機能学科 | 57.5 |
| 生命科学部 | 環境応用化学科 | 52.5 |
| 生命科学部 | 応用植物科学科 | 55.0 |
| デザイン工学部 | 建築学科 | 57.5 |
| デザイン工学部 | 都市環境デザイン学科 | 55.0 |
| デザイン工学部 | システムデザイン学科 | 57.5 |
| 情報科学部 | コンピュータ科学科 | 55.0 |
| 情報科学部 | ディジタルメディア学科 | 52.5 |
学科別に見ると、哲学科・史学科・心理学科・法律学科・政治学科・経営学科が60.0の帯に並びます。一方で創成科学科・環境応用化学科・ディジタルメディア学科は52.5です。学部名ではなく学科単位で見ることが、志望校選びの出発点になります。
難しい法政大学に受かるには何が必要?
合格に必要なのは、抜けのない基礎力と、過去問に基づいた出題傾向の理解です。この2つがそろうと、残りの時間の使い方が決まります。
法政大学の試験に必要とされる「絶対的な基礎力」
法政大学の入試では、極端な難問・奇問を扱うことがない一方、基礎知識があることを前提にした応用問題を扱うケースが多くあります。基礎を知らないと取っ掛かりすら掴めない問題が目立ちます。
苦手単元を作らず、どの分野でも標準以上の点数を取れるよう漏れなく学んでおくことが欠かせません。基礎に抜けがあると、応用問題の取っ掛かりすら掴めないためです。
出題傾向を掴むための「過去問の分析」
過去問からは、出題傾向のみならず、出題者側の狙いや大学が求めている学力レベルなど、さまざまな情報を読み取れます。教科書・参考書での学習と並行して、過去問を参考にした勉強法も取り入れておきます。
余裕があれば、少し早めに過去問へ挑戦することも重要です。そのためには早い段階で受験当日までのスケジュールを立て、全体を俯瞰して勉強を進めることが必要になります。
法政大学の出題傾向を調べる
出題傾向は徹底して調べます。英語がいくつの大問で構成されているのか、すべて長文読解なのか小問集合があるのか、リスニングや長文のライティングが出題されるのかは、大学ごとに大きく異なります。
また、私立大学の場合は試験時間も柔軟に決定できるため、問題のボリュームに対して設定時間が十分かどうかも検証する必要があります。リスニングがあればリスニングの対策が必要になり、単語数が多ければ速読力が求められます。単語数は少ないものの設問数が多い場合は、解法を身につけてスピードを重視する形になります。
出題傾向は早い段階で掴んでおくことが大切です。出題傾向の分析は複数年の過去問を解きながら緻密に進める必要があり、一朝一夕では終わらないためです。なお、傾向を調べる段階では問題を解く力は問われません。どのような問題が出るかをイメージするためのフェーズなので、学力が十分でない段階からでも取り組めます。
他大学の設問単位の分析例を見ると、何をどこまで調べればよいかがつかみやすくなります。明治大学の漢文の入試傾向と対策や青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策も、分析の型として参考になります。
法政大学に精通しているプロとつながる
法政大学に精通している指導者とつながれば、出題傾向だけでなく、倍率・偏差値・学部ごとの特徴・合格ラインの目安まで把握しやすくなります。指導実績や合格実績が豊富な講師であれば、現状に合わせた指導を受けられます。
大学の情報は自分で調べることもできますが、受験の情報収集に慣れていないと、調べるだけで膨大な時間がかかります。その時間を勉強に充てたい場合は、人を頼る選択が有効です。
よくある間違い:偏差値の低い学科だけを狙って出願する
多いのが、「52.5の学科なら受かるはず」と考え、偏差値の低い学科だけを並べて出願するパターンです。偏差値は年度により多少動き、人気が集まれば倍率も上がります。狙い目とされる学部でも合格が保証されるわけではありません。
回避策は、学科の偏差値ではなく入試科目と出題形式で併願先を選ぶことです。配点の重い科目が得意科目と重なる学科を軸にし、同じ対策が流用できる学科を組み合わせます。そのうえで、本命・同水準・安全の3層に分けて出願先を決めると、偏差値の数字だけに引っ張られずに済みます。
FAST-UPが見てきた法政大学受験のつまずきどころ
法政大学を目指す受験生で伸び悩むのは、参考書を進めた量に対して、過去問で取れる点が追いついていないケースです。原因は多くの場合、基礎知識の抜けが一部の単元に残っていることにあります。法政大学の問題は基礎を前提にした応用が中心のため、抜けのある単元がそのまま失点に変わります。
もう一つのつまずきどころは、学部選びを偏差値の数字だけで決めてしまうことです。学科ごとに出題形式や配点が違うため、偏差値が近い学科でも相性は大きく変わります。志望理由が固まっていないまま出願校を増やすと、対策が分散して仕上がりが遅れます。
過去問を解く時期が遅いことも共通しています。傾向を知るための一読は、得点できる前から始められます。指導では、早い段階で出題形式を確認し、そこから逆算して単元の優先順位を決める形を取っています。学習計画の立て方に不安がある場合は、FAST-UP逆転塾の公式LINEで無料カウンセリングを受けられます。
まとめ
法政大学に合格するには、学部別・入試方式別の難易度を理解し、そこに合わせた対策を組む必要があります。特に基礎力の底上げと、過去問分析による出題傾向の把握は欠かせません。
- 全体の偏差値はおよそ52.5〜60.0で、全国的に難しい水準
- 人気学部は62.5を超えることがあり、学部・学科で幅が大きい
- 偏差値の低い学科でも合格が保証されるわけではない
- 基礎の抜けをなくし、過去問で出題形式を早めに確認する
受験までのスケジュールを可視化し、無駄のない勉強に落とし込むことが、難易度の高い入試を突破する前提になります。
よくある質問
Q. 法政大学は難関大学ですか。 A. 全体の偏差値はおよそ52.5〜60.0で推移し、全国的に見ると難しい水準です。人気学部では62.5を超えることもあります。基礎知識を前提にした応用問題が中心で、準備不足では得点しにくい入試です。
Q. 「法政大学は誰でも入れる」という話は本当ですか。 A. 実態とは異なります。穴場学部や定員ギリギリの学部では52.5以下になることもありますが、合格が保証されるわけではありません。アドミッションポリシーに合致しない受験生に合格は出ず、大学が求める学力水準には到達している必要があります。
Q. 法政大学はMARCHから外れるのですか。 A. MARCHは予備校などの慣例で広まった通称で、公式に定められた区分ではありません。法政大学は学部・学科ごとの難易度差が大きいため評判が分かれますが、偏差値の水準は全国的に難しい範囲にあります。
Q. 法政大学で狙い目の学部はどこですか。 A. 偏差値の帯で見ると、理工学部の創成科学科、生命科学部の環境応用化学科、情報科学部のディジタルメディア学科が52.5です。ただし偏差値は年度により動くため、入試科目と出題形式が自分の得意分野と合うかを基準に選ぶほうが安全です。


