明治大学情コミの世界史|傾向と対策・難易度
明治大学の情報コミュニケーション学部(情コミ)は
FAST-UP
明治大学情報コミュニケーション学部の世界史は60分・大問5つで、他学部よりボリュームがあります。偏差値は62.5〜65.0程度、学部別入試の倍率は3.7〜4.9倍。教科書を超える知識と解答スピードが求められます。
2026年9月時点の情報です。
明治大学情報コミュニケーション学部(情コミ)の入試情報
明治大学情報コミュニケーション学部(情コミ)に一般入試で入学するには、大学入学共通テスト利用入学試験(共通テストの成績で合否を判定する方式)か、学部別入学試験のいずれかを突破する必要があります。まずは科目と配点を確認しておきましょう。
入試方式ごとの入試科目と配点
共通テスト利用入学試験では、3科目方式・6科目方式のうち希望するものを選択できます。
| 方式 | 科目 | 配点 |
|---|---|---|
| 共通テスト利用・3科目方式 | 外国語 | 200点 |
| 共通テスト利用・3科目方式 | 国語、数学から1科目選択 | 200点 |
| 共通テスト利用・3科目方式 | 地理歴史、公民、理科から1科目選択 | 200点 |
| 共通テスト利用・6科目方式 | 国語 | 200点 |
| 共通テスト利用・6科目方式 | 外国語 | 200点 |
| 共通テスト利用・6科目方式 | 数学 | 100点 |
| 共通テスト利用・6科目方式 | 地理歴史、公民、理科から2科目選択 | 各100点 |
| 学部別入学試験 | 外国語 | 100点 |
| 学部別入学試験 | 国語 | 100点 |
| 学部別入学試験 | 地理歴史、公民、数学から1科目選択 | 100点 |
外国語は、どの方式を選んでも受験が必要です。それ以外は選択科目となるため、得意分野に合わせて組み立てていきましょう。
学部別入学試験はどの科目も配点バランスが変わりません。バランスよく学習し、1科目の失点が全体に響かない状態を作っておくことが大切です。
偏差値と倍率
情報コミュニケーション学部(情コミ)は、情報コミュニケーション学科の単一学科のみを有しています。
| 項目 | 数値 |
|---|---|
| 偏差値 | 62.5〜65.0程度 |
| 倍率(共通テスト利用入試) | 4.54〜8.5程度 |
| 倍率(学部別入学試験) | 3.7〜4.9倍 |
偏差値は明治大学内では平均程度になることが多く、倍率は共通テスト利用入試のほうが高めです。年度によって幅がありますので、模試を利用しながら自分の位置を定期的に確かめていきましょう。同じMARCH帯の難易度を比べたい場合は、立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事も参考になります。
明治大学情報コミュニケーション学部(情コミ)の世界史の入試情報
世界史は60分で解答し、大問は5つで構成されています。他学部よりもボリュームがある構成です。
基本情報
出題は国ごとに細分化されていることが多く、テーマ史(地域や時代をまたいで特定の主題を追う分野)よりも国史の割合が高めです。1つの大問で扱う範囲が絞られる分、幅広い地域を満遍なく仕上げる必要があります。
配点
世界史は、共通テスト利用入学試験の3科目方式に限り200点満点で計算されます。6科目方式と学部別入学試験は100点満点で、配点比率は低めです。
3科目方式では外国語・国語と同じ200点満点で換算されるため、世界史にも手を抜かず対策しておく必要があります。
難易度・レベル
世界史は、他科目より難易度が高めです。年度によっては教科書レベルだけでは対応できない問題もあり、参考書の使用が前提となっているケースもあります。大問も多く、短時間で大量の問題を解くスピード力も重視されます。
明治大学情報コミュニケーション学部(情コミ)の世界史の傾向・特徴
傾向は大きく3つに整理できます。国別の大問構成、誤文選択の必出、教科書を超えた知識の要求です。
国ごとに大問が分けられている
「ヨーロッパ史」「アジア史」「中国史」「南北アメリカ史」など、国ごとに大問が細分化しています。特定の国・エリアにまつわる話題しか出されないため解答しやすい一方、大問数が多く、1問あたりを素早く解答する必要があります。
誤文選択が必出
毎年、誤文選択が出題されています。誤った文を選択させるオーソドックスな出題形式ですが、問題数が多く、設問を読むだけでも時間がかかります。年号・時代背景・事象の起きた順番など、細かな誤りを指摘しなければいけないことも多く、難易度は高めです。
教科書を超えた知識が求められる
発展的な内容が出されることも多く、用語集や参考書を併用して幅広い知識に目を向けておく必要があります。年度によっては教科書レベルだけでは対応できない問題もあるため、明治大学よりレベルが高い大学の過去問にも触れておく方法が有効です。
よくある間違いと回避策
よくある間違いは、正誤問題を「知識量だけ」で押し切ろうとして時間切れになることです。選択肢を一文ずつ頭から読み直すと、大問5つを60分で処理しきれなくなります。
回避策は、着眼点を先に決めておくことです。人物・地域・年代・前後関係のどこが入れ替えられやすいかを過去問で洗い出し、「人物名を先に見る」「年代のズレを先に疑う」といった手順を固定します。読む順番が決まると判断が速くなり、記述や論述に回す時間を確保できます。
明治大学情報コミュニケーション学部(情コミ)の世界史対策・勉強法
対策は、記述・選択・論述の3方向に分けて進めます。出題形式ごとに必要な力が違うためです。
記述問題対策
記述問題は、基本的な世界史用語を問うものが多いです。用語集や一問一答集を活用し、英単語や漢字と同じようにある程度暗記してしまうのが近道になります。
また、地図・グラフ・図表など史料問題が扱われることも多く、資料集の併用も必要です。なるべく多くの情報と組み合わせて暗記できれば、確かな知識定着が図れます。
選択問題対策
正誤問題が多く、設問を読むだけでもそれなりの時間がかかります。出来事と時代背景が合っているか、出来事に関わった人物や場所がズレていないかなど、どの観点に着目すればよいかを学んでおきましょう。
結果として設問を読むスピードが上がり、論述問題や記述問題に割く時間を確保できます。
論述問題対策
論述問題は、他学部と比較してもかなりボリュームが大きいです。世界史知識を完全に丸暗記できていたとしても対応できないことが多く、論述専用の対策をすることが欠かせません。
論述用の参考書を使いながら、どう論理的に説明していくかというテクニック的な部分も学んでいきましょう。
国語系科目でも明治大学は学部ごとに癖があります。併願学部を含めて対策するなら、明治大学の漢文の入試傾向と対策もあわせて確認しておくと計画が立てやすくなります。
明治大学情報コミュニケーション学部(情コミ)の世界史対策におすすめの参考書
出題形式ごとに2冊ずつ挙げます。
| 用途 | 書名 | 出版社・著者 |
|---|---|---|
| 記述問題 | 時代と流れで覚える!世界史B用語 | 文栄堂/相田知史・小林勇祐 |
| 記述問題 | タテから見る世界史 パワーアップ版 | 学研プラス/斎藤整 |
| 選択問題 | 山川一問一答世界史 第3版 | 山川出版社/今泉博 |
| 選択問題 | スピードマスター世界史問題集―世界史B | 山川出版社/黒川潤二 |
| 論述問題 | 段階式 世界史論述のトレーニング | Z会/Z会出版編集部 |
| 論述問題 | 世界史 標準問題精講 五訂版 | 旺文社/松永陽子 |
記述問題向け
- 『時代と流れで覚える!世界史B用語』:大学入試で頻出とされる世界史用語を3ステップでチェックできます。時代の流れ全体を把握したうえで重要用語の解説に進めるため、時代背景と絡めながら暗記できます。赤フィルターも付属しています。
- 『タテから見る世界史 パワーアップ版』:国ごと・地域ごとに通史を理解するための参考書です。時代ごとの流れを掴みやすく、文化史・宗教史・戦争史などテーマごとに理解したいときにも便利で、テーマ史対策にもマッチします。最後には記述問題対策用のページもあります。
選択問題向け
- 『山川一問一答世界史 第3版』:大学受験における日本史・世界史のパイオニアである山川出版社のシリーズです。世界史Bの教科書に掲載されている用語を一問一答式で解く問題集で、選択問題対策として有効です。重要度が3段階に分かれています。
- 『スピードマスター世界史問題集―世界史B』:「30日完成スピードマスター」とある通り、短期間で世界史の単元を総復習するのに向いています。効率よく基礎固めしたいときや、苦手単元を把握したいときに使いやすく、選択問題の量も多めです。
論述問題向け
- 『段階式 世界史論述のトレーニング』:100字未満→100〜180字論述→200〜250字論述→300字以上、と段階を追って論述に取り組めます。問題に取り組むための着眼点やヒントも豊富に提示されており、問題理解の面でも役立ちます。
- 『世界史 標準問題精講 五訂版』:難関大学の世界史入試に特化した参考書で、「補講」ページによる難問対策も収録しています。実際の入試問題からピックアップした論述問題も多数あり、解答や解説は別冊に分かれています。
FAST-UPが見てきた情コミ世界史のつまずき
指導現場で多いのは、「知識は入っているのに時間内に終わらない」というつまずきです。大問が国・地域ごとに分かれているため、得意地域から始めれば点は取れるのに、前から順に解いて苦手地域で止まってしまうケースが目立ちます。
もう一つは、誤文選択の復習が「正解を覚える」で終わってしまうことです。どの語が差し替えられていたのか、どの年代がずらされていたのかまで書き出す習慣がある受験生は、初見の選択肢でも判断が揺れにくくなります。
論述については、書き出す前のメモを省く人ほど字数調整で崩れます。使う語句と順番を先に並べてから書く手順を型にすると、ボリュームの大きい年度でも最後まで書き切れるようになります。
明治大学情報コミュニケーション学部(情コミ)の世界史の過去問情報
過去問は、明治大学のオープンキャンパスなどで入手できます。市販されている過去問集を使うのも有効です。
情報コミュニケーション学部(情コミ)だけでなく他学部の過去問も参考にすれば、十分な演習量を確保できます。他大学の傾向と比べたい場合は、青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策のような学部別の分析記事も併せて読むと、併願校の対策方針を立てやすくなります。
まとめ
明治大学情報コミュニケーション学部(情コミ)の世界史は、難問・奇問がなく、知識問題偏重型の出題が行われます。ただし教科書レベルを超えた発展的な問題が出ることも多く、ハイレベルな試験になりやすい科目です。
入試傾向を的確に掴んだうえで、早い段階で参考書の選定を終え、自分に合った学習法を確立しておきましょう。
よくある質問
Q. 明治大学情報コミュニケーション学部の難易度はどのくらいですか。 A. 偏差値は62.5〜65.0程度で、明治大学内では平均程度になることが多い学部です。倍率は学部別入学試験が3.7〜4.9倍、共通テスト利用入試が4.54〜8.5程度で、共通テスト利用のほうが高めになります。
Q. 世界史は他学部より難しいのでしょうか。 A. 大問が5つあり、他学部よりボリュームがあります。年度によっては教科書レベルだけでは対応できない問題も出るため、用語集や参考書の併用が前提になります。
Q. 共通テスト利用と学部別入学試験では、世界史の重みは変わりますか。 A. 変わります。共通テスト利用の3科目方式のみ200点満点で、外国語・国語と同じ比率です。6科目方式と学部別入学試験は100点満点で、配点比率は低くなります。
Q. 誤文選択の対策は何から始めればよいですか。 A. 年号・時代背景・事象の順番など、誤りが作られやすい観点を過去問で洗い出すところからです。着眼点が決まると設問を読む速度が上がり、記述や論述に時間を回せます。


