明治大学は就職に強い?理由と学部別の傾向
明治大学は就職に強い大学としてインターネット調査で毎年上位にランク…
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明治大学が就職に強い理由は、1年次から使える就職支援制度、業種や資格職まで探せるOB・OGのネットワーク、就活ノウハウを超えたキャリア教育の3つです。実学重視の学びが即戦力評価につながる点も大きいです。
2026年9月時点の情報です。
明治大学は就職に強いのか
結論として、明治大学は就職に強い大学です。サンデー毎日が全国の進学校2,000校を対象に実施したアンケートでは、「就職に力を入れている大学」ランキングで明治大学が12年連続1位を獲得しました。
卒業後の進路も幅広く、民間企業への就職が中心です。公務員や自営業・起業を加えると、多くの学生が何らかの形で仕事に就いていることが分かります。大学院進学も一定数あり、特に理系学部で進学率が高くなっています。
| 卒業後の進路 | 割合 |
|---|---|
| 民間企業 | 80% |
| 大学院進学 | 10.8% |
| 公務員 | 5.4% |
| 司法試験・公認会計士試験などに向けた浪人 | 1.7% |
| 海外留学・各種学校への入学 | 0.8% |
| 自営業・起業 | 0.4% |
民間企業・公務員・自営業を合わせると85.8%にのぼります。進路の選択肢が一つの方向に偏っていない点も特徴です。
参考:サンデー毎日『2022年度大学入試:全国739進学校アンケート「オススメ大学」ランキング』
明治大学が就職に強い3つの理由
就職の強さは、入学後に使える仕組みの差から生まれています。制度・人のつながり・教育の3方向がそろっていることがポイントです。
就活支援制度が豊富
明治大学は豊富な就職支援制度を整えており、希望する学生は1年次から受講できます。履歴書・エントリーシート(企業が独自に用意する応募書類)・事前課題といった書類選考対策に加え、選考形式ごとの対策も受けられます。
- 1対1の個別面接対策
- 複数人同時に実施する集団面接対策
- 意見交換や討論が主体のグループワーク対策
学内セミナーも豊富です。合同企業説明会に出向かずとも企業側が大学に来てくれるため、効率のよい就職活動ができる大学として話題になりました。
OB・OG訪問の選択肢が広い
社会の第一線で働く卒業生が多く、OB・OG訪問(卒業生を訪ねて仕事の話を聞く活動)の選択肢が広いことも特徴です。業種ごとにソートをかけて検索できるほか、独占業務のある資格職を訪ねることもできます。
- 業種の例:金融・情報通信・学術研究・民間教育・医療福祉・サービス・建設
- 資格職の例:社会保険労務士・公認会計士・弁護士・税理士・弁理士・司法書士
卒業生は全国だけでなく世界各国に散らばっており、オンライン通話システムを使えば遠方のOB・OGからも話を聞けます。多彩なキャリアの選択肢を持つために、効果的に利用していくとよいでしょう。
キャリア教育が充実している
明治大学では就活の枠組みを超えたキャリア教育を実施しています。個々が10年後20年後にどのような働き方をしたいかを見つめるきっかけを設けている点が特徴です。
就職というと、目先の入社先ばかりが気になりがちです。ただ長いキャリア人生では、30歳40歳を見据えたキャリアプランも必要になります。先の見通しを立てておくことが面接時の自己PRやキャリアイメージの説明にもつながり、高い就職率を支えています。
なぜ明治大生は企業から人気なのか
企業からの人気の背景にあるのは、実学重視の教育です。国際社会で活躍できるグローバル人材の育成や、銀行・保険・証券システムを学ぶコースなど、学部・学科ごとにオリジナリティあるカリキュラムを採用しています。
商学部であれば商学の専門家として、法学部であれば法学の専門家としてスキルアップしやすく、卒業後すぐに即戦力になりやすい環境です。学んだことが就職に直結するという意味で、企業からも学生からも人気の高い大学となっています。
明治大学とその他難関私立大学の有名企業就職率
MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政の5大学をまとめた呼び方)の中で、明治大学は上位に位置します。全国の大学と比較してもTOP30にランクインしています。
| 大学 | 有名企業就職率 | 全国順位 |
|---|---|---|
| 青山学院大学 | 29.1% | 20位 |
| 明治大学 | 28.4% | 22位 |
| 立教大学 | 23.8% | 32位 |
| 中央大学 | 21.4% | 37位 |
| 法政大学 | 21.1% | 38位 |
唯一、青山学院大学が20位と高い水準にあります。それ以外のMARCH各大学は明治大学より少しランクが落ちると分かるでしょう。有名企業以外も含む明治大学の就職率は80.0%で、こちらも高い水準です。
併願先の比較を進めるなら、立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事も合わせて確認しておくと、学部単位の難易度差がつかめます。
明治大学の就職に強い学部ランキング
就職率で見ると、理系の総合数理学部と、実学系の商学部・政治経済学部が上位に並びます。どの学部も高い水準ですが、上位3学部は特に目立ちます。
| 順位 | 学部 | 就職率 |
|---|---|---|
| 1位 | 総合数理学部 | 96.8% |
| 2位 | 商学部 | 95.9% |
| 3位 | 政治経済学部 | 95.7% |
第1位:総合数理学部
総合数理学部は明治大学内で比較的偏差値が低めの学部ですが、就職率は96.8%と高いです。理系学部であるため研究職として採用される可能性が高く、在学中の研究テーマがそのまま就職に直結するケースが多くなります。なかにはゼミや教授のコネクションで就職するケースもあり、就活を経ない人もいます。
第2位:商学部
ビジネスシーンに最適なスキルを培う商学部の就職率は95.9%です。金融資産の取引・交換の仕組みを学ぶマーケティングコースや、会計の国際化について学ぶアカウンティングコースは、特に金融業界からの引き合いが多いコースです。
新たなビジネスチャンスを探り新規商材の開発に着手するクリエイティブ・ビジネスコースなどもあり、大学の専門性と専門学校のようなオリジナリティあるカリキュラムの両方を味わえます。
第3位:政治経済学部
政治や経済について学べる政治経済学部の就職率は95.7%です。ゼミナール型の指導が主流で、政治と経済の基本を集団で習得するとともに、討論・意見交換・プレゼンテーションによる「伝える学び」を重視しています。コミュニケーション能力の高い学生が重宝される状況では、ゼミで鍛えられた明大生は貴重な人材と言えるでしょう。
明治大学卒業生の主な就職先
文系は金融・保険・証券・サービス業界と公務員、理系はメーカー・建設が中心です。
文系学部の主な就職先
- (株)みずほフィナンシャルグループ
- 東京特別区
- 損害保険ジャパン日本興亜(株)
- 三井住友海上火災保険(株)
- (株)三菱東京UFJ銀行
- 国家公務員 一般職
- 日本郵政グループ
- JTBグループ【旅行事業会社群】
- (株)ワークスアプリケーションズ
- 明治安田生命保険(相)
- (株)三井住友銀行
- あいおいニッセイ同和損害保険(株)
- 東京都庁
- 東日本旅客鉄道(株)
- りそなグループ
- (株)大和証券グループ本社
- 野村證券(株)
- アクセンチュア(株)
- SMBC日興証券(株)
- キヤノン(株)
金融・保険・証券・サービス業界への就職が多いと分かります。公務員として就職する人も多く、多彩なキャリアがあると言えるでしょう。
理系学部の主な就職先
- キヤノン(株)
- 本田技研工業(株)
- オリンパス(株)
- 富士重工業(株)
- いすゞ自動車(株)
- トヨタ自動車(株)
- (株)エヌ・ティ・ティ・データ
- 鹿島建設(株)
- 日野自動車(株)
- (株)富士通ゼネラル
- (株)小松製作所
- 大成建設(株)
- 大和ハウス工業(株)
- TDK(株)
- 西松建設(株)
- パナソニック(株)
- 富士ゼロックス(株)
- 富士通(株)
- 三菱電機(株)
- (株)大林組
メーカー・建設など開発関係の仕事に就く理系学部卒業生が多いことが分かります。手堅い就職を叶えたいのであれば理系学部への進学を検討してもよいでしょう。理系学部は学んだことをそのまま就職に活かしやすいためです。
明治大学は学歴フィルターを突破できるのか
大手企業の一部では、所属大学の偏差値・評判に基づく学歴フィルターを導入していると言われます。フィルターを通過できない大学の学生は、どんなに優れていても書類選考で落とされるという噂もあります。実情を確認しましょう。
明治大学は99%の学歴フィルターを突破できる
明治大学は、99%の学歴フィルターを突破できます。学歴フィルターを導入している企業でも、基本的にMARCHレベルに設定していることが多いです。上位国公立大学や超難関私立大学の学生だけを対象にすると、採用候補の絶対数が少なくなってしまうためです。
エントリーシートの質だけでなく、その後2〜3回おこなわれる面接選考や、内定を辞退されるリスクも企業側は考えます。企業の狙いは優秀な学生の採用にあり、学歴だけでなく熱意やコミュニケーション能力もひとつの指標です。難関大学である明治大学に入学できる程度の学力があれば、学歴フィルターは十分突破できるでしょう。
明治大学が学歴フィルターを突破できない企業とは
明治大学が通過しにくい企業はごく限られています。あくまでも専攻に紐づいた企業を受けることが、就活成功のカギとなります。「明治大学だから」突破できないというより、企業の求める知識と専攻が合っていないときにフィルターがかかる可能性があるためです。
例えば高いレベルの理系人材を求めている企業なら、明治大学の理系学部ではなく東京工業大学や東京理科大学を優先する可能性があります。医療・看護系のマネジメント人材を求めているのであれば、偏差値が明治大学より低い看護系大学に優先して求人を出すこともあるでしょう。
よくある間違い:就職に強い大学なら学部はどこでもよいと考える
「明治大学に入れば就職は安泰」と考え、学部を偏差値だけで選ぶのはよくある間違いです。学歴フィルターは専攻とのミスマッチで生じることがあり、学部選びが志望業界とずれると強みが活きません。
回避策は、志望する業界で求められる専攻を先に調べ、その専攻が学べる学部・コースから受験校を組むことです。商学部のコース構成のように、学部内でも学ぶ内容が分かれている場合があります。
FAST-UPが見てきた明治大学志望者のつまずき
指導現場で多いのは、「就職に強い大学だから」という理由だけで志望を決め、学部ごとの入試の違いを後回しにしてしまうケースです。明治大学は学部・受験方式ごとに出題の傾向が分かれるため、志望学部が固まらないまま進めると対策が分散します。
もう一つのつまずきは、配点の重い科目を後半まで放置することです。英語や国語の読解量が多い学部では、直前期に間に合わせようとしても演習量が確保できません。2027年度入試を見据えるなら、志望学部の過去問を早い段階で解き、必要な科目に時間を寄せる判断が必要です。
国語では漢文の対策漏れも目立ちます。出題形式の確認は明治大学の漢文の入試傾向と対策で先に済ませておくと、後回しになりにくくなります。英語の設問形式を比較したい場合は、青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策も参考になります。
よくある質問
Q. 明治大学はなぜ就職に強いと言われるのですか。 A. 1年次から使える就職支援制度、業種や資格職まで検索できるOB・OGネットワーク、就活ノウハウを超えたキャリア教育の3つがそろっているためです。進学校アンケートの「就職に力を入れている大学」ランキングでは12年連続1位を獲得しています。
Q. 就職に強い学部はどこですか。 A. 就職率で見ると総合数理学部が96.8%、商学部が95.9%、政治経済学部が95.7%と上位です。総合数理学部は研究テーマが就職に直結しやすく、商学部や政治経済学部は実学・ゼミ中心の学びが評価につながっています。
Q. MARCHの中で明治大学の就職は上位ですか。 A. 有名企業就職率は明治大学が28.4%で全国22位です。青山学院大学が29.1%で20位と上にありますが、立教大学・中央大学・法政大学より高い水準にあります。
Q. 明治大学でも学歴フィルターで落ちることはありますか。 A. ごく限られます。学歴フィルターを設けている企業でもMARCHレベルで線を引くことが多いためです。ただし企業の求める専攻と合っていない場合は不利になるため、専攻に紐づいた企業を選ぶことが重要です。


