立教大学の共通テスト利用で漢文は必要?学部別
国語科目における漢文は、大学・学部・学科ごとに要不要が分かれやすい…
FAST-UP
立教大学の共通テスト利用で漢文が必要なのは、文学部の全方式と、異文化コミュニケーション学部・経済学部・社会学部・現代心理学部の6科目型です。経営学部・理学部・法学部・観光学部・コミュニティ福祉学部は漢文を使いません。
2026年9月時点の情報です。
共通テスト利用とは、大学独自の試験を課さず共通テストの得点で合否を決める方式です。
立教大学の共通テスト利用で漢文が必要な学部
学部と方式の組み合わせで、漢文の要不要が分かれます。志望学部が対象になっている場合は、漢文対策も受験勉強のスケジュールに組み込んでおきます。
国語科目の試験範囲には「近代以降の文章」という表現が出てきます。これは現代文を指すと理解してよい表現です。「近代以降の文章、古文」と記載されていれば、現代文と古文からの出題に限ると判断できます。
学部・方式ごとの漢文の要不要一覧
漢文を使うのは文学部と、一部学部の6科目型です。それ以外は現代文のみ、または現代文と古文に限定されています。
| 学部・学科 | 3科目型 | 6科目型 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 文学部(キリスト教学科・文学科・史学科・教育学科) | 必要 | 必要 | 文学科は4科目型でも漢文を利用。漢文を使わない学科・専修はなし |
| 異文化コミュニケーション学部 | 不要 | 必要 | 3科目型は近代以降の文章および古文 |
| 経済学部 | 不要 | 必要 | 3科目型は近代以降の文章および古文 |
| 社会学部 | 不要 | 必要 | 3科目型は近代以降の文章および古文 |
| 現代心理学部 | 不要 | 必要 | 3科目型は近代以降の文章および古文 |
| 経営学部(経営学科・国際経営学科) | 不要 | 不要 | 近代以降の文章に限定。古文も対象外 |
| 理学部(数学科・物理学科・化学科・生命理学科) | 国語の利用なし | 不要 | 6科目型は近代以降の文章に限定。古文も対象外 |
| 法学部(法学科・国際ビジネス法学科・政治学科) | 不要 | 不要 | 近代以降の文章および古文に限定 |
| 観光学部(観光学科・交流文化学科) | 不要 | 不要 | 近代以降の文章および古文に限定 |
| コミュニティ福祉学部(コミュニティ政策学科・福祉学科) | 不要 | 不要 | 近代以降の文章に限定。古文も対象外 |
文学部は全方式で漢文を使う
文学部は、キリスト教学科・文学科・史学科・教育学科のいずれも漢文のスコアを利用します。3科目型・6科目型に加えて、文学科の4科目型も対象です。文学部で漢文を使わない学科・専修はありません。歴史系の学科を志望する場合は、漢文を後回しにしない前提で計画を立てます。
6科目型だけ漢文を使う学部
異文化コミュニケーション学部・経済学部・社会学部・現代心理学部は、6科目型に限り漢文を使用します。3科目型は近代以降の文章および古文に限定されています。同じ学部でも、出願する方式によって必要科目が変わる点に注意します。
漢文を使わない学部
経営学部・法学部・観光学部・コミュニティ福祉学部は、3科目型・6科目型のいずれでも漢文のスコアを使いません。経営学部とコミュニティ福祉学部は近代以降の文章に限定され、古文も対象外です。法学部と観光学部は近代以降の文章および古文に限定されています。
理学部は、6科目型が近代以降の文章に限定で、古文・漢文とも対象外です。3科目型(数学科・物理学科・化学科・生命理学科)は国語科目自体の利用がありません。理学部の3科目型を主軸にする場合、国語対策の優先度は下げられます。元記事の試験範囲のとおり、国語そのものが得点に含まれないためです。
漢文の要不要は「方式単位」で確認する
志望校の科目は、学部単位ではなく方式単位で確認する必要があります。同じ学部でも3科目型と6科目型で国語の出題範囲が異なる場合があるためです。
確認の手順は次のとおりです。
- 出願を考えている学部・学科をすべて書き出す
- 方式(3科目型・4科目型・6科目型)ごとに国語の出題範囲を確認する
- 「近代以降の文章」「古文」「漢文」のどこまでが対象かを控える
- 漢文が1つでも必要なら、学習計画に漢文の枠を入れる
学部ごとの難易度の違いを押さえたうえで併願を組むと、方式選びの判断もしやすくなります。学部間の位置関係は立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事で確認できます。
よくある間違い
多いのは、「立教大学は漢文が不要」と学部をまとめて判断してしまうことです。文学部は全方式で漢文を使い、異文化コミュニケーション学部・経済学部・社会学部・現代心理学部も6科目型では漢文が必要になります。
回避策は、学部名ではなく「学部+方式」の組み合わせで表を作ることです。併願する方式も同じ表に並べ、1つでも漢文が必要な欄があれば対策を入れると、抜けが起きにくくなります。
FAST-UPが見てきた共通テスト利用のつまずき
指導現場で目立つのは、漢文そのものの実力不足よりも、必要科目の確認漏れです。第一志望の方式だけを見て科目を決め、併願先で漢文が必要だと直前に気づくケースが繰り返し起きています。
もう1つのつまずきは、漢文を「捨てる」判断を曖昧にしたまま走り出すことです。不要と分かっていても気になって参考書を開き、結果として現代文・古文・英語の演習量が削れていきます。要不要を早い段階で確定させ、不要なら完全に外すほうが、1科目ごとの仕上がりは安定します。
漢文を使う方式を受ける場合は、句法と漢字の意味を先に固め、その後に文章演習へ移る順序が扱いやすくなります。他大学の漢文の出題傾向を知りたい場合は、明治大学の漢文の入試傾向と対策も比較材料になります。一般選抜以外の入り口を併せて考えるなら、立教大学の自由選抜入試の面接対策も確認しておくとよいでしょう。
よくある質問
Q. 立教大学の共通テスト利用で漢文が必要なのはどの学部ですか。 A. 文学部(キリスト教学科・文学科・史学科・教育学科)は全方式で漢文を使います。異文化コミュニケーション学部・経済学部・社会学部・現代心理学部は6科目型のみ漢文が必要です。
Q. 「近代以降の文章」とは何を指しますか。 A. 現代文を指すと理解してよい表現です。「近代以降の文章、古文」とあれば現代文と古文からの出題に限られ、漢文は含まれません。
Q. 理学部を志望する場合、国語の対策は必要ですか。 A. 3科目型は国語科目自体の利用がありません。6科目型は近代以降の文章に限定で、古文・漢文は対象外です。出願する方式に合わせて判断します。
Q. 文学部志望で漢文が苦手な場合、方式を変えれば避けられますか。 A. 文学部は3科目型・4科目型・6科目型のいずれでも漢文を利用するため、方式の変更では避けられません。漢文を学習計画に入れる前提で準備します。


