中央大学の系列高校4校を比較|偏差値と倍率
中央大学には系列の高校があり、内部進学でそのまま中央大学生になる人…
FAST-UP
中央大学の系列高校は4校です。中央大学高等学校、中央大学附属高等学校、中央大学杉並高等学校、中央大学附属横浜高等学校で、偏差値は67〜70。校風と内部進学の仕組みが校ごとに異なります。
2026年9月時点の情報です。
系列高校の生徒の多くは、内部進学(系列校の基準を満たして大学へ進む仕組み)で中央大学に入学します。大学受験の場で直接のライバルになることは多くありません。中高大10年一貫教育を前提にしてきた学生と机を並べるため、入学後に校風の違いを感じることもあります。
以下では、4校の違いと偏差値・倍率、在校生や保護者の声を整理します。
中央大学の系列高校は4校
中央大学の系列高校は「中央大学高等学校」「中央大学附属高等学校」「中央大学杉並高等学校」「中央大学附属横浜高等学校」の4校です。中学校を併設しているかどうか、所在地、校風がそれぞれ異なります。
| 高校名 | 通称 | 所在地 | 中学校の併設 |
|---|---|---|---|
| 中央大学高等学校 | 中大高 | 東京都(後楽園キャンパス内) | なし |
| 中央大学附属高等学校 | 中附 | 東京都 | あり |
| 中央大学杉並高等学校 | 中杉 | 東京都杉並区 | なし |
| 中央大学附属横浜高等学校 | 中横 | 横浜市都筑区 | あり |
中央大学高等学校
中央大学高等学校は、「中大高」の名で知られる昼間定時制(昼間に授業をおこなう定時制の課程)の高校です。後楽園キャンパスのなかにある生徒数500名程度の小さな高校で、系列4校のうち最も古い歴史を持っています。
理系教育に強い学校として注目されています。もともと中央大学商業学校として誕生した学校ですが、中央大学理工学部の教授が校長を務めるのが慣習となっているためです。
テスト期間以外は職員室が常に開放されているアットホームな校風で、始業時間も遅めです。中国語・フランス語など多彩な第二外国語を用意しており、卒業までに約90%の生徒が英検2級に合格する語学力の高い学校でもあります。
中央大学附属高等学校
中央大学附属中学校・高等学校は、「中附」の名で知られる中高一貫校です。中学校から内部進学してきたクラスと、高校から入学した外部進学のクラスに分かれ、高校2年次から混合クラスとして編成し直されます。
自由な校風が特徴で、学校が指定した制服は存在しません。中学校では2種類のブレザー・4種類のシャツ・ズボン・スカート・ネクタイ・リボン・女子用スラックスのなかから自由に組み合わせて着用できます。高校では自分で用意した制服や私服で登校する生徒が多く、他校と比べても珍しい運用です。
中央大学杉並高等学校
中央大学杉並高等学校は、「中杉」の名で知られる学校です。1学年330名程度、全校生徒で1,000名を超える年度もある大規模な高校で、中央大学への進学率は9割に達します。
ただし、3年次の選択科目を確実に履修し単位認定されない限り、中央大学への内部進学推薦は得られません。確実な学力素養につなげるための仕組みです。
文化勲章受章者の森英恵氏がデザインした制服を採用しており、一目で中央大学杉並高等学校の生徒だとわかることも特徴です。海外の姉妹校があり留学も盛んです。
中央大学附属横浜高等学校
中央大学附属横浜中学校・高等学校は、「中横」の名で知られる中高一貫校です。キャンパスは横浜市都筑区にあり、4校のうち唯一東京都外に所在します。
もともとは横浜山手女子中学校・高等学校を源流としており、長く女子校でしたが2012年に男女共学になりました。高等学校から入学した外部生は、高校2年次から中学校からの内部生と混合します。
学校の第一目標が「中央大学の基幹学生の養成」であり、在学中から中央大学校歌に触れるなど、内部進学を前提とした教育がおこなわれています。
偏差値で比較する4校の難易度
偏差値がもっとも高いのは中央大学高等学校です。4校はいずれも高い水準に並び、差は大きくありません。
| 高校名 | 偏差値 | 人気の背景 |
|---|---|---|
| 中央大学高等学校 | 70 | 自由な校風で首都圏全体から受験生が集まり、定員が少ない |
| 中央大学附属高等学校 | 68 | 中央大学への進学率が高く、安定した進学を望む層に人気 |
| 中央大学杉並高等学校 | 68 | 留学が盛んで、国際関係を学びたい層に人気 |
| 中央大学附属横浜高等学校 | 67 | 滑り止めの私立として受験する層も多く、学力レベルが高め |
偏差値・倍率は本記事作成時点で公表されていた数値です。最新の数値は各校の募集要項で確認してください。
過去の入試倍率を校別にチェック
倍率は校ごとに傾向が異なります。中央大学附属横浜高等学校は一般入試の倍率が高く、推薦入試は1.0倍前後で推移しています。
中央大学高等学校の倍率
| 年 | 一般入試 | 推薦入試 |
|---|---|---|
| 2018年 | 3.2倍 | 2.9倍 |
| 2019年 | 3.0倍 | 3.4倍 |
| 2020年 | 3.7倍 | 4.2倍 |
| 2021年 | 2.9倍 | 3.2倍 |
| 2022年 | 3.6倍 | 3.3倍 |
中央大学附属高等学校の倍率
| 年 | 一般入試 | 推薦入試 | 帰国生入試 |
|---|---|---|---|
| 2020年 | 3.1倍 | 3.2倍 | 2.2倍 |
| 2021年 | 2.7倍 | 3.3倍 | 3.1倍 |
| 2022年 | 3.9倍 | 3.0倍 | 2.5倍 |
中央大学杉並高等学校の倍率
| 年 | 一般入試 | 推薦入試 |
|---|---|---|
| 2020年 | 2.9倍 | 3.8倍 |
| 2021年 | 2.6倍 | 3.0倍 |
| 2022年 | 2.6倍 | 3.0倍 |
中央大学附属横浜高等学校の倍率
| 年 | 一般入試 | 推薦入試 |
|---|---|---|
| 2020年 | 4.1倍 | 1.0倍 |
| 2021年 | 4.2倍 | 1.1倍 |
| 2022年 | 4.7倍 | 1.0倍 |
在校生・保護者の口コミ
口コミからは、校則の運用や日々の課題量の違いが読み取れます。自由な校風の学校でも、小テストや課題で学習量を求める運用が見られます。
中央大学高等学校の口コミ
- 学校説明会に参加し親子共にとても気に入り受験を決めました。運動場が無いことから全日制の申請が通らず昼間定時制になっていることが唯一親としては気になる点でしたが、そんなことは関係ないようです。運動に重きをおいていない生徒には反対にいいかも。入学してからはのびのびと過ごしています。ほぼ全員が中大に進学しますのでその点は安心ですが、日々の小テスト等を頑張っているようです(頻度が多いので日々の勉強癖がつく)。
- 生徒間のいざこざはありますが、先生が親身に相談にのってくれます。また色々な生徒がいるので、味方になってくれる友達も必ずいると思います。まわりに流される人が少なく自分をしっかり持ってる人が多いと感じます。
- 家族的情味と少人数体制がこの学校に惹かれたポイントだが、本当にいい先生に巡り会えたり一生の友に出会えた。みんな根は真面目な子ばっか。正直この学校ほどコスパがいい学校はないと思う。小テストが厳しいですよと先生が脅してきたりするが全然辛くない。辛いと思うのは毎回満点を狙っている人だけ。あとは大都会にあり、始業時間が遅いのが魅力の1つ。池袋新宿銀座余裕でいける。田舎出身の人も朝は辛くないし、都会に慣れることができる。
- 先生と生徒の距離が近く、進路のことについても、学校生活にしても、なんでも相談しやすい環境です。とても面倒見の良い学校だと思います。ただし、小テストが多く、テストのスパンが早いので、勉強が多少大変です(その代わり夏休み、冬休みは他の学校と比べ長めなように感じます)。
中央大学附属高等学校の口コミ
- 他の高校に比べて校則はとても緩いです。決まった制服はありません。そして、受験生の皆さんが気になっているであろう髪染め、エクステ、ピアス、メイク、ネイル、バイト、これ全てOKです。今あげた6個に当てはまってないことでも多分全てOKです。とにかく中附は緩いです。
- 校則も良い、しかも伸び伸びと勉強できて本当に楽しい。髪を染められるという校則を知って入学したけど、その他にも友達と仲良くなれたり、先生の説明が上手かったりすることがあって楽しかった。後、他学校併願というものが本当に中附独自で、こんな自由な学校は他にはないと思います。
- 高校から入学しました。第一希望ではありませんでしたが、むしろ第一希望にご縁がなくて良かったと思える学校です。若い先生が多いせいか先生方との距離も近く、授業もわかりやすい先生が多いようです。大学附属ですが、かなり勉強はさせます。課題や課題図書も多く、いつのまにか勉強する習慣が身につきます。
- 学校行事は、できる限り中止ではなく延期にして、どうしたら実施できるかを行事委員中心に子どもたちに考えさせています。お友だちにも恵まれ、自主性のある子どもに成長していっていると感じます。保護者同士の交流も、クラスに2〜3名いるクラス委員さん中心に企画してくださっています。親子ともども、この高校に通えて満足しています。
- 「附属だから誰でも大学に行ける」と思っている方が多いかと思いますが、「自主・自治・自律」を目指しているため、自身で勉強意欲の維持が必要となり、成績が悪いと容赦なく留年もあり得ます。それでもイキイキとした学生たちの顔を見ればわかる通り、メリハリを持って、勉強・部活・私生活を送っている子が非常に多いです。
中央大学杉並高等学校の口コミ
- 校則はゆるゆるだけどちゃんとしてる。スマホ取り扱い自由だけど授業中触っていたら没収されるし、髪型も自由だけど染髪はダメなので見つけたら注意される。きちんとしていて良い。スカートの長さこそ自由だから短くできて嬉しい。
- 中杉は中学がないので新しい友達は出来ますが、同じ中学から来る人も多数います。入学式の2日後くらいにオリエンテーション合宿があり、人見知りの人は大変かもしれません。勉強面ではやればクラス上位にいきますし、やらなければ下位です。テスト前に勉強していれば中大への推薦も大丈夫だと思います。いじめは見たことないです。行事はやる気のあるクラスなら普通に楽しいです。
- 受験を意識せずに高校生活を送ることができる学校です。自分のやりたいことを追求することができると思います。部活・同好会に限らず、模擬裁判、模擬国連などで活躍している生徒もいます。個人的にコンテストや大会で結果を残す生徒もおります。受験という枠組みにとらわれないため、授業のレベルは標準的で、先生によってアクティブラーニングを取り入れていて楽しいです。
- 国語科では探求マップに力を入れていて、卒論で6000字以上書くために、分析したものを文章化するための構造を徹底的にやります。課題図書100冊を読む必要があり、自然と前後関係から文章を読み解く力が身につきます。英語科ではスピーキングとライティングを重点的にやります。数学科ではハイプライムという教材を使用しています。生物・化学・物理は内容によっては実験もします。日本史・世界史・地歴基礎はユニークな名物先生揃いですが、聞いていて面白いです。体育は男女別が多いですが、水泳がないのが嬉しいですね。保健は主に性教育を重点的に学びます。
- 図書館には自習室完備で、朝晩の会が開催されています。第一体育館の床が綺麗で運動に適しています。運動場の芝は張り替えられて、今では芝が靴下にくっつく問題は解決済みです。第二体育館は天井が高く主にバレーボール部が使用しています。学食も美味しく、テイクアウトお弁当や、パンの自販機も充実です。しかし、学校説明では空調を全部の教室・廊下で稼働しているとありますが、普段の部活動中などはつけない傾向にあります。
中央大学附属横浜高等学校の口コミ
- 高入生です。併願特約(第一志望の結果を待ちながら合格を確保できる私立高校の制度)で入る人が多い(オール5の人たち)からか民度が高く、頭が良く、優しく、リーダーシップがある人が多い。でもどんな人も受け入れてくれ、誰にでも居場所があります。マイペースな私でも居心地良いです。真面目だしよく勉強するし、でも明るいです。
- 部活はそれぞれの活動・練習密度に濃淡差がありますね。運動部で全国大会、県大会に出場出来る部活は少ないですが、練習はそれなりに厳しいという部活も有れば、週三しか練習日がないという部活もあります。先生たちはどの部活も「学業が最優先」と言っているので、勉強そっちのけで部活ばかりやらせている部は聞いた事がないです。生徒は殆どが部活に参加しています。
- 大学附属校なので大半がそのまま中大に進学します。ただ、学校は他大学進学にも力を入れています。国公立大学、中大に希望学部が存在しない私立大学には、大学への推薦権を放棄せずに他大学受験が可能です。実際、三割程度は他大学に行きます。中学受験では入学偏差値がずっと上がり続けているので、今後も他大学進学は増えていくと思います。
- 体育館は広く、自動の映画館の席のような椅子があります。図書館は静かで勉強するにはもってこいですが、テスト期間になると混むので注意。一番奥には勉強用の一人一人の机があるので捗るかと思います。窓はガラス張りになっているので、綺麗な人工芝のグラウンドを眺めながら勉強するのもいいかもしれません。食堂はメニュー豊富ですが、食券は昼になる前の授業と授業の間に買うのがおすすめです。
FAST-UPが見てきた附属生と一般受験生のつまずきどころ
指導現場で感じるのは、附属高校出身者と一般受験生では、伸び方のつまずく場所が違うという点です。附属高校から進んだ学生は、小テストや課題図書に取り組む習慣が身についている一方、入試本番のような時間制限のある得点勝負の経験が少ない傾向があります。
反対に一般受験で中央大学を目指す受験生は、入試科目を絞って深く仕上げる力はつきますが、科目間のバランスが崩れやすいところでつまずきます。英語だけを進めて社会や国語の仕上げが後手に回り、直前期に総合点が足りなくなるパターンが目立ちます。
もう一つの傾向は、附属生の存在を意識しすぎることです。系列高校の生徒とは選抜の土俵が違うため、比べるべき相手は同じ入試方式を受ける受験生です。学部・方式ごとの配点を確認し、自分の得点計画を先に決めるほうが迷いが減ります。
よくある間違い
「附属だから誰でも中央大学に行ける」と考えるのは誤解です。中央大学杉並高等学校では3年次の選択科目の単位認定が内部進学推薦の条件になり、中央大学附属高等学校では成績によって留年もあり得るという在校生の声があります。
回避策は、志望校を選ぶ段階で各校の推薦基準と進級規定を募集要項や学校説明会で確認することです。内部進学の条件を知らずに入学すると、高校3年間の学習量の見通しがずれます。他大学受験を考える可能性があるなら、推薦権を保持したまま受験できる範囲も合わせて確認しておくと安心です。
進学後を見据えて調べておきたいこと
系列高校か一般受験かを問わず、大学に入ってからの費用や学部の難易度も早めに把握しておくと計画が立てやすくなります。同じ規模の私立大学の情報をあわせて見ると、比較の軸がつくれます。
- 学費の目安を知りたい場合は学習院大学の4年間の学費と奨学金が参考になります。
- 学部ごとの難易度の動きを追うなら立教大学の偏差値推移が比較材料になります。
- 併願先の入試傾向を調べるなら明治大学の漢文の傾向と対策や青山学院大学国際政治経済学部の英語対策も確認しておくと、科目別の負担を見積もれます。
- 推薦系の入試を検討する場合は立教大学の自由選抜入試と面接で選考の流れをつかめます。
まとめ
中央大学には系列高校が4校あり、それぞれ特色やカラーが異なります。偏差値は67〜70の範囲で並び、校風と内部進学の条件で選び分けることになります。
入学後は系列高校出身の学生と関わる機会も多くなります。校名と通称だけでも覚えておくと、大学生活の理解が早まります。
よくある質問
Q. 中央大学高等学校と中央大学附属高等学校の違いは何ですか。 A. 中央大学高等学校は中学校を併設しない昼間定時制の高校で、後楽園キャンパス内にあり生徒数500名程度の小規模校です。中央大学附属高等学校は中学校を併設する中高一貫校で、高校2年次から内部生と外部生が混合クラスになります。指定の制服がない自由な校風も中央大学附属高等学校の特徴です。
Q. 4校で偏差値がもっとも高いのはどこですか。 A. 中央大学高等学校の偏差値70がもっとも高い数値です。中央大学附属高等学校と中央大学杉並高等学校が68、中央大学附属横浜高等学校が67と続きます。差は小さく、通学時間や校風で選ぶ受験生も少なくありません。
Q. 系列高校から他大学を受験できますか。 A. 中央大学附属横浜高等学校では、国公立大学と中央大学に希望学部がない私立大学について、推薦権を放棄せずに受験できるという在校生の声があります。取り扱いは学校と年度によって異なるため、各校の最新の規定を確認してください。
Q. 倍率が高いのはどの学校ですか。 A. 掲載した年の数値では、中央大学附属横浜高等学校の一般入試が4.1〜4.7倍と高い水準です。一方で同校の推薦入試は1.0倍前後で推移しています。入試方式によって倍率の傾向が大きく変わるため、方式ごとに確認する必要があります。


