オンライン予備校で浪人する費用は?相場と内訳を解説
オンライン予備校で浪人する費用は月額2万〜5万円
FAST-UP
オンライン予備校で浪人する費用は、月額2万〜5万円、年間30万〜60万円が目安です。映像授業中心なら年間3万〜30万円程度、通学型の浪人生コースは年間80万〜120万円が相場で、オンラインは総額を抑えやすい選択肢です。
2026年10月時点の情報です。
オンライン予備校で浪人する場合の費用相場|月額と年間の目安
浪人生がオンライン塾・オンライン予備校を利用する場合、月額は2万〜5万円、年間総額は30万〜60万円程度が中心です。年間総額には入会金(3万円前後が目安)、毎月の料金、季節講習費や模試代が含まれます。
料金の幅が大きいのは、講師がどこまで学習に関わるかで金額が決まるためです。映像授業を見るだけの形から、毎日の進捗を管理する形まで、サポートの深さに応じて段階があります。
| 指導形態 | 月額の目安 | 向いている浪人生 |
|---|---|---|
| 映像授業・オンデマンド型 | 5,000円〜1万円台 | 自己管理ができる人 |
| 学習管理・コーチング型 | 2万〜3万円台 | 計画と進捗管理がほしい人 |
| オンライン個別指導型 | 4万円以上 | 質問・添削を手厚く受けたい人 |
| ライブ授業型(大手予備校のオンラインコース) | 年間35万〜55万円(基幹授業のみ) | 授業の質を重視する人 |
映像授業・オンデマンド型の費用目安
最も安いのは映像授業型で、月5,000円〜1万円台、サービスによっては月2,000円台から利用できます。12か月一括払いで年間2万円台になる例もあり、入会金や初期費用が不要なサービスもあります。
年間で見ると3万〜30万円程度に収まることが多く、通学型とは大きな差が出ます。ただし質問対応や添削が付かない場合が多く、学習計画は自分で組む前提です。勉強の順番が決まっている浪人生に向いた選択肢です。
学習管理・コーチング型の費用目安
コーチング型(授業ではなく学習計画の作成と進捗管理を行う指導)は、月2万〜3万円台が目安です。入会金は3万円前後、年間では30万〜60万円程度に収まるケースが多くなります。
浪人生にこの価格帯が選ばれやすいのは、生活リズムの管理まで含まれるからです。学校という強制力がなくなる1年間は、自由時間の使い方で差がつきます。面談の回数やテストの有無でコースが分かれるため、料金表では回数を必ずチェックします。
オンライン個別指導型の費用目安
講師が1対1で教える個別指導型は、月4万円以上が目安です。全科目の質問対応や添削、毎日の進捗面談が付くプランでは、年間60万〜72万円程度になることもあります。
手厚いタイプでも通学型の個別指導塾(年間120万〜150万円以上)より抑えやすいのが特徴です。一方で、コマ数を追加すると料金は上がります。追加1時間あたりの単価を確認しておくと、後から総額がぶれません。
通学型予備校・宅浪と比べてどれくらい差があるか
費用の差は、通学型を基準にするとオンラインがおよそ半分、宅浪はさらに安くなります。ただし安くなるほど、学習計画と生活管理を自分で担う負担が増えます。
| 選択肢 | 年間費用の目安 | 主な負担 |
|---|---|---|
| 通学型の大手予備校 | 80万〜120万円(相場では100万〜150万円の調査も) | 交通費・季節講習費が別途 |
| オンライン予備校・オンライン塾 | 30万〜60万円 | 自宅の学習環境づくり |
| 宅浪(塾や予備校に通わず自宅で浪人する方法) | 教材費・模試代・受験料のみ | 計画・管理・質問先をすべて自力で用意 |
オンラインが安く提供できるのは、校舎の維持費や通学にかかるコストが少ないためです。往復2時間の通学をやめると、1年で約500時間を勉強に回せる計算になります。
大手予備校の浪人生コースの年間費用
通学型の大手予備校は、入学金7万〜10万円、授業料70万〜120万円が目安です。ここに季節講習費が20万円〜上乗せされ、総額は80万〜120万円程度になります。
総額が大きくなる理由は、夏期・冬期・直前の講習が通常授業とは別に組まれ、基本的に受講が前提になるからです。季節講習は1講座あたり2万円程度が目安で、取る数で金額が変わります。模試代や交通費も加わるため、パンフレットの授業料だけで判断しないことが大切です。
宅浪(独学)にした場合の費用と、その分で増える負担
宅浪は授業料がかからないため、費用は教材費・模試代・受験料が中心です。模試は1回6,000〜8,000円程度かかるので、年間の受験回数を先に決めておくと予算が読めます。
一方で、カリキュラムの設計、進捗の管理、質問の解決をすべて自分で行う必要があります。成績が伸び悩んだときに相談相手がいない点も、モチベーションの面で負担になります。宅浪と予備校の違いは浪人して予備校に通うメリット・デメリットと宅浪との比較で詳しく整理しています。
費用の内訳を分解する|入会金・月謝・教材費・季節講習費
年間総額は「入会金+月額料金×か月数+教材費+季節講習費+模試代」で計算します。この式に数字を入れれば、どのサービスでも同じ基準で比べられます。
| 項目 | オンラインの目安 | 確認ポイント |
|---|---|---|
| 入会金 | 無料〜3万円程度 | 免除キャンペーンの有無 |
| 月額料金 | 2万〜5万円 | 含まれる科目数と面談回数 |
| 教材費 | 市販の参考書を自己負担とする塾が多い | 専用教材が別料金か |
| 季節講習費 | 1講座1万5,000〜2万円程度 | 定額に含まれるか別途か |
| 模試代 | 1回6,000〜8,000円程度 | 年間の受験回数 |
月謝以外で後から追加されやすい費用
後から増えやすいのは、科目追加・コマ追加・季節講習・システム利用料の4つです。月額とは別に毎月の利用料がかかる形や、映像講義と自習室がオプション扱いの形もあります。
よくある間違いは、月額だけを見て申し込み、夏に講習と科目追加が重なって予算を超えることです。回避策は、申込前に「追加が発生するのはどんなときか」「その単価はいくらか」を書面で確認することです。追加の上限を決めておくと、年間の料金がぶれません。
支払い方法・分割払い・途中解約と返金の確認点
支払いは毎月払い、半年分の前払い、年間一括払いなどがあり、一括ほど割引率が高くなる傾向があります。前払いを選ぶ場合は、途中でやめたときの返金規定を先に読んでおきます。
次の点を事前にチェックします。
- 途中解約の申し出期限(何日前までか)
- 返金の対象(入会金・教材費は対象外のことが多い)
- クレジットカード分割や口座引き落としの可否
- 休会制度の有無と休会中の費用
料金内訳と返金制度の具体的な比べ方は料金内訳・追加費用・返金制度の見方にまとめています。
浪人1年間でかかるお金の総額(塾代+受験料+模試代)
浪人の1年でかかるお金は、塾代だけでは終わりません。受験料・交通費・併願校の入学金まで含めて予算を組むのが現実的です。
| 費目 | 目安 | 補足 |
|---|---|---|
| オンライン予備校の費用 | 年間30万〜60万円 | 入会金・講習費込みの想定 |
| 受験料 | 共通テストと複数校の出願で12万円以上 | 受験校数と方式の数で増える |
| 模試代 | 1回6,000〜8,000円程度 | 塾の料金に含まれる場合あり |
| 交通費・宿泊費 | 受験校の所在地による | 遠方受験は宿泊費も計上 |
| 併願校の入学金 | 大学により異なる | 進学先確定前の支払いが必要な場合あり |
受験料は出願する学部・方式の数だけ増えます。併願を増やすほど合格の可能性は広がりますが、出願費用も膨らみます。願書を出す段階で上限額を決めておくと、2月に慌てません。
オンライン予備校の費用を抑える5つの方法
費用を抑える現実的な方法は次の5つです。どれも学習量を減らさずに総額だけを下げられる点が共通しています。
- 特待生制度や早期申込割引を使う
- 受講科目を絞り、単科で受ける
- 映像授業や市販教材と組み合わせる
- 開始時期と契約月数を調整する
- 一括払い割引や紹介割引を確認する
特待生制度・早期申込割引を使う
最初に確認すべきは、特待生制度(成績などに応じて授業料が減免される制度)と入会金の免除です。入会金は数万円単位になるため、免除キャンペーンの時期に合わせるだけで総額が下がります。
無料体験の後、一定期間内の申込で入会金が割引になる仕組みを設けている塾もあります。兄弟や友人の紹介割引が使えることもあるため、公式サイトの料金ページと問い合わせの両方でチェックします。
受講科目を絞る・単科で受ける
全科目を同じ密度で受講する必要はありません。単科(必要な科目だけを選んで受講する方式)を使い、伸ばしたい教科に費用を集中させる方が効率的です。
私立大学の一般選抜は3教科型が中心です。得点源になっている科目は市販教材で維持し、苦手科目だけ指導を受ける形にすると、授業料を抑えながら学力の底上げができます。定額で全科目を見るコースと、単科の合計額を比べて安い方を選びます。
映像授業や市販教材と組み合わせる
講義が必要な単元は映像授業、演習と管理は塾、という分担にすると費用対効果が上がります。映像授業は月額が低く、理解できない部分だけ繰り返し見られるためです。
組み合わせの例を挙げます。
- 基礎の講義は映像授業、進捗管理はコーチング型
- 英語だけ個別指導、国語と社会は参考書で自走
- 過去問演習の添削のみ単発で依頼
ただし教材を増やしすぎると、どれも中途半端になります。1科目1冊を終わらせてから次に進む形にすると、教材費も時間も無駄になりません。
開始時期で年間費用がどう変わるか
開始が遅いほど契約月数が減るため、年間の支払いは少なくなります。4月開始が最も高く、夏開始、秋開始の順に総額は下がります。
| 開始時期 | 費用の傾向 | 注意点 |
|---|---|---|
| 4月 | 契約月数が最も長く総額は高い | 基礎固めから計画的に進められる |
| 夏 | 春の分だけ総額が下がる | 春の学習を自力で進められることが前提 |
| 秋以降 | 総額は最も低い | 後期からの受け入れをしない塾もある |
安く済ませる目的だけで開始を遅らせるのは避けます。残り期間が短いほど、追加の講習や個別指導で補う必要が出て、結果的に単価が上がることがあるためです。秋以降の入塾を考える場合は、募集状況を先に確認します。
費用で選ぶときのよくある間違い
費用で失敗する典型は、月額だけを横並びにして比べることです。含まれるサービスが違う料金を並べても、比較になりません。
月謝の安さだけで比べて総額が高くなるケース
月額が低いプランは、質問対応や季節講習が別料金になっていることがあります。結果として、年間では月額が高いプランと変わらない、あるいは上回ることがあります。
回避策は、次の3つを同じ条件でそろえて比べることです。
- 受講する科目数をそろえる
- 面談や指導の回数をそろえる
- 季節講習・模試代を含めた年間総額で出す
見積もりは必ず「11か月分」「12か月分」など期間を明記して出してもらいます。期間が違う見積もりを比べると、安く見える方を選んでしまいます。
安い塾は不安という口コミをどう読むか
「安い塾は不安」という声は、料金そのものではなく、サポート範囲への不安を表していることが多いです。口コミを読むときは、料金の数字ではなく、何が含まれていなかったかに注目します。
判断材料になるのは、質問の返答が来る時間帯、面談の頻度、担当講師の交代可否といった運用面です。これらは無料体験や相談で直接聞けば分かります。口コミは仮説を立てる材料にとどめ、最終判断は自分で確認した事実で行います。
★料金表を比べるときの3つの基準|指導時間・面談回数・質問対応
料金表を比べるときは、金額ではなく「何時間・何回・どこまで」を見ます。FAST-UPでも相談の場で、この3つをそろえてから比較してもらうようにしています。同じ金額でも中身の差が大きいためです。
| 基準 | 見るところ | 比較の仕方 |
|---|---|---|
| 指導時間 | 週あたりの直接指導と自習の扱い | 料金を指導時間で割る |
| 面談回数 | 計画の修正がいつ入るか | 料金を面談回数で割る |
| 質問対応 | 対応教科・時間帯・返答の早さ | 止まった勉強が再開するまでの時間で見る |
指導時間が短くても、計画の精度が高ければ自習が進みます。逆に時間が長くても、やることが曖昧なら成果につながりません。回数と時間を金額で割ると、サービス同士を同じ物差しで並べられます。
資料請求や体験時に費用について聞くべき質問
体験や面談では、次の質問をそのまま聞きます。言いにくい内容ほど、先に確認した方が後が楽です。
- 入塾から受験までの年間総額はいくらになりますか
- 季節講習は定額に含まれますか、別料金ですか
- 教材はどこまで用意され、どこから自己負担ですか
- 科目やコマを追加する場合の単価はいくらですか
- 途中でやめる場合の返金と手続きはどうなりますか
- 担当講師やコーチの変更はできますか
回答が口頭だけの場合は、メールなど文字で残る形でもらいます。保護者と共有するときにも使えます。
★FAST-UPが見てきた、費用を削った浪人生がつまずくところ
費用を抑えた浪人生がつまずくのは、お金を削った箇所ではなく、削ったことで空いた「判断の穴」です。指導の現場では、次のような場面でつまずきが起きやすいと感じています。
1つ目は、科目を絞りすぎた結果、併願先の受験方式に対応できなくなる場面です。出願の時期になって選べる大学が減り、志望校の組み立て直しに時間を取られます。
2つ目は、質問できる相手がいないまま参考書を抱え込む場面です。分からない問題を飛ばす癖がつき、同じ単元で何度も止まります。
3つ目は、模試を減らして現在地が分からなくなる場面です。判定だけでなく、どの分野で失点しているかが見えなくなると、勉強の優先順位を間違えます。
4つ目は、夏以降に不安から講座を足してしまう場面です。春に抑えた分が後半で戻り、総額が当初の見込みを超えます。春の段階で「どこまでなら追加してよいか」を家庭で決めておくと、この揺れを防げます。
安さを優先しても合う浪人生・合わない浪人生の特徴
安いサービスが合うかどうかは、自己管理の力で決まります。自分で計画を立てて実行できる人ほど、低価格でも成果を出せます。
| 合いやすい浪人生 | 合いにくい浪人生 |
|---|---|
| 自宅で毎日決まった時間に勉強できる | 起床や着席から管理してほしい |
| 現役時の失敗原因を自分で分析できている | 何から手をつけるか決められない |
| 分からない点を調べて解決できる | 質問できないと手が止まる |
| 模試の結果を自分で振り返れる | 結果が悪いと一人で抱え込む |
合わないタイプが安いサービスを選ぶと、使わないまま1年が過ぎることがあります。費用を抑える前に、自分がどちらに近いかを冷静に判断します。塾選びの考え方は浪人生の逆転合格は塾選びで決まるも参考になります。
早慶・GMARCH志望で費用を抑えたい場合の考え方
早稲田大学・慶應義塾大学やGMARCHを目指す場合は、3教科に資源を集中させるのが前提になります。科目数が限られる分、1科目あたりの仕上がりを高める必要があるためです。
費用を抑えるなら、講義を映像授業に寄せ、演習と進捗管理に料金をかける形が現実的です。過去問演習の時期までに基礎が終わっていないと、直前期に追加費用が発生しやすくなります。志望校別の対策は、合格実績の大学名だけでなく、どの学部でどんな指導をしたかまで公式サイトで確認します。
仮面浪人でオンライン予備校を使う場合の費用
仮面浪人(大学に在籍しながら再受験する方法)は、大学の学費とオンライン予備校の費用が重なります。そのため、時間と予算の両方で通学型より条件が厳しくなりがちです。
オンラインは時間割の自由度が高く、大学の授業の合間に受講できます。単科や映像授業中心にして、面談の回数を絞る形が取りやすいのも利点です。費用の比較は仮面浪人とは?通常浪人との費用の比較、進め方は仮面浪人のやり方と必要な手続きで確認できます。
保護者と費用を話し合うときの進め方
保護者との話し合いは、希望する塾の名前ではなく、年間総額の表から始めます。金額の根拠が見えると、判断が進みやすくなります。
進め方は次の順序が分かりやすいです。
- 塾代・受験料・模試代・交通費を1枚の表にまとめる
- 通学型・オンライン・宅浪の3案で総額を並べる
- それぞれの案で自分が担う役割を書き添える
- 支払い方法(毎月か一括か)と上限額を決める
- 成績や生活の報告をどう共有するかを決める
上限額を先に決めると、夏以降に講習を足すかどうかで迷わなくなります。塾にかかるお金の全体像は高校生の塾の費用の平均と相場も目安になります。
よくある質問
Q. オンライン予備校だけで浪人しても大丈夫ですか。 A. 自宅での勉強習慣があり、質問先が確保できていれば選択肢になります。近くに志望校対策ができる予備校がない場合や、通学時間を勉強に充てたい場合にも向きます。生活リズムが崩れやすい自覚があるなら、毎日の管理が付くコースを選ぶ方が安全です。
Q. 一番安い映像授業だけにするのは危険ですか。 A. 計画を自分で立てられるなら問題ありません。危険なのは、何をいつまでに終えるかが決まっていない状態で始める場合です。講義を見ただけで理解した気になり、演習量が不足しやすくなります。進捗を記録する仕組みを自分で用意できるかで判断します。
Q. 入会金は交渉できますか。 A. 金額の交渉というより、免除や割引の制度があるかを確認する形になります。体験後の一定期間内の申込、紹介、早期申込などで入会金が下がる仕組みを設けているところがあります。適用条件と期限は公式サイトと問い合わせで確かめます。
Q. 途中で合わないと感じたら変更できますか。 A. 多くのサービスで講師やコーチの交代、コース変更に対応しています。申し出から反映までの期間と、変更に費用がかかるかを事前に確認しておくと安心です。契約前に解約の手続き方法もあわせて聞いておきます。
Q. 秋から始めても間に合いますか。 A. 基礎が固まっていて、志望校対策に絞れる状態なら選択肢になります。残り期間が短いため、受講科目を絞り、過去問演習中心の設計にする必要があります。後期からの受け入れをしていない塾もあるため、募集状況を先に確認します。


