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#総合型

公募推薦の受かる確率は?倍率と落ちる確率を解説

2026年10月6日FAST-UP逆転塾

公募推薦の受かる確率は倍率2〜3倍が中心で

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公募推薦(学校推薦型選抜の公募制)の受かる確率は、倍率2〜3倍が中心で、落ちる確率は決して小さくありません。ただし大学・学部により1.0倍から6倍超まで差があり、受ける方式ごとに確率の決まり方が変わります。

2026年10月時点の情報です。

公募推薦に受かる確率は?合格率と倍率の目安

公募推薦の受かる確率は、「平均で何%」という1つの数字では語れません。倍率2〜3倍が一般的な目安とされますが、同じ公募推薦でも学部によって1.0倍から6倍以上まで開きがあるためです。まずは目安を押さえたうえで、自分が受ける大学・学部の実際の数字を調べることが出発点になります。

公募推薦の倍率は2〜3倍が中心

公募推薦の一般的な競争倍率は2〜3倍とされています。上位大学の公募推薦では2.5〜5倍程度、中堅大学では2倍前後になることが多いという整理もあります。倍率が2倍なら単純計算で合格率は50%前後です。

大学の層倍率の目安
全体の一般的な水準2〜3倍
上位大学2.5〜5倍程度
中堅大学2倍前後

ただし、この数字は「平均の姿」にすぎません。実際の出願先を決めるときは、志望校・志望学部の公表データを必ず自分で確認します。

落ちる確率は4割前後、方式によって大きく変わる

公募推薦は「推薦だから受かりやすい」とは言い切れません。落ちる確率は、国公立や上位校、資格系の学部では60〜80%、中堅以下の大学では40%程度とされる見方があります。国公立大学の公募推薦では、合格率がおおむね20〜40%台に集まる例が報告されています。

落ちる確率が高くなる理由は、公募推薦が出願条件を満たせばどの高校の生徒でも出願できる仕組みだからです。指定校推薦のように高校ごとの枠で人数が絞られないため、人気のある大学・学部には受験生が集まります。

押さえておきたい点

  • 公募推薦は合格が保証された入試ではない
  • 国公立や難関私立では不合格者のほうが多い学部もある
  • 倍率は年度で変動するため、前年の数字がそのまま当てはまるとは限らない

見かけの倍率と実質倍率の違い(1倍台から6倍超まで)

倍率を見るときは、「志願者数÷合格者数」で出す実質倍率を確認します。志願者のうち一定数は出願だけして受験しない場合があり、志願倍率のままでは実態より厳しく見えることがあるためです。逆に、受験者数ベースで見ると倍率が下がり、思ったより狙いやすい学部が見つかることもあります。

大学・学部・学科によっては1.0倍のところも、6倍以上のところもあります。公募推薦全体でみると、低いところで1.0倍、高いところでは20倍を超える例もあるという指摘もあります。

倍率を調べるときの手順

  1. 大学公式サイトの「入試結果」「選抜実施状況」のページを開く
  2. 志願者数・受験者数・合格者数の3つを控える
  3. 受験者数÷合格者数で実質倍率を出す
  4. 過去2〜3年分で並べ、増減の傾向を見る
  5. 合格最低点や評価配点が公表されていれば併せて確認する

私立・国公立・専門学校で公募推薦の受かる確率はどう違う

公募推薦の受かる確率は、私立・国公立・専門学校でかなり違います。目安としては専門学校が最も高く、次に私立大学、国公立大学が最も厳しい、という並びになりやすい傾向があります。選抜に使う材料と募集人数の規模が違うためです。

私立大学の公募推薦の受かる確率

私立大学の公募推薦は、国公立と比べて合格率が高い傾向があるとされています。ただし学部による差は大きく、合格率が90%を超える例もあれば、20%台にとどまる例もあります。

大学・学部の例受験者数合格者数合格率
上智大学 文学部25592約36%
東京電機大学 システムデザイン工学部4611約24%
同志社大学 文学部5633約59%
関西大学 商学部2216約73%
岡山理科大学 理学部115104約90%
福岡工業大学 工学部(併願制)110102約93%

私立大学では、学科試験の得点で合否を決める方式も広く実施されています。この場合、評定より当日の試験の出来が効きやすくなります。志望大学の入試要項で、何をどの比重で評価するかを先に確認します。

国公立大学の公募推薦は共通テストの有無で確率が変わる

国公立大学の公募推薦は、共通テスト(1月に実施される全国共通の学力試験)を課すかどうかで受かる確率の決まり方が変わります。共通テストを課す方式では、書類と面接で高評価でも、共通テストの得点が届かなければ合格に届きません。

国公立の合格率は大学・学部で大きく差があります。

大学・学部の例受験者数合格者数合格率
東京都立大学 人文社会学部13519約14%
大阪大学 医学部244約17%
お茶の水女子大学 文教育学部14241約29%
東京外国語大学 言語文化学部6534約52%
名古屋大学 法学部5445約83%
高知大学 農林海洋科学部3126約84%

国公立志望なら、共通テスト対策を推薦の準備と並行して進める必要があります。推薦の結果が出る時期と共通テストの時期は近く、片方に集中すると取り返しがつかなくなるためです。

専門学校の公募推薦はほぼ受かるのか

専門学校の公募推薦は、大学と比べて受かる確率が高くなりやすい傾向があります。ただし「ほぼ受かる」と断言はできません。定員が埋まった時点で締め切る学校や、面接の内容で不合格になる学校もあるためです。

人気分野や定員の少ない学科では競争が起きます。出願条件、選考方法、募集人数を必ず学校の募集要項で確認し、面接の準備は大学と同じように進めます。

大学別に見る公募推薦の受かる確率(近畿大学・京都産業大学・龍谷大学・中京大学など)

大学別に見ると、同じ大学内でも学部で倍率が大きく違います。学部単位で数字を見ることが重要です。

大学公募推薦の倍率備考
上智大学1.2〜3.8倍理工学部の倍率が高い傾向
同志社大学1.0〜18.7倍グローバル地域文化学部の倍率が高い
近畿大学1.4〜13.1倍情報学部の倍率が高い
甲南大学1.3〜8.5倍経営学部の倍率が高い
武蔵野大学1.0〜2.0倍データサイエンス・アントレプレナーシップ学部が高め

関西では学科試験型の公募推薦を実施する私立大学が多く、龍谷大学や京都産業大学、中京大学のように、教科の得点で合否を決める方式が並びます。龍谷大学の公募推薦(2教科型)では、出願資格に評定平均の数値基準が設けられておらず、試験科目の得点で判定されます。スタンダード方式では調査書の「全体の学習成績の状況」も得点化されます。

このタイプを受けるなら、確率を上げる手段は学科試験の得点です。英語資格試験利用方式のように、外部試験のスコアを加点する方式も用意されているため、自分の強みが点になる方式を選びます。

よくある間違い:大学全体の平均倍率だけを見て「この大学は受かりやすい」と判断してしまうことです。学部・学科・方式ごとに倍率は別物で、同じ大学内で1.0倍と十数倍が同居します。回避策は、大学名ではなく「学部・学科・方式」の単位で過去2〜3年の実質倍率を調べることです。

難関私大(早慶上智・GMARCH)の公募推薦に受かる確率と条件

難関私大の公募推薦は、出願条件の時点でふるいにかけられます。評定平均の基準と英語資格の基準が高く設定されていることが多く、条件を満たす受験生同士の競争になるためです。

例えば上智大学の文学部ドイツ文学科の公募制推薦では、出願に評定平均4.0以上と英検2級相当の英語力証明が求められます。選考は提出書類・自己推薦書・レポート・学科試験・面接の総合評価です。学習院大学経済学部の公募制推薦では、経済学科で全体の学習成績の状況3.8以上かつ数学3科目の平均4.0以上、経営学科で全体の学習成績の状況4.0以上かつ数学3科目の平均3.8以上が求められ、提出書類・小論文・面接で選考されます。

倍率の面では、難関大でも学部によって落ち着く場合があります。上智大学文学部ドイツ文学科の公募制推薦は約1.0倍、同志社大学文学部英文学科の推薦選抜入学試験は約1.0倍でした。一方、学習院大学経済学部の学校推薦型選抜(公募制)は、志願者54名・合格者26名で約2.1倍です。

難関私大の推薦全体の傾向は、早慶が推薦ばかりって本当?早慶の今後の推薦傾向も予想で整理しています。各大学の条件は、早稲田大学の推薦入試の条件・評定・倍率や慶應義塾大学の推薦入試の募集要項・日程・倍率、中央大学の特別入試(推薦入試)の種類と特徴も参考になります。

そもそも公募推薦とは?指定校推薦との合格率の違い

公募推薦は、高校の校長の推薦をもとに出願する学校推薦型選抜の一種で、大学の出願条件を満たせばどの高校の生徒でも出願できます。指定校推薦は、大学が指定した高校の生徒だけが出願でき、校内選考を通れば合格可能性が非常に高いのが一般的です。

項目公募推薦指定校推薦
出願できる人条件を満たせばどの高校の生徒でも可大学が指定した高校の生徒のみ
競争の相手全国の受験生まず校内選考
合格率大学・学部で大きく差がある推薦を得れば非常に高い
専願/併願大学・方式により異なる専願

合格率に差が出る理由は単純で、指定校推薦は高校ごとに枠が決まっており、校内選考の時点で人数が絞られるためです。公募推薦は枠が全国に開かれており、人気の学部ほど競争が強まります。

公募一般推薦と公募特別推薦(資格・活動が条件)の違い

公募推薦は、学業成績を重視する「一般推薦」と、スポーツ・文化活動・資格などの実績を評価する「特別推薦」に分かれます。どちらを使えるかで、合格の決まり方が変わります。

種類主な出願条件向いている受験生
公募制一般推薦評定平均など学業成績の基準定期テストで安定して得点してきた人
公募制特別推薦スポーツ・コンテストの実績、文化活動、検定や資格部活動や課外活動で成果を出した人

公募制一般推薦は私立大学と国公立大学の両方で実施されています。特別推薦は、学業以外の実績を評価してもらえる仕組みです。自分の強みがどちらで評価されるかを見て、出願先を選びます。

公募推薦で受かる人の特徴

公募推薦で受かる人は、評価項目の一つひとつを早い段階から積み上げています。合否は調査書・推薦書・志望理由書・小論文・面接などの総合点で決まるため、どこか1つだけが突出しても逆転しにくいからです。

受かる人に共通する特徴

  • 評定平均が出願条件を大きく上回っている
  • 英検などの資格を取得している
  • 志望動機と将来のビジョンが具体的で、使い回しの文章になっていない
  • 志望大学・学部・学科を早い段階から調べ、求める学生像を理解している
  • 探究学習や課外活動で、語れる経験がある
  • 志望理由書・自己推薦書の完成度が高い
  • 大学が課す学科試験や小論文の対策をやり切っている
  • 面接の練習を重ね、受け答えとマナーが整っている
  • 遅刻や欠席が少ない
  • 高校1〜2年のうちから受験を意識している

評定平均が重視される理由は、1年1学期から3年1学期までの成績の平均が、学力だけでなく学習意欲や3年間継続して努力してきたかを示すと評価されるためです。遅刻・欠席の少なさが評価されるのも、自己管理能力や真面目さを示す材料になるからです。

課外活動は全国大会のような大きな実績でなくても構いません。チームの中で自分が何をしたかを具体的に語れれば、評価の対象になります。

公募推薦で落ちる人の特徴とよくある間違い

落ちる人には、準備の量と方向の両方に問題があるという共通点があります。公募推薦は大学とのマッチ度が問われる入試で、付け焼き刃の準備では熱意も論理も伝わらないためです。

落ちる人の主な特徴

特徴何が起きるか
志望大学を深く調べていない「なぜこの大学か」に答えられない
志望理由に具体性・独自性がない他の受験生と区別されない
評定平均が他の受験生より低い書類段階で不利になる
出願書類の出来が悪い一次選考で落ちる
学科試験・小論文の対策が不十分当日の得点が伸びない
面接対策が不十分模範解答の丸暗記に聞こえる
欠席・遅刻が多い自己管理面で不利になる
直前にようやく対策を始めたすべての項目が中途半端になる

倍率の低さだけで出願先を決めてしまう

昨年の倍率が1.0倍だった学部でも、今年そのまま1.0倍になるとは限りません。倍率は志願者数で変わり、「狙い目」と紹介された学部には受験生が集まるためです。倍率1.0倍でも合格率が100%になるわけではない点にも注意が必要です。

回避策は、倍率に加えて「選考で何が見られるか」を基準に出願先を決めることです。学科試験の配点が大きい学部なら教科の得点力、書類と面接が中心なら志望理由の中身で勝負が決まります。自分が勝てる土俵かどうかを先に判断します。

書類・小論文・面接の準備を直前に始めてしまう

不合格になる受験生には、試験の数週間前から対策を始め、面接練習を数回しただけで本番に臨む例が多いとされています。志望理由書は何度も添削を受けて具体性を高める工程が必要で、小論文は型を身につけるまで反復が必要です。どちらも短期間では仕上がりません。

回避策は、出願時期から逆算してスケジュールを組むことです。書類は締切の1〜2か月前に初稿を書き、添削と書き直しを複数回入れます。面接は、質問を想定して話す練習を繰り返します。

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評定平均は受かる確率にどれくらい影響する?基準ギリギリでも受かるのか

評定平均は、受かる確率に大きく影響します。多くの大学が出願条件として評定平均の足切りラインを設けており、基準を大きく上回るほど有利になるためです。難関大学では出願条件が4.0〜4.5以上という学部・学科が多いとされます。

基準ギリギリでも出願はできます。ただし、同じ試験を受ける受験生の中で評定が相対的に低くなるため、他の項目で挽回する必要があります。出願条件が3.5以上の大学で評定3.6の場合、評定では高い評価を得にくく、合格のハードルは上がります。

評定が基準ギリギリの場合にやること

  1. 学科試験や小論文の配点が大きい方式を選ぶ
  2. 英検などの資格で加点を取れる方式を探す
  3. 志望理由書と面接で、学ぶ意欲と大学との適合を具体的に示す
  4. 評定の数値基準を設けていない大学・方式も候補に入れる

評定平均の数値基準を設けていない大学もあります。帝京大学では、学校推薦型選抜(公募制)で学習成績の状況を出願基準としていない学部があり、基礎能力適性検査・面接・調査書などの書類審査で総合的に選考されます。評定に不安がある場合、こうした方式も選択肢になります。

英検などの資格は合格率をどれだけ上げるか

英検などの資格は、出願条件そのものになる場合と、加点材料になる場合があります。まず志望大学で「必須」なのか「加点」なのかを確認します。

出願条件として級が定められるケースがあり、中には英検準1級以上を取得していないと出願できない大学・学部・学科もあります。上智大学文学部ドイツ文学科の公募制推薦では英検2級相当の英語力証明が必要で、同志社大学文学部英文学科の推薦選抜入学試験ではTOEIC600点以上などの英語資格が求められます。

資格の位置づけ合格確率への効き方
出願条件(必須)満たさないと受験すらできない
得点に加算スコアがそのまま点数になる
書類評価の材料学習意欲の裏づけとして見られる

英語以外の資格が条件になることもあります。学部によっては数検や簿記の取得級が定められる場合があるため、志望学部ごとに確認します。資格の取得には時間がかかるため、早めに受験計画を立てます。立教大学の推薦と英検の関係は立教大学の指定校推薦に英検は必要?何級が必要かも解説で扱っています。

公募推薦で受かる確率を上げるためにやること

受かる確率を上げる作業は、評価項目ごとに分解して潰していくことです。総合評価で決まる以上、弱い項目が1つあると全体の点が下がります。

志望理由書・自己推薦書は第三者に添削してもらう

志望理由書と自己推薦書は、必ず高校や塾の先生に何度も添削してもらいます。大学側は書類から受験生の思考力や意欲を判断するため、完成度が低いと書類選考の段階で落ちることがあるからです。

添削で見てもらう観点

  • 具体的なエピソードに基づいているか
  • 文章構成が分かりやすいか
  • 段落が適切に分かれているか
  • 誤字脱字や文法の誤りがないか

書く順番は、志望動機、入学後にやりたいこと、将来の展望の流れが整理しやすい形です。高校生活での活動から生まれた考えを起点に、学部で学ぶ内容とつなげます。

小論文と面接は本番形式で繰り返し練習する

小論文は「結論→本論→まとめ」の型に沿って書く練習を重ねます。課題文の読解力も必要なので、文章を素早く正確に理解して要約する練習も入れます。受験する学部に関わるニュースを集めておくと、知らないテーマが出たときの対応力が上がります。

面接は、高校の先生や家族、友人に協力してもらって繰り返します。姿勢、入退室の振る舞い、志望度を確認する質問など、必ず見られるポイントがあるためです。完璧な答えを暗記するより、要点を絞って明るくはっきり話せる状態を目指します。面接で聞かれやすい質問の例は立教大学の自由選抜入試では面接がある?聞かれやすい質問もご紹介が参考になります。

学科試験・共通テストの対策を止めない

学科試験を課す大学は基礎学力を見ています。得点が低ければ不合格につながるため、出題範囲を把握し、問題集と過去問で対策します。国公立大学を中心に共通テストで基礎学力を評価される場合があり、指定科目で高得点を取る準備が必要です。

「勉強ができなくても熱意をアピールすれば何とかなる」という考え方は通用しません。週のうち何時間を学科対策に充てるかを決めて、継続します。

アドミッションポリシーと志望理由を結び付ける

アドミッションポリシー(大学が公表する、求める学生像)を読み込み、自分の経験と結び付けます。公募推薦は、大学の方針と受験生の目標が合っているかを見る入試だからです。実績があっても「その大学でなければならない理由」が伝わらなければ評価されません。

調べておく項目

  • アドミッションポリシー
  • 教育理念・教育方針・校風
  • 学部・学科の専門分野と4年間のカリキュラム
  • 所属する教授の研究分野
  • 取得できる資格や卒業後の進路

オープンキャンパスに参加すると、大学の雰囲気を直接確かめられます。合格した先輩から話を聞ける場合もあり、準備の進め方の参考になります。

専願・併願で受かる確率はどう変わる?出願校の組み方

専願(合格したら必ず入学する条件)と併願では、集まる受験生の層が変わります。併願可の方式は出願のハードルが下がるぶん志願者が増えやすく、専願の方式は志望度の高い受験生に絞られやすい傾向があります。

条件特徴出願時の考え方
専願合格したら入学が前提第一志望に使う
併願可他大学と併願できる受験機会を増やす目的で使う

併願可の公募推薦を実施する大学もあり、私立大学の中には併願制で合格率が高く出ている例もあります。立教大学の自由選抜入試のように、併願の可否を公表している入試は立教大学の自由選抜入試は他大学と併願可能?で扱っています。

出願校の組み方

  1. 第一志望は、条件を満たすなら専願の方式も含めて検討する
  2. 評価軸が異なる方式(学科試験型と書類面接型)を組み合わせる
  3. 日程が重ならないか、締切と試験日を一覧にして確認する
  4. 併願した場合の入学手続き締切と納入金の期日を調べる

一般入試と公募推薦、どちらが受かりやすいかの判断基準

どちらが受かりやすいかは、自分の強みがどこにあるかで決まります。一般入試は当日の学科試験の得点だけで合否が決まり、公募推薦は評定・書類・面接・試験の総合点で決まるためです。

判断軸一般入試が向く公募推薦が向く
評定平均基準に届いていない基準を大きく上回る
学力の伸び方直前期に伸びるタイプ定期テストで安定して得点
課外活動語れる実績が少ない探究や部活動で経験がある
志望動機まだ固まっていない学びたい内容が具体的
書くこと・話すこと苦手意識が強い準備すれば形にできる

公募推薦のメリットは、不合格でも同じ大学を一般入試で受けられる点です。受験機会が1回増えるため、志望校に合格する可能性自体は広がります。ただし準備の時間は取られるので、一般入試の学習計画と両立できるかを先に確かめます。

公募推薦に落ちたときに取れる選択肢

公募推薦に落ちても大学受験は終わりません。切り替えて次の入試に向かうことが最優先です。

取れる選択肢

  1. 一般選抜に切り替える。公募推薦で落ちた大学を一般入試で受け直すことができる
  2. 他大学の総合型選抜や、後の日程の公募推薦に出願する
  3. 出願条件を満たす他の推薦方式を探す
  4. 進路を見直し、浪人して翌年の受験に備える

公募推薦で落ちた大学に、一般入試で合格する受験生はいます。評価の軸が違うためです。公募推薦では書類と面接の比重が大きい一方、一般入試は学科の得点だけで判定されます。推薦の準備と並行して基礎学力を維持しておけば、一般入試で挽回できる余地があります。

浪人して推薦を考える場合は、年齢や既卒者の出願可否が大学ごとに異なります。既卒生の出願条件については浪人生でも総合型選抜(AO入試)が受けられる大学やメリット・デメリットで整理しています。

FAST-UPが見てきた、公募推薦の受かる確率を読み違える受験生の共通点

FAST-UPのコーチが日々の面談で見ていて多いのは、「倍率の数字だけを見て、自分の勝ち筋を考えないまま出願してしまう」パターンです。倍率は結果であって、自分が合格に届くかどうかを直接示すものではありません。確率を読み違える受験生には、次の共通点があります。

  • 大学全体の平均倍率を見て、学部ごとの差を確認していない
  • 選考で何が何点なのか、配点の内訳を調べていない
  • 自分の評定が受験者層の中でどの位置かを考えていない
  • 書類と面接の準備にかける時間を、感覚で決めている

毎日の学習管理の中でこれを整理すると、「倍率が高いが自分の得意科目の配点が大きい」「倍率は低いが求める学生像と自分の経験がかみ合わない」といった判断ができるようになります。

公募推薦は学科試験型・書類面接型・資格活動型で確率の決まり方が違う

公募推薦は、合否の決まり方で3つに分けて考えると準備の優先順位が決まります。同じ「公募推薦」という名前でも、やるべきことがまったく違います。

型主な評価材料確率を上げる手
学科試験型教科の得点、調査書出題範囲の基礎を固め、過去問で時間配分を作る
書類面接型志望理由書、小論文、面接志望理由の具体化と、添削・模擬面接の反復
資格活動型資格スコア、活動実績必要な級やスコアを早めに取り、活動を言語化する

指導していて多いのは、学科試験型の大学を受けるのに志望理由書ばかり磨いてしまう、逆に書類面接型なのに教科の勉強だけ続けてしまう、という配分のずれです。募集要項の選考方法の欄を読み、どの型かを決めてから準備の時間配分を組みます。

公募推薦の結果が出るまで一般入試の勉強を止めない

FAST-UPの指導で特に重く見ているのが、推薦の準備期間に教科の学習が止まってしまうことです。公募推薦は受かる保証のない入試なので、結果が出てから一般入試の勉強を再開すると、立て直しに時間がかかります。

毎日の学習を管理する立場から見ると、推薦の準備期間でも英語や数学など積み上げ型の科目を毎日少量でも続けている受験生は、不合格になっても立ち直りが早いです。逆に、完全に止めてしまうと感覚を取り戻すところから始めることになります。

推薦の準備と教科の学習は、どちらかを選ぶものではありません。書類作成や面接練習の時間を決めたうえで、残りの時間に教科学習を割り当てる形にすると、両方が止まらずに進みます。

よくある質問

Q. 評定平均が出願基準ギリギリでも合格できますか? A. 出願はできますが、評定の項目では高い評価を得にくくなります。基準を大きく上回る受験生と同じ試験を受けるためです。学科試験や小論文の配点が大きい方式を選ぶ、英検などの資格で加点を狙う、志望理由を具体的に詰めるといった形で、他の項目を厚くします。評定の数値基準を設けていない大学・学部を候補に入れる方法もあります。

Q. 公募推薦で受かる人はみんな英検を持っているのですか? A. 全員ではありませんが、持っていると有利な場面が多いです。出願条件に英検の取得級が定められる大学・学部があり、中には準1級以上が必要な学科もあります。まず志望大学の募集要項で、必須なのか加点なのかを確認します。必須でない場合でも、英語の学習成果を示す材料になります。

Q. 公募推薦に落ちた大学に、一般入試で受かることはありますか? A. あります。公募推薦と一般入試では評価の軸が違い、一般入試は学科の得点で判定されるためです。公募推薦は不合格でも同じ大学を一般入試で受けられるので、受験機会が増えるという見方もできます。そのためにも、推薦の準備期間に教科の学習を止めないことが重要です。

Q. 公募推薦の対策は塾でやるべきですか。自力でどこまでできますか? A. 高校の先生に添削や模擬面接を依頼できる環境があれば、自力でもかなり進められます。独学で難しいのは、書類を客観的に見てもらうことと、面接で第三者から反応をもらうことです。自分の文章は自分では読みにくいためです。高校・塾を問わず、必ず誰かに見てもらう体制を作ります。

Q. 浪人生でも公募推薦は受けられますか? A. 大学によります。既卒者の出願を認める大学もあれば、現役生に限定する大学もあります。また、評定平均は高校在学時のものが使われます。出願資格の欄を必ず確認してください。既卒者の推薦・総合型選抜については浪人生でも総合型選抜(AO入試)が受けられる大学やメリット・デメリットにまとめています。

Q. 倍率1.0倍の学部なら、ほぼ確実に受かりますか? A. そうとは限りません。前年が1.0倍でも今年は志願者が増える可能性があり、倍率1.0倍でも合格率が100%になるわけではないためです。出願条件を満たさない、書類の不備、面接での評価が低いといった理由で不合格になることもあります。倍率に関係なく準備は進めます。

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