指定校推薦の面接で聞かれることは?質問一覧と回答例
指定校推薦の面接で聞かれる質問を一覧と回答例で整理しました。
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指定校推薦では多くの大学で面接が行われ、個人面接で10〜15分程度が一つの目安です。指定校推薦の面接で聞かれることは志望理由、高校生活、入学後の目標が中心で、人物と志望度を確認する場として実施されます。
2026年10月時点の情報です。
指定校推薦に面接はある?面接なしのケースはあるのか
指定校推薦の選考では、面接が課されるのが一般的です。書類審査に加えて面接や小論文で合否を判定する形式が基本とされており、首都圏の大学では面接のみで合否が決まることも主流とされています。学力試験を課す大学もあるため、募集要項の確認は欠かせません。
一方で、大学と高校の組み合わせによっては面接がないケースもあります。面接の有無は募集要項と高校の進路指導室で確認できます。無駄な準備を避けるためにも、校内選考の通過が決まった時点で担任か進路指導の先生に早めに聞いておくのが安全です。
| 確認したいこと | 確認先 |
|---|---|
| 面接の有無・形式 | 大学の募集要項 |
| 小論文や学力試験の有無 | 大学の募集要項 |
| 過去に聞かれた質問 | 高校の進路指導室の資料 |
| 試験当日の集合時間・持ち物 | 出願後に届く受験票・大学からの案内 |
指定校推薦そのものの仕組みや、大学ごとの推薦入試の種類は大学別に違います。志望校の制度は中央大学に推薦で入学する方法や慶應義塾大学の推薦入試の方法も参考にしてください。
指定校推薦の面接で聞かれること一覧と回答例
質問は毎年大きく変わりません。実際に出題された質問として、大学・学部の志望理由、部活動で学んだこと、卒業後にどう成長していたいか、将来どう活躍したいか、読む本、気になるニュース、学部で学びたいこと、休日の過ごし方、文系理系を選んだ理由、長所と短所、高校時代に最も熱中した経験などが報告されています。
回答は結論→理由→具体例の順に組み立てます。この順番にする理由は、面接官が一度に聞き取れる情報量に限りがあるためです。先に結論を置くと、その後の話を理解してもらいやすくなります。
| 質問の種類 | 聞かれる例 | 準備するもの |
|---|---|---|
| 志望理由 | なぜこの大学・学部か | 大学独自のカリキュラム・教育理念と自分の関心の接点 |
| 自己PR | 長所と短所 | 長所が活きた具体的な経験 |
| 高校生活 | 力を入れたこと | 課題・取り組み・結果の3点 |
| 将来 | 入学後にやりたいこと | 学びたい分野と卒業後の進路 |
| 制度 | なぜ指定校推薦か | 専願で学びたい理由 |
| 雑談型 | 最近読んだ本・ニュース | 自分の言葉で説明できる1件 |
なぜこの大学・学部を志望したのか
志望理由は必ずと言ってよいほど聞かれます。その大学・学部でしか得られない学びと、自分のやりたいことを具体的に結びつけて答えます。学部独自のカリキュラム、研究施設、教育理念のいずれかに触れると、調べた形跡が伝わります。
回答例
- 結論:「経済学部を志望したのは、地域経済を数値で分析する手法を学びたいからです」
- 理由:「商店街の調査を授業で行い、感覚ではなくデータで課題を説明する必要があると感じました」
- 具体例:「貴学には地域連携の実習科目があり、自治体と協働して調査を行える点に魅力を感じています」
学部名だけを挙げて「興味があるから」と答えると、志望度が伝わりません。学部ページでカリキュラムや科目名を1つは確認しておきます。
自己紹介・自己PR・長所と短所
自己紹介と自己PRは別物です。自己紹介では高校名と氏名を簡潔に述べます。自己PRでは長所を1つに絞り、それが活きた経験を添えます。
長所は志望学部の学びに結びつくものを選びます。短所は改善に向けて取り組んでいることをセットで話すと、自分を客観的に分析できていることが伝わります。たとえば「決断に時間がかかる」「人の目を気にしやすい」「飽きっぽい」といった短所は、どう向き合っているかを添えれば前向きな材料になります。
高校生活で頑張ったこと
推薦では学校生活をどう充実させていたかが評価の対象になります。そのため「頑張りました」で終わらせず、次の3点を具体的に話します。
- どのような課題に直面したか
- 課題にどう向き合ったか
- どの方法で解決し、何が変わったか
部活動でも委員会でも授業の取り組みでも構いません。挫折の経験を話す場合は、そこからどう成長したかに焦点を当てます。失敗談で終わると、入学後の姿勢が見えにくくなるためです。
入学後にやりたいことと卒業後の進路
入学後にやりたいことは、ほぼ確実に準備が必要な項目です。勉強面と勉強以外の面の両方を用意しておくと、どちらを聞かれても答えられます。
将来の目標とつなげて話すと説得力が増します。「将来は◯◯の仕事に就きたい。そのために入学後は△△のゼミで□□を学びたい」という形が作りやすい型です。参加したい学習プログラムや留学制度まで言えると、他の受験生との違いが出ます。
なぜ指定校推薦を選んだのか
「指定校推薦を選んだ理由」は定番の質問です。指定校推薦は専願(合格したらその大学に必ず入学する)であるため、第一志望であることを前提に答えます。
回答例:「高校2年のオープンキャンパスで◯◯学部の授業を体験し、ここで4年間学びたいと決めました。一般選抜で他大学と比べる必要がないと考え、高校の推薦をいただける指定校推薦を選びました」
「早く進学先を決めたかったから」だけで止めると、学ぶ意欲が伝わりません。志望校を選んだ経緯とセットで話します。
最近読んだ本・最近のニュースなど答えにくい質問
読んだ本やニュースを聞かれることがあります。ここで自分をよく見せようと誇張するのは避けます。読んでいない本を挙げると、内容を掘り下げられたときに答えられなくなるためです。
気になるニュースは、出願までに1つか2つ選び、自分の言葉で説明できるよう練習します。志望学部に関係するテーマを選ぶと、そのまま志望度のアピールにつながります。
変わった質問として「今まで行った場所で印象的だった場所」「大学生の一人暮らしについてどう思うか」などが出ることもあります。正解のない質問なので、落ち着いて理由を添えて答えれば問題ありません。面接官は答えそのものより、答えるときの態度や理由づけを見ています。
最後に一言・何か質問はありますかへの答え方
逆質問は、自分をアピールできる場面です。パンフレットを見れば分かることを聞くと逆効果になります。
- 「入学までにしておいたほうがよい勉強はありますか」
- 「◯◯のゼミに関心がありますが、何年次から履修できますか」
- 「オープンキャンパスとパンフレットで理解できましたので、質問はありません。ありがとうございました」
質問がない場合も、無理に作らず3番目のように礼を述べて締めれば失礼にはなりません。
質問ごとに面接官が確認している3つの評価軸
質問はばらばらに見えても、確認されている軸は3つに整理できます。指導の現場で答案と面接練習を並べて見ていると、この3つのどれかが欠けている状態でつまずく生徒が目立ちます。
| 評価軸 | 確認されていること | 対応しやすい質問 |
|---|---|---|
| 志望度 | その大学・学部でなければならない理由があるか | 志望理由、なぜ指定校推薦か、逆質問 |
| 言葉の自分らしさ | 書類の内容を自分の言葉で言い直せるか | 自己PR、長所と短所、本やニュース |
| 高校での姿勢との一致 | 書類に書いた取り組みが実際の行動と合っているか | 高校生活で頑張ったこと、部活動、入学後の目標 |
志望度は、学部の中身にどれだけ触れられるかで差が出ます。言葉の自分らしさは、台本を覚えているかどうかではなく、言い回しを変えて説明できるかで見られます。高校での姿勢との一致は、書類に書いた活動を深掘りされたときに具体的な場面が出てくるかどうかで分かります。
練習のときは、質問ごとに「今はどの軸を見られているか」を意識すると、答えの焦点が定まります。3軸のうち弱い軸に時間を回すほうが、全部を均等に練習するより短期間で仕上がります。
指定校推薦の面接の形式・流れ・時間
形式は個人面接と集団面接のどちらかが中心です。どちらになるかは大学によって異なるため、事前確認が必要です。
| 形式 | 人数の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 個人面接 | 受験生1人に面接官2〜3人 | 志望理由や高校生活を深掘りされる |
| 集団面接 | 受験生4〜6人、面接官2〜3人 | 同じ質問に順番に答える形式が多い |
時間は15〜20分程度の大学が多いとされ、自己紹介から逆質問までを含めて15分から1時間程度という報告もあります。集団面接では1人あたりの持ち時間が短くなるため、回答が長くなりすぎないよう注意します。
当日の流れは次のとおりです。
- 控え室で待機する(スマートフォンの電源は敷地内で切っておく)
- 受付を済ませる
- 係員の指示で入室し、着席する
- 質疑応答
- お礼を述べて退室する
控え室や面接後の様子も見られています。終わった後に挨拶や退室が雑にならないよう、最後まで気を抜かないことが大切です。
面接が短く終わっても、落ちたサインとは限りません。集団面接では1人あたりの時間が決まっており、質問が尽きた時点で終わることもあるためです。手応えがないと感じても、提出書類と当日の態度に問題がなければ過度に心配する必要はありません。
指定校推薦の面接で落ちることはある?落ちる確率と落ちる理由
落ちることはあり得ますが、まれです。校内選考の段階で選抜が行われているため、大学側の面接では合格率が非常に高く、基本的に落ちることはほとんどないとされています。タメ口や失礼な態度など、極端に不適切な対応をしない限り不合格になるケースは稀だと説明されています。
ただし「ほぼ」は「絶対」ではありません。小論文にも面接にも基準があり、基準に満たなければ不合格になり得ます。また医学部など専門性の高い学部では、指定校推薦でも2〜4倍程度の倍率になる大学があります。
落ちる理由として挙がるのは次のような点です。
- 無断欠席や遅刻
- 面接官への無礼な態度や暴言
- 質問と答えがかみ合っていない
- 曖昧な回答が続き、自分の意見がない
- 入学意欲が見られない
- 志望理由書と面接の内容が食い違う
指定校推薦は高校と大学の信頼関係で成り立つ制度です。信頼を壊しかねない受験生だと判断されない限り、大学側も合格させる方向で動いていると考えてよい場面が多いといえます。
推薦入試全体の動向が気になる場合は早慶が推薦ばかりって本当?も参考になります。
指定校推薦の面接でよくある間違いとNG回答
最も多い失敗は、用意した回答を丸暗記して棒読みすることです。内容がしっかりしていても、台本を読み上げる話し方では熱意が伝わりにくくなります。
回避策は、文章を一字一句覚えるのではなく、箇条書きで要点だけ覚えることです。予想される質問に対して思いつく限りを書き出し、互いに関連づけて整理します。そのうえで声に出し、言い方を毎回少し変えて練習します。言い回しが変わっても同じ中身を話せる状態が目標です。
そのほかのNG回答と対策をまとめます。
| よくある間違い | 回避策 |
|---|---|
| 志望理由書と面接の内容が食い違う | 提出書類のコピーを前日に読み返す |
| 答えが長すぎる・短すぎる | 1問30〜60秒を目安に話す練習をする |
| 「わかりません」を連発する | 分からない質問は1つまでと決め、他は準備で埋める |
| 読んでいない本を挙げる | 誇張せず、実際に読んだものを話す |
| 友達口調・曖昧な敬語 | 日頃から敬語を使う。数回の練習では身につかない |
「貴校」と「御校」の使い分けも迷いやすい点です。話し言葉では「貴学」または「御校」、書き言葉では「貴学」を使うのが一般的です。大学に対しては「貴校」より「貴学」のほうが自然です。迷ったら、高校の先生に面接練習の中で確認します。
回答づくりの土台:志望理由書との一貫性とアドミッションポリシーの確認
回答づくりの出発点は、提出した志望理由書です。志望理由書の内容を深掘りされるケースが多いため、書いた内容を自分の言葉で言い直せる状態にしておきます。
整理しておきたいのは次の3点です。
- 高校での経験と志望理由がどうつながっているか
- その大学でなければならない理由が将来の目標とどう結びつくか
- さまざまな入試形式があるなかで、なぜ指定校推薦を選んだのか
調査書の所見欄や受賞歴から質問されることもあります。2年生のときの出来事を聞かれて答えに詰まる例も報告されています。提出した書類に書かれた活動は、時期が古くても内容を思い出しておきます。
アドミッションポリシー(大学が求める学生像を示した方針)は、募集要項や大学サイトに記載されていることが多い項目です。指定校推薦でも記載されていることが多く、確認しておくと自分が求める学生像と合っていることを伝えやすくなります。回答がアドミッションポリシーとずれないようにしつつ、自分の言葉で答えます。
面接対策はいつから始める?本番までの進め方
校内選考の通過が決まったら始めます。出願準備の段階で、書類作成・小論文の練習・面接練習を並行して進めるのが一般的な流れです。
指定校推薦のスケジュールの目安は次のとおりです。高校や大学によって前後します。
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 6月〜8月 | 募集要項の発表 |
| 7月〜10月 | 校内選考 |
| 10月〜11月 | 出願 |
| 11月〜12月 | 試験(面接・小論文など) |
| 12月〜1月 | 合格発表 |
練習していない場合でも、残り日数でやることは絞れます。
- 提出した志望理由書と調査書の内容を読み返す
- 頻出質問を紙に書き出し、答えを箇条書きで言語化する
- 1人で声に出して通す
- 担任や進路指導の先生に模擬面接を依頼する
- 録画して姿勢・声のトーン・話す速さを確認する
- 指摘を反映して、もう一度通す
模擬面接は、1回目は本番と同じ服装で入退室から通し、2回目以降はフィードバックを反映して回答の質を上げる進め方が勧められています。回数は5回以上が目安とされる一方、10回以上必要という見方もあります。得意不得意に個人差があるため、納得いくまで繰り返します。
声に出す練習が重要なのは、頭の中で考えるだけでは答えに詰まるリスクや、想定外の質問への焦りを減らせないためです。
服装・髪型・持ち物のルール
服装は在学中の高校の制服が基本です。制服がない高校の場合は、落ち着いた色の私服を選びます。身だしなみは第一印象を左右する要素で、評価に影響します。
| 項目 | 整え方 |
|---|---|
| 制服 | シワ・ほこりを落とす。ボタンの掛け違いや靴下の乱れも確認 |
| 髪型 | 前髪が目にかからないようにする。顔全体が見える状態に |
| 髪色 | 自然な色に戻しておく |
| アクセサリー | ピアスや派手な装飾は外す |
| カーディガン | 着るなら無地で落ち着いた色。制服の指定に従う |
指定校推薦は高校からの信頼を背負って受験します。派手すぎる見た目は、大学に紹介するにはふさわしくないと判断される場合があるため、避けるのが無難です。カラーコンタクトも自然な見え方に戻しておきます。
持ち物は次のとおりです。前日のうちにカバンへ入れておきます。
- 受験票
- 筆記用具(小論文がある場合は指定の筆記具)
- 腕時計
- 提出書類のコピー(志望理由書)
- 大学のパンフレットや学部のメモ
- 交通費・交通系ICカード
- ハンカチ・ティッシュ
- 雨具
カバンは床に置いたときに自立する、落ち着いた色のものが扱いやすいです。
入退室の作法とマナー(お辞儀・話し方・目線)
入退室の作法は、練習すれば誰でも身につきます。流れは次のとおりです。
- ドアの前で立ち止まり、3回ノックする
- 返事があってから「失礼いたします」と言い、静かに入室する
- ドアを閉め、面接官のほうを向いて一礼する
- 椅子の横に立ち、高校名と氏名を名乗る
- 「お座りください」と言われてから着席する
- 終了後はお礼を述べ、椅子の横で一礼する
- ドアの前で振り返って挨拶し、音を立てずにドアを閉める
お辞儀は会釈(15度程度)、敬礼(30度程度)、最敬礼(45度程度)を使い分けます。入室時と退室時は敬礼程度、着席前は会釈程度が目安です。発声してからお辞儀をする順番にすると、落ち着いた所作に見えます。
着席時は背もたれに深くもたれず、背筋を伸ばしてあごを引きます。話し方は普段より少しゆっくり、はっきりと。語尾を曖昧にせず「〜です」「〜と思います」と言い切ると、自信のある印象になります。
目線は、質問した面接官の目を見るのが基本です。見つめ続けると圧迫感を与えるため、時折自然に外します。集団面接では他の面接官にも視線を配り、他の受験生が話しているときは話す人のほうを向いておきます。
姿勢・表情・目線・敬語は自分では良し悪しを判断しにくい部分です。学校の先生に客観的に見てもらい、指摘を自分の中で消化しておくのが確実です。
緊張で頭が真っ白になったとき・想定外や圧迫気味の質問への対処法
上手く答えられなくても、その1問で不合格になることはほとんどありません。面接官は毎年多くの受験生を見ており、緊張で回答が崩れることは珍しくないためです。
気をつけるのは次の2点です。
- 無言で固まらない
- 慌てて失礼な言い方をしない
答えが出てこないときは「すみません、少し考える時間をいただけますか」と伝えて構いません。知識を問われて分からなければ「分かりません。入学後に学びたいです」と正直に答えます。ただし「分かりません」が複数回続くと印象は良くありません。準備で埋められる質問は埋めておきます。
想定外の質問や厳しめの質問が来ても、落とす意図があるとは限りません。嘘やその場で考えた根拠のない内容を話すのは避けます。掘り下げられたときに矛盾が出るためです。無理のない範囲で、自分らしい答えを落ち着いて述べます。
当日に体調不良・風邪になったときの対応
まず高校の担任か進路指導の先生に連絡します。指定校推薦は高校を通して出願しているため、個人の判断で大学に欠席連絡を入れるより、学校経由で対応するほうが確実です。
- 発熱や強い症状がある場合は、自己判断で無理に受験せず学校に連絡する
- 大学の案内に追試験や別日程の規定がないか確認する
- 無断欠席は避ける(評価に直結する行為のため)
- 当日に体調を崩さないよう、前日は睡眠時間を確保する
軽い風邪で受験する場合は、マスクの着用可否を大学の案内で確認します。声が出にくいときは、普段より意識してはっきり話します。
校内選考の面接と大学本番の面接はどう違う?
高校によっては、校内選考の段階でも面接が行われます。目的が違うため、準備の重点も変わります。
| 項目 | 校内選考の面接 | 大学の面接 |
|---|---|---|
| 実施主体 | 高校 | 大学 |
| 目的 | 学校の代表として推薦できるかの判断 | 人物像・意欲・志望理由の一貫性の確認 |
| 見られる点 | 志望理由の明確さ、志望度の高さ、普段の姿勢 | コミュニケーション、書類との整合、学ぶ意欲 |
| 結果 | 推薦枠を得られるかが決まる | 合否が決まる |
校内選考は評定平均、出欠席状況、生活態度、部活動や委員会活動などを総合して判断されます。高校によっては志望理由書や小論文も課されます。校内選考で話した内容は、そのまま大学の面接でも使える土台になります。校内選考用に書いた志望理由書は、必ず控えを残しておきます。
大学別・学部別の面接傾向を調べる方法
一番確実なのは、高校の進路指導室です。指定校推薦は毎年一定数の推薦枠があることが多く、前年度に同じ高校から受けた先輩が何を聞かれたかの資料が残っているケースが多いためです。
- 進路指導の先生に「志望大学の面接で過去にどんな質問があったか」を直接尋ねる
- その大学を指定校推薦で受けた先輩に話を聞く
- 大学のパンフレット、学部ページ、アドミッションポリシーを読む
- オープンキャンパスの資料を見返す
私立理系では、志望学部によって専門的な内容を聞かれる可能性があります。学びたい分野について調べ、ある程度の知識を持っておくと安心です。大学ごとの推薦制度の種類は中央大学の特別入試の記事でも整理しています。面接のある他の入試方式の雰囲気を知りたい場合は立教大学の自由選抜入試の面接も参考になります。
FAST-UPが見てきた指定校推薦の面接でつまずく人・評価が伸びる人の共通点
FAST-UPのコーチが面接練習に付き合っていて感じるのは、つまずく人の原因がだいたい同じ場所にあることです。宣伝ではなく、傾向として共有します。
つまずく人に多い状態
- 回答を文章で丸暗記し、言い回しを変えられない
- 提出した志望理由書を出してから一度も読み返していない
- 学部名は言えるが、学部で学ぶ科目や分野を説明できない
- 練習が頭の中だけで、声に出した回数が少ない
- 「頑張りました」で止まり、何をどう工夫したかが出てこない
評価が伸びる人に多い状態
- 同じ質問に、言い方を変えて2通り以上答えられる
- 志望理由を学部の具体的な科目や制度と結びつけている
- 高校での取り組みを、課題・工夫・結果の順で話せる
- 先生や家族など複数の人に見てもらい、指摘を取り入れている
- 答えられなかった質問をメモし、次の練習までに埋めている
伸びる人は、練習のたびに答えが少しずつ変わります。覚え直しているのではなく、自分の中で整理が進んでいるためです。逆に、何度練習しても一言一句同じという人は、覚えた文章を再生しているだけになりがちです。質問の角度を変えられた瞬間に止まります。
短期間で仕上げるなら、完成度の高い1つの答えを磨くより、答えられない質問を減らすほうが効果的です。想定していなかった質問が1つ減るたびに、本番で固まる場面も減ります。
よくある質問
Q. 面接練習をまったくしていませんが、今からでも間に合いますか。 A. 残り日数が短くても進め方はあります。提出した志望理由書を読み返し、頻出質問への答えを箇条書きにして、声に出して通します。そのうえで担任や進路指導の先生に模擬面接を依頼します。指定校推薦は高校と大学の信頼関係で成り立つ制度のため、先生も面接練習に協力してくれることが多いとされています。
Q. 指定校推薦に合格した後、辞退はできますか。 A. 指定校推薦は専願が原則で、合格したらその大学に入学することが求められます。辞退や入学後すぐの退学があると、翌年以降に出身高校の推薦枠が取り消されたり減ったりする可能性があります。出願前に進学の意思を固め、保護者とも相談しておく必要があります。
Q. 面接が10分ほどで終わりました。落ちたサインでしょうか。 A. 短時間で終わることは珍しくありません。時間は大学や形式によって幅があり、集団面接では1人あたりの時間が短くなります。無断欠席や失礼な態度がなく、書類と話した内容が食い違っていなければ、時間の長短だけで判断する必要はありません。
Q. 制服がない高校ですが、スーツで行くべきですか。 A. 制服がない場合は、落ち着いた色の私服で問題ありません。重視されるのは清潔感です。シワのない服、整えた髪型、派手でないアクセサリーを心がけます。前髪が目にかからないようにすると表情が伝わりやすくなります。
Q. 小論文と面接の両方がある場合、どちらを優先しますか。 A. どちらも基準があるため両方必要ですが、小論文は書き方の型を身につけてから複数テーマで練習します。小論文の後に面接がある形式では、小論文の内容について質問されることがあります。書いたテーマについて自分の意見を言えるようにしておきます。
Q. 緊張で声が震えそうです。何か対策はありますか。 A. 練習量を増やすのが基本です。本番と同じ服装で入退室から通し、録画して声のトーンや話す速さを確認します。当日は普段より少しゆっくり話すことを意識します。多少のつまずきは面接官も想定しているため、無言で固まらないことだけ守れば問題ありません。


