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#大学情報

関西大学の併願校はどこがおすすめ?文系・理系別に解説

2026年10月7日FAST-UP逆転塾

関西大学の併願は関関同立内の併願と産近甲龍などの安全校を組み合わせ…

FAST-UP

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関西大学の併願は、「関関同立内での併願(関西学院大学・同志社大学・立命館大学)+産近甲龍などの中堅私大を安全校に置く」のが基本形です。関西大学は学部数と日程が多く、学内併願で受験機会を増やしやすい点も特徴です。

2026年10月時点の情報です。

関西大学は出題が標準的で、過去問研究が得点に結びつきやすいタイプの入試と言われます。だからこそ、併願校も「名前」ではなく出題形式と日程で選ぶ必要があります。この記事では、文系・理系別のおすすめ併願校、偏差値帯別の併願パターン、学内併願の組み方、国公立大学や推薦との併願の注意点までまとめます。

関西大学の併願校を選ぶ3つの基準

併願校は「偏差値帯」「出題形式の近さ」「入試日程と移動の負担」の3つで選びます。この3つを外すと、対策が分散して第一志望まで崩れます。逆に3つがそろっていれば、1つの勉強が複数の大学の得点につながります。

基準見るポイント外したときに起きること
偏差値帯チャレンジ・同レベル・安全校の3層になっているか全落ちリスクが上がる
出題形式マークか記述か、英語長文の分量、試験時間大学ごとに対策が増え、どれも中途半端になる
日程・移動連続受験日数、会場までの距離本命の日に体力と集中力が残らない

偏差値帯と難易度で「チャレンジ・同レベル・安全校」に分ける

関西大学の受験生は、関関同立をチャレンジ〜同レベル、産近甲龍を同レベル〜安全校、その下の中堅私大を安全校、という三層で組むのが基本です。関西大学の偏差値帯は文系が52.5〜57.5あたりを中心に、外国語学部が57.5〜60.0、理系はシステム理工学部が50.0〜57.5、環境都市工学部が50.0〜60.0とされています。学部ごとに幅があるため、「関西大学だから偏差値はこのくらい」とひとまとめにしないことが大切です。

学部によって難易度が違うので、同じ関西大学の中でもチャレンジになる学部と現実ラインになる学部が分かれます。志望の学部の数値を見て、その前後で併願校を探す方が精度が上がります。

出題形式の近さで選ぶ(マーク中心か記述か・英語長文の分量・試験時間)★

併願校は、出題形式が近い大学から選ぶと対策の負担が減ります。関西大学の英語は読解が中心で、独立した文法問題の比重が小さいのが特徴です。そのため、文法問題が大きな比重を占める大学を併願に入れると、関西大学の対策とは別に時間を取る必要が出てきます。

指導の現場で見ていると、併願校の相性を「偏差値が近いかどうか」だけで判断する受験生が多くいます。しかし実際に差が出るのは次の3点です。

  • 解答形式がマーク中心か、記述・論述が入るか
  • 英語の長文の本数と1本あたりの語数、試験時間に対する分量
  • 設問の形(内容一致中心か、文法・語法単体の設問が多いか)

関西大学の国語は傍線部を使わない形式の設問があり、初見で戸惑う受験生が目立ちます。設問の形に慣れること自体が対策になるため、過去問に早めに触れておく方が安全です。併願校を決める前に、候補校の過去問を1年分だけでも解いてみると、相性の判断材料が増えます。

入試日程と移動の負担で選ぶ

日程は「連続3日まで」を目安に組みます。関西大学の一般入試は全学日程1が2月1日〜3日、全学日程2が2月5日〜7日、学部独自日程が2月4日に設定されています。ここに他大学を入れると、2月上旬が一気に埋まります。

移動時間も負担になります。試験日と試験日のあいだに長距離移動が入ると、前日の見直し時間が削られます。受験校を決めるときは、日程表に会場と移動時間まで書き込んで確認してください。

関西大学の併願校におすすめの大学【文系】

文系は、同志社大学・関西学院大学・立命館大学をチャレンジ、近畿大学・京都産業大学・龍谷大学を同レベル〜安全寄り、甲南大学・摂南大学・追手門学院大学などを安全校に置くのが王道です。学部数が多いので、同じ偏差値帯でも学びの内容が違う学部を選べます。

チャレンジ校(関西大学より上の難易度)

チャレンジ校には同志社大学を置く受験生が多くいます。難易度は「同志社大学>関西学院大学・立命館大学≒関西大学」と見られることが多いためです。

志望チャレンジ候補
関西大学 法学部同志社大学 法学部、立命館大学 法学部
関西大学 外国語学部関西学院大学・立命館大学の国際系学部
関西大学 経済・商・社会学部同志社大学・関西学院大学の該当学部

同志社大学は読解中心ですが、求められる読解の力は関西大学より高いとされます。チャレンジ校は1〜2校にとどめ、残りの時間を本命に回す方が全体の合格可能性は上がります。

同レベルの併願校

同レベル帯には関西学院大学・立命館大学と、近畿大学の上位学部、京都産業大学・龍谷大学の一部学部が入ります。関西大学の法学部・経済学部・商学部・社会学部の偏差値帯は55.0〜57.5で、この層と難易度が近いためです。

  • 関西学院大学:全学日程と学部個別日程で解答形式が変わる点に注意
  • 立命館大学:学部個別配点方式は重視科目の配点が高く、得意科目を生かせる
  • 近畿大学:学部が多く日程も多いが、英語の出題傾向は関西大学と差がある

関西学院大学は全学日程が科目ごとにマークか記述かが分かれ、学部個別日程では英語と国語に記述が入ります。記述を避けたい場合は日程選びの段階で確認してください。

安全校・滑り止めになる大学

安全校としては龍谷大学が挙げられることが多いです。英語が読解中心で、関西大学との出題傾向が比較的近いためです。龍谷大学では整序形式の文法問題が出るので、そこだけ別に対策すれば対応しやすくなります。

候補置き方
龍谷大学出題傾向が近く、安全校の軸にしやすい
甲南大学傾向は近いが関西大学と試験日が重なることがある
摂南大学・追手門学院大学・大阪経済大学さらに下の層を確保したい場合

関西大学の併願校におすすめの大学【理系】

理系は立命館大学・同志社大学・関西学院大学の理工系をチャレンジ〜同レベル、近畿大学の理工系を現実ライン、大阪工業大学や摂南大学などを安全校に置くのが一般的です。理系は学科ごとの定員が少なく、1校の結果に左右されやすいので安全校の確保がより重要になります。

チャレンジ校・同レベルの併願校

チャレンジは立命館大学の理工・情報理工・生命科学系、同志社大学の理工・生命医科学、関西学院大学の理工系です。関西大学のシステム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部と学べる分野が重なり、受験科目の組み合わせも近いためです。

立命館大学の理工学部は、同一系統内の学科・コースで併願できる方式があります。電気システム系や機械システム系など、系統単位でまとめて出願できるため、受験機会を増やしたい場合に使えます。

理系で滑り止めになる大学

現実ラインは近畿大学の理工系、龍谷大学の先端理工学部、京都産業大学の理学・工学系です。安全校には大阪工業大学や摂南大学、大阪産業大学の工学系などが入ります。

理系は、理科の選択科目が大学ごとに違う点に注意してください。物理で出願できる学科と化学が必要な学科が混在するので、科目の確認を先にしてから候補を絞ります。

関西大学の滑り止めはどこまで下げるべきか

滑り止めは、模試の判定が安定して出る層まで下げます。目安としては、第一志望の偏差値から5程度下の大学です。過去問で安定して7割前後取れる状態かどうかも判断材料になります。

ただし、下げすぎると進学する気のない大学の対策に時間を使うことになります。「合格したら通うか」を自分に問い、通う可能性のある大学だけを受けるのが現実的です。

併願として相性がよくない大学・組み合わせ

関西大学と相性がよくないとされるのは、英語で文法問題の比重が大きい大学です。近畿大学や京都産業大学は文法問題の比重が大きく、読解中心の関西大学とは対策の中身が変わります。両方に時間を割くと、どちらも中途半端になることがあります。

  • 文法重視の大学を複数入れる:関西大学の読解対策の時間が削られる
  • 試験日が重なる大学を候補に残す:甲南大学は関西大学と日程が重なることがある
  • 記述の多い方式ばかり並べる:記述対策に時間が取られる

近畿大学は知名度や就職面から候補に入れたい受験生も多いはずです。その場合は、文法対策を別枠で確保できるかどうかで判断してください。対策の時間が取れないなら、出題傾向の近い大学に替える方が合格の可能性は上がります。

偏差値帯別の関西大学 併願パターン

併願は「チャレンジ1〜2校+現実ライン3〜4校+安全校2校」が基本の形です。層が偏ると、合格が1つも出ない年が起こり得ます。

層上位層標準層基礎固め層
チャレンジ同志社大学、立命館大学の看板学部関西大学の法・経済・商・社会、関西学院大学関西大学の人間健康学部・一部理工系
現実ライン関西大学の人気学部、関西学院大学・立命館大学の標準学部近畿大学、京都産業大学、龍谷大学近畿大学・龍谷大学・京都産業大学の標準学部
安全校近畿大学の上位学部、京都産業大学・龍谷大学甲南大学、摂南大学、追手門学院大学摂南大学、追手門学院大学などの中堅私大

上位層(関関同立の上位合格を狙う場合)の併願パターン

上位層は、同志社大学をチャレンジに置き、関西大学と関西学院大学・立命館大学を現実ラインにします。安全校は産近甲龍の主要学部で十分なことが多いです。

ただしチャレンジ校を3校以上入れると、対策が分散します。同志社大学は求められる読解力が関西大学より高いので、専用の演習時間が必要です。チャレンジは絞る方が結果的に有利になります。

標準層(関西大学が第一志望)の併願パターン

標準層は関西大学の複数学部を軸に、近畿大学・龍谷大学などを現実ラインに置きます。安全校は甲南大学や摂南大学などから1〜2校です。

関西大学の学内併願で受験回数を増やせるので、他大学の校数は増やしすぎない方が対策が安定します。関西大学の全学日程1と全学日程2で合計6日間の試験日が設定されているため、学内だけでも複数回の挑戦ができます。

基礎固め層(関西大学がチャレンジ校)の併願パターン

基礎固め層は、関西大学をチャレンジに置き、近畿大学・龍谷大学・京都産業大学を現実ラインにします。安全校は中堅私大から2校確保します。

この層でよくあるのは、関西大学の出願数を増やしすぎて基礎固めの時間を失うケースです。基礎が固まらないうちに受験校だけ増やしても合格数は増えません。英単語・文法・読解の土台を優先し、関西大学は学部を絞って出願する形が現実的です。

関西大学の学内併願(学部をまたいだ併願)の組み方

学内併願は、関西大学の受験機会を増やす最も手軽な方法です。出題形式が同じなので、1つの対策が複数の合否判定に効きます。手続きの面でも、複数の学部・日程を併願する場合でも、必要書類は1通の送付で手続きできるとされています。

全学部日程と学部独自日程の違い

全学日程は同じ試験日に複数学部の入試が行われる方式です。関西大学では全学日程1(2月1日〜3日)と全学日程2(2月5日〜7日)が設定され、学部独自日程は2月4日に総合情報学部の2教科型【英数方式】として実施されます。

項目全学日程1全学日程2学部独自日程
試験日2月1日〜3日2月5日〜7日2月4日
対象文系・理系の多くの学部文系・理系の多くの学部総合情報学部のみ
特徴英語外部試験利用方式を使える学部がある商学部で3教科型【同一配点方式】を実施2教科型【英数方式】

一般に、全学部日程と個別日程で難易度や出題傾向の差は大きくないとされます。差が出やすいのは配点と解答形式なので、方式ごとの配点表を確認してから出願先を決めてください。

同じ試験日に複数学部を併願できるか

関西大学では、原則として同じ試験日に複数の学部を併願することはできません。ただし例外があります。

  • 理系:システム理工学部・環境都市工学部・化学生命工学部は、3教科型【理科設問選択方式(2科目型)】と3教科型【理科設問選択方式】に限り、1回の受験で異なる2学部の合否判定を受けられます
  • 文学部:全学日程1で総合人文学科〈3教科型〉、同〈2教科型〉【英語外部試験利用方式】、初等教育学専修〈3教科型〉から最大3併願が可能です
  • 文学部:全学日程2では最大2併願が可能です
  • 法・文・経済・政策創造・人間健康・社会安全学部:全学日程1で〈3教科型〉と〈2教科型〉【英語外部試験利用方式】の併願が可能です

英語外部試験利用方式は、CEFR B1レベル以上の英語資格があれば国語と地歴公民または数学の2科目で受験できる方式です。英検2級でCSEスコア1,950点以上などが基準に当たります。資格を持っているなら、受験機会を増やす手段として検討する価値があります。

学内併願で受験料がどれだけ増えるか

受験料は出願した日程・方式の数だけ必要になります。関西大学の一般入試の検定料は募集要項に記載があるため、出願前に必ず確認してください。この記事では金額を断定せず、確認先だけ示します。

書類の負担は軽くなります。複数の学部・日程を併願する場合や追加出願する場合でも、各書類は1通の送付で手続きできるとされています。出願の手間を理由に学内併願を避ける必要はありません。

学内併願の考え方は、他大学でも共通しています。学部をまたいだ併願の組み方は法政大学の学内併願パターンの記事や早稲田大学の学内併願パターンの記事も参考になります。

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関西大学と国公立大学の併願はどう組むか

国公立志望は、共通テスト利用方式を軸にすると負担を増やさずに私立の合格を確保しやすくなります。共通テストの勉強がそのまま私立の出願に使えるためです。

共通テスト利用方式を使った負担の少ない併願

関西大学の共通テスト利用入試には、前期・併用・後期の3種類があります。

種別判定方法使いどころ
前期共通テストの得点のみ2次対策の時間を削らずに出願できる
併用共通テストの得点+個別学力検査同一日・同一科目の一般入試と併願すれば1回の受験で複数判定
後期共通テストの得点のみ2月の結果が出たあとに出願できる

前期は学部により2科目型から6科目型まで選べます。国公立志望なら受験科目が多いので、科目数の多い型の方が有利になることがあります。

出願期間にも差があります。2026年度入試では、共通テスト利用入試(前期)のデータ登録期間が1月7日〜1月16日、一般入試と併用は1月7日〜1月19日でした。後期は2月17日〜3月7日です。前期は締切が早いので、共通テストの自己採点を待ってから出願する余裕は少ないと考えてください。

共通テスト利用の使い方は他大学でも似ています。考え方は法政大学の共通テスト利用入試の記事も参考になります。

国公立志望が関西大学を併願するときの科目配分

国公立志望は、共通テスト対策を主軸に置き、私立の個別試験対策は英語と得意科目に絞るのが現実的です。関西大学の一般入試は文系・理系ともに3教科型が中心で、基礎・基本レベル中心の難易度とされています。基礎が固まっていれば、個別対策に時間をかけすぎなくても対応しやすくなります。

配分の目安は次の通りです。

  1. 共通テスト対策を基礎として進める
  2. 関西大学の過去問を英語中心に3〜5年分解き、形式に慣れる
  3. 国語の設問形式(傍線部を使わない形式)に慣れる
  4. 残りは2次試験の記述対策に回す

関西大学の公募推薦・総合型選抜で併願はできるのか

関西大学のAO入試は他大学との併願が可能とされています。一方で、方式によって条件は異なります。出願できるかどうかは、必ず年度ごとの入学試験要項で確認してください。

専願条件がある方式と他大学と併願できる方式の見分け方

見分け方は単純で、要項の出願資格欄に「本学を第一志望とする」「合格した場合は入学を確約する」といった記載があるかどうかです。記載があれば専願、なければ併願可能と判断できます。

確認箇所見るポイント
出願資格第一志望・入学確約の文言があるか
合格後の手続き入学手続締切日が他大学の発表前かどうか
併記の注意書き同一大学内の他方式との併願可否

関西大学では公募制推薦入試を商学部、システム理工学部、環境都市工学部(建築学科を除く)、化学生命工学部で実施しています。学部が限られるため、志望学部で実施があるかをまず確認してください。

出願条件と調査書の扱いで注意すること

調査書は、ほぼすべての方式で提出が必要です。関西大学のAO入試では、法学部のどの型でも調査書が提出書類に含まれています。発行に時間がかかるので、出願期間の前に高校へ依頼しておきます。

評定平均の基準は方式によって違います。法学部のAO入試では出願時の必要最低評定平均の設定はありませんが、英語外部試験のスコア基準が課される型があります。法学部【Ⅰ型】ではCEFR B1レベル以上として、実用英語技能検定2級以上でCSEスコア1,950点以上、IELTS 4.0以上、TEAP 225点以上などが示されています。スコアは出願時において過去2年以内に取得したものに限られます。

日程も早めです。関西大学のAO入試は、2027年度入試で出願期間が2026年9月1日〜9月7日、第2次選考が10月18日、第2次選考の合格発表が11月2日となっています。一般入試の勉強と並行するなら、夏までに書類の準備を終えておく必要があります。

よくある間違いは、AO入試の結果が出るまで一般入試の勉強を止めてしまうことです。倍率は学部によって差があり、2026年度は文学部が7.7倍、システム理工学部が1.9倍でした。合格が保証される入試ではないため、一般入試の対策は並行して続けてください。

併願校は何校受けるべきか

目安は5〜8校です。チャレンジ1〜2校、現実ライン3〜4校、安全校2校という構成がバランスの取れた形になります。学内併願を含めると出願数はさらに増えるため、連続受験日数で上限を決めるのが現実的です。

判断材料考え方
受験料出願数に比例して増える。家庭と事前に上限を決める
日程連続3日までを目安にし、本命の前日は空ける
対策時間1校あたり過去問3〜5年分を確保できる数に収める
体力移動を含めた負担で判断する

出願スケジュールも押さえておきます。2026年度入試では一般入試のデータ登録期間が1月7日〜1月19日でした。実際の受験校は12月の模試結果と過去問の得点で絞り、年内に候補を固めておくと出願期間に慌てません。

併願校数の考え方は他大学でも共通です。中央大学の滑り止めの選び方の記事や法政大学の滑り止めの記事も、候補の絞り方の参考になります。

関西大学が併願校として選ばれやすい理由

関西大学が併願の軸になりやすい理由は3つあります。出題が標準的で対策しやすいこと、学部数が多いこと、日程が組みやすいことです。

  1. 出題が標準的:高校の基礎・基本レベル中心の難易度設定で、過去問研究が得点に直結しやすい
  2. 学部数が多い:文系・理系あわせて多数の学部があり、学内で難易度の違う学部を選べる
  3. 日程が多い:全学日程1と2で合計6日間の試験日があり、組み合わせの自由度が高い

加えて、2月5日〜7日の一般入試と共通テスト利用入試[併用]は全国29都市で受験でき、2月1日〜4日は全国14都市で受験できます。関西圏以外に住んでいても受けやすい点も、併願先に選ばれる理由の1つです。

関西大学の併願でよくある間違い

併願で失敗する原因は、ほぼ3つに集約されます。併願校の対策不足、安全校の不在、日程の詰め込みです。

第一志望は合格したのに併願校が不合格になる原因

原因は、併願校を軽く見て対策をしなかったことです。滑り止めと呼んでいる大学でも、出題形式が違えば得点は出ません。関西大学と文法重視の大学を併願した場合、文法対策を飛ばせばその大学だけ落ちることは起こり得ます。

回避策は、受験する全ての大学について過去問を最低3年分は解き、形式ごとの対策時間を日程表に書き込むことです。「対策の時間が取れない大学は受けない」と決めると、受験校も自然に絞れます。

同レベルの大学ばかり並べて安全校がない

関関同立だけを5校並べると、全落ちの可能性が残ります。同じ難易度帯では、体調や相性で結果が揃って出ないことがあるためです。

回避策は、出願前に受験校を3層に分けて書き出すことです。安全校が0校なら必ず1〜2校足します。安全校は、模試の判定が安定して出ていて、進学してもよいと思える大学から選びます。

日程を詰め込みすぎて本命で力を出せない

4日以上連続で受験すると、後半の試験で集中力が落ちます。移動と宿泊が入るとさらに消耗します。

回避策は、本命の前日を空けることです。関西大学の全学日程1と全学日程2のあいだには学部独自日程の日があるため、ここをどう使うかで負担が変わります。日程表を作り、連続日数と移動時間を可視化してから出願を決めてください。

関東や中部の大学との併願を考える場合の判断基準

関西圏以外の大学を併願するかは、「進学する可能性があるか」「移動と宿泊の負担に見合うか」の2点で判断します。合格しても通わない大学に受験日を使うのは、本命の対策時間を減らすだけになります。

判断材料は次の通りです。

  • 下宿費を含めた進学費用を家庭で確認できているか
  • 試験日の前後に移動日を確保できるか
  • 出題形式が関西大学と近く、追加の対策が少なくて済むか

関東の大学を併願候補に入れる場合の考え方は、明治大学との併願におすすめの大学の記事や立教大学との併願の記事にまとめています。大学群ごとの難易度の位置づけはMARCHと上智大学の比較記事も参考になります。

FAST-UPが見てきた、関西大学の併願でつまずく受験生の共通点★

指導の現場で見ていると、併願でつまずく受験生にはいくつか共通する動きがあります。学力の差より、併願の決め方と時間の使い方の差が大きく出ます。

  • 併願校を決める時期が遅く、年明けになって過去問に初めて触れる
  • 第一志望の過去問だけを繰り返し、併願校は「同じ関関同立だから大丈夫」と考える
  • 出願数だけ増やし、1校あたりに使える対策時間を計算していない
  • 安全校を「落ちるはずがない大学」と考え、形式確認すらしない
  • 判定の良い模試結果だけを見て、苦手科目の穴をそのままにする

特に多いのは、受験校の数と対策時間が釣り合っていないケースです。出願した数だけ形式の違いがあり、その分だけ演習が必要になります。日々の学習計画に「どの大学の対策をいつやるか」を入れていないと、1月になって手が回らなくなります。

FAST-UPでは、コーチが毎日の学習を管理するなかで、受験校ごとの対策時間を学習計画に組み込みます。併願校を決めた時点で、過去問を解く日まで決めておくと、直前期の焦りは小さくなります。併願は出願して終わりではなく、決めた時点から対策が始まるものだと考えてください。

よくある質問

Q. 関西大学の併願で、関西学院大学と立命館大学のどちらを選ぶべきですか。 A. 解答形式と配点で選びます。立命館大学の学部個別配点方式は重視科目の配点が高いので、得意科目がはっきりしている場合に向きます。関西学院大学は学部個別日程で英語と国語に記述が入るため、記述を避けたい場合は全学日程を中心に考えます。どちらも過去問を1年分解いてから決めてください。

Q. 関西大学のAO入試は他大学と併願できますか。 A. 関西大学のAO入試は他大学との併願が可能とされています。ただし方式ごとに条件が異なるため、必ずその年度の入学試験要項で出願資格を確認してください。合格後の入学手続締切日も併せて見ておくと、他大学の発表と重ならないか判断できます。

Q. 関西大学の併願で近畿大学を受けるのは避けた方がよいですか。 A. 英語の出題傾向に差があるため、文法の対策時間を別に確保できるかで判断します。関西大学の英語は読解中心で、近畿大学は文法問題の比重が大きいとされます。対策時間を取れるなら候補に残して問題ありません。取れないなら、読解中心の大学に替える方が安全です。

Q. 共通テスト利用だけで関西大学の合格を確保できますか。 A. 確保できるとは言い切れません。共通テスト利用入試(前期)は共通テストの得点のみで判定されるため、自己採点の結果が想定より低いと合格は難しくなります。一般入試と併願して、受験機会を複数持っておく方が安全です。

Q. 併願校はいつまでに決めればよいですか。 A. 候補は年内に固めます。2026年度入試では一般入試のデータ登録期間が1月7日〜1月19日、共通テスト利用入試(前期)は1月7日〜1月16日でした。前期は締切が早いので、12月の模試結果と過去問の得点で候補を絞っておくと出願に間に合います。

Q. 関西大学の学内併願は何学部まで出願してよいですか。 A. 上限の数より、対策と体力で決めます。全学日程1と全学日程2で合計6日間の試験日があるため、連続受験日数が増えすぎないよう日程表で確認してください。出願自体は、複数の学部・日程を併願する場合でも書類1通の送付で手続きできるとされています。

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