MARCHの国語の難易度と難易度順ランキング
「MARCHを志望校に考えているけど国語の難易度はどれくらい?」
FAST-UP
MARCHの国語は、問題そのものの難しさでは明治大学が最上位、青山学院大学が最も取り組みやすい傾向です。法政大学は学部ごとに出題範囲が異なり、立教大学は現代文に癖があります。中央大学は標準的な出題です。
2026年9月時点の情報です。
以下では、大学別の傾向、偏差値・入試問題・受験者層の3つの角度からのランキング、国語が簡単な学部、現代文と古文それぞれの難易度順を順に整理します。2027年度入試に向けて志望校と併願校を決める材料として使えます。
MARCHの国語の難易度はどれくらい?
MARCH全体の国語の難易度は、大学入試全体のなかでは高い水準にあります。MARCHは日本のなかでもトップクラスの難関私立大学群で、早慶上智という上位層があるとはいえ、入学が簡単な大学ではありません。
後述するように、MARCHのなかでも大学・学部ごとの差はあります。ただし、どの大学も基礎レベルの読解や古文知識だけでは得点しきれない構成です。
MARCHの大学ごとの国語難易度
大学ごとに「問題の癖」と「要求される力」が異なります。まずは一覧で傾向をつかみ、その後に個別に見ていきます。
| 大学 | 問題の癖 | 特徴 |
|---|---|---|
| 明治大学 | 少ない | 抽象度が高く、本質的な読解力を問う |
| 青山学院大学 | 少ない | 設問がオーソドックスで解きやすい |
| 立教大学 | 強い | 現代文の設問に相性が出やすい |
| 中央大学 | 少ない | 標準的で一般的な出題 |
| 法政大学 | 学部差が大きい | 出題範囲が学部で変わる |
明治大学
明治大学はMARCHのなかで難易度が高い大学です。文章に癖はありませんが、本質的な読解力が必要とされます。
出題で多いのは次の2点です。
- 文章の構造を把握して答える問題
- ことわざや熟語の知識
早稲田大学を併願する場合、明治大学の国語は対策が重なります。形式が似ており、抽象度の高い文章を構造的に読む力が共通して問われるためです。感覚で選択肢を選ぶ解き方では安定しません。
青山学院大学
青山学院大学はMARCHのなかでは最も難易度が低い部類です。傍線部の近くに答えの根拠があり、空欄補充もオーソドックスで、全体として解きやすい問題です。
難易度の体感としては、高校入試を難しくしたようなレベルです。一方で「英語の青山」と言われるほど英語の難易度は高くなっています。英語が得意で国語が苦手な場合、相性のよい大学といえます。
立教大学
立教大学は、人によってはとても難しく感じる大学です。古文はオーソドックスですが、現代文の設問の癖が強いという特徴があります。
「答えが選択肢にない」と感じる場面が出やすく、解きやすさの感じ方が人によって分かれます。そのため、出願前に一度自分で過去問を解いて相性を確かめる方が安全です。
中央大学
中央大学の問題の難易度は高めですが、癖はありません。駒沢大学と似ており、よくある一般的な出題といえます。
オーソドックスなのは次の3点です。
- 文章の抽象度
- 語彙のレベル
- 設問での問われ方
ただし中央大学の法学部などは受験者層のレベルが高く、高得点が求められます。その結果、問題の難しさ以上に合格の難易度は上がります。
法政大学
法政大学は学部によって難易度が変わる大学です。学部ごとに出題範囲が変わるためです。
- 漢文まで必要な学部
- 現代文のみで受験できる学部
「漢文まで手が回らないが現代文は得意」という場合は現代文のみの学部、漢文まで仕上げた場合は漢文を含む学部という選び方ができます。
問題の傾向としては、文章量が多いこと、「すべて選びなさい」という形式の問題が出ることが挙げられます。
偏差値面のランキング
偏差値で並べると立教大学が最上位になります。データは大学偏差値 研究所を参照しています。
| 順位 | 大学 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 1位 | 立教大学 | 64 |
| 2位 | 青山学院大学 | 63 |
| 3位 | 明治大学 | 62.9 |
| 4位 | 中央大学 | 61.2 |
| 5位 | 法政大学 | 60.8 |
この順番は、一般的なMARCHの序列のイメージと大きく変わりません。上位帯との比較を知りたい場合は早慶上智の偏差値ランキングも合わせて確認すると、志望校の位置づけがつかみやすくなります。
入試問題面のランキング
合格最低点や受験者層を考えず、純粋に入試問題の難易度だけで並べると明治大学が1位です。
| 順位 | 大学 |
|---|---|
| 1位 | 明治大学 |
| 2位 | 法政大学 |
| 3位 | 中央大学 |
| 4位 | 立教大学 |
| 5位 | 青山学院大学 |
明治大学の形式は早稲田大学と似ており、特殊な癖があるわけではありません。しかし抽象度の高い問題文が多く、読解力が本当にあるかを見る本質的な設問が出題されます。感覚で解くのではなく、文章を構造的に読み取る力が必要です。
受験者のレベル面のランキング
受験者層のレベルで並べると、偏差値のランキングと近い並びになります。
| 順位 | 大学 |
|---|---|
| 1位 | 立教大学 |
| 2位 | 青山学院大学 |
| 3位 | 明治大学 |
| 4位 | 中央大学 |
| 5位 | 法政大学 |
順位はつけましたが、どの大学もMARCHです。受験者層は重なりやすいという前提は忘れないようにしてください。
よくある間違い:偏差値ランキングと問題の難易度を同じものと考える
よくある間違いは、偏差値の高さと国語の問題の難しさを同じものとして扱ってしまうことです。立教大学は偏差値では最上位ですが、問題そのものの難易度では明治大学や法政大学の方が上に来ます。
回避策は、次の3つを分けて見ることです。
- 問題そのものの難易度(過去問を解いた体感)
- 受験者層のレベル(偏差値帯)
- 合格最低点と得点しやすさ
志望校を決める前に、気になる学部の過去問を1年分だけでも通しで解き、自分の相性を確かめておくと判断を誤りにくくなります。
結論:MARCHの国語難易度ランキング
問題の難しさだけでなく、合格しやすさや周囲の受験生のレベルを含めて総合すると、次の順になります。
| 順位 | 大学 |
|---|---|
| 1位 | 明治大学 |
| 2位 | 法政大学 |
| 3位 | 中央大学 |
| 4位 | 立教大学 |
| 5位 | 青山学院大学 |
MARCHで国語が簡単な学部ランキングトップ3
国語の負担を抑えたい場合、出題範囲が狭い学部や設問が標準的な学部が候補になります。
| 順位 | 大学・学部 | 理由 |
|---|---|---|
| 1位 | 青山学院大学 全学部入試 | 独自問題が平易なまま維持されている |
| 2位 | 中央大学 商学部 | ベーシックで解きやすい出題 |
| 3位 | 法政大学 文学部 | 古文がなく現代文のみ |
第3位:法政大学 文学部
法政大学文学部は古文がなく、現代文のみで受験できます。問題自体も難しくないため3位としました。ただし試験時間は60分とタイトで、速読と処理速度は求められます。
第2位:中央大学 商学部
中央大学商学部は、ベーシックで解きやすい問題が出るのが特徴です。難易度は共通テスト(大学入学共通テスト。国公私立大が共通で使う全国一斉試験)を難しくしたレベルで、標準的な対策で対応できます。
第1位:青山学院大学 全学部入試
青山学院大学は、個別学部日程における大学独自の国語の問題を廃止し、共通テストの点数を利用する形に切り替えました(2021年入試より)。一方で、全学部入試(複数の学部を同一日程・共通問題で受験できる方式)には大学独自の国語が残っています。
青山学院大学の国語はもともと簡単といわれており、全学部入試の国語も変わらず取り組みやすい水準です。なお共通テスト利用(共通テストの得点のみで合否を判定する入試方式)の併用状況は年度で変わるため、最新の募集要項で確認してください。
国語分野ごとのMARCH内での難易度ランキング
現代文と古文で、大学ごとの難易度の並びは変わります。得意分野と苦手分野で受験校を選び分けると、合格の可能性を上げられます。
現代文の難易度ランキング
現代文で最も難しいのは明治大学、最も易しいのは青山学院大学です。
| 順位 | 大学 |
|---|---|
| 1位 | 明治大学 |
| 2位 | 法政大学 |
| 3位 | 立教大学 |
| 4位 | 中央大学 |
| 5位 | 青山学院大学 |
青山学院大学の現代文は、文章が一見難しく見えます。しかし設問が平易で、答えが傍線部の近くにあることが多く、現代文が得意なら満点も狙えます。中央大学は青山学院大学より若干難しい程度で、大きな差はありません。
立教大学は問題文自体は読みやすい一方、記述が出るため満点が取りにくく、その分難易度が上がります。法政大学は論理的思考力が必要で、文章を構造的に把握する力が問われます。
明治大学は文章・設問ともに難易度が高く、手応えをつかみにくい受験生も少なくありません。早稲田大学と傾向が似ているため、早稲田大学を併願する人には対策効率がよい大学です。
古文の難易度ランキング
古文は大学間の差が小さく、どこも基礎の完成度で勝負が決まります。
| 順位 | 大学 |
|---|---|
| 1位 | 青山学院大学 |
| 2位 | 明治大学 |
| 3位 | 立教大学 |
| 4位 | 中央大学 |
| 5位 | 法政大学 |
青山学院大学は1位ですが、問題自体が特別難しいわけではありません。教科書レベルの古文単語・文法・解釈を問う一般的な出題が多く、基礎を固めていれば対応できます。ただし問題数が多く、素早く解く必要があります。
明治大学は文章が長くなく設問も一般的ですが、主語の把握や和歌表現など古文特有の問題を解けるようにしておく必要があります。立教大学は有名な古典からの出題が多く、背景知識が使える場面が多い構成です。単語・文法・解釈がバランスよく問われます。
中央大学も有名古典からの出題が多く、問われる単語・文法は基本的なものが中心です。単語帳と文法問題集を固めれば対応できます。法政大学は文法の出題が目立ちますが特別に難しくはなく、センター試験・共通テストの過去問で文法演習を積む形が有効です。
FAST-UPが見てきた国語でつまずく受験生の共通点
指導現場で見ていると、MARCHの国語で伸び悩む受験生には共通したつまずき方があります。学力そのものより、解き方の癖が原因になっているケースが多いという点です。
- 選択肢を本文の根拠ではなく印象で選んでいる
- 傍線部の前後だけを読み、段落全体の構造を追っていない
- 古文で主語の把握を飛ばし、訳の雰囲気で設問に答えている
- 過去問を志望度の高い順に解き、相性の確認が出願直前になる
とくに最後の点は、出願校の組み替えが間に合わなくなる原因になります。第一志望以外も早めに1年分だけ解き、設問形式との相性を先に知っておく方が安全です。併願の組み方そのものを考え直す段階では、早慶の日本史の難易度と傾向のように科目単位で上位大学の出題を見ておくと、併願先の負担も見積もりやすくなります。
まとめ
MARCHの国語難易度ランキングは、総合で見ると次のとおりです。
| 順位 | 大学 |
|---|---|
| 1位 | 明治大学 |
| 2位 | 法政大学 |
| 3位 | 中央大学 |
| 4位 | 立教大学 |
| 5位 | 青山学院大学 |
問題の難しさ、受験者層、出題範囲の3点を分けて見ることが、受験校選びの基本になります。
よくある質問
Q. MARCHで国語が一番難しいのはどこですか。 A. 問題そのものの難易度では明治大学です。抽象度の高い文章が多く、文章の構造を把握して答える設問が中心のためです。総合的な合格難易度で見ても、明治大学が上位に来ます。
Q. 法政大学の国語が難しいと言われるのはなぜですか。 A. 文章量が多く、「すべて選びなさい」という形式の設問が出るためです。加えて学部ごとに出題範囲が変わり、漢文まで必要な学部と現代文のみで受験できる学部があります。自分の仕上がりに合う学部を選ぶことが重要です。
Q. 中央大学の国語は難しいのでしょうか。 A. 問題の癖は少なく、文章の抽象度・語彙・設問形式はいずれも標準的です。ただし法学部など受験者層のレベルが高い学部では高得点が求められ、合格の難易度は上がります。
Q. 国語が苦手でもMARCHは狙えますか。 A. 設問が平易な大学・学部を選ぶ方法があります。青山学院大学の全学部入試、中央大学商学部、古文のない法政大学文学部などが候補です。英語が得意なら、英語の配点や難易度が高い大学を選ぶ戦略も取れます。
Q. 立教大学の現代文は結局難しいのですか。 A. 相性で評価が分かれます。本文は読みやすい一方、設問の癖が強く、記述も出題されます。出願前に過去問を1年分解き、自分に合うかを確かめてから判断してください。


