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#学習法

早慶の日本史は難しすぎる?学部別傾向と対策

2025年1月11日

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早慶の日本史は私大最難関の水準で、教科書の注釈レベルまで問われます。ただし難易度は学部差が大きく、早稲田は史料問題と正誤判定、慶應は論述と出題範囲の指定が軸です。基礎固めを終えたうえで学部別対策に進むのが現実的です。

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3科目で勝負をするのが一般的な私大入試。私大の中でトップに君臨し続ける早慶でもそれは同じです。英語や国語、あともう1つは何にするかと考えた場合、文系であれば日本史を利用する人も多いでしょう。難易度を中心に、学部ごとの傾向やおすすめの参考書、勉強法をまとめます。

早慶の日本史の難易度はどれくらい?

一貫して言えるのは、発展レベルまでの知識量が必要だという点です。世界史はかなり難しいとされる早慶ですが、日本史は学部によってかなり易しいケースも見られ、世界史ほどではないという声もあります。ただし偏差値の高い学部では相応の難易度に落ち着きやすく、評価は学部によってさまざまです。

学部ごとの位置づけを確認するときは、早慶上智の偏差値ランキングも合わせて見ておくと、受験する学部の並びがつかみやすくなります。

独学で早慶日本史攻略は可能?

すべてを独学に委ねるよりも、情報を得ながら進めるほうが効率的です。どこまで日本史を勉強していくべきかは、独学ではなかなか判断しにくい部分があります。この部分は出やすい、この部分は勉強した方がいいという情報を聞いて効率化できる領域があるため、予備校などで学んでから独学に専念する進め方も1つのやり方です。

早慶の日本史攻略にかかる時間はどれくらい?

なるべく毎日1時間は日本史に割きましょう。英語や国語、共通テスト(大学入学共通テスト。1月に実施される全国共通の試験)を受けるなら他科目の勉強も必要ですが、時間がある時は2時間ほどにして高3の受験シーズンまで続けると、知識が身につきやすくなります。

早慶の日本史の勉強はいつから始めるべき?

高2の秋口から始めるのがおすすめです。高2で日本史を履修していた場合は、2年の最初からやってきたことを復習しながら、今授業で扱っている内容をまとめていく形で十分です。せっかく授業でやっているのであれば、それを利用しない手はありません。

早稲田大学の日本史の傾向

早稲田の日本史は私大の中でも最も難しいレベルとされます。教科書の太字は当然のこと、注釈部分の細かなところまで出てくるため、隅々まで網羅しておく必要があります。史料問題(当時の文書や記録を読ませて答える形式)が多く、正誤問題の多さも特徴的です。

学部によって難易度も異なるため、複数の学部を受ける際は難しい学部に合わせて勉強をしていくと効率的です。難易度の高い学部に届く知識量を作っておけば、易しい学部の出題もおおむね射程に入るためです。

早稲田大学の学部別の日本史の傾向

学部出題形式主な傾向
文学部マーク式・記述式問題数が多く1問あたりの時間が限られる。正誤問題と文化史が多く、これは世界史と同じ傾向。美術に関する問題は毎年のように出題される
教育学部マーク式・記述式文学部ではあまり出ない史料問題が出やすい。近現代に関する出題も結構な割合を占める
政治経済学部共通テスト4科目と独自問題の組み合わせ入試改革により独自の日本史は廃止。日本史は共通テストの1科目として利用でき、100点満点中25点分があてがわれる
法学部マーク式・記述式江戸時代以降に問題が集中しやすく、半分以上を占める年もあった。問題数が多く記述問題もそれなりにある
商学部マーク式・記述式・論述経済史などが頻出。マーク式の問題が多く、テキパキ解く必要がある。論述は20字や30字でまとめる短いものが中心
文化構想学部マーク式・記述式テーマ史(1つの主題で複数の時代を横断して問う出題)が中心。近現代の問題は少なめ
社会科学部マーク式中心・論述2020年まではマーク式一本、2021年から論述が追加。マーク式が大多数で、近現代史がやや多め
人間科学部マーク式のみ早稲田の学部で唯一マーク式のみ。並び替えや誤文選択など、知識量と正確なアウトプット、スピードが問われる
国際教養学部マーク式・記述式日本史でありながら英文史料問題が出る。英文を読み解く部分は他学部にはない要素

学部ごとに注意したい点を補足します。法学部は時に偏りがあるため、全方位的に深いところまで勉強しておくほうが安全です。教育学部で問われる近現代は、授業であまり取り上げられず駆け足になりがちな分野のため、過去問などで中心的に埋めていきましょう。文化構想学部はテーマ史にいかに対応できるかが鍵で、問題演習の量も問われます。社会科学部は論述までにどれだけ時間を作れるかがポイントです。国際教養学部の英文史料は、何度も解いて解き方を知っておかないと初見でこなすのは大変です。

早稲田大学の日本史対策

正誤判定問題対策を万全にする

共通テストでも出てくる正誤判定問題は、早稲田の複数の学部で頻繁に出される出題形式です。明らかに間違っている文面もあれば、ひっかけ問題のような意地悪な文面もあります。しっかり読み込んで正誤を判定することが大事であり、注意深く文章を読み解くスキルも磨く必要があります。

史料問題に備える

史料問題は、教科書に載っているものならまだしも、今まで見たことがないようなものが出てくることもあります。この場合はキーワードをチェックして中身を判別するのがポイントです。その練習を前もってしておかないと、初見でいきなり攻略するのは大変です。

基礎固めは徹底する

難易度の高さに目を奪われがちですが、その多くは基本的な問題であり、教科書を読んで勉強すれば解けるものばかりです。まずは基礎固めを徹底しておおよその点数を確保し、あとは細かな知識をつけて満点に近づけていくのが理想的です。

慶應義塾大学の日本史の傾向

高得点につなげるには、幅広い知識と深さの両方が必要です。学部ごとに違いはありますが、基礎的な知識で点を取ることに加え、無策では時間切れを誘発するような難易度になっており、どの学部も一筋縄ではいきません。私大最難関レベルと称されるのにふさわしい内容です。

慶應義塾大学の学部別の日本史の傾向

学部出題形式主な傾向
文学部記号問題・記述問題・論述問題数が多く、論述問題は2つ出される。正確に答えつつスピーディに解き、論述に時間を残したい
法学部すべてマーク式マーク式である分、幅広い知識が問われる。史料問題が頻出で、事前対策とスピードが鍵
商学部マーク式・記述式・論述出題範囲は原始時代から現代までと広く、問題が70問以上ある年も。総合力が問われ、1問の重みは小さい
経済学部記述式・論述(マーク式なし)出題範囲は1600年以降、つまり江戸時代以降と明記。時事的な問題が出ることもある

慶應義塾大学の日本史対策

出題範囲をチェックして絞り込む

経済学部を受けるなら、1600年以降に絞って勉強を行うことが大切です。出題範囲が大学側から明示されているためです。その中でもどの時代から出やすいかをチェックしていきましょう。経済学部では戦後が意外と出やすく、高校の授業で時間切れになりやすい現代が頻繁に登場します。

過去問を分析する

過去問を分析することで、おおよその出題傾向が理解でき、効率的な勉強が行えます。学部によっては過去問で何度も見かけた問題が本番で出たり、似たような出題形式が繰り返されたりと、過去問を解いていれば対応できたというケースもあります。

慶大専用の模試を受ける

模試の中には慶應専用の模試があり、慶應の入試に準じた内容で問題を解くことができます。当然その中に日本史も含まれます。こうした模試で出題された問題が実際の入試で登場することもあるため、受けて見直しを徹底すると入試につながりやすくなります。

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FAST-UPが指導現場で見ている早慶日本史のつまずき

伸び悩む受験生に共通するのは、知識の細かさではなく、出し方の遅さです。用語は答えられるのに、選択肢の文章を読み切る前に時間が尽きる。この形が最も多く見られます。早慶の日本史は問題数が多く、正誤判定や史料の読み取りに読む時間を要するため、覚えた知識を取り出す速度がそのまま得点差になります。

もう1つは、通史が終わらないまま過去問に入ってしまうケースです。近現代と文化史が手つかずのまま演習を始めると、間違いの原因が「知らない」なのか「読み違えた」なのか切り分けられません。結果として復習が感想で終わります。

逆に伸びる受験生は、1年分を解いたあとに、間違えた選択肢の文を自分の言葉で正しい文に直す作業を欠かしません。地味ですが、正誤判定の精度はここで上がっていきます。

よくある間違い:過去問を数だけこなしてしまう

とにかく数をこなそうと過去問をどんどん解いていく人がいますが、あまりいいとは言えません。なぜ間違えたのか、どこを間違えやすいのか、どの部分の知識が薄いのかを理解せずに次へ進むと、同じ間違いを繰り返すためです。

回避策は、1年分をきっちり100点にできる状態にしてから次に進むことです。解き直しで全問の根拠を言えるようにし、その上で数をこなしていきます。順序を逆にしないだけで、1年分あたりの効果が変わります。

早慶合格におすすめの日本史参考書5選

役割の違う5冊を組み合わせるのが基本です。1冊で全部をまかなおうとすると、史料や論述が抜けます。

参考書役割特徴
山川一問一答日本史用語のインプットとアウトプット教科書に登場する歴史用語をまとめた一問一答形式。教科書の内容を徹底して叩き込みたい場合に向く
石川晶康 日本史B講義の実況中継通史の理解全4巻で日本史を網羅。講義形式で展開され、CDがついているためスキマ時間の活用もしやすい
山川 詳説日本史図録文化史・視覚情報写真などで文化史を理解できる。教科書に準じた内容で、テキストだけではイメージしにくい部分を補える
日本史史料一問一答史料問題対策史料問題を解く上で必要な知識と史料そのものを学べる。最新版は入試傾向に合わせて入れ替えが行われている
考える 日本史論述記述・論述対策旧帝大レベルにも対応。解説がわかりやすく、答えを導くまでのプロセスが示されており総仕上げにも使える

早慶に合格するための日本史勉強法

参考書は何周も解く

インプットとアウトプットを徹底することが必要です。参考書は1回解いたら終わりにするのではなく、何回も解いて内容を叩き込み、アウトプットも同じように繰り返します。解くスピードが求められる状況では、アウトプットが瞬時に行えることがプラスに働きます。

用語集や資料集を活用する

細かな知識を詰め込むには、用語集や資料集の活用が欠かせません。特に史料問題では、さまざまな史料をチェックし、地図問題にも対応できるようにすることが高得点につながります。資料集や用語集、史料問題対策ができる参考書を並行して使いましょう。

早慶を目指す場合、日本史と世界史のどちらを選ぶべき?

履修しているなら、やりやすいほうで決めて問題ありません。日本史も世界史も早慶では私大最難関とされ、どちらを選んでも難易度は大きく変わりません。問題形式も基本的に同じで、学部によって難易度が異なる点も共通しています。より得意なほうを選んで勉強したほうが効率的です。

世界史と迷っている場合は、世界史の教科書を用いた勉強法で負担感を比べてから決めると判断しやすくなります。

早慶の日本史は教科書だけで対策可能か?

教科書だけで仕上げるのは難しく、おすすめはできません。問われる知識自体は教科書で出てくるもので十分カバーできますが、入試における問題の出し方が複雑で、経験やスキル、ノウハウがないと太刀打ちできないケースがほとんどだからです。

教科書は当然活用するとして、教科書準拠の参考書や講義形式の参考書、論述問題のトレーニングになるものを合わせて使うのが現実的です。

早慶の日本史過去問情報

過去問はネット上で入手できます。主な入手先は次のとおりです。

大学入手先備考
早稲田大学早稲田大学入学センター主に4年分を掲載。著作権に引っかかっていないものを中心にダウンロードできる
早稲田大学大学受験パスナビ、早大塾(河合塾が運営)ダウンロードが可能
慶應義塾大学大学受験パスナビ、慶大塾慶大塾では問題の分析も行われており、傾向と対策を立てやすい
慶應義塾大学代々木ゼミナール期間限定でその年の問題を閲覧できる

まとめ

日本史は一問一答で言葉だけ覚えればすぐに好成績が狙えるほど甘くありません。一方で基礎的な問題も多く、いかにテンポよく間違えずに答えていくかが得点を分けます。1年以上前から毎日コツコツ積み上げ、3年の1学期までに基礎固めを終わらせて、問題演習や過去問に専念していく流れが有効です。

現役での到達が難しいと感じた場合の進路も含めて考えるなら、大学生の浪人割合も確認しておくと見通しが立てやすくなります。

よくある質問

Q. 早稲田の日本史で特に難しい学部はどこですか。 A. 一概に1つには絞れませんが、問題数が多く時間の余裕がない文学部や法学部、早稲田で唯一マーク式のみで正確さとスピードを求められる人間科学部、英文史料問題が出る国際教養学部は、慣れが必要な部類です。複数学部を受けるなら、難しい学部に合わせて準備すると効率的です。

Q. 早稲田の政治経済学部は日本史で受験できますか。 A. 入試改革により、共通テスト4科目と独自問題の組み合わせに変更されています。日本史は共通テストの中の1科目として利用でき、100点満点中25点分があてがわれます。独自問題で日本史を解く形ではありません。

Q. 日本史の勉強は1日どれくらい必要ですか。 A. なるべく毎日1時間は確保し、時間がある時は2時間ほどに増やすのが目安です。これを高3の受験シーズンまで続けると知識が定着しやすくなります。英語や国語、共通テスト対策との配分を先に決めておくと続けやすくなります。

Q. 慶應義塾大学の経済学部は江戸時代より前を勉強しなくてよいのですか。 A. 経済学部は出題範囲が1600年以降と明記されています。そのため1600年以降に絞って深く勉強するのが基本です。戦後が意外と出やすいため、授業で時間切れになりやすい現代まで手を抜かないことが重要です。ほかの学部を併願する場合は、その学部の範囲に従って全時代を押さえます。

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