受験勉強の計画表の作り方|年間・週間の書き方
受験勉強の計画表は、逆算→残り時間の把握→年間・月間・週間・1日へ…
FAST-UP
受験勉強の計画表は、「志望校合格に必要なことの洗い出し→入試までの残り時間の把握→年間・月間・週間・1日への落とし込み→週1回の見直し」の順で作ります。守るための表ではなく、ズレを見つけて直すための道具と考えると続きます。
2026年10月時点の情報です。
受験勉強の計画表とは?作ると勉強の何が変わるのか
受験勉強の計画表とは、入試までにやるべき学習を時期ごとに割り振った表のことです。作ると、机に向かうたびに「今日は何をやるか」を考える時間がなくなります。やることが決まっていれば、迷う時間が減り、そのぶん勉強に使える時間が増えるからです。
変わるのは、主に次の4点です。
| 変わること | 具体的に何が起きるか |
|---|---|
| やるべきことが明確になる | 朝は英単語、夜は数学の演習というように、1日の学習メニューが固定される |
| 進捗が見える | どの科目が遅れているかを把握でき、調整しやすい |
| 習慣になる | 決まった時間に勉強する流れができ、やる気に左右されにくくなる |
| 不安が減る | 合格までの道筋と現在地の差がわかり、焦りが小さくなる |
その日の気分で学習内容を決めていると、入試までに必要な出題範囲が終わらないまま本番を迎えることがあります。計画表は、その事態を防ぐための整理の道具です。
計画表は、受験を意識した時点で作り始めるのが効果的です。早い段階で得意・不得意と必要な学習量を見積もれるため、途中の変更もしやすくなります。
受験勉強の計画表の作り方5ステップ
作る順番は決まっています。思いつきで1日の予定から書き始めると、入試までの全体量と合わなくなるため、必ず大きい単位から決めます。
- 志望校の合格基準から必要なことを洗い出す
- 入試までの残り時間と使える勉強時間を数える
- 参考書・過去問を科目ごとに時間配分する
- 年間→月間→週間→1日の順にタスクへ分ける
- 週1回の見直し日を決めて直す
1. 志望校の合格基準から逆算して必要なことを洗い出す
最初にやるのは、志望校の合格基準の確認です。合格点や配点を知らないままだと、どの科目に時間を回すべきか判断できません。
調べる項目は次の通りです。
- 受験科目と各科目の配点
- 過去数年分の合格最低点
- 出題傾向(記述か選択か、長文の分量など)
- 入試日程(共通テスト、一般選抜、併願校)
そのうえで、入試本番までにやらなければならない項目をすべて紙に書き出します。参考書名、過去問の年度、覚える英単語の冊数まで、具体的に並べます。ここが曖昧だと、あとの配分がすべてずれます。
書き出したら、模試の結果と比べて、科目ごとにどれだけ得点を伸ばす必要があるかを整理します。志望校別の勉強法のイメージが持てない場合は、慶應義塾大学の受験勉強法の記事も参考になります。
2. 入試までの残り時間と使える勉強時間を数える
次に、受験勉強に使える残り時間を計算します。入試が1年後で、毎日4時間を受験勉強に充てるなら、365日×4時間=1,460時間が目安です。これに夏休みや冬休みの上積み分を足して総時間を出します。
| 期間 | 数えるときの注意 |
|---|---|
| 平日 | 学校・部活の後に確保できる現実的な時間で数える |
| 休日 | 平日より長く取れるが、丸1日机に向かえる前提にしない |
| 長期休み | 夏休み・冬休みは別枠で加算する |
| 隙間時間 | 通学や授業前の10分、20分も合計に入れる |
隙間時間は英単語や漢字など、まとまった時間が要らない暗記に向いています。短い時間を積み重ねると、総学習時間の差になります。
よくある間違い:睡眠時間を削って残り時間を水増しすることです。睡眠を削ると集中力が落ち、体調も崩しやすくなります。回避策は、就寝・起床時間を先に固定し、そのうえで残った時間だけを勉強時間として数えることです。
3. 参考書・過去問を科目ごとに時間配分する
総時間が出たら、各受験科目に配分します。ここで大事なのは、科目間の比率を均等にしないことです。配点の高い科目や、これから伸びが期待できる科目に多く割り当てます。
私立大学の文系では英語・国語・社会の3教科が一般的で、学習の比重は英語4、国語2、社会3が標準的な考え方とされています。志望校の配点が英語重視なら、さらに英語へ寄せます。
配分と同時に、使う参考書・問題集の一覧を作ります。教材を決めずに進めると範囲が曖昧になり、成果が出にくくなるためです。一覧には次を書きます。
- 教材名と総ページ数(または総問題数)
- 何周するか
- いつまでに終えるか
理系の科目配分や教材の進め方は、理系の勉強スケジュールの記事にまとめています。
4. 年間→月間→週間→1日の順にタスクへ分ける
配分が決まったら、単位を下げていきます。順番は年間、月間、週間、1日です。
- 年間:いつまでにどの参考書を終えるかを置く
- 月間:その月に学習する範囲の目標を決める
- 週間:月の目標を4週間分に割る
- 1日:週の分を6日分に割る(1日は予備日)
予備日を最初から入れておくのがポイントです。予定を詰め込むと、こなせなかった分が翌週に持ち越され、それが続くとやる気がなくなります。計画に盛り込む量は、毎日きちんと達成できる水準にします。
さらに、復習の時間枠を先に確保します。新しいことを覚えても、復習しないまま時間が経つと知識は抜け落ちます。翌日の学習の前に前日分を見直すと、記憶の定着率が上がります。復習は後回しにすると消えるので、タスクの前に枠を取ります。
5. 週1回の見直し日を決めて計画表を直す
最後に、毎週決まった曜日に達成状況を確認する時間を作ります。最初に立てた計画が最後までそのまま進むことは、ほぼありません。体調を崩す日も、学校が忙しい週もあるからです。
見直しでやることは4つです。
- 今週の達成状況を確認する
- 達成できなかった原因を探す
- 予備日を使って調整する
- それでも難しければ翌週以降の予定を変更する
翌週の量は、自分ができると思う量の8分目くらいが目安です。達成できたものは自信になり、達成感がモチベーションにつながります。「計画は随時修正するもの」と考えると、挫折しにくくなります。
期間別に見る計画表の書き方と記入例
期間ごとに書く内容は違います。年間は方向、月間は締切、週間はタスク、1日は行動です。この役割分担を守ると、どの単位で何を書くか迷いません。
| 単位 | 主に書くもの | 見直す頻度 |
|---|---|---|
| 年間 | 参考書の終了時期、過去問の開始時期 | 2〜3か月に1回 |
| 月間 | 模試・定期テスト・学校行事、月の学習範囲 | 月1回 |
| 週間 | 具体的なタスクと優先順位、予備日 | 週1回 |
| 1日 | 時間帯ごとの学習内容、復習枠 | 毎日(前夜に翌日分) |
年間計画表:入試から逆算して参考書の終了時期を置く
年間計画表は、1年後の達成目標から逆算して作ります。文系・理系、志望校や入試方式によって必要科目・出題範囲・入試時期が違うため、まず自分がどんな受験をするのかを固めます。
書き込む内容は次の通りです。
- 入試日と共通テストの時期
- 各科目の基礎を終える時期
- 参考書ごとの終了時期
- 過去問演習を始める時期
- 志望校対策に入る時期
記入例としては、「英語:単語帳を◯月までに1周、文法書を◯月までに完了、長文演習を◯月から開始」のように、教材名と月をセットで書きます。学年ごとの年間の流れは、高2のスケジュールの記事と高3からの受験勉強の記事で詳しく扱っています。
月間計画表:模試・定期テスト・学校行事を先に書き込む
月間計画表では、動かせない予定を先に入れます。模試、定期テスト、学校行事、部活の大会は日付が決まっているため、後から入れると勉強時間が足りなくなるからです。
記入の順番は次の通りです。
- 模試・定期テスト・行事の日を書く
- テスト前の対策期間を確保する(2週間前から少しずつ、1週間前はテスト対策中心)
- 残りの日に月の学習範囲を割り当てる
模試や定期テストを目標に置くと、学習効果を測りやすくなります。一般選抜しか受けない場合でも、苦手分野については定期テストの勉強が基礎の補強になります。基礎レベルの問題が出るためです。
週間計画表:優先順位をつけて予備日を1日空ける
週間計画表は、タスクを書き出してから時間に当てはめます。手順は3段階です。
- その週に取り組める勉強時間と時間帯をピックアップする
- その週にやりたいタスクを書き出す(問題集の◯〜◯ページ、英単語を◯個など)
- 優先順位の高いタスクから予定に組み込む
予備日は必ず1日空けます。7日すべてを埋めると、1日崩れただけで取り返せなくなるからです。計画通りに進んだ週は、予備日を自由に使ってリフレッシュしても構いません。
英語や数学のように毎日の積み重ねが大事な科目は、少ない時間でもいいので毎日入れます。苦手科目の時間は多めに取りますが、長時間にしすぎるとつらくなるため、短時間から始めて少しずつ延ばします。息抜きの取り方はおすすめの息抜き方法の記事を参考にしてください。
1日の計画表:生活サイクルに合わせたスケジュール例
1日の計画表は、自分の生活サイクルに合わせて作ります。睡眠、食事、入浴、休憩を先に入れ、残りを勉強に充てる順番です。
部活がある高校生の平日の例です。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 6:00 | 起床 |
| 7:00 | 通学(英単語) |
| 8:00 | 学校(授業開始前の15分で計算問題) |
| 12:40 | 昼休み(昼食後の15分で英単語) |
| 16:00 | 部活 |
| 20:00 | 帰宅・夕食・入浴 |
| 21:00 | 授業の復習・予習 |
| 22:00 | 自由時間 |
| 23:00 | 就寝 |
まとまった時間が取れない場合は、5〜10分の隙間時間を1日3〜4回確保して組み込みます。「歯磨き後の15分は英単語帳」のように生活習慣とセットにすると続けやすくなります。
1時間勉強したら10〜15分の休憩を入れます。集中力は長く続かないためです。学習の順番は、得意科目から始めて苦手科目へ進めると、勉強のリズムを作りやすくなります。集中が続かないときの工夫は集中力を高めるテクニックの記事にまとめています。
計画表は4タイプある|逆算カレンダー型・週タスク型・1日時間割型・チェックリスト型の選び方
計画表の形は大きく4タイプに分かれます。指導現場で見ていると、形が合っていないだけで続かなくなっている受験生が少なくありません。内容より先に、自分に合う型を決めるのが近道です。
| タイプ | 書き方 | 向いている人 | つまずきやすい点 |
|---|---|---|---|
| 逆算カレンダー型 | 入試日から逆算して月ごとの締切を置く | 全体像が見えないと不安な人 | 日々の行動に落ちず、眺めるだけになる |
| 週タスク型 | 1週間分のやることを書き出して割り振る | 予定が崩れやすい人 | 量を詰め込みすぎる |
| 1日時間割型 | 時間帯で区切って学習内容を固定する | 生活リズムが一定の人 | 急な予定で一度崩れると戻せない |
| チェックリスト型 | タスクを並べて終わったら消す | 達成感で動く人 | 終わった量は見えても遅れが見えない |
選び方の基準は2つです。1つ目は、時間で区切るほうが動けるか、やることが決まっているほうが動けるか。2つ目は、予定が崩れる頻度です。
時間割型は勉強時間の確保に向きますが、枠に「英語」と書くだけでは何をやるか決まりません。そのため、時間割型で枠を取り、中身はタスク型で書くと、時間と内容の両方がはっきりします。実際、現場で伸びている受験生は、この2つを組み合わせている場合が多いです。
崩れる頻度が高い時期は、逆算カレンダー型と週タスク型を併用し、日単位は当日の朝か前夜に決める形が現実的です。前夜に翌日分を決めておくと、朝に迷いません。
計画表のテンプレートはダウンロードと手書きのどちらがよいか
結論は、どちらでも構いません。大事なのは、自分が毎日開く場所に置くことです。開かない計画表は、形式にかかわらず機能しません。
| 形式 | 長所 | 短所 |
|---|---|---|
| ダウンロード(PDF・エクセル) | 形が決まっていてすぐ始められる。エクセルは修正や計算が簡単 | 自分のやり方と枠が合わないことがある |
| 手書き(ノート・手帳) | 枠を自由に作れる。書く作業で内容が頭に残りやすい | 作るのに時間がかかる |
| アプリ・スプレッドシート | 学習時間の記録や集計がしやすい。スマホで確認できる | スマホを開くと他の通知に気を取られやすい |
月別の学習計画表はPDF形式とエクセル形式で配布されているものがあり、エクセルなら項目の追加や削除がしやすい点が利点です。ダウンロードして使う場合も、時間割型・タスク型のどちらで運用するかを先に決めてから選びます。
手書きなら、A5サイズのウィークリー手帳を使い、ページを縦半分に分けて左にその日の予定、右に実際にやったことを書く方法があります。予定と実績が並ぶため、見直しのときに差がすぐわかります。
よくある間違い:形式にこだわって、作り込みに時間をかけすぎることです。回避策は、最初の1週間は簡単な形で始め、運用してから足りない欄を足すことです。
夏休みの受験勉強計画表の立て方
夏休みは、学校がある時期より長く勉強できる前提で、1か月単位の計画表を作ります。時間が増えるぶん、何も決めないと1日が流れやすいためです。
手順は3段階です。
- 夏休み全体の学習目標を決める(「英語の問題集を1冊仕上げる」「数学の基礎問題を3回繰り返す」など具体的に)
- 目標に沿って週単位に振り分ける(1週目は英文法、2週目は…という形)
- 週のタスクを1日単位に割る
週のタスクは、まず2週間分だけ作り、残りは様子を見ながら調整します。最初に1か月分を細かく決めても、進み方が想定とずれるからです。
夏休みに入る前に押さえておきたい点です。
- 起床・就寝時間を学校がある日と大きく変えない
- 午前に重い科目を置き、午後に演習、夜に暗記を回す
- 模試の日と、その振り返りの日を先に書き込む
- 完全に休む日を月に数日入れる
達成したい大きな目標があるときは、達成期日を決め、終わらせる課題を残りの日数で割ります。これだけで1日のノルマが出ます。
科目別に計画表へ落とし込むときのポイント
科目によって、毎日やるべきものと、まとめてやるべきものが分かれます。この違いを無視して均等に割ると、積み重ねが必要な科目が伸びません。
英語:単語・文法・長文を毎日の固定枠に入れる
英語は、英単語・文法・長文を毎日ローテーションで回します。暗記系は間を空けると抜けるため、固定枠にするのが基本です。
| 内容 | 入れる場所 |
|---|---|
| 英単語 | 通学などの隙間時間と、寝る前の固定枠 |
| 文法 | 平日の短い枠で問題集を進める |
| 長文 | まとまった時間が取れる日に置く |
単語は「行きの電車は英単語」のように場面と結びつけると、おざなりになりにくくなります。
数学:解法の理解と類題演習を分けて書く
数学は、解法を理解する時間と、類題を解く時間を分けて書きます。同じ「数学」の枠にまとめると、解説を読んだだけで終わり、自力で解けるかを確認しないまま進みやすいためです。
- 1回目:例題で解法を理解する
- 2回目:解説を見ずに類題を解く
- 3回目:間違えた問題だけを解き直す
計画表には「◯ページの例題」「◯ページの類題」と分けて書きます。
国語:現代文・古文・漢文の時間配分を決めておく
国語は、現代文・古文・漢文の時間配分を先に固定します。配分を決めないと、取り組みやすい分野ばかりになりがちだからです。
- 現代文:参考書で文章の読み方を身につける
- 古文:文法と単語を暗記する
- 漢文:句法を暗記する
古文単語も英単語と同じく、毎日の短い枠に入れます。
理科・社会:インプット期と演習期を時期で区切る
理科・社会は、覚える期間と問題を解く期間を時期で区切ります。覚えながら演習を並行させると、どちらも中途半端になりやすいためです。
年間計画表の上で、「◯月まではインプット中心、◯月からは演習中心」と線を引きます。そのうえで、インプット期にも短い復習枠を入れておくと、演習期に入ってからの抜けが減ります。
学年・志望校別の計画表の作り分け
同じ計画表でも、学年と志望校で細かさと配分を変えます。残り時間と、絞るべき科目が違うからです。
高1・高2は週単位、高3・浪人生は日単位まで細かくする
高1・高2は週単位で十分です。学校の授業と定期テストが中心で、予習・授業・復習のサイクルを習慣にする時期だからです。週の中で「この科目をどこまで」を決める程度で回ります。
高3・浪人生は日単位まで分けます。やるべき量が増え、どの科目をいつやるか決めないと手つかずの科目が出るためです。
| 学年 | 計画の単位 | 中心に置く内容 |
|---|---|---|
| 高1・高2 | 週単位 | 授業の予習・復習、定期テスト、基礎固め |
| 高3・浪人生 | 日単位 | 参考書の周回、過去問、志望校対策 |
学年別の詳しいやるべきことは、高2のスケジュールの記事、高1の勉強法の記事、文系の高2生がやるべきことの記事にまとめています。
早慶・GMARCHなど私大志望の計画表は科目を絞って厚く配分する
私立大学志望は、受験科目が絞られるぶん、1科目あたりに厚く時間を配分します。文系なら英語・国語・社会の3教科が一般的で、英語の比重が大きくなる構成が標準的です。
計画表に反映するときの考え方です。
- 配点が高い科目の枠を、週の中で最も多く取る
- 志望校の出題形式(長文の分量、記述の有無)に合う演習を年間計画に置く
- 併願校の日程を月間計画に書き込み、直前の対策期間を確保する
何から手をつけるか決まらない場合は、受験勉強のやり方がわからない原因の記事を先に読むと、順番の整理がしやすくなります。
受験勉強の計画表でよくある間違いと計画倒れの原因
計画倒れの最大の原因は、計画を詰め込みすぎることです。予定がぎっしり埋まっていると、1日の遅れが翌週に持ち越され、それが続いてやる気がなくなります。
起きやすい間違いと回避策をまとめます。
| よくある間違い | 回避策 |
|---|---|
| 1日10時間、睡眠4時間のような無理な前提で組む | 睡眠と食事を先に固定し、残りで組む |
| 計画を立てただけで満足する | 作った翌日に実行できたかを確認する |
| 予備日を作らない | 週に1日は必ず空ける |
| 「英語」とだけ書いて内容を決めない | 教材名とページ数まで書く |
| 復習の枠を取らない | タスクを入れる前に復習枠を確保する |
| 他人の計画表をそのまま真似する | 自分の学習状況に合わせて量を調整する |
目指す大学が同じでも、最適な計画は学習状況によって違います。そのまま真似すると量が合わず、途中で崩れます。
計画が守れず勉強そのものがうまくいかないと感じるときは、勉強がうまくいかないときにやるべきことの記事で原因を切り分けてください。間に合うか不安な場合は間に合わないと感じる場合の対処法の記事も合わせて読むと整理できます。
計画が崩れたときの立て直し方
崩れたときは、計画を作り直す前に原因を分けます。原因によって直す場所が変わるからです。
- 原因を3つに分類する(量が多すぎた/急な予定が入った/やる気が出なかった)
- 予備日を使って今週中に取り返せるか判断する
- 取り返せないなら、タスクの優先順位をつけ直す
- 勉強量と時間帯を、実際にできた値に合わせて下げる
- 翌週は8分目の量で組み直す
優先順位をつけ直すときは、配点の高い科目と、毎日の積み重ねが必要な科目を残します。削るのは、後ろに回しても影響が小さいものです。
5分でできるタスクを用意しておくと、崩れた日でもゼロにならずに済みます。「英単語を10個」「昨日の復習だけ」のような小さい枠です。完全に止まると再開が重くなるため、量を減らしてでも続けるほうが戻しやすくなります。
立て直しは失敗ではなく、計画の精度を上げる作業です。崩れた記録が残っていれば、次に組むときの現実的な量がわかります。勉強がつらくなってきたときは受験勉強がつらいと感じる原因の記事も参考にしてください。
FAST-UPが見てきた、計画表を続けられる受験生の共通点
FAST-UPのコーチが毎日の学習を見ていて感じるのは、続く受験生は計画表の量より「直す回数」が多いという点です。最初から完璧な計画を作ろうとせず、1週間ごとにずれを直していきます。
続けられる受験生に共通する行動です。
- 計画表を毎日同じ場所で開く(机の上か、スマホの決まった画面)
- 予定だけでなく、実際にやったことを残す
- できなかった日に理由を一言書く
- 予備日を最初から空けておく
- 週の終わりに、来週の量を自分で下げる判断ができる
逆に、つまずきやすいのは次の場面です。計画表を作ること自体が目的になり、色分けや清書に時間をかけてしまうケース。もう1つは、遅れを1人で抱えて、崩れた計画表を見なくなるケースです。見なくなると現在地がわからなくなり、戻すきっかけを失います。
ここで効くのが、第三者に見てもらうことです。自分では「できる量」を多めに見積もりがちですが、他人が見ると量の無理や、科目の偏りが先に見つかります。塾のコーチでも、学校の先生でも、家族でも構いません。週に1回、計画表を見せて説明する相手を作るだけで、見直しの頻度が上がります。FAST-UPではコーチが毎日の学習を管理し、計画のずれをその週のうちに直す形を取っています。指導の進め方はFAST-UPの紹介記事にまとめています。
よくある質問
Q. 計画表は毎日作り直すべきですか? A. 毎日作り直す必要はありません。週1回の見直しで翌週分を組み、1日分の細かい内容だけ前夜に決める形が現実的です。毎日ゼロから作ると、作業時間が増えて勉強時間が削られます。
Q. 予備日は何日取ればよいですか? A. 週に1日が目安です。週の予定を6日分に分け、1日を予備日にします。計画通り進んだ週は、予備日を休みや自由時間に充てて構いません。
Q. 計画表はアプリと紙のどちらがよいですか? A. どちらでも構いません。学習時間の記録や集計を重視するならアプリやスプレッドシート、枠を自由に作りたいなら紙が向きます。スマホで他の通知に気を取られやすい場合は、紙のほうが続く場合があります。
Q. 計画表はいつから作り始めればよいですか? A. 受験を意識した時点からで構いません。高1・高2は基礎固めを中心にした週単位の計画、高3は志望校の出題傾向を踏まえた年間の計画に切り替えます。春休みや新学期は切り替えやすい時期です。
Q. 1日の勉強時間はどう決めればよいですか? A. 睡眠と学校・部活の時間を引いた残りから、現実的に確保できる時間を置きます。先に理想の勉強時間を決めると、睡眠を削る計画になりやすいため、順番を逆にしません。
Q. 計画表に休憩や息抜きも書くべきですか? A. 書きます。1時間勉強したら10〜15分の休憩を入れ、自由時間も枠として確保します。書いておくと、休んだことへの罪悪感が減り、メリハリがつきます。
Q. 計画表の通りに進んでいるか不安です。どう確認しますか? A. 模試や定期テストを区切りに置き、計画と結果を照らし合わせます。学習効果を測りやすくなるためです。達成できた項目にチェックを入れると、進み具合が目で見えて達成感につながります。


