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#学習法

パス単準1級で早慶対策は可能?単語帳比較と選び方

2025年1月13日

早慶の英語は私立大学の中でも最難関のレベルとされ

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『パス単準1級』だけでも早慶の英語に必要な語彙の土台は作れます。英検準1級合格に必要とされる語彙数が、早慶合格に必要な語彙数と重なるためです。ただし学部ごとの専門的なテーマ語には届かないことがあり、2冊目で補うのが現実的です。

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早稲田大学・慶應義塾大学(早慶)の英語は私立大学の中でも最難関とされ、一筋縄ではいきません。その大きな要因は豊富な語彙力を必要とする点にあり、必要とされる語彙力は1万語レベルとも言われます。ここでは『パス単準1級』での早慶対策の可否、他大学での使い方、他の単語帳との難易度比較を整理します。

『パス単準1級』で早慶対策は可能?

結論として、『パス単準1級』で早慶対策は可能です。英検準1級向けの単語帳ですが、カバーする語彙の範囲が早慶の要求水準と重なります。

必要語彙数から見た位置づけ

早慶に合格するための単語数は7,000語から10,000語とされ、その差にはバラつきがあります。守備範囲を広くしておかないと、全く分からない単語が次々に出てきて自分の首を絞める結果になります。

そこでおすすめなのが『パス単準1級』です。英検準1級合格のためには8,000語が必要とされ、早慶合格に必要な単語数と合致します。2級では4,000語のため、準1級までに語彙力を倍にしなければなりません。

『パス単準1級』には単語と熟語合わせて1,850語が収録され、派生語も加えれば十分カバーできる領域です。語彙力を鍛えれば、早慶レベルの土台は手に入ります。

区分必要語彙数の目安
早慶7,000〜10,000語
MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政の総称)5,000〜6,000語
英検2級4,000語
英検準1級8,000語
英検1級12,000語

早慶英語に『パス単1級』までは必要ない

早慶英語であれば『パス単1級』まで手を広げる必要はありません。英検1級合格のためには準1級よりさらに4,000語が必要で、12,000語が目安になります。多くても10,000語あればいい早慶英語において、12,000語は過剰だからです。念には念を入れたくなっても、準1級の完成度を上げる方が先になります。

準1級レベルの語彙が欠かせない学科

英検準1級レベルの語彙力が欠かせない学科は、はっきりしています。慶應義塾大学の場合はSFC(湘南藤沢キャンパスに置かれた2学部の通称)の2学部が該当します。偏差値は早慶でトップクラスで、70以上の偏差値でも合格可能性50%というレベルです。SFCは2学部とも文章が専門的で、しかも長めです。専門性のある単語を覚えないと対応が苦しくなります。

早稲田大学であれば社会科学部社会科学科が該当します。600語から800語レベルの長文が3つ登場し、すべて解かなければいけません。登場する単語も難解で、読み進めるのに時間がかかります。学部ごとの難易の差は早慶上智の偏差値ランキングでも確認できます。

『パス単準1級』ではどこまで対策可能?

『パス単準1級』を仕上げると、英検準1級レベルの語彙力までは到達できます。1冊マスターすれば、準1級に合格するような語彙力が身につくというわけです。

それでもまだ語彙力が不足している可能性はあります。学部によって出てきやすい話題があり、それにちなんだ語彙が別に必要になるからです。『パス単準1級』は、どの学部でもそれなりに通用するレベルまで高めてくれる存在と考えるのが適切です。

『パス単準1級』での早慶以外の大学対策は可能か?

早慶以外でも使えますが、志望校によって「足りる・足りない」が分かれます。

東大対策

東京大学の二次試験で登場する英語は、自由英作文からリスニング、和訳まで高いレベルでの総合力が問われます。120分の試験時間の中でみっちり英語と向き合うため、英検1級を持つ人でも必死に取り組む必要があり、少なくとも英検1級レベルの語彙力が求められる可能性が高いです。

東大英語はすべての大学で最難関とされ、構造が複雑な英文や文法が登場します。『パス単準1級』では若干不十分かもしれません。同じくらい複雑な構造の英文が出されても解けるスキルと経験が必要です。

旧帝大対策

旧帝大の二次試験の英語は、早慶と同じレベルの語彙力が必要とされています。そのため『パス単準1級』で勉強していれば対策になり得ます。

ただし二次試験の出題形式は大学によってかなり分かれるため、さらに対策を立てるべきケースも出てきます。少なくとも『パス単準1級』をマスターすれば、語彙で困ることにはなりにくいです。

MARCH対策

MARCHは5,000語から6,000語が必要とされるため、『パス単準1級』だとかなり多く習得することになります。とはいえ2級レベルではMARCHレベルには達しないので、『パス単準1級』を途中まで進める形も選択肢です。他の単語帳を使うのも有効ですが、『パス単準1級』でも十分対策は立てられます。

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『パス単準1級』とその他の参考書の難易度を比較

収録語数と守備範囲で比べると、立ち位置がはっきりします。

単語帳収録内容難易度の位置づけ
パス単準1級単語と熟語合わせて1,850語早慶レベルの語彙の土台
鉄壁3,000語超パス単準1級よりかなり上
シス単2,021語の単語と多義語MARCHレベル。早慶にはやや届かない
リンガメタリカテーマ別英文と専門性の高い単語旧帝大・早慶レベル
速読英単語 上級編英文を読みながら覚える構成パス単準1級と同レベル

『パス単準1級』と『鉄壁』

『鉄緑会東大英単語熟語 鉄壁』は、収録されている単語数が実に3,000語を超えます。東大合格を目指す塾が作った単語帳ということもあり、守備範囲は東大英語でも使えるレベルです。

意外なことに共通テスト(大学入学共通テスト。多くの大学が利用する全国一斉の試験)レベルのものも含まれているため復習にもなります。ただし手を出すまでに、収録語の半分以上はおぼろげでも知っている状態でないと厳しいでしょう。難易度という点では、収録語数とレベルを加味しても鉄壁の方がかなり上の存在です。

『パス単準1級』と『シス単』

『シス単』は難関大学を目指す受験生なら誰でも持っていておかしくない英単語帳です。2,021語の単語と多義語が含まれており、マスターすればMARCHレベルに到達すると言われています。

しかし早慶レベルの最難関クラスにはやや届かず、カバーできていないのが実情です。シス単だけでは不十分で、『パス単準1級』の方が難易度としては上になります。

『パス単準1級』と『リンガメタリカ』

『リンガメタリカ』は早慶を目指す受験生なら持っておきたい単語帳です。幅広いテーマの英文を集めており、その中に専門性の高い英単語が混じっています。英文を読む中で難しい単語を覚えていく作りです。

難易度は旧帝大・早慶レベルとされ、専門性のある文章をスラスラ読みたい際に欠かせません。『パス単準1級』ではカバーできない専門性のある単語をリンガメタリカならカバーできる可能性が高いので、併用して使っていくのがよいでしょう。

『パス単準1級』と『速単』

リンガメタリカと同じく、英文を活用しながら英単語を覚えていくのが『速読英単語』です。必修編と上級編があり、上級編で早慶レベルにまで達します。

そのため、速単を使う場合は必修編で止めず上級編まで進めるのが前提です。『パス単準1級』と比較すると同じレベルにあるため、英文を読みながら覚える方が性に合っているなら速単もおすすめです。

よくある間違いと回避策

よくある間違いは、『パス単準1級』を1冊仕上げた時点で早慶の語彙対策は終わりだと考えてしまうことです。学部によって出やすいテーマがあり、そこで使われる専門的な語は汎用の単語帳では拾いきれません。

回避策は、志望学部の過去問を早い段階で1年分読み、知らない単語がテーマ語か一般語かを切り分けることです。テーマ語が多ければリンガメタリカのようなテーマ別教材を2冊目に加え、一般語が多ければ準1級の復習に戻ります。もう一つの間違いは、速単を必修編だけで終えることです。上級編まで進める前提でスケジュールを組むと防げます。

FAST-UPが見てきた語彙学習のつまずき

指導現場で多いのは、単語帳のレベルではなく「回し方」でつまずくケースです。難しい単語帳に早く着手するほど安心感はありますが、1周目で止まって2周目に入れない受験生が目立ちます。

もう一つの傾向は、単語は答えられるのに長文で意味が出てこないという状態です。日本語訳だけを順番で覚えていると、文脈の中で出会ったときに結びつきません。音声や例文を併用し、見出し語以外の形でも反応できるかを確かめる作業が効きます。

派生語や多義語の処理を後回しにする人も多く見られます。早慶の長文では、知っている単語の見慣れない意味で読み違える場面が起きやすいためです。1冊目の精度を上げてから2冊目に移る順番が、結果的に近道になります。

早慶合格に最適な英単語帳3選

早慶合格に向けて候補になる単語帳を3冊挙げます。

パス単準1級

音声アプリを活用して暗記に挑めるため、効率的な学習に適しています。でる順にまとめられているため、覚えるべきものを優先的に覚えられる点もおすすめの理由です。

単語王2202

別売りのフラッシュカードを活用することで、より効率的に勉強できる単語帳です。楽しみながら最難関レベルまで到達できる仕掛けがあります。

単語王2202のホームページが用意されており、抜き打ちテストをはじめ、学んだことをテスト形式で取り組めます。習熟度がはっきり示されるとともに、ライバルと比較ができるのも魅力的な要素です。

早慶上智の英単語

文字通り早慶上智を受験する人に向けて作られた単語帳です。英単語ばかりではなく、早慶上智の英語入試に適した解釈や和訳も登場し、より実践的な入試対策が行えます。『パス単準1級』の後、2冊目として取り組むのもよいでしょう。

まとめ

早慶レベルの英語を習得するには、まず単語を仕入れるところから始めます。そのベースになるのが『パス単準1級』です。

これで早慶対策のほとんどは形になりますが、時事英語に対応できない場合があるため、2冊目の英単語帳が必要になることがあります。リンガメタリカ、単語王2202、早慶上智の英単語など候補は複数あります。自分の弱点と、実際に手に取った感触で選ぶのが現実的です。英語以外の科目配分に悩む場合は、早慶の日本史の難易度と対策もあわせて確認しておくと計画が立てやすくなります。

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よくある質問

Q. パス単準1級だけで早慶の英語は足りますか。 A. 語彙の土台としては足ります。英検準1級合格に必要とされる語彙数が、早慶合格に必要な語彙数と重なるためです。ただし学部ごとのテーマ語には届かないことがあるため、過去問で不足を確かめ、必要なら2冊目を足します。

Q. 速単上級編とパス単準1級は内容が被りますか。 A. 両者は同じレベル帯にあるため、重なる語は出てきます。英文の中で覚える形が合うなら速単、でる順で詰める形が合うならパス単という選び方になります。両方を中途半端に進めるより、どちらかを先に仕上げる方が安全です。

Q. 鉄壁は早慶志望でも使えますか。 A. 使えますが、難易度はパス単準1級よりかなり上です。収録語は3,000語を超え、手を出す段階で収録語の半分以上をおぼろげでも知っている状態が望ましいとされます。そこまで達していない場合は、先に基礎の単語帳を固める方が向いています。

Q. リンガメタリカはいつ始めればよいですか。 A. 汎用の単語帳を一通り終えた後が目安です。テーマ別の英文の中で専門性の高い語を覚える構成のため、基本語が入っていないと英文自体が読み進められません。SFCのように専門的で長い文章が出る学部では、併用する価値があります。

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