早慶上智の理系偏差値ランキングと穴場学部5選
私大文系の最高峰に位置する早慶上智ですが
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早慶上智の理系で偏差値が最も高いのは慶應義塾大学医学部と環境情報学部、最も低いのは上智大学総合人間科学部看護学科です。穴場は上智大学理工学部や早稲田大学教育学部の理学科・数学科です。
2026年9月時点の情報です。
早慶上智の理系偏差値ランキング
上位は慶應義塾大学医学部と慶應義塾大学環境情報学部で、偏差値72.5が並びます。看護系を除くと、最も低い帯でも偏差値60.0です。他の私立大学の理系学部ならトップクラスに入る水準にあたるため、私立大学文系と同じ水準の学力がないと太刀打ちできません。
| 順位 | 大学・学部・学科 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 第1位タイ | 慶應義塾大学医学部医学科 | 72.5 |
| 第1位タイ | 慶應義塾大学環境情報学部環境情報学科 | 72.5 |
| 第3位 | 早稲田大学先進理工学部生命医科学科 | 67.5 |
| 第4位タイ | 慶應義塾大学理工学部学問A | 65.0 |
| 第4位タイ | 慶應義塾大学理工学部学問B | 65.0 |
| 第4位タイ | 慶應義塾大学理工学部学問C | 65.0 |
| 第4位タイ | 慶應義塾大学理工学部学問D | 65.0 |
| 第4位タイ | 慶應義塾大学理工学部学問E | 65.0 |
| 第4位タイ | 早稲田大学基幹理工学部学系Ⅰ | 65.0 |
| 第4位タイ | 早稲田大学基幹理工学部学系Ⅱ | 65.0 |
| 第4位タイ | 早稲田大学基幹理工学部学系Ⅲ | 65.0 |
| 第4位タイ | 早稲田大学創造理工学部建築学科 | 65.0 |
| 第4位タイ | 早稲田大学創造理工学部経営システム工学科 | 65.0 |
| 第4位タイ | 早稲田大学創造理工学部環境資源工学科 | 65.0 |
| 第4位タイ | 早稲田大学先進理工学部物理学科 | 65.0 |
| 第4位タイ | 早稲田大学先進理工学部応用物理学科 | 65.0 |
| 第4位タイ | 早稲田大学先進理工学部化学・生命化学科 | 65.0 |
| 第4位タイ | 早稲田大学先進理工学部応用化学科 | 65.0 |
| 第4位タイ | 早稲田大学先進理工学部電気・情報生命工学科 | 65.0 |
| 第20位タイ | 慶應義塾大学薬学部薬学科 | 62.5 |
| 第20位タイ | 慶應義塾大学薬学部薬科学科 | 62.5 |
| 第20位タイ | 早稲田大学教育学部理学科 | 62.5 |
| 第20位タイ | 早稲田大学教育学部数学科 | 62.5 |
| 第20位タイ | 早稲田大学創造理工学部総合機械工学科 | 62.5 |
| 第20位タイ | 早稲田大学創造理工学部社会環境工学科 | 62.5 |
| 第26位 | 上智大学理工学部情報理工学科 | 60.0〜62.5 |
| 第27位タイ | 慶應義塾大学看護医療学部看護学科 | 60.0 |
| 第27位タイ | 上智大学理工学部物質生命理工学科 | 60.0 |
| 第27位タイ | 上智大学理工学部機能創造理工学科 | 60.0 |
| 第30位タイ | 上智大学総合人間科学部看護学科 | 57.5 |
文系学部を含めた全体像は、早慶上智の偏差値ランキングでも確認できます。
早慶上智の理系穴場学部ランキング5選
偏差値だけでなく、科目の負担や受験方式の自由度まで含めて見ると、狙い目になる学部があります。
第5位:慶應義塾大学看護医療学部
偏差値では下の帯に入りますが、学部の性質上、専門性が高い学部です。早慶上智ならどこでも入りたいという動機だけでは苦戦が予想されます。看護などを志す人が入るべき学部であり、その覚悟がどれだけあるかがポイントになります。
第4位:上智大学総合人間科学部
総合人間科学部は教育や心理などの文系学科がある一方で、看護学科があります。看護学科の偏差値は慶應義塾大学看護医療学部を下回ります。慶應の看護医療学部と同様に専門性が強いため、そこへの対応ができるかどうかが大切です。
第3位:早稲田大学創造理工学部
早稲田大学創造理工学部は、英語で失敗しても挽回の余地がある学部です。3科目の点数が低くても1科目の点数が突出して良ければ合格になる制度が設けられているためです。偏差値も一部学科で62.5にとどまります。英語でつまずいても他の科目で点数を確保できれば、チャンスは大きくなります。
第2位:早稲田大学教育学部
早稲田大学教育学部の理系学科には、理学科と数学科があります。教育学部の中ではこの2学科が偏差値でやや下にあり、早稲田大学全体を通しても下位に位置します。将来的に数学や理科の教員を目指す学生が多い学科ですが、学ぶべきことは多く、教育関係の仕事に就きたい人にとって穴場と言えます。
第1位:上智大学理工学部
上智大学理工学部は、早慶上智の理系の中で穴場に挙げられます。英語で英検などの外部検定試験(英検などの民間試験の結果を入試に使う仕組み)を利用でき、準1級などを先に取得しておけば当日まで理系科目の勉強に専念できるためです。他の大学では英語がネックになる分、この差は大きくなります。
よくある間違い:偏差値の低さだけで穴場を決める
偏差値表の下の方にある学部を並べて、そのまま出願先を決めてしまう例が目立ちます。看護系のように専門性が強い学部は、入学後に学ぶ内容が合わないと続きません。
回避策は、偏差値と併せて次の3点を確認することです。
- 必要科目と配点(1科目で挽回できる方式があるか)
- 英語の外部検定試験を使えるか
- 卒業後に進む分野が自分の志望と重なるか
この3点を見たうえで、同じ偏差値帯の学部を比べると、負担の軽い組み合わせが見えてきます。
早慶上智理系で就職に強い学部ランキング5選
就職の観点では、資格に直結する学部と、大学院進学を前提に専門を深める学部で評価軸が変わります。
第5位:慶應義塾大学薬学部
慶應義塾大学薬学部は、共立薬科大学と合併したことで作られた学部です。薬科大学そのもののノウハウと積み重ねがあります。薬剤師は不足気味とされ、地方では人材の争奪戦が展開されています。
第4位:上智大学理工学部
早慶上智の中で都心部に理系のキャンパスがあるのは早稲田大学と上智大学です。その中でも上智大学はより都心に近く、アクセスの面で有利です。理工学部の人気が上昇し、就職に強いイメージがつくなど、今後の成長が注目されます。
第3位:早稲田大学先進理工学部
早稲田大学には3つの理工系学部があり、先進理工学部はその1つです。学べる領域が広く、大学院に進学してから就職に必要なスキルを磨くというビジョンが見えやすいため、就職にもつながりやすいと言えます。
第2位:慶應義塾大学理工学部
有名企業への実就職率(卒業者から大学院進学者を除いて算出する就職率)のランキングで私立大学1位となったのが慶應義塾大学です。理工系学部を持つ大学がいずれも上位に並び、その中でも偏差値で最も上にある理工学部は就職に強い学部と言えます。大学院への進学率も高いため、進学か就職かは3年や4年のときに判断することになります。
第1位:慶應義塾大学医学部
看板学部として幅広い支持を集める医学部です。医師免許を取得すれば、卒業後の進路は安定します。卒業後は系列の病院で研修医として働き、全国の病院を回るなどして経験を重ねます。
早慶上智理系で学生生活が楽しいランキング5選
学生生活の満足度は、キャンパスの立地と研究にかける時間の長さで大きく変わります。
第5位:慶應義塾大学看護医療学部
看護医療学部は2年間を湘南藤沢キャンパスで学び、3年以降は慶應義塾大学病院で学びます。湘南藤沢キャンパスは開放的できれいで、学生生活を楽しむには良い環境です。都内で遊びたい人には不満が残るかもしれませんが、海が近く、レジャーを満喫できます。
第4位:早稲田大学基幹理工学部
基幹理工学部は、高田馬場駅からも近い西早稲田キャンパスで学びます。研究をしっかり行いながら、終われば学生街に繰り出せるという立地は、学生生活を豊かにしてくれます。
第3位:上智大学理工学部
上智大学理工学部は、他の学部と一緒に学べる点が特徴です。サークル活動が活発で、異なる学部間でのコミュニケーションも取りやすく、学生として楽しめる要素がそろっています。
第2位:早稲田大学教育学部
教育学部の中でも数学科や理学科は、他の理系学部と比べて研究にかける時間がそこまで長くなりにくい傾向にあります。熱心に学ぶ人は別ですが、適度に遊びたい人で教職課程にさほど興味がない場合は、楽しめる可能性が高まります。
第1位:慶應義塾大学環境情報学部
慶應SFCと称されることもある環境情報学部です。湘南藤沢キャンパスで4年間学び通すため、湘南に腰を据えて生活する選択もできます。通学も可能ですが、海の見える場所に住んで学生生活を送る人も少なくありません。
早慶上智の理工系学部の違いとは
3大学の理工系学部は、学部の組み立て方と入試で問われる力に差があります。
早稲田大学理工系学部の特徴
大学の特徴
もとは1つの学部だったものを3つの学部に再編したのが、早稲田大学の理工系学部の特徴です。英語に力を入れており、英語でプレゼンをしたり論文を書いたりと、語学力が養われます。いわゆる産学連携にも積極的で、社会性が育まれやすい点もポイントです。
入試傾向の特徴
英語が難しいため、英語でいかに点数を落とさずに済むかがポイントになります。数学も全問記述で、時間配分で苦戦する傾向にあります。理科系科目は標準的なレベルにとどまりますが、点数の差がつきにくいため、取りこぼしが許されません。
入試対策
まずは英語対策を万全にすることが有効です。早い段階で語彙力を固め、早稲田の過去問で演習を重ねます。時間配分の精度も結局は知識量と演習量に左右されるため、時間を意識して取り組みます。
慶應義塾大学理工学部の特徴
大学の特徴
入試の段階では細かく分類せず、入学してから専門を決めていくのが慶應義塾大学理工学部です。専門的な内容を学びつつ、早稲田と同様に語学力の強化を図ります。選択科目のバリエーションが豊かで、1つの道を究めることも、幅広い考え方を養うこともでき、さまざまなアプローチへのバックアップが整えられています。
入試傾向の特徴
早稲田と同様に英語は非常に難しく、語彙力のレベルも早稲田と変わりません。専門的な英語長文も出るため、専門性のある単語を覚えておくことが大事です。数学は計算量が多くミスが起こりやすく、取りこぼしの少なさが合否を左右します。理系科目の難易度はやや高めですが、基本的な内容を押さえて演習量を重ねれば対応できます。
入試対策
慶應義塾大学理工学部の対策は、早稲田大学の理工系学部とほぼ同じ進め方で足ります。問われるスキルがあまり変わらないためです。ただし物理では描図問題や図の読み取りなど毛色の異なる問題も含まれており、その対策は個別に徹底しておくべきです。
上智大学理工学部の特徴
大学の特徴
理系一色ではなく文系との融合も図り、多様性を感じさせるのが上智大学理工学部です。異なる分野からの学びがしやすく、選択肢が多いため、自分で考えてキャリアを作り上げる姿勢が身につきます。少人数教育も相まって、腰を据えて研究に取り組める環境が魅力です。
入試傾向の特徴
英語は英検などの外部検定試験を利用する方式が目立ち始め、受験前に結果を残しておく必要があります。そのため、英語の勉強を早めに進めることが求められます。数学の難易度はさほど高くないものの、所々に難しい問題が控えています。すぐ解ける問題は素早く処理し、難しい問題に時間をかける配分が有効です。理系科目も解き進めるにつれて難しくなる傾向にあり、同じ進め方が問われます。
入試対策
英語は早期に語彙力を強化し、英検などの資格取得を進めます。入試改革で共通テスト利用(共通テストの成績で私立大学の合否が決まる方式)なども加わり、英語の独自問題に触れる機会が少なくなったため、英検利用を前提に勉強を組むほうが効率的です。数学や物理は演習量が重要になります。
FAST-UPが見てきた早慶上智理系のつまずきどころ
指導現場で多いのは、英語を後回しにしたまま理科の演習に入ってしまう形です。早稲田・慶應の理工系は英語の難度が高く、理科が仕上がっても英語で崩れると挽回しにくくなります。
もう1つは、数学の「解ける」と「書ける」が離れていくパターンです。早稲田の理工系は全問記述で、慶應は計算量が多いため、答えを出せても記述や検算の手順が固まっていないと時間内に収まりません。
3つ目は、穴場学部を探すことに時間を使い、過去問演習の開始が遅れる形です。学部選びは配点と使える方式で早めに絞り、残りの時間を演習に回すと流れが整います。浪人や仮面浪人まで視野に入れて考える場合は、大学生の浪人割合も合わせて読んでおくと判断材料が増えます。
大学グループ「早慶上智」の理系版とは
理系では、早慶上智に東京理科大学を加えた「早慶上理」という大学群が使われます。
理系版の大学グループとして「早慶上理」がある
東京理科大学は、理系に特化した大学の中では最も古くから存在する大学で、偏差値も一定以上を確保しています。そのため、早慶上智に東京理科大学を加えた早慶上理という括りが登場しています。
偏差値で見ると上智大学の方が早慶に近い
東京理科大学はおおむね偏差値60あたりで、早慶との距離を考えると上智大学の方が優勢です。両者にはっきりした差があるわけではなく、わずかに上智が上という程度ですが、上智大学理工学部の注目度は高まっており、抜けそうで抜けない差が続いています。
早慶上智の理系は大学院に行く人が多いのか
大学院への進学率は3大学で差があり、いずれも私立大学理系の中では高い水準です。
早慶上智の大学院進学率
| 大学 | 大学院進学率の目安 |
|---|---|
| 上智大学 | 半数から6割 |
| 早稲田大学(理工系3学部) | 7割弱 |
| 慶應義塾大学 | 7割超 |
上智大学の数字も、私立大学の理系学部全体で見れば十分高い方です。就職を選ばず大学院に進む割合は、学歴が高まるにつれて比例するように高まると考えるのが自然です。
どんな人が大学院に進むべきか
大学院に進む人は、大学時代に何かしらの研究に没頭していた人がほとんどです。大学と大学院で学んだことを社会人として活かしたい場合や、1つのテーマを長く研究したい場合は、進学が有効です。就職活動を避けて時間的猶予を確保したいという動機だけの場合は、進学以外の選択肢も合わせて検討したほうがよいでしょう。
まとめ
早慶上智の理系は東京理科大学と比べても上回る部分が多く、早慶上理と括られても対峙できる水準にあります。穴場に挙げられる学部も複数あるため、学部へのこだわりが強くなく、入学後に必死に勉強する覚悟があるなら、どの学部にもチャンスがあります。偏差値表で学部を並べたうえで、配点と外部検定試験の使い方から出願先を決めていくと、戦略が立てやすくなります。
よくある質問
Q. 上智大学の理系は早慶より弱いのでしょうか。 A. 偏差値の帯で見ると、上智大学理工学部は早稲田・慶應の理工系より下に位置します。一方で東京理科大学と比べればわずかに上智が優勢で、文系との融合や少人数教育といった学ぶ環境の特徴もあります。弱いというより、英検などの外部検定試験を使って受験負担を調整できる選択肢と捉えるほうが実態に近いです。
Q. 早慶上智の理系で穴場はどこですか。 A. 上智大学理工学部、早稲田大学教育学部の理学科・数学科、早稲田大学創造理工学部の一部学科です。上智大学は英語で外部検定試験が使え、早稲田大学創造理工学部は1科目が突出していれば合格になる制度があります。看護系は偏差値が下の帯ですが専門性が強く、志望が重なる人向けです。
Q. 上智大学に薬学部はありますか。 A. 早慶上智の中で薬学部が置かれているのは慶應義塾大学です。慶應義塾大学薬学部には薬学科と薬科学科があり、偏差値はいずれも62.5の帯にあります。上智大学で理系を志す場合は、理工学部の物質生命理工学科・機能創造理工学科・情報理工学科が選択肢になります。
Q. 慶應義塾大学理工学部の入試で差がつくのはどこですか。 A. 英語と数学です。英語は語彙のレベルが早稲田と変わらず、専門的な長文も出ます。数学は計算量が多いためミスが起こりやすく、取りこぼしの少なさが合否を左右します。物理の描図問題や図の読み取りは出題の毛色が異なるため、別に対策を積んでおくと安全です。
Q. 理系の学生生活は研究ばかりになりますか。 A. 学部によって差があります。早稲田大学教育学部の理学科・数学科は他の理系学部より研究にかける時間が長くなりにくい傾向です。慶應義塾大学環境情報学部や看護医療学部は湘南藤沢キャンパスが生活の中心になり、早稲田大学基幹理工学部は西早稲田キャンパスの立地が生活の幅を広げます。


