勉強の息抜き方法5選|ゲームやアプリ・グッズも解説
長い時間勉強をしていると、どこかで集中力が切れる場面が出てきます。
FAST-UP
勉強の息抜きは、1回10分から15分で終われる内容を選ぶのが基本です。ゲームなら、オフラインで1勝負が短いものに限れば息抜きになります。ストレッチや仮眠、音楽も有効です。
2026年9月時点の情報です。
長い時間勉強をしていると、どこかで集中力が切れる場面が出てきます。そんな時に行うのが息抜きです。人によって息抜きの方法はさまざまですが、中には息抜きと言えるのかどうか疑わしいものもあります。ここでは、息抜きが必要な理由、おすすめの方法、グッズやアプリ、そして必要な休憩時間までをまとめます。
大学受験勉強に息抜きが必要な理由
息抜きは、勉強効率を保ち、勉強を毎日続けるために必要です。理由は大きく3つあります。
集中できる時間が限られる
人間が集中できる時間は限られており、長くても90分が限界とされています。大学受験勉強では1日10時間以上勉強をしますが、断続的に勉強をし続ければ、集中できない時間帯がどうしても発生します。
少なくとも1時間おきに休憩をとることで、常に集中できる時間を確保し続けることができ、身体への負担も抑えられます。
ミスが生じやすい
長く勉強をしていると、勉強そのものに飽きを感じてしまい、疲れてきます。すると、今までしたことがないようなミスをしてしまい、勉強効率が著しく悪くなることがあります。
これでは勉強をする意味がないため、一旦ブレイクして仕切り直し、改めて勉強をし直すことで勉強効率を再び高められます。
毎日勉強を続けるため
1日12時間以上の勉強をするのは大変なことであり、そこまでのことをしないといけないのかと時間を見て驚く学生もいます。しかし、断続的に12時間勉強するわけではなく、息抜きを挟みながらであれば、1回あたりの時間はさほど長くないため、結構な時間を稼げます。
もし断続的に12時間勉強をし続ければ、おそらく2日、3日しか持たなくなり、勉強に対して嫌気が差します。つまり、息抜きを入れながら勉強を行うことは、毎日勉強を続けるために必要と言えます。
勉強におけるおすすめの息抜き方法5選
おすすめは、身体を動かす・気分を変える・脳を休めるのいずれかにつながる方法です。代表的な5つを挙げます。
- ストレッチ
- 音楽を聴く
- 飲み物を飲み、糖分を補給する
- 散歩を行う
- 仮眠
ストレッチ
同じ姿勢で長い時間勉強し続ける状況は、あまりいい状況とは言えません。身体を少しでも動かすことで血流がよくなり、疲労物質がしっかりと流されるようになります。
同じ姿勢でいると身体が固まった状態になるため、肩をぐるぐる回したり、ラジオ体操のような動きをしたりして、少しだけ汗ばむぐらいの負荷をかけていきましょう。
音楽を聴く
息抜きは気分転換を図るためにも必要なので、気分転換になることを行うのが有効です。代表的な行動は音楽を聴くことです。好きな音楽で気持ちを高めることもできますし、モチベーションを維持することもできます。クラシックを聴いて目を休めつつ、優雅な気持ちになるのもおすすめです。
飲み物を飲み、糖分を補給する
人間としての活動をし続ける中で水分を消費していきます。そのため、汗をかいていないのに、勉強をしているだけで水分を消費しがちです。水分が足りないと脳の動きが低下すると言われるなど、水分補給は大事です。
休憩のたびに水分補給を行うだけでなく、糖分補給を行って脳へエネルギーをどんどん送り込みましょう。
散歩を行う
長時間同じ部屋で勉強をし続ける状態は、部屋の空気が二酸化炭素で汚れてしまい、新鮮な空気を吸えない状態に直結します。休憩の際に部屋の空気を入れ替えることも大切ですが、数時間おきに散歩に出かけて新鮮な空気を吸うのもおすすめです。
コンビニまで買出しに出かける、昼ご飯を買いに行く、郵便物をチェックするなど、色々なことを行い、リフレッシュしていきましょう。
仮眠
眠気を感じた場合は、20分間の仮眠が脳の働きを回復させます。研究結果でも明らかになっており、休憩時に仮眠をとらせることで、仮眠をとらせない被験者たちと比べて認知能力や注意力がアップしています。
NASAでも仮眠の大切さをデータにしており、宇宙飛行士にも仮眠をとらせています。椅子に座った状態で机に伏せるような形で仮眠をとるのがおすすめです。(参考:日経ビジネス)
勉強のおすすめ息抜きグッズ(リフレッシュグッズ)5選
息抜きグッズは、短時間で疲れの出やすい部位をケアできるものが向いています。代表的な5つを整理します。
| グッズ | 使いどころ・ポイント |
|---|---|
| 足つぼマット | 適度に踏むことで足の疲れをとるだけでなく、眠気もとれる。気分を入れ替えたい時や、夜眠い時のもうひと踏ん張りに |
| ハンディ掃除機 | シャーペンの芯や消しゴムのカスを簡単に吸い取れる。机の上をきれいにすると気持ちを新たに勉強できる |
| ホットアイマスク | 参考書を常に見ていると視点が定まりやすく目が疲れる。目の周りを温めて固まった筋肉をほぐせる。USB式は使い捨てより経済的 |
| アロマグッズ | 香りで集中力を高めたり、不安を取り除きリラックスしたりできる。得たい効果で選んでも、香りで選んでもよい |
| ネックマッサージャー | 同じ姿勢で凝りやすい首や肩をほぐせる。値段は意外と安く、長時間使わないためのタイマー付きもある |
勉強の息抜きにおすすめのアプリ3選
アプリを使うなら、終わりの区切りがはっきりしているものを選ぶのが安全です。次の3つが候補になります。
| アプリ | 息抜きとしての使い方 |
|---|---|
| YouTube | 面白い動画や勉強動画がある一方、ホワイトノイズとポモドーロタイマーがセットになった動画もある。息抜きにも、集中して勉強をこなすツールにも使える |
| 少年ジャンプ+ | 漫画好きには漫画を読む時間が息抜きになる。お金を支払えば人気漫画が読め、コンビニに行かなくても週刊少年ジャンプのデジタル版が読める。読みすぎには注意 |
| Microsoft Solitaire Collection | パソコンに入っているトランプゲームがスマホでできる。1回1回の勝負が短く、意外と頭も使うのでリフレッシュになりやすい。シンプルな分ハマりやすい点は注意 |
ホワイトノイズは、集中しやすい環境音として使われる一定の雑音です。ポモドーロタイマーは、勉強と休憩を一定間隔で繰り返す時間管理の道具です。
勉強の息抜きでゲームをするのはあり?
ゲームをすること自体は、決して悪いことではありません。ただし、ここで想定する息抜きは1回あたり10分ないし15分なので、本格的なゲームを行うことは10分程度の中では難しいでしょう。少し遊ぶつもりが30分、1時間となってしまうのは最悪です。そのため、10分15分で終われるゲーム以外は息抜きに用いないのが得策です。
オフラインで1回あたりの勝負が早いゲームであれば、息抜きに適しています。課金や対戦の続きが気になる要素が少なく、休憩時間の中で区切りをつけやすいからです。いつも長引くようであれば、ゲームを息抜きの道具にするのは避けるのが無難です。
よくある間違い:少しだけのつもりが1時間になる
最も多い失敗は、10分の息抜きのつもりでゲームやスマホに触り、気づけば30分、1時間が過ぎている状態です。休憩が長引くほど、勉強に復帰するまでの時間もかかります。
回避策は3つあります。
- 始める前に終了時刻を決め、タイマーをかける
- 1回の勝負が短く、オフラインで完結するものだけを選ぶ
- ストレッチや仮眠など、スマホを使わない息抜きを先に用意しておく
勉強の息抜きでスマホを触るのはあり?
スマホは息抜きに向きません。精神科医の樺沢紫苑さんによると、ベストな休憩の形は「目を休めること」で、スマホを使うと視覚情報処理に使われ、脳がリセットできないと指摘します。ゲームに関しても脳が興奮するだけで、脳を休めるには至っていないとされ、目にタオルを載せてぼーっとするのがいいと主張します。(参考:TOWNWORKマガジン)
そのため、息抜きをするにしても目を休めるなどして安静にし、マインドフルネスなどで脳の中をリセットするのがよいようです。マインドフルネスは、今の呼吸や感覚に意識を向けて心を落ち着ける方法です。しかもスマホを使うとついつい時間が過ぎてしまい、大幅に休憩時間をオーバーしてしまうこともあります。スマホ以外の息抜きを考えておく必要があります。
スマホ以外のおすすめの息抜き
家族や友人と話す
家族や友人と話すことにより、コミュニケーションにつながるだけでなく、モチベーションを高めるのにも有効です。特に友人との会話は、友人もまた勉強を頑張っているため、色々刺激を受けたり、励まし合ったりすることにもつながります。もちろん、話し込むことがないよう、程々に会話を切り上げることも大切です。
読書をする
スマホなどを見るとあっという間に時間が過ぎてしまう、一度集中力が切れると立て直すのに時間がかかるという人におすすめなのが読書です。ちょっとした時間でも読書をすることで気分転換になり、そこから勉強を再開する際もダラダラせずにスパッと切り替えられます。
得意科目の勉強をする
東大生など高学歴の学生が行う息抜きとして、得意科目の勉強をするというものがありました。勉強の息抜きを勉強で行うのは一見すると意味がなさそうですが、得意科目であれば楽しくこなすことができ、いわゆるスキマ時間の活用にもなります。得意科目だからこそなせる業と言えます。
暗記科目を気分転換の時間に回す場合は、手順が決まった進め方のほうが負担が軽くなります。進め方の例は世界史の教科書を用いた勉強法でも紹介しています。
勉強の息抜きに最適な時間はどれくらい?
目安は、1時間に1回なら10分から15分、2時間に1回なら30分程度です。先輩たちの休憩時間から整理します。
先輩たちの平均休憩時間
| 区分 | 回答の分布 | 平均的な休憩時間 |
|---|---|---|
| 平日 | 1時間以下が全体の半数近く、1時間から2時間以内が4割近く | 1時間前後 |
| 休日 | 1時間以下は1割にも届かず、1時間から2時間が4割ほど、2時間から3時間が3割ほど | 2時間程度 |
平日は学校があり、家に帰って勉強をするため、元々息抜きを必要とする時間は限られます。そのため、1時間以下と答える人が多くなります。
休日は勉強時間そのものが増えます。平日では5時間程度勉強して1時間程度休憩する傾向にあり、休日だとそれが7時間から10時間、11時間と増えるため、2時間程度の休憩は妥当と言えます。(参考:大学受験パスナビ)
どれくらいの休憩時間が良い?
平日と休日、それぞれの休憩時間から、「1時間勉強して12分休むのが平均的な休憩時間」と言えます。息抜きの頻度の調査では、1時間に1回もしくは2時間に1回と答えた人が多くなっています。
| 息抜きの頻度 | 1回あたりの休憩時間の目安 |
|---|---|
| 1時間に1回 | 10分から15分 |
| 2時間に1回 | 30分程度 |
実際に休憩や息抜きに関する1回あたりの時間を調査すると、半数が10分、次いで20分、30分と続いています。勉強時間に合わせて息抜きの時間を変えるのがよいでしょう。
FAST-UPが指導現場で見ている息抜きのつまずき
指導の場で目立つのは、息抜きの「量」ではなく「戻り方」でつまずくケースです。休憩自体は短いのに、再開のきっかけが決まっていないため、机に戻ってから最初の一問に手を付けるまでが長くなります。
もう一つ多いのが、息抜きの内容を毎回その場で決めている状態です。選ぶ時間そのものがスマホを触る時間になり、結果として休憩が伸びます。休憩に入る前に「次に解く問題」と「息抜きの内容」を先に決めておくだけで、再開の重さは変わります。
また、長い期間を戦う場合はこの差が積み上がります。浪人を含めて受験期が延びる可能性を考えるなら、早い段階で自分の戻り方を固めておくほうが安全です。背景として大学生の浪人割合も押さえておくと、長期戦の前提が立てやすくなります。
まとめ
息抜きは必要であり、メリハリをつけるためにも大切です。息抜きでありながらダラダラと過ごすのではなく、息抜きにも意味を持たせると、有意義な時間を過ごせます。
そして、自分を律して息抜きの時間を大幅に延長することがないようにするのも大事です。ダラダラとした時間が長引けば、勉強に復帰するのに時間がかかります。あくまでも勉強効率を高めるために息抜きが必要だという点を意識して、方法と時間を決めておきましょう。
よくある質問
Q. 勉強の息抜きにゲームをしてもいいですか? A. 1回10分から15分で終われるものに限れば問題ありません。オフラインで1勝負が短いゲームが向いています。本格的なゲームは10分程度では終わらないため、息抜きには使わないのが得策です。
Q. 息抜きは1回何分が目安ですか? A. 1時間に1回なら10分から15分、2時間に1回なら30分程度が目安です。調査では1回あたり10分と答えた人が半数で、次いで20分、30分と続いています。
Q. 休憩中にスマホを見るのは息抜きになりますか? A. 脳を休める目的には向きません。精神科医の樺沢紫苑さんは、スマホを使うと視覚情報処理に使われ、脳がリセットできないと指摘しています。目を休める、仮眠をとるなどのほうが回復につながります。
Q. 息抜きのつもりでダラダラしてしまいます。どうすればよいですか? A. 終了時刻を先に決めてタイマーをかけ、休憩に入る前に「次に解く問題」を決めておく方法が有効です。ストレッチや散歩など、終わりが自然に来る息抜きに替えるのも手です。


