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#学習法

物理初心者の勉強法と参考書|坂田アキラのレベルも解説

2025年1月23日

これから物理を学ぶ人、物理を苦手とする人など

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物理初心者は力学から始め、図を描きながら理解し、問題演習で定着させる順が基本です。坂田アキラのシリーズは基礎から段階的に解法を学べる入門〜標準向けで、数学のベクトルや三角関数と並行して進めると伸びやすくなります。

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物理初心者が進めるべき学習の全体像

物理の知識がゼロの状態から伸ばす場合、順番を飛ばさないことが最優先です。力学で土台をつくり、図を描いて現象をイメージし、問題演習で解法を定着させ、必要な数学を補い、最後に志望レベルへ引き上げます。

下の表はステップと対応する参考書の一覧です。

ステップやることおすすめ参考書
1力学から学ぶ大学入試 漆原晃の 物理基礎・物理[力学・熱力学編]が面白いほどわかる本/物理のエッセンス(力学・波動)
2図やイラストを描く橋元の物理をはじめからていねいに/漆原の物理(物理基礎・物理)明快解法講座
3知識をつけたら問題を解く秘伝の物理問題集[力学・熱・波動・電磁気・原子]/坂田アキラの 物理基礎・物理[力学・熱力学編]の解法が面白いほどわかる本
4数学も一緒に勉強する坂田アキラの ベクトルが面白いほどわかる本/数学ガールの秘密ノート/丸い三角関数
5目標に向かってレベルアップ物理の解法フレーム/良問の風 物理頻出・標準入試問題集

ステップ1:力学から学んでいく

物理初心者はまず力学から学びます。力に関する分野であり、ほかの分野でも必ず出てくる考え方だからです。力学があいまいなままだと、熱力学や電磁気の学習でもつまずきやすくなります。

ステップ1でおすすめの参考書

  • 大学入試 漆原晃の 物理基礎・物理[力学・熱力学編]が面白いほどわかる本:力学をイチから学べる1冊です。キャラクターが登場するトーク形式で話が進むため、300ページほどの内容ながら理解しやすくなっています。
  • 物理のエッセンス(力学・波動):力学を基礎から固めたい人向けです。最低限の知識と基本問題が収録されており、それらを習得してから問題演習に進む形で習熟度を高められます。

ステップ2:図やイラストを描きながら勉強を進める

物理はイメージをつかみながら覚える分野です。図にするとイメージしやすく理解も進みますが、試験では問題文だけが示されるため、状況が思い浮かばず間違えることがあります。

普段から図やイラストを描いて勉強しておくと、記憶に残りやすいだけでなく、本番で混乱しにくくなります。

ステップ2でおすすめの参考書

  • 橋元の物理をはじめからていねいに:多くの図やイラストを使って解説する講義系参考書(解法や考え方を授業のように文章で説明する本)です。力学編など複数のバージョンがあり、1つずつ理解しやすい構成です。
  • 漆原の物理(物理基礎・物理)明快解法講座:イラストを効果的に用いて学べる1冊です。テストで出やすい出題パターンのうち、核心を突いたものを紹介しており、得点につながる知識が詰まっています。

ステップ3:知識をつけたら問題を解く

物理は数学と同じく、公式をうまく活用しないと答えが出せません。用語や公式を覚えるだけでは足りず、演習量が必要になります。まず知識をつけ、そのうえでとにかく問題を解いていきます。

暗記中心の科目とは進め方が異なります。暗記型の学習の進め方は世界史の教科書を用いた勉強法も参考になります。

ステップ3でおすすめの参考書

  • 秘伝の物理問題集[力学・熱・波動・電磁気・原子]:ひとりで学べることをコンセプトとした問題集です。解説が非常に詳しく、YouTubeでの解説動画もあるため、独学で挑む人にも向いています。
  • 坂田アキラの 物理基礎・物理[力学・熱力学編]の解法が面白いほどわかる本:多くのイメージと図を用いながら、知識と解き方を同時に学べる1冊です。

坂田アキラの物理はどのレベル向けか

坂田アキラの物理は、基礎から段階的に解法を身につけたい初心者〜標準レベルの人に向いています。問題がレベル別に分かれており、最初は簡単なところから始め、分からない部分は講義ページに戻って確認する使い方ができるためです。

図とイメージを多く使う構成なので、公式を暗記しても問題に手がつかないタイプと相性が良い1冊です。ハイレベルな入試問題の演習に進む前の橋渡しとして位置づけると、使いどころを間違えにくくなります。

同じシリーズの「坂田アキラの ベクトルが面白いほどわかる本」は、物理に必要な数学側を補う用途で使えます。

ステップ4:数学も一緒に勉強する

数学の勉強も並行します。物理では三角関数やベクトル、微分積分といった数学の知識が必要になるためです。公式を暗記できても、数学的な処理ができないと解き進められない場面があります。

物理でつまずいている原因が、実は数学側にあるケースも少なくありません。

ステップ4でおすすめの参考書

  • 坂田アキラの ベクトルが面白いほどわかる本:ベクトルを基礎から学べます。基本を押さえるうえで必要な情報がまとまっており、苦手意識の克服に使えます。
  • 数学ガールの秘密ノート/丸い三角関数:三角関数の基本を学べます。キャラクターの会話形式で進み、中学生レベルから理解できる構成です。

ステップ5:目標に向かってレベルアップをする

到達したい水準は人によって違います。基礎レベルで十分な場合もあれば、偏差値60レベルを狙う場合もあります。目標を決めたうえで、そこに合う参考書を選びます。

志望校の水準を把握してから計画を立てると、使う教材がぶれにくくなります。難関私大を狙う場合は早慶上智の偏差値ランキングも目安になります。

ステップ5でおすすめの参考書

  • 物理の解法フレーム:理解した知識で問題を解けるところまで持っていくための1冊です。解けることにこだわった構成で、本格的に物理を勉強したい人に向きます。
  • 良問の風 物理頻出・標準入試問題集:基礎固めを終えてから臨む問題集です。地方国公立レベルで出るような問題が多く収録されています。
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物理初心者が前提として知っておくべきこと

物理は「覚える科目」ではなく「理解して使う科目」です。前提を誤ると、勉強量のわりに点数が伸びません。

機械的な丸暗記は意味がない

歴史科目では言葉を機械的に覚えれば点数を狙えますが、数学的な知識も使う物理では、丸暗記が点数に直結するとは限りません。定義を理解し、解き方まで把握しないと答えは出ません。公式をただ覚えるのではなく、なぜその公式が生まれたのかをイラストに描いてイメージをつかんでおく方法が有効です。

アウトプットがモノを言う

インプットした内容をアウトプットすることで習熟度が高まります。定義を覚えた、公式を把握したという段階では不十分です。料理に置き換えれば、包丁など調理器具を手に入れただけの状態です。材料を調理して初めて料理が上達します。問題を解く、解き方の解説を確認する、という作業を繰り返します。

参考書は多く買わず、できるだけ1冊で解き切る

講義系の参考書はできるだけ1冊にとどめるのがおすすめです。何冊も買って中途半端に使うと、理解度が高まらない可能性があるためです。1冊を何周もして内容が頭に入れば、相応の知識が身につきます。買い足すのはレベルアップのために必要な場合に限ります。

よくある間違い:参考書を買い替えて周回しない

最も多い失敗は、少し進めて手応えがないと別の参考書に乗り換えることです。結果として、どの本も1周目のまま止まります。

回避策は、ステップごとに使う本を1冊に決め、「解けなかった問題に印をつける→翌週に解き直す」までをセットにすることです。印のついた問題が消えてから次の教材に進むと判断すれば、買い替えの衝動に流されにくくなります。

0から学力を伸ばすために必要なこと

問題文から図に起こしてみる

どんな場面でも図やイラストを描くクセをつけます。定期テストや模試では図のない問題が出てきます。問題文を読んで状況を図に起こし、そこから式を作る流れを習慣にすると、理解力が上がります。

用語・定義を正しく理解する

物理にはさまざまな用語と定義が登場します。それぞれが何を意味するのかを正しく理解すると、つまずきにくくなります。分からないまま進めてごまかすと壁に当たりやすくなるため、用語や定義を人に説明し、相手が理解できる状態を目指します。

数学の勉強を怠らない

三角関数、ベクトル、微分積分などの知識がないと、解けない・理解につながらない場面があります。数学が苦手な人は物理も苦手になりやすく、特に文系では両方を苦手とする人が多く見られます。グラフの読み取り問題にも慣れておくと理解が進みます。

レベルに応じた参考書を使う

物理初心者は、基礎の基礎から学べるもの、中学生でも理解できるレベルの参考書から始めます。背伸びをしてつまずくと、発展的な内容に取り組んでもすぐには理解できず、習得に時間がかかることがあります。書店で中身を確認する、Amazonの試し読みを使うなどして、説明が分かりやすいものを選びます。

YouTubeなど動画も活用する

映像で学ぶ人が増えています。スタディサプリのように分かりやすく解説するサービスがあるほか、物理を解説するYouTuberの動画もあります。親しみやすいコンテンツを見つけ、楽しみながら進める方法も選べます。

FAST-UPが見てきた物理初心者のつまずき方

指導現場で目立つのは、公式は言えるのに問題文を図に変換できない状態です。講義系参考書を読んで「分かった気」になり、演習に入った途端に手が止まります。読む量ではなく、自分の手で図と式を書いた量が足りていないケースです。

もう一つ多いのが、物理ではなく数学側で止まっているパターンです。力の分解や合成で三角比が出た瞬間に処理が怪しくなる、ベクトルの向きを扱えない、といった形で現れます。本人は「物理が苦手」と感じていますが、原因は別科目にあります。

伸びていく人に共通するのは、間違えた問題を figure から描き直し、どの段階で判断を誤ったかを言葉にできる点です。独学で判断がつかない場合は、FAST-UP逆転塾の公式LINEで無料カウンセリングを受けられます。

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物理初心者はどれくらいの学習時間で習得できる?

物理の知識がほとんどない状態から偏差値60以上を目指す場合、人によって差はありますが、500時間あれば習得は可能とされます。物理基礎は高3の秋から始めても高得点が取れると言われ、物理全体では1年ほどかけて進める形が現実的です。

理系で高い偏差値を狙う場合、英語や数学も含めて3年間で4000時間が必要とされます。そのうち理科1科目あたり500時間で偏差値60以上を目指せるとされ、物理初心者にも同程度の時間が想定されます。ただし、時間そのものより、どんな学び方をしたかが結果を分けます。

まとめ

物理初心者でも、段階的に学べば結果を出せます。鍵になるのは効率です。使用する参考書を絞る、無駄な暗記をしない、スキマ時間を活用するなど、できることは多くあります。最初のうちは楽しみながら学ぶ姿勢も有効です。苦手を早く克服し、興味を持って取り組める状態になれば、成績は伸びやすくなります。

よくある質問

Q. 物理初心者はどの分野から始めればいいですか。 A. 力学からです。力に関する分野であり、ほかの分野でも必ず出てくる考え方のため、ここがあいまいだと他分野でつまずきやすくなります。

Q. 坂田アキラの物理はどのレベルの人に向いていますか。 A. 基礎から段階的に解法を学びたい初心者〜標準レベルの人に向いています。問題がレベル別に分かれ、分からない箇所は講義ページで確認しながら進められる構成です。

Q. 物理の公式を暗記すれば点は取れますか。 A. 丸暗記だけでは不足します。定義を理解し、解き方まで把握しないと答えが出ない問題が多いためです。図を描いて現象をイメージしながら覚える方法が有効です。

Q. 文系で数学が苦手でも物理は伸ばせますか。 A. 三角関数やベクトルなど必要な数学を並行して補えば進められます。物理でつまずく原因が数学側にある場合は、そちらを先に手当てすると改善しやすくなります。

Q. 参考書は何冊そろえるべきですか。 A. ステップごとに1冊へ絞るのがおすすめです。何冊も買って中途半端に使うと理解度が高まらない可能性があるため、買い足すのはレベルアップに必要な場合に限ります。

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