明治大学と法政大学を徹底比較|偏差値や学部の差
明治大学と法政大学は共に関東の難関私立大学を総称する「MARCH」…
FAST-UP
平均偏差値や受験生の人気では明治大学が上、学部数と創立年では法政大学が上です。入試は双方とも基礎を固めた受験生向けの出題で、難易度の差は大きくありません。学びたい内容とキャンパスで選ぶのが現実的です。
2026年9月時点の情報です。
両校は関東の難関私立大学群「MARCH」に含まれ、明治大学が「M」、法政大学が「H」を冠します。レベルが近いからこそ、志望校選びや進学先の決定で迷いやすい2校です。以下では項目別の差と、主要学部の偏差値帯を整理します。
| 項目 | 明治大学 | 法政大学 |
|---|---|---|
| 平均偏差値 | 62.0 | 60.0 |
| 学部数 | 10学部 | 15学部 |
| 大学院研究科 | 12研究科 | 17研究科 |
| 前身の設立 | 1881年・明治法律学校 | 1880年・東京法学社 |
| メインキャンパス | 駿河台 | 市ヶ谷 |
明治大学と法政大学のそれぞれの特徴
どちらも都心にメインキャンパスを置く総合大学で、前身は法律の専門学校です。まずは基本情報を押さえます。
明治大学の特徴
明治大学は「MARCH」の「M」に当たる大学です。「明治(めいじ)」「明大(めいだい)」と略され、公式キャラクターであるフクロウの「めいじろう」でも知られます。
「権利自由」と「独立自治」を建学の基本理念とし、「『個』を強くする大学」として既に50万人を超える人材を輩出してきました。
学部・大学院の構成は次のとおりです。
- 学部:法学部・商学部・政治経済学部・文学部・理工学部・農学部・経営学部・情報コミュニケーション学部・国際日本学部・総合数理学部の10学部
- 大学院:12研究科
- 専門職大学院:ガバナンス研究科、グローバル・ビジネス研究科、会計専門職研究科、法務研究科の4つ
附属の高校・中学校も多く、長い目線で教育を担っている大学だと言えます。
法政大学の特徴
法政大学は「MARCH」の「H」に当たる大学です。「法政(ほうせい)」とそのまま略され、似た大学名が少ないため混同しにくい点も特徴です。検索時に「法制大学」と入力してしまう例もありますが、正式名称は法政大学です。
建学以来「自由な学風と進取の気象」を校風として掲げ、校歌にも謳われています。「独立自由な人格の形成」「学問を通じたヒューマニティの昂揚」「日本人の社会生活の向上に寄与する人材の育成」を指針とし、自立型人材や柔軟な考え方を持つ人材の輩出を使命としてきました。
現在は法学部・文学部・経営学部・国際文化学部・人間環境学部・キャリアデザイン学部・デザイン工学部・グローバル教養学部・経済学部・社会学部・現代福祉学部・スポーツ健康学部・理工学部・生命科学部・情報科学部の15学部、大学院17研究科を持つ総合大学として発展しています。
明治大学と法政大学はどっちが上?項目別に徹底比較
項目ごとに見ると、優位に立つ大学は入れ替わります。自分が重視する軸で判断する材料として読み進めてください。
| 比較軸 | 優位 |
|---|---|
| 平均偏差値 | 明治大学 |
| 入試難易度 | ほぼ同等(倍率は明治大学が高めになることが多い) |
| 受験生の人気 | 明治大学 |
| 学部数・研究科数 | 法政大学 |
| キャンパス立地 | ほぼ同等 |
| グローバル対応の知名度 | 明治大学 |
| 歴史(前身の設立年) | 法政大学 |
| 就職サポートの評判 | 明治大学 |
偏差値で比較
平均偏差値で見ると明治大学が上です。明治大学が62.0でMARCH群のなかで平均レベルにあるのに対し、法政大学は60.0と下位に位置します。
ただし学部・学科や年度、倍率によって変動するため、常に明治大学が上とは言い切れません。おおまかな傾向として押さえるのが適切です。学部単位の動きを追いたい場合は、立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事のように、学部ごとの推移を見る視点が役立ちます。
入試難易度で比較
入試難易度は明治大学と法政大学で大きな違いがありません。どちらも難問・奇問が少なく、基礎知識を固めてオーソドックスな問題に対応する力が問われる出題だからです。
入試形態も双方が幅広く用意しています。
- 一般入試
- 大学入学共通テスト利用入試(大学入学共通テストの成績だけで合否が決まる方式)
- 推薦入試
学部ごとに出題傾向と利用科目は異なります。学部単位の対策例としては、明治大学の漢文の入試傾向と対策が参考になります。なお学部ごとの平均倍率は明治大学の方が高くなることが多く、学びたい内容・就職サポート・学生生活といった内容面で進学先を選ぶ受験生が多いのが実情です。
人気で比較
受験生や大学生からの人気は明治大学の方が高いです。サンデー毎日が全国の進学校2,000校を対象に実施したアンケートでは、「生徒に人気がある大学ランキング」で明治大学が2年連続1位になっています。
「就職に力を入れている大学ランキング」でも明治大学が12年連続1位です。就職・資格に直結する実学重視の学びができる点が、人気の背景と考えられます。法政大学も同ランキングで3位に入っており、どちらもサポートは手厚いと分かります。
参考:サンデー毎日『2022年度大学入試:全国739進学校アンケート「オススメ大学」ランキング』
学部数と理系学部の選択肢で比較
学部の数では法政大学が上です。明治大学は10学部・大学院12研究科、法政大学は15学部・大学院17研究科で、学部数でも研究科数でも法政大学が多くなっています。
法政大学は理工学部・生命科学部・情報科学部・デザイン工学部を設置しており、理系学部の選択肢が多い点も特徴です。
学生生活とキャンパスで比較
キャンパスの立地は、明治大学・法政大学ともに都心型で大きな差がありません。
- 明治大学のメインキャンパスは駿河台で、新宿や渋谷からのアクセスも良好
- 法政大学のメインキャンパスは市ヶ谷で、駿河台とも近い
ただしメインキャンパス以外で学ぶ場合は、郊外寄りの立地になることが多いです。志望学部がどのキャンパスで学ぶのかを、出願前に確認しておく必要があります。学費や奨学金まで含めて生活設計を考えるなら、学習院大学の4年間の学費と免除制度の記事のような費用の整理方法も参考になります。
グローバル対応で比較
グローバル対応では明治大学の知名度が高いです。明治大学は文部科学省のスーパーグローバル大学(国際化を進める大学を重点支援する事業の対象校)に選ばれ、支援事業の対象となっています。
法政大学も同じくスーパーグローバル大学に含まれますが、前身である「国際化拠点整備事業(グローバル30)」の段階から明治大学が指定されていた点に歴史の違いがあります。
とくに明治大学国際日本学部は多くの専門科目を英語で実施しており、海外からの留学生も、海外へ留学する日本人学生も多いことで知られます。
歴史で比較
どちらも明治時代から続く大学で、創立は1年だけ法政大学が早いです。法政大学は1880年に前身の「東京法学社」、明治大学は1881年に前身の「明治法律学校」が設立されました。
いずれも駿河台を拠点にした法律専門の学校で、歴史の深さはほぼ互角です。
大学グループで比較
明治大学と法政大学は、ともに「MARCH」にカウントされます。学部・学科ごとに偏差値差はありますが、同じ難易度帯のグループとして扱われてきました。
一方で、難関私立大学を「SMART」と表現する見方も増えています。上智大学(Sophia)・明治大学・青山学院大学・立教大学・東京理科大学を総称する枠組みで、法政大学と中央大学は含まれません。グループ呼称の面では、少しずつ見られ方が分かれているとも考えられます。青山学院大学や立教大学の入試情報を併せて見るなら、青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策や立教大学の自由選抜入試の面接対策も確認しておくと比較しやすくなります。
就職で比較
就職サポートの評判では明治大学が目立ちます。サンデー毎日の「就職に力を入れている大学ランキング」で12年連続1位を記録している点が根拠です。
明治大学は、キャリアカウンセリング・就職説明会・模擬面接・エントリーシートの書き方講座に加え、独自の就職支援・求人情報検索システム「M-Career」を設けています。就職だけでなく留学・起業・独立も視野に入れたキャリアサポートを行っている点も支持の理由でしょう。
結論:明治大学と法政大学はどっちが上か
偏差値と人気で見るなら明治大学、学部の多さと歴史で見るなら法政大学が上です。
進学先は偏差値や設備だけでなく、雰囲気との相性も合わせて検討する対象です。「自分に合う大学はどちらか」という視点で判断してください。
明治大学と法政大学の主要学部・学科を徹底比較
主要学部の偏差値帯を見ると、文学部・経営学部・国際系学部で差が出やすく、法学部と経済学部はほぼ同等です。関西の同志社大学と比べる受験生もいますが、ここでは両校に共通する学部に絞って整理します。
| 学部・系統 | 明治大学 | 法政大学 |
|---|---|---|
| 文学部(日本文学・史学・地理学・心理学・哲学など) | 62.5〜65.0 | 57.5〜60.0 |
| 文学部(英米文学系) | 62.5前後 | 62.5前後 |
| 法学部 | 62.5程度 | 62.5程度 |
| 経済学部 | 60.0程度 | 60.0程度 |
| 経営学部 | 65.0程度 | 60.0程度 |
| 国際系学部 | 62.5(国際日本学部) | 60.0(国際文化学部) |
| 理工学部 | 57.5 | 55.0 |
文学部
文学部は明治大学の偏差値が高めです。日本文学・史学・地理学・心理学・哲学などを専攻する学科では、明治大学が62.5〜65.0、法政大学が57.5〜60.0になることが多いです。ただし英米文学専攻はどちらも62.5前後です。
法学部
法学部は両校ともに偏差値62.5程度です。どちらも大学を代表する難関学部で、例年倍率も高めです。前身が法律学校であることを考えると、根強い人気が続いていると分かります。
経済学部
経済学部も双方が偏差値60.0程度です。学科ごとに差が出る年度もありますが、おおよそ同程度と考えてよいでしょう。
経営学部
経営学部は明治大学の偏差値が高く、明治大学が65.0、法政大学が60.0程度になることが多いです。
国際系学部
明治大学国際日本学部の偏差値は62.5、法政大学国際文化学部は60.0です。学部名が違うため学びの内容にも差がありますが、国際系学部の偏差値帯では明治大学が上です。
理工学部
理工学部は明治大学が57.5、法政大学が55.0で、明治大学がわずかに上回ります。専攻による差が大きい学部でもあります。
FAST-UPが見てきた明治・法政併願のつまずき
指導現場で多いのは、「偏差値表の上下」で併願校を決めてしまい、学部ごとの科目配点と出題形式を見ないまま出願してしまうケースです。両校は難問・奇問が少ない代わりに、処理量と基礎の正確さが問われます。そのため直前期に「読めるが時間が足りない」「知識が曖昧で選択肢を切れない」という形でつまずきます。
もう一つの傾向は、学部名のイメージだけで志望を固めてしまうことです。国際系・情報系のように名前が近い学部でも、必要科目や学ぶ内容は大学ごとに異なります。シラバスと入試科目を先に確認した受験生は、学習計画の修正回数が少なくなる傾向があります。
併願を広げるときは、第一志望の出題形式に近い学部を選ぶと対策が重複し、負担が増えにくくなります。
よくある間違い:偏差値の差だけで併願を決める
平均偏差値の2.0差だけを見て「法政大学は押さえ」と決めてしまうのは、よくある間違いです。学部単位では法学部や文学部英米文学系のように差がほとんどない組み合わせもあり、押さえになっていない場合があります。
回避策は次の3点です。
- 大学の平均ではなく、志望学部・学科単位の偏差値帯で比較する
- 入試方式別(一般入試・共通テスト利用入試)に必要科目と配点を書き出す
- 倍率が高くなりやすい学部では、同じ大学内の併願方式も確認する
明治大学と慶應義塾大学を徹底比較
上位校と比べる場合は、慶應義塾大学(表記は「慶応義塾大学」とされることもあります)との差も押さえておくと、志望校の幅を決めやすくなります。
偏差値で比較
平均偏差値では慶應義塾大学が上です。明治大学が62.0、慶應義塾大学が72.5で、10.0以上の差があります。
どちらも難関私立大学ですが、慶應義塾大学は早稲田大学・上智大学と並んで「早慶上智」と総称される最難関グループに入ります。
入試難易度で比較
入試難易度も慶應義塾大学が上です。入試形態は双方とも一般入試・共通テスト利用入試・推薦入試と幅広いものの、問題の作り方が異なります。
明治大学は教科書や参考書の発展問題を確実に解答できるレベルで対応しやすい一方、慶應義塾大学はそれ以上の水準を求めることが多いです。上級向けの参考書にしか載っていない内容や、科目・単元を横断する複雑な知識を問う問題も出るため、時間をかけた対策が前提になります。
人気で比較
学生数で見ると両校は同等です。慶應義塾大学が約3万3,000人、明治大学が約3万2,000人で、都心にキャンパスを展開する私立大学のなかでもマンモス規模です。
サンデー毎日のアンケートでは「生徒に人気がある大学ランキング」で明治大学が2年連続1位でした。偏差値だけで人気が決まるわけではない点が分かります。
参考:サンデー毎日『2022年度大学入試:全国739進学校アンケート「オススメ大学」ランキング』
学生生活で比較
慶應義塾大学のキャンパスは多岐にわたります。
- 三田キャンパス:メインキャンパス
- 日吉キャンパス:7学部3研究科の学生が利用(神奈川県内)
- 矢上キャンパス:理工学の研究拠点、日吉キャンパスに隣接
- 信濃町キャンパス:医療に特化
- 湘南藤沢キャンパス(SFC):最先端技術と自然が共存
- 芝共立キャンパス:主に薬学部が学ぶ都市型
明治大学は、メインキャンパスの駿河台キャンパス、1〜2年生が学ぶ和泉キャンパス、理工学部や農学部が学ぶ生田キャンパスを有します。どちらも複数キャンパスに分かれており、大学生活の形に大きな違いはありません。どのエリアで4年間を過ごしたいかで選んで問題ないでしょう。
就職で比較
企業からの人気という面では慶應義塾大学に軍配が上がります。特定の偏差値以上の大学の学生でないと書類選考を通過させない「学歴フィルター」を設ける企業がある点を考えると、進学のメリットがあると分かります。
一方、明治大学はサンデー毎日の「就職に力を入れている大学ランキング」で12年連続1位です。どちらも就職に強い大学だと言えます。
結論:明治大学と慶應義塾大学はどっちが上か
偏差値とブランドで見るなら慶應義塾大学が上です。「早慶上智」と「MARCH」が分けて表記されてきたことからも、入学難易度の差は大きいと言えます。
ただし進学先は雰囲気との相性も含めて検討するものです。「自分に合う大学はどちらか」という視点を持ってください。
明治大学が慶應義塾大学よりも優れているポイント
偏差値以外の基準を持つと、明治大学を選ぶ合理性が見えてきます。
受験勉強の負担が小さい
明治大学は慶應義塾大学より平均偏差値が10.0程度低く、長い受験勉強を無理なく進めやすい選択肢になります。あえて明治大学を志望校に据える受験生は少なくありません。
次のような状況では、無理のない学習スケジュールづくりが特に重要になります。
- 途中で文転(理系志望から文系志望へ進路を変えること)・理転した
- 志望学部を変えた
- 受験予定がなかったが急遽受験を決めた
浪人すると予備校の費用もかさむため、現役合格を目指す場合は明治大学も受験しておく選択が有効です。
高校生からの人気が高い
人気ランキングのとおり、明治大学の人気は高まっています。「早慶上智」というブランドがありながら、堅実で実直なイメージの校風や手厚い就職サポートに惹かれて受験する人が多いと考えられます。
多くの高校生に支持されることは、優秀な学生が集まりやすくなることでもあり、倍率の上昇や全体レベルの底上げにつながるケースもあります。
就職率が高い
就職率は明治大学が80.6%、慶應義塾大学が74.0%です。偏差値が高い慶應義塾大学の方が低い理由は、弁護士・公認会計士・医師を目指して浪人する人や大学院に進む人が多く、起業・独立・フリーランスなど「就職」以外の進路を選ぶ学生も多いためです。
就職を重視するなら明治大学の環境は相性が良いでしょう。学内セミナーやエントリーシートの添削など、就職活動に必要なサポートが手厚く、キャリアセンターを利用しない明大生はいないと言われるほど信頼を集めています。
まとめ
明治大学と法政大学は、どちらも難関私立大学としてのブランドを持ちます。偏差値・人気では明治大学、学部数・歴史では法政大学が上という整理が実態に近いところです。
慶應義塾大学と比べる場合は偏差値差が大きく、対策量も変わります。学生生活や就職サポートを重視して、慶應義塾大学ではなく明治大学を選ぶ受験生もいます。複数の軸で情報を集め、後悔しない大学選びにつなげてください。
よくある質問
Q. 明治大学と法政大学はどちらが上ですか。 A. 平均偏差値は明治大学が62.0、法政大学が60.0で、偏差値と受験生の人気では明治大学が上です。学部数(10学部と15学部)や前身の設立年(1881年と1880年)では法政大学が上になります。比較軸によって結論が変わります。
Q. 明治大学と法政大学の差はどのくらいですか。 A. 大学全体の平均偏差値では2.0程度の差です。ただし法学部は双方とも62.5程度、経済学部は双方とも60.0程度でほぼ同等です。差が大きいのは文学部(英米文学系を除く)と経営学部です。
Q. 法政大学の偏差値はどのくらいですか。 A. 大学全体の平均は60.0で、学部によって55.0〜62.5程度まで幅があります。法学部が62.5程度と高く、理工学部は55.0程度です。学科や年度、倍率で変動するため、志望学科単位で確認してください。
Q. 明治大学と法政大学の両方を受けるべきですか。 A. 出題形式が似ており対策が重複しやすいため、併願先として相性は良い組み合わせです。ただし学部単位では難易度差が小さい場合もあるので、押さえとして扱うかどうかは志望学部の偏差値帯と倍率を見て判断してください。


