明治大学に社会学部はない|社会学を学べる学部
関東を代表する総合大学として有名な明治大学ですが
FAST-UP
明治大学に「社会学部」はありません。ただし社会学に近い学びは可能で、情報コミュニケーション学部・文学部・政治経済学部・法学部が選択肢になります。社会学部そのものを志望するなら、立教大学や法政大学が候補です。
2026年9月時点の情報です。
明治大学に社会学部はない
明治大学に社会学部は設置されていません。学部は法学部・商学部・政治経済学部・文学部・理工学部・農学部・経営学部・情報コミュニケーション学部・国際日本学部・総合数理学部の10学部で構成されています。社会学だけに特化した学部がないことは、出願先を考える前に知っておきたい点です。
社会学とは、社会を形成するありとあらゆる事象について学んでいく学問です。歴史・文化はもちろん、国際情勢・メディア・紛争・環境問題などさまざまな領域を関連させて扱うため、総合学部と呼ばれることもあります。
明治大学は実学を重視した専門性の高い学びを追求しているため、総合学部とも呼ばれる社会学部を置いていません。学部の枠組みが違うだけで、社会を対象にした研究や授業自体は各学部に広がっています。
明治大学で社会学やメディアについて学ぶ方法
明治大学で社会学に近い学びを得るなら、学部ごとの切り口の違いを押さえるのが早道です。代表的な4学部を挙げます。
| 学部 | 社会学に近い学びの切り口 |
|---|---|
| 情報コミュニケーション学部 | 情報通信を介した人対人のコミュニケーション、SNSとメディア |
| 文学部 | 社会を形づくってきた歴史・文化・地域 |
| 政治経済学部 | 政治・経済・国際情勢から見るメディアと社会 |
| 法学部 | 法とルールから見る社会の秩序と成り立ち |
情報コミュニケーション学部で学ぶ
メディアや情報の流通に関心があるなら、まず検討したい学部です。情報コミュニケーション学部は、現代に必須とされている情報通信を経由した人対人のコミュニケーションについて学ぶ学部です。社会を構成するひとつの要素であるコミュニケーションを、正面から扱えます。
近年発達しているSNSなどを題材に、メディアの枠を超えたコミュニケーションによる社会構築や情報の流通について学ぶことも可能です。
文学部で学ぶ
社会の根幹を長い時間軸で捉えたい場合に向きます。文学部では、今の社会を構成するに至ったきっかけ・歴史・文化を学べます。特に文学・歴史・地理の分野に強く、地域ごとに異なる社会の成り立ちを知ることができます。
俳句・短歌・歌舞伎・能・琉球音楽など、日本独自の文化を起点として広がった社会的な要素を学べるほか、世界各国の文化・歴史を扱うことも可能です。トレンドやニーズに左右されない社会の土台を読み解きたい場合に適しています。
政治経済学部で学ぶ
メディア関連の社会学に関心がある場合、政治経済学部は有効な選択肢です。明治大学政治経済学部にはマスコミやメディア関連に強い教授陣が多いためです。一見社会学と関係が薄そうな学部に見えますが、多様な学びができるとして注目を集めています。
メディアは政治・経済・国際情勢を取り上げる場面が多く、その基礎を押さえておく意味は大きいと言えます。
法学部で学ぶ
法律は秩序ある現代社会に欠かせない要素です。法学部であれば、国・地域ごとに異なるルールや社会の成り立ちについて学べます。
明治大学は源流が「明治法律学校」であることから法学のリーディングカレッジとして名高く、偏差値も高い水準にあるためハイレベルな勉強ができます。法を通して社会を捉える道筋は、社会学的な関心とも重なります。
国語の記述や漢文まで含めた学部別の対策は、明治大学の漢文の入試傾向と対策も併せて確認してみてください。
よくある間違い:学部名だけで「学べない/学べる」を判断してしまう
「社会学部がないから明治大学では社会学を学べない」と早合点して志望校を外すのは、よくある間違いです。逆に、学部名に「社会」と付いているだけで中身を確かめずに出願してしまうケースもあります。
回避策は、学部名ではなく中身を見ることです。各大学が公開しているカリキュラム表・開講科目・ゼミの一覧と、担当教員の研究分野を見比べます。関心のあるテーマ(メディア、都市、家族、環境など)を扱う科目やゼミが実際にあるかを確認すれば、学部名のズレに振り回されずに済みます。学部の新設・改組や入試方式の変更もあるため、志望年度の募集要項で最終確認をしておくと安全です。
FAST-UPが見てきた学部選びのつまずきどころ
指導現場で多いのは、「社会学をやりたい」という希望が、志望学部の言葉に翻訳できていない状態です。やりたいことはメディア研究なのに、学部名に引かれて別の分野を選び、入学後に学びたい科目が見つからないという流れが起こります。
もう一つのつまずきは、学部を絞らないまま科目対策を始めてしまうことです。明治大学は学部・方式ごとに問題の性格が変わるため、志望が固まらないと対策の優先順位が決まりません。結果として全科目を薄く回し、得点源が育たないまま直前期に入ってしまいます。
逆に、志望の理由を「どのテーマを、どの角度から扱いたいか」まで言葉にできた受験生は、過去問の読み方が変わります。出題テーマへの反応が早くなり、記述や長文の内容理解でも迷いが減ります。学部選びは、受験勉強の設計そのものだと捉えておくと動きやすくなります。
明治大学以外のMARCHの大学で社会学を学ぶ方法
社会学部そのものを志望するなら、立教大学と法政大学が候補です。MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政の私立大学群)の中での違いを整理します。
| 大学 | 社会学系の学びの場 |
|---|---|
| 明治大学 | 社会学部なし。情報コミュニケーション学部・文学部・政治経済学部・法学部 |
| 青山学院大学 | 社会学部なし。社会情報学部・総合文化政策学部・コミュニティ人間科学部 |
| 立教大学 | 社会学部(社会学科・現代文化学科・メディア社会学科) |
| 中央大学 | 社会学部なし。文学部の社会学専攻・社会情報学専攻 |
| 法政大学 | 社会学部(社会政策科学科・社会学科・メディア社会学科) |
青山学院大学での社会学の学び方
青山学院大学も、明治大学同様に社会学部がありません。社会情報学部・総合文化政策学部・コミュニティ人間科学部で近い学びができるため、志望学部選定の材料にしていきましょう。
学部ごとの出題傾向を知りたい場合は、青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策も参考になります。
立教大学での社会学の学び方
立教大学は、社会学科・現代文化学科・メディア社会学科から成る社会学部を有しています。社会が抱える問題に自らアプローチし、多様な文化が共生する社会を作り出せる人材の輩出を掲げているため、社会学部への入学を希望する場合に合います。
マスコミ関係への就職の強さも、立教大学社会学部の特徴です。学部ごとの難易度の動きは立教大学の偏差値推移で確認できます。総合型・推薦型の入試を検討する場合は、立教大学の自由選抜入試と面接も目を通しておくと準備しやすくなります。
中央大学での社会学の学び方
中央大学も社会学部はありませんが、文学部のなかに社会学専攻が存在します。社会情報学専攻も置かれているため、基本的には文学部を目指す形になります。
明治大学と同様に法学部の伝統がある大学でもあり、法学の観点から社会を読み解く進み方も選べます。
法政大学での社会学の学び方
法政大学は、社会政策科学科・社会学科・メディア社会学科から成る社会学部を有しています。日本で初めて私立大学として社会学部を掲げた大学であり、1952年から続く歴史を持ちます。
教授陣は知識とノウハウを持つベテランから新進気鋭の若手まで幅広く、多様な学びができる環境です。ローカルからグローバルまで、さまざまな社会現象・社会問題を観察・分析・理解していきたい場合に向いています。
私立大学の費用感を比べておきたい場合は、学習院大学の4年間の学費と奨学金の記事が目安の立て方の参考になります。
まとめ
明治大学に社会学部として独立した学びの場はありませんが、他学部で社会学に触れることは可能です。社会学部そのものを志望するなら、立教大学や法政大学という選択もあります。関心のあるテーマを言葉にしたうえで、学部のカリキュラムと入試方式を並べて比べていきましょう。
よくある質問
Q. 明治大学に社会学部や社会学科はありますか。 A. ありません。明治大学は10学部で構成され、社会学部も社会学科も設置されていません。社会学に近い学びは、情報コミュニケーション学部・文学部・政治経済学部・法学部などで扱われています。
Q. メディアやマスコミに関心があります。明治大学ではどの学部が合いますか。 A. 情報コミュニケーション学部と政治経済学部が候補です。情報コミュニケーション学部はSNSを含む情報の流通やコミュニケーションを扱います。政治経済学部にはマスコミやメディア関連に強い教授陣が多い点が特徴です。
Q. 関東で社会学部に進みたい場合、MARCHではどこを選べばよいですか。 A. 社会学部という名称の学部を持つのは立教大学と法政大学です。立教大学は社会学科・現代文化学科・メディア社会学科、法政大学は社会政策科学科・社会学科・メディア社会学科で構成されています。青山学院大学と中央大学は社会学部を持たないため、社会情報学部や文学部社会学専攻などが候補になります。
Q. 学部を決めきれないときは、どう動けばよいですか。 A. 関心のあるテーマを先に絞り、各大学のカリキュラムと開講科目、ゼミの一覧を見比べる方法が有効です。そのうえで、志望学部の入試方式と科目配点を確認し、対策の優先順位を決めていきます。


