立教大学経済学部の入試科目と傾向・対策
関東の難関私立大学として有名な立教大学は
FAST-UP
立教大学経済学部の一般入試は国語・外国語・地理歴史公民数学から1科目の3科目です。外国語は当日の筆記がなく、英語資格・検定試験か共通テストの外国語で採点します。共通テスト利用は3科目型と6科目型に分かれます。
2026年9月時点の情報です。
立教大学経済学部の入試科目と募集人員
立教大学経済学部は、経済学科・経済政策学科・会計ファイナンス学科の3学科で構成されています。出願前に確認すべきは、学科ごとの募集人員と、方式ごとの科目の組み合わせです。
募集人員
募集人員は学科によって異なります。立教大学内では中規模の学部で、募集人員に関する突出した特徴はありません。
| 学科 | 募集人員 |
|---|---|
| 経済学科 | 332名 |
| 経済政策学科 | 176名 |
| 会計ファイナンス学科 | 176名 |
| 合計 | 684名 |
一般入試の科目
一般入試は3科目の受験が必要です。
- 国語
- 外国語
- 地理歴史、公民、数学から1科目選択
外国語の試験は当日実施されません。英語資格・検定試験(英検など大学の外で受ける英語の試験のこと)のスコア、もしくは大学入学共通テストの「外国語」を用いた採点になります。出願準備の段取りが変わるため、あらかじめ把握しておきましょう。
共通テスト利用入試の科目
大学入学共通テスト利用入学試験(共通テストの成績だけで合否を判定する方式)は、3科目型と6科目型に分かれます。
| 方式 | 科目 |
|---|---|
| 3科目型 | 外国語/国語/地理歴史公民・数学・理科から1科目 |
| 6科目型 | 外国語/国語/地理歴史公民から1科目/数学ⅠA/数学ⅡB・簿記会計・情報関連基礎から1科目/理科/地理歴史公民・数学・理科から1科目 |
6科目型は負担が大きい一方、数学や理科を積み上げてきた受験生には有利に働く構成です。得意科目を見極めたうえでの出願が肝となります。
一般入試や共通テスト利用以外の方式を検討している場合は、立教大学の自由選抜入試では面接がある?聞かれやすい質問もご紹介も合わせて確認しておくと、併願設計の幅が広がります。
入試日程の確認の仕方
日程は年度ごとに変わるため、出願時期には必ず最新の入試要項で確認します。以下は、過去(2022年度)の日程を流れの把握用に整理したものです。
| 項目 | 一般入試 | 共通テスト利用入試 |
|---|---|---|
| Web出願期間 | 2022年1月6日(木)〜1月19日(水) | 2022年1月6日(木)〜1月14日(金)15:00 |
| 書類送付締切日 | 1月20日(木) | 1月14日(金) |
| 試験日 | 2月6日(日)・9日(水)・11日(金)・12日(土)・13日(日) | ― |
| 合格者発表日 | 第1回2月24日(木)ほか | 2月15日(火) |
| 入学手続締切日 | 第1回3月2日(水)ほか | 3月2日(水) |
一般入試の合格者発表は複数回に分かれます。
| 回 | 合格者発表日 | 入学手続締切日 |
|---|---|---|
| 第1回 | 2月24日(木) | 3月2日(水) |
| 第2回 | 3月9日(水) | 3月15日(火) |
| 第3回 | 3月17日(木) | 3月23日(水) |
| 第4回 | 3月25日(金) | 3月29日(火) |
繰り上げを含む発表が後半まで続くため、他大学の手続締切との前後関係を早めに確認しておくと判断に迷いません。
科目別の入試傾向と対策
科目ごとに問われる力が異なります。受験科目に関わる部分は重点的に読んでおきましょう。
英語の入試傾向と対策
一般入試における外国語の筆記試験はおこなわれません。2022年度入試からの変更であるため、古い情報のまま対策を進めないよう注意が必要です。英語資格・検定試験のスコア、または共通テストの「外国語」で採点されます。
活用できる英語外部試験は次の通りです。
- ケンブリッジ英語検定
- 実用英語技能検定(英検)
- GTEC
- IELTS
- TEAP
- TEAP CBT
- TOEFL iBT
いずれも立教大学出願期限初日から遡り、2年以内に受験して取得したスコアが有効です。複数回受験している場合は最も高いスコアを活用できるためです。同じ試験を複数回受けて最高記録を伸ばす進め方が有効です。
対策は、自分が使う試験の形式に合わせます。ケンブリッジ英語検定で臨むならケンブリッジ英語検定用の対策、英検で臨むなら英検用の対策が前提になります。試験ごとに出題形式が異なり、必要な対策も変わるためです。出願に使う試験は早い段階で決めておくことが重要です。決めかねる場合は、他学部や他大学とも併願しやすい共通テストに的を絞り、基礎・基本重視で点数を積み重ねる方針が現実的です。
併願先の英語の出題を比べたいときは、【青学(青山学院大学)国際政治経済学部の英語】傾向と対策を徹底解説も参考になります。
数学の入試傾向と対策
共通テスト利用入学試験6科目型では、数学ⅠAと数学ⅡBが別科目として換算されます。数学ⅡBの枠は簿記会計や情報関連基礎と選択できますが、数学に比重を置いている文系学部であることが読み取れます。
実際の出題は、微分積分や図形からの出題が多いです。関数がらみの処理が繰り返し問われるため、計算の正確さを優先して仕上げます。
国語の入試傾向と対策
大問2つが現代文、大問1つが古典から出題されます。漢文の独立問題は出題されませんので、現代文と古文にターゲットを絞ってよいでしょう。
現代文は大問2つとも論説・評論からの出題であることが大半です。漢字など知識問題のレベルが高いため、同音異義語や対義語・類義語まで含めて対策しておく必要があります。なお、漢文を課す大学を併願する場合は別途準備が必要です。【明治大学の漢文の入試傾向と対策】勉強法やおすすめ参考書も紹介で出題像を確認しておくと計画が立てやすくなります。
日本史の入試傾向と対策
古代から近代まで幅広く出題されるため、特定の単元にのみ的を絞ることができません。幅広い時代に対するきめ細かな対策が不可欠です。
また、文化史や社会経済史など、縦割りでのテーマ史(文化史など特定の切り口で時代を貫いて問う出題)が頻出です。時代の枠組みだけに捉われず、ひとつの流れとして整理しておきましょう。
世界史の入試傾向と対策
日本史と同じく、縦割りでのテーマ史出題が多いです。字数指定なく1行程度で解答させる記述問題の比率が日本史より高いため、書く練習を省けません。
内容正誤や時代ごとの並び替えも出題され、多彩な形式に対応できる柔軟さが問われます。
地理の入試傾向と対策
60分の試験時間内に十分解き終えることができる、立教大学経済学部では珍しい科目です。その分、図表・グラフ・地形図・統計図などを活用した資料問題が多く、必要な情報を的確に読み取る力がないと正答に結びつきません。
知識問題よりも資料問題に比重を置いて対策しておきましょう。
立教大学経済学部に合格するための勉強法
学科ごとの傾向に加え、学部全体の出題の性格をつかむと優先順位が決まります。
難問・奇問の少ないオーソドックスな出題傾向
どの科目も、いわゆる「難問・奇問」がほぼありません。出題形式そのものが凝っていることも少なく、見慣れた形の問題が中心です。
難問・奇問が少なくオーソドックスな出題が多いため、受験生同士の点差が開きづらいとされています。そのため、基本問題を落とさない得点力が問われます。
記述のない科目がない
一般入試では、記述形式での出題がない科目はありません。どの科目を選んでも、少なからず記述での解答が求められます。
出題によっては、特定の語が入っていないと途中点にとどまるケースも見られます。感覚任せにせず、答案の書き方を型として練習しておきましょう。
科目によっては出題単元に偏りがある
立教大学の他学部では出題単元の偏りが小さいことが多い一方、経済学部は傾向がある程度つかめます。
- 日本史・世界史は縦割りのテーマ史が多い
- 数学は関数に関わる出題の比重が高い
- 国語は知識問題のレベルが高い
この3点は、演習の配分を決めるときの目安になります。学部ごとの難度の変化を知りたい場合は、立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説!偏差値が上昇した学部も紹介も参考にしてください。
よくある間違い
よくある間違いは、「一般入試で外国語の筆記がないから英語は後回しでよい」と考えてしまうことです。採点に使うスコアは出願期限初日から遡って2年以内のものに限られるため、直前に思い立っても間に合わない場合があります。
回避策は、出願に使う試験を先に1つ決め、受験日程を逆算して申し込みまで終わらせることです。共通テストの外国語で出願する場合も、どちらで提出するかを決めてから学習内容を固めます。
FAST-UPが見てきた立教大学経済学部志望者のつまずき
指導現場で目立つのは、科目の総量ではなく「順番」でのつまずきです。英語のスコア取得を学習計画の最後に置いてしまい、秋以降に慌てて外部試験を受け続ける受験生が毎年います。
もう一つは記述への準備不足です。選択問題の演習だけを重ねて、世界史の1行記述や国語の記述で表現が詰まるパターンが多く見られます。解答を声に出して説明させると、知識は足りているのに言葉が出てこないことがはっきりします。
テーマ史の整理も後回しになりがちです。時代順のノートしか持っていない状態だと、文化史や社会経済史で視点を切り替えられません。縦の軸でまとめ直す作業を、通史が一周した時点で挟むと負担が小さくなります。
過去問の活用
過去問は、立教大学の公式サイトで年度ごと・科目ごとに公開されています。必要な年度と科目だけを選んで取り寄せられるため、演習の計画に組み込みやすい形です。
外国語は一般入試で筆記が実施されないため参照する機会は少なめですが、基礎演習の一環として解いておく価値はあります。記述の問われ方を確認する目的でも使えます。
まとめ
立教大学は複数学部を有する関東有数の総合大学です。キリスト教大学として知られ、立地や設備の面でも毎年多くの受験生が志願しています。
経済学部を目指す場合は、科目構成と出題の傾向を早い段階でつかみ、英語の提出方法まで含めて計画を組み立てます。入試要項を早めに読み、受験を決めたあとに想定外が出ないよう確認しておきましょう。
よくある質問
Q. 立教大学経済学部の一般入試の科目は何ですか。 A. 国語、外国語、地理歴史・公民・数学から1科目の3科目です。外国語は当日の筆記ではなく、英語資格・検定試験のスコアまたは共通テストの「外国語」で採点されます。
Q. 英語の外部試験はどれを使えますか。 A. ケンブリッジ英語検定、実用英語技能検定、GTEC、IELTS、TEAP、TEAP CBT、TOEFL iBTです。出願期限初日から遡り2年以内のスコアが有効で、複数回受験した場合は最も高いスコアを活用できます。
Q. 共通テスト利用入試は3科目型と6科目型のどちらを選ぶべきですか。 A. 得意科目の構成で判断します。数学や理科を積み上げている場合は6科目型が生きやすく、国語と地理歴史公民を軸にしてきた場合は3科目型に絞る形が現実的です。
Q. 国語で漢文の対策は必要ですか。 A. 一般入試では漢文の独立問題が出題されないため、現代文と古文に絞ってよいでしょう。共通テスト利用で国語を使う場合は、共通テストの出題範囲に沿った準備が必要です。


