立教大学の共通テスト利用は併願可能?受験料も解説
立教大学を第一志望にしている学生のなかには
FAST-UP
立教大学は、共通テスト利用入試(共通テストの成績で合否が決まる方式)と全学部入試を併願できます。共通テスト利用同士の併願も可能です。ただし全学部入試は1日程1学科までで、選考料は出願数に応じて加算されます。
2026年9月時点の情報です。
立教大学の共通テスト利用と全学部入試は併願できる
立教大学では、共通テスト利用入試と一般入試(全学部入試)の併願ができます。2021年度以降、入試体制が大きく変更され、従来の一般入試は「全学部入試」として再編されました。
全学部入試では5日の入試日程が設けられています(文学部は6日、理学部は2日)。受験生は志望に合わせて学部を選んで出願でき、どの学部を志望する場合も同じ日・同じ時間・同じ場所で同じ問題に挑む形になりました。そのため、全学部入試は最大5回受験でき、ここに共通テスト利用を重ねられます。
ただし、全学部入試は1日程につき1学科(専修)にしか出願できません。最大でも5学科(専修)の受験にとどまり、1日程で複数学部・学科へ出願することはできない点に注意が必要です。
学部ごとの難易度の違いを踏まえて併願先を組み立てたい場合は、立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事も合わせて確認すると、出願先を絞る判断がしやすくなります。
共通テスト利用同士の併願もできる
共通テスト利用入試は、共通テスト利用同士でも併願できます。極端な例では、立教大学に設置されているすべての学部・学科・専修へ出願することも制度上は可能です。
さらに、複数の科目型を併願することもできます。共通テストの全科目を受験しておけば、最大で31学科(専修)かつ各2パターンの科目型で、63の併願ができます。なお、ドイツ文学専修に限り3パターンの科目型が実施されています。科目型の併願を活用するなら、共通テストは早い段階から幅広い科目を押さえておくと選択肢が広がります。共通テストの全科目を受験しておくことが、学科と科目型を掛け合わせた併願の前提になるためです。
どうしても立教大学に入学したい場合は、複数の学部・学科に出願しておく方法が有効です。一方で、学びたい内容と無関係な学科まで広げると、科目ごとの得点が合否に結びつかない出願になりかねません。志望分野に沿って、ある程度は絞る前提で考えるのが現実的です。
よくある間違い:出願数だけを増やしてしまう
よくある間違いは、「チャンスが増えるから」という理由だけで出願先を手あたり次第に広げてしまうことです。出願する学部・学科の数だけ選考料が加算されるため、総額が想定を超えやすくなります。
回避策は、出願先を2つの基準で選び直すことです。
- 志望度が高く、入学後に学びたい内容と一致している学部・学科
- 模試などの判定で合格ラインを突破できている学部・学科
この2つに当てはまらない出願は、後回しにします。出願期間の直前に慌てて決めると基準があいまいになるため、共通テスト前に候補を書き出しておくと判断がぶれません。
立教大学の共通テスト利用の受験料はいくら?
立教大学の共通テスト利用入試の受験料は18,000円です。年度によって変わる可能性はありますが、ここ数年で大きな変動は見られないため、目安として活用できます。
立教大学では「受験料」ではなく「選考料」という名称で金額が設定されています。払い込みの際には1,100円の手数料がかかる点も見落としやすいところです。
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 共通テスト利用入試の選考料 | 1学科(専修)・科目型につき18,000円 |
| 払込手数料 | 1,100円 |
複数学科等を受験する場合は?
共通テストの結果を利用して複数の学部・学科に出願する場合、出願する学部・学科の数だけ選考料がかかります。
| 出願する学部数 | 選考料の合計 |
|---|---|
| 2学部 | 36,000円 |
| 3学部 | 54,000円 |
同時出願を増やせば合格の可能性は広げやすくなります。その一方で、出願は志望度の高い学部、または合格ラインを突破できている学部に限定するのが現実的です。出願する学部・学科の数だけ選考料が加算され、総額が膨らむためです。
立教大学の全学部入試の受験料はいくら?
立教大学の全学部入試の受験料は、1試験日につき35,000円です。立教大学だけでなく多くの大学で、共通テスト利用より一般入試のほうが高く設定されています。
共通テスト利用は一般的に全学部入試より選考料が低く設定されています。全学部入試では大学が独自に問題作成・試験開催・採点・合否判定まで行うためです。大学によっては、共通テスト利用の2〜3倍の額になるケースもあります。
全学部入試は最大で5日程(文学部の場合は6日程、理学部の場合は2日程)が確保されており、どの試験日でも幅広く出願学部を選べます。志望学部へ挑戦できる回数が、共通テスト利用を含めて増える仕組みです。
| 入試方式 | 選考料 |
|---|---|
| 共通テスト利用入試 | 1学科(専修)・科目型につき18,000円 |
| 全学部入試 | 1試験日につき35,000円 |
複数試験日を受験する場合は?
全学部入試の最大5日程すべてを受験する場合、35,000円×5日程で175,000円の選考料がかかります。文学部を併せて受験し1日程を加える場合は210,000円です。
| 受験する日程 | 選考料の合計 |
|---|---|
| 5日程 | 175,000円 |
| 文学部を加えて6日程 | 210,000円 |
想像以上の金額になりやすいため、出願校を決める段階で保護者と相談し、費用を準備しておく必要があります。学費まで含めた負担を比較したい場合は、学習院大学の4年間の学費をまとめた記事のように、入学後にかかる費用も並べて見ておくと計画が立てやすくなります。
FAST-UPが見てきた立教大学併願のつまずきどころ
指導現場で多いのは、併願の「数」を決めてから勉強計画を立ててしまうケースです。出願数を先に広げると、科目型ごとに必要な科目がばらつき、直前期の学習が分散します。結果として、どの方式でも得点が伸び切らないまま本番を迎えがちです。
もう一つのつまずきは、全学部入試が同一問題であることを「対策が1種類で足りる」と読み替えてしまう点です。問題は共通でも、学科によって合格ラインの重みは変わります。日程ごとにどの学科へ出願するかを決めておくと、過去問の使い方が具体的になります。
併願設計の相談では、共通テスト利用を「保険」ではなく得点源として扱えるかを先に確認しています。共通テストで安定して得点できる科目構成が見えている場合、出願先を広げる判断が機能しやすくなります。逆に主要科目が固まっていない段階では、出願数より基礎の仕上げを優先する方が合理的です。
まとめ
立教大学は、共通テスト利用入試と全学部入試を組み合わせることで、多くの受験機会を確保できます。得意科目と志望学部を照らし合わせ、併願しやすい学部・学科を選ぶことが出発点です。
一般方式以外の道も検討するなら、立教大学の自由選抜入試と面接の対策をまとめた記事も参考になります。他大学の併願先を考える際は、明治大学の漢文の傾向と対策や青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策のように、科目単位で出題傾向を確認しておくと負担を見積もりやすくなります。
よくある質問
Q. 共通テスト利用入試と全学部入試の両方に出願できますか?
A. できます。全学部入試は最大5日程(文学部は6日程、理学部は2日程)で、ここに共通テスト利用入試を重ねて出願できます。
Q. 1つの試験日に複数の学部へ出願できますか?
A. できません。全学部入試は1日程につき1学科(専修)までの出願です。最大でも5学科(専修)の受験にとどまります。
Q. 共通テスト利用入試は何学科まで併願できますか?
A. 共通テストの全科目を受験しておけば、最大で31学科(専修)かつ各2パターンの科目型で63の併願ができます。ドイツ文学専修のみ3パターンの科目型が実施されています。
Q. 選考料のほかに費用はかかりますか?
A. 払い込みの際に1,100円の手数料がかかります。共通テスト利用入試は1学科(専修)・科目型につき18,000円、全学部入試は1試験日につき35,000円が目安です。
Q. 出願先はどう絞ればよいですか?
A. 志望度が高く学びたい内容と一致している学部・学科、または合格ラインを突破できている学部・学科に限定する形が現実的です。出願数に応じて選考料が加算されるため、共通テスト前に候補を整理しておくと判断しやすくなります。


