早稲田大学の学部難易度ランキングと穴場学部
「早稲田大学の難易度は?」
FAST-UP
早稲田大学で入試難易度が高いのは政治経済学部と社会科学部で、河合塾の偏差値は70.0が目安です。次いで商学部、スポーツ科学部、文化構想学部が続きます。一方、教育学部・スポーツ科学部・人間科学部は比較的狙いやすい学部です。
2026年9月時点の情報です。
早稲田大学の入試難易度ランキング
難易度が最も高いのは政治経済学部、次いで社会科学部です。ここでは河合塾・ベネッセ・東進の偏差値を目安として並べます。模試ごとに数値の出し方が異なるため、幅を持って見るのが実際的です。
| 順位 | 学部 | 河合塾 | ベネッセ | 東進 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 政治経済学部(政治学科) | 70.0 | 78.0 | 72.0 |
| 2位 | 社会科学部 | 70.0 | 78.0 | 71.0 |
| 3位 | 商学部 | 70.0 | 75.0 | 72.0 |
| 4位 | スポーツ科学部 | ー | 71.0 | 68.0 |
| 5位 | 文化構想学部 | 67.5 | 75.0 | 71.0 |
第1位:政治経済学部 偏差値70.0~78.0
早稲田大学の入試難易度ランキング1位は政治経済学部です。政治学科の偏差値は河合塾70.0、ベネッセ78.0、東進72.0となっています。
偏差値70以上は全受験者のおよそ上位5%と言われる水準です。そのことを考えても、難易度がとても高いことがわかります。
第2位:社会科学部 偏差値70.0~78.0
早稲田大学の入試難易度ランキング2位は社会科学部です。偏差値は河合塾70.0、ベネッセ78.0、東進71.0です。
共通テスト利用(共通テストの成績だけで私立大の合否が決まる方式)では、得点率が93%必要とされます。日本の中でもトップクラスの難易度です。
第3位:商学部 偏差値70.0~75.0
早稲田大学の入試難易度ランキング3位は商学部です。偏差値は河合塾70.0、ベネッセ75.0、東進72.0で、すべての模試で70を超えています。
偏差値が高いだけあって学生の学力も高く、勉強に集中できる環境が整った学部です。
第4位:スポーツ科学部 偏差値68.0~71.0
早稲田大学の入試難易度ランキング4位はスポーツ科学部です。偏差値はベネッセ71.0、東進68.0で、河合塾の数値は公表されていません。
2003年にできた新しい学部で、多様化するスポーツをしっかり学べます。
第5位:文化構想学部 偏差値67.5~77.0
早稲田大学の入試難易度ランキング5位は文化構想学部です。偏差値は河合塾67.5、ベネッセ75.0、東進71.0です。
ベネッセと東進では偏差値が70を超えており、難関学部であることがわかります。
早稲田の中でも受かりやすい穴場学部ランキング
狙いやすいのは教育学部、次いでスポーツ科学部、人間科学部です。どの学部もレベルは高いものの、出題形式や学科構成の違いから、対策次第で差をつけやすい学部があります。
| 順位 | 学部 | 偏差値の目安 | 狙える理由 |
|---|---|---|---|
| 1位 | 教育学部 | 62.5~74.0 | 学科が細かく分かれ、配点もほぼ共通 |
| 2位 | スポーツ科学部 | 68.0~71.0 | 小論文の配点があり対策で差がつく |
| 3位 | 人間科学部 | 65.0~73.0 | 英語が短文中心で差がつきにくい |
第1位:教育学部 偏差値62.5~74.0
穴場学部ランキング第1位は教育学部です。人気学部のイメージがありますが、学科が次のように多く分かれています。
- 教育学科/教育学専攻[教育学専修、生涯教育学専修、教育心理学専修]:100名
- 教育学科/初等教育学専攻:20名
- 国語国文学科:80名
- 英語英文学科:80名
- 社会科/地理歴史専修、公共市民学専修:145名
- 理学科/生物学専修、地球科学専修:50名
- 数学科:45名
- 複合文化学科:40名
教育学部に絞って複数の学科を受けると、その年に人気の低かった学科で合格を得やすくなります。学科ごとの配点もほぼ同じで、個別の対策が要らないためです。
第2位:スポーツ科学部 偏差値68.0~71.0
穴場学部ランキング第2位はスポーツ科学部です。難易度ランキング4位にも入っていますが、穴場にもなりえます。
理由は小論文があるからです。250点のうち50点が小論文にあてられます。多くの受験生は小論文の書き方を習った経験がなく、第一志望でない場合は対策なしで受験することもあります。
こうした受験生が多い中で、小論文対策を積めば十分に勝負できます。スポーツ科学部は逆転合格が起きやすい学部といえます。250点のうち50点が小論文で、対策をしないまま受験する層が一定数いるからです。
第3位:人間科学部 偏差値65.0~73.0
穴場学部ランキング第3位は人間科学部です。穴場である理由は特殊な問題形式にあります。
というのも人間学部の英語は、300500文字程度の短文がたくさん出題される形だからです。10002000文字の長文を出す大学が多い中で、短文中心の出題は珍しい形式です。
英語は長文の方が難易度は上がります。論理的に展開していく話を長い間追い続ける必要があるからです。反対に短文は英語が苦手な人にとってチャンスで、得点差がつきにくくなります。英語で合否が決まりやすい私大入試において、人間科学部は穴場学部といえます。
よくある間違い:偏差値ランキングだけで受験学部を決める
偏差値の順位だけで受験学部を決めると、対策の相性を見落とします。同じ早稲田大学でも、学部によって出題形式と配点は大きく違うからです。
回避策はシンプルです。志望候補の学部について、次の3点を過去問で確認してから決めます。
- 英語の設問形式(長文中心か短文中心か)
- 小論文や記述の有無と配点
- 学科ごとの募集人員と配点の差
人間科学部のように英語の形式が独特な学部、スポーツ科学部のように小論文の配点がある学部では、偏差値の数値以上に対策の有無が結果を分けます。併願校の出題傾向を比べる際は、立教大学の偏差値推移を学部ごとに解説した記事や青山学院大学国際政治経済学部の英語の傾向と対策もあわせて確認すると、受験校全体の設計がしやすくなります。
FAST-UPが見てきた早稲田合格者の共通点
指導現場で見ていると、早稲田大学に届く受験生は「学部を先に絞る」傾向があります。学部ごとの出題形式が違うため、志望を固めた受験生ほど過去問演習の質が上がりやすいからです。
つまずきやすいのは、複数学部を等しく対策しようとするケースです。科目の勉強は共通していても、英語の文量や記述量が学部ごとに異なるため、直前期に演習が中途半端になりがちです。
もう一つよく見るのが、穴場学部を「楽な学部」と捉えてしまうことです。小論文や短文型の英語は、対策すれば差がつく一方、無策では点が伸びません。国語で漢文が必要になる併願先を選ぶ場合は、明治大学の漢文の入試傾向と対策のように、科目単位で傾向を確認しておくと負担を読み違えにくくなります。
早稲田大学の学部と難易度一覧
早稲田大学は日本トップレベルの難関私立大学です。26言語に対応した「言語教育」、2,400科目以上設置された「全学オープン科目」など、学びのためのプログラムが充実しています。
| 学部 | 偏差値の目安 |
|---|---|
| 政治経済学部 | 70.0~78.0 |
| 法学部 | 67.5~77.0 |
| 教育学部 | 62.5~74.0 |
| 商学部 | 70.0~75.0 |
| 社会科学部 | 70.0~78.0 |
| 国際教養学部 | 67.5~76.0 |
| 文化構想学部 | 67.5~77.0 |
| 文学部 | 67.5~74.0 |
| 基幹理工学部 | 65.0~70.0 |
| 創造理工学部 | 62.5~70.0 |
| 先進理工学部 | 65.0~71.0 |
| 人間科学部 | 65.0~73.0 |
| スポーツ科学部 | 68.0~71.0 |
政治経済学部
早稲田大学の学部1つ目は政治経済学部です。偏差値は70.0~78.0で、学科は政治学科、経済学科、国際政治経済学科の3つがあります。
政治経済学部はグローバルに活躍できる人材育成を目指した学部です。留学生を積極的に受け入れ、学部内に当たり前に外国人がいる環境を作っています。
留学も奨励しており、次の5種類のプログラムが用意されています。
- 交換留学プログラム
- ダブル・ディグリープログラム
- コンセクティブ・ディグリープログラム
- 早稲田大学留学センターが提供している留学プログラム
- 私費留学
協定校はアジアに5校、オセアニアに1校、ヨーロッパに9校あり、興味のある留学先を見つけやすい環境です。
法学部
早稲田大学の学部2つ目は法学部です。偏差値は67.5~77.0。
法学部では自分の関心に合わせた自由な履修が可能です。
- 憲法、民法、刑法等の法律の基本専門科目
- 発展的な応用力へとつなげる法律主専攻
- 政治、経済、経営、文化等、法律以外の幅広い分野への見識を深める副専攻
授業は少人数制を導入しています。1年次の導入演習、2年からの法学演習、主専攻法学演習(ゼミ)、教養演習(副専攻ゼミ)など、常に少人数による教育を実施しています。履修をすべて自分で決める大学生活において、少人数授業がある点は大きなメリットです。
また法曹志望者は、大学院と連携した体系的・効果的な一貫教育である「法曹コース」プログラムを履修できます。
教育学部
早稲田大学の学部3つ目は教育学部です。偏差値は62.5~74.0。
教育学科の特徴は「教員免許取得を前提としない」ことです。多様で最先端の学問を学べる学部となっています。学科は次のように多様です。
- 教育学科
- 国語国文学科
- 英語英文学科
- 社会科
- 理学科
- 数学科
- 複合文化学科
文系・理系にとらわれず興味のある分野を学べる学部は多くありません。早稲田大学教育学部ならではの強みです。
進路先も教員だけではありません。
- 情報通信
- 大学院
- メーカー
- 専門サービス
- 公務員
- 教育
- 金融
- 商業
むしろ教員以外の進路を選ぶ学生が多くなっています。様々な興味関心を持った人が集まるため、幅広い視野と豊かな人間性を身につけられます。
商学部
早稲田大学の学部4つ目は商学部です。偏差値は70.0~75.0。
一般に商学部は、企業がヒト、モノ、カネ、情報などの資源をどのように利用し、それによってどのようなビジネスを展開するかを中心に研究します。早稲田大学商学部では、商学をビジネス研究だけでなく、経済社会を豊かにすることを目指す学問と捉えています。そのため一般的な商学部よりも経済学の要素が色濃く反映されています。
商学部では学科をトラックと呼びます。トラックは次の6つです。
- 経営トラック
- 会計トラック
- マーケティング・国際ビジネストラック
- 金融・保険トラック
- 経済トラック
- 産業トラック
商学部は情報発信も行っているため、受験を考えている場合は確認しておくと学びの中身をつかみやすくなります。
社会科学部
早稲田大学の学部5つ目は社会学部です。偏差値は70.0~78.0。
社会科学部は歴史のある学部です。1966年に創設され、50年以上早稲田大学の看板学部として活動してきました。
ただし過去にとらわれているわけではありません。2009年度からは「コミュニケーションをとりながら自己の考えを主張できる人材の養成」を目標に設定し、カリキュラムを大幅にアップデートしています。
また2011年には英語学位プログラムを開設し、「英語による授業」で単位が取れるようになっています。常に進化し続ける学部です。
国際教養学部
早稲田大学の学部6つ目は国際教養学部です。偏差値は67.5~76.0。
2004年に設立され、国際社会で活躍する人材の育成を目指しています。他の学部とは違い少人数での指導を行うとともに、多元的な視点と論理的思考を養うリベラルアーツ教育(分野を限定せず幅広い教養を学ぶ教育)に重点を置いています。
国際教育学部ではキャンパス内を多種多様な学生たちの交流の場と捉えています。そのため授業はすべて英語で、日本語を母語とする学生は一年間の留学が必修です。
留学生も積極的に受け入れているため、日本にいながら様々な文化、背景、言語に触れられます。実践的な国際教育を求める場合に向いた学部です。
文化構想学部
早稲田大学の学部7つ目は文化構想学部です。偏差値は67.5~77.0。
特徴は魅力的な授業です。たとえば「人形」と「ホラー」の関係性をテーマにした授業では、小説や映画を題材に恐怖について考えます。
- どんな要素に人は恐怖を感じているのか
- その要素はどう分類できるか
- 各作品にどのような仕掛けが隠されているのか
他にも実際に編集を体験する授業などがあり、「楽しい」と評判の高い学部です。学べる分野は次の6つです。
- 多元文化論系
- 複合文化論系
- 表象・メディア論系
- 文芸・ジャーナリズム論系
- 現代人間論系
- 社会構築論系
文学部
早稲田大学の学部8つ目は文学部です。偏差値は67.5~74.0。
早稲田大学の中でもっともコース数が多い学部で、具体的には次の18コースがあります。
- 哲学コース
- 東洋哲学コース
- 心理学コース
- 社会学コース
- 教育学コース
- 日本語日本文学コース
- 中国語中国文学コース
- 英文学コース
- フランス語フランス文学コース
- ドイツ語ドイツ文学コース
- ロシア語ロシア文学コース
- 演劇映像コース
- 美術史コース
- 日本史コース
- アジア史コース
- 西洋史コース
- 考古学コース
- 中東・イスラーム研究コース
興味のある分野を深く学べます。文学や歴史が好きな場合に向いた学部です。
基幹理工学部
早稲田大学の学部9つ目は基幹理工学部です。偏差値は65.0~70.0。学科は次の7つに分かれています。
- 数学科
- 応用数理学科
- 機械科学・航空宇宙学科
- 電子物理システム学科
- 情報理工学科
- 情報通信学科
- 表現工学科
基幹理工学部は、科学技術の根幹をなす数学を土台として、応用数理、機械科学、航空宇宙工学、材料科学、電子物理システム学、情報理工学、情報通信学、表現工学を学びます。
特に2年次から学ぶ航空機械、情報理工、情報通信は面白いという評判が高く人気です。就職活動のための講座や説明会の案内がメールで週数回届くなど、サポートも充実しています。
創造理工学部 偏差値62.5~70.0
早稲田大学の学部10個目は創造理工学部です。偏差値は62.5~70.0。
「人間」「生活」「環境」という視点から、新しい科学技術を創造し、真に豊かな社会を実現することを目指した学部です。人間と密接な関係のある建築・エンジニアリング系の分野と、環境や社会基盤に関連する5つの学科が連携し、教育・研究活動を展開しています。
- 建築学科
- 総合機械工学科
- 経営システム工学科
- 社会環境工学科
- 環境資源工学科
どの授業もレベルが高く、環境に対しての考え方が大きく変わったという声もあります。
先進理工学部
早稲田大学の学部11個目は先進理工学部です。偏差値は65.0~71.0。
物理や化学、生物系の学問、さらに医科学など幅広く学べます。学科は次の6つです。
- 物理学科
- 応用物理学科
- 化学・生命化学科
- 応用化学科
- 生命医科学科
- 電気・情報生命工学科
特徴は入試の時点で学科を決める必要があることです。基幹理工学部のように2年次に希望学科へ進むのではなく、出願時に学科を決定します。約七割の学生が大学院へ進学することも大きな特徴です。入学前から興味分野がはっきりしている場合に向いています。
人間科学部 偏差値65.0~73.0
早稲田大学の学部12個目は人間科学部です。偏差値は65.0~73.0。学科は次の3つです。
- 人間環境科学科
- 健康福祉科学科
- 人間情報科学科
医学や健康科学、健康福祉に関する理工学、臨床心理学、社会的な支援を必要とする人たちのための相談援助、医療や福祉のシステムや産業など、人間に関する幅広い分野を学べます。
文系・理系の壁がなく、好きな分野をとことん学べる点が特徴です。理系学部ほど課題が多いわけでもないため、サークルや趣味の時間も確保したい場合に向いています。
スポーツ科学部
早稲田大学の学部13個目はスポーツ科学部です。偏差値は68.0~71.0。
スポーツというテーマを通して、生理学、栄養学、運動力学といった自然科学系の学問はもちろん、経営学、社会学、教育学という人文・社会学系やコーチング学も学びます。自分の体験と照らし合わせながら授業を聞ける点はメリットです。
また五郎丸歩選手など、世界で活躍するスポーツ選手の出身学部でもあります。講師・学生ともに志が高く、刺激的な学生生活を送れます。
まとめ
早稲田大学の難易度上位は政治経済学部と社会科学部、狙いやすいのは教育学部・スポーツ科学部・人間科学部です。偏差値の並びだけでなく、学科構成と出題形式を合わせて見ると受験校を決めやすくなります。
学費や併願先の制度面まで含めて比較したい場合は、学習院大学の学費や奨学金をまとめた記事や立教大学の自由選抜入試の面接について解説した記事も参考になります。
よくある質問
Q. 早稲田大学で最も難易度が高い学部はどこですか?
A. 政治経済学部です。政治学科の偏差値は河合塾70.0、ベネッセ78.0、東進72.0で、社会科学部と並んで最上位帯にあります。
Q. 早稲田大学の穴場学部はどこですか?
A. 教育学部、スポーツ科学部、人間科学部です。教育学部は学科が細かく分かれ配点もほぼ共通、スポーツ科学部は小論文の配点があり、人間科学部は英語が短文中心という違いがあります。
Q. 人間科学部の英語はほかの学部と違いますか?
A. 300500文字程度の短文が多く出題される形式です。10002000文字の長文を出す大学が多い中では珍しく、長文読解が苦手な場合に相性が合うことがあります。
Q. 文系でも理系分野を学べる学部はありますか?
A. 教育学部と人間科学部が該当します。教育学部には理学科や数学科があり、人間科学部は文系・理系の壁なく学べる構成になっています。


