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#学習法

MARCHと日東駒専の差|偏差値と入試の違い

2025年1月5日

最近になり、色々な大学群の呼び名が出てきていますが

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MARCHと日東駒専には、偏差値・就職・知名度のどれでも明確な差があります。偏差値の目安はMARCHが60前後、日東駒専は55〜57.5で、入試はMARCHが細かい知識、日東駒専は基本の取りこぼし防止が軸になります。

2026年9月時点の情報です。

MARCHは明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学、日東駒専は日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学を指します。MARCHの滑り止めが日東駒専というイメージは、受験を経験した30代以上の人々も認識する部分です。なお検索でよく見かけるGMARCH(MARCHに学習院大学を加えた私大群の呼び方)も、同じ枠組みで語られます。

MARCHと日東駒専のレベル差を比較

レベル差は偏差値だけでなく、就職、知名度、必要な勉強時間のすべてに現れます。順に見ていきます。

偏差値面

偏差値ではMARCHが明らかに上です。MARCHの偏差値を調べると、偏差値60が1つの目安であり、ここを前後して多くの学部が名を連ねています。理系の学部は若干偏差値を落としますが、それでも55や57.5は確保できています。

日東駒専では目安になる偏差値が下がり、55ないし57.5になります。学科によってはそれより下がり、中には偏差値50近辺のところもあります。偏差値60を超える学部は数えるほどしかありません。

大学群偏差値の目安学部・日程によるばらつき
MARCH60前後(理系は55や57.5)同じ学部で大きな差が生じることは少ない
日東駒専55ないし57.5(学科により50近辺も)入試日程が多く、同じ学部でも相当な差が生じる場合がある

後ほど紹介する定員厳格化(入学者を定員より大きく超えて取れない仕組み)に伴う難化もあり、日東駒専の偏差値自体は以前と比べて上昇傾向にあります。ただしMARCHに肉薄するまで上昇するとは言いきれず、まだ大きな差があります。(参考:みんなの大学情報)

さらに上位帯との比較を知りたい場合は、早慶上智の偏差値ランキングも合わせて確認すると、私大全体の中での位置づけがつかめます。

就職面

有名企業への就職率でも差がはっきり出ます。有名企業400社への就職率ランキングでは、MARCHの5校がトップ50までにしっかり入っています。

大学順位就職率
青山学院大学20位29.1%
明治大学22位28.4%
立教大学32位23.8%
中央大学37位21.4%
法政大学38位21.1%
日本大学111位9.2%
東洋大学120位8.7%
専修大学150位7.0%
駒澤大学151位7.0%

トップの青山学院大学と5番目だった法政大学でおよそ8%の差はありますが、日東駒専との開きはさらに大きいです。青山学院大学と駒澤大学・専修大学の両大学を比較すると、22%もの違いがあります。それぞれの大学ブランドのイメージや格式なども左右している可能性が考えられます。(参考:東洋経済オンライン)

人気・知名度面

知名度でもMARCHの存在感が抜きんでています。2021年3月に卒業予定だった高校3年生を対象にしたアンケートの関東エリアランキングは次のとおりです。

大学関東エリアの順位補足
青山学院大学2位知名度90.5%
明治大学4位-
日本大学6位日東駒専の最上位
法政大学7位-
駒澤大学9位-
中央大学10位-
立教大学11位-
東洋大学12位-
専修大学ランク外知名度70%を割り込んでいる可能性が高い

東海エリアや関西エリアでも青山学院大学や明治大学がランクインするなど、人気や知名度の面でもMARCHが上ということになりそうです。日東駒専では大学スポーツなどを通じて全国的な知名度を高めようとしていますが、同じようなことはMARCHでも行われており、一定の知名度は得てもMARCHを凌駕する知名度、人気にはならないことがアンケート結果などからわかります。(参考:スタディサプリ)

合格に必要な勉強時間

必要な勉強時間にも差があります。MARCHに関しては色々な説があり、1500時間や1800時間、2000時間、人によっては3000時間と答える人もいます。1日8時間、半年間みっちりと勉強して1500時間なので、いかに多くの時間が必要かがわかります。

大学群よく挙がる目安
MARCH1500時間/1800時間/2000時間、人によっては3000時間
日東駒専1000時間前後

日東駒専では1000時間前後を基準にする方が多いです。これ以上勉強すべきだという声もありますが、MARCHよりは少なくて済むという反応が目立つのは確かです。差を生むのは入試問題で細かな知識まで聞かれるかどうかです。大まかな知識で事足りる日東駒専と、深い知識がないと厳しいMARCHに分かれます。数百時間の差は、細かい知識をいかに詰められるのか、それに必要な時間と考えてよいでしょう。

MARCHと日東駒専の入試問題の違いを主要科目で解説

科目ごとの違いは「細かさの要求水準」に集約されます。まず全体像を整理します。

科目MARCH日東駒専
英語大学ごとに長文の負荷が大きく異なる長文が読みやすいという声がある
数学学部学科で難易度差が大きいマークシート中心で基本問題が並ぶ
現代文大学間で難易度差が大きい漢字・熟語の問題が多い
古文文法まで細かく問われる大まかな知識でも対応しやすい

英語

MARCHでは長文問題で大学ごとに大きな差が見られます。例えば青山学院大学の場合、英語長文が実に数ページにわたって続き、その中で内容を問う設問があります。テクニカルに読む力と一定の語彙力がなければ大苦戦は必至です。立教大学は設問が英語で、適した英単語を入れる問題では選択肢が与えられず、自分で考えて埋めていきます。

日東駒専の英語のレベルはMARCHと比べるとそこまで高くはないとされています。最も目立つのは英語長文で、日東駒専の方が読みやすいという声があります。完全マークシートではないところもある中で、記述問題でも奇問難問に出くわしにくいのが特徴です。

数学

MARCHの数学は、文系ではセンター試験や共通テスト(大学入学共通テスト。多くの大学が利用する全国共通の試験)と同レベルに収まるケースが目立ちます。一方で大学や学部学科によって難易度が異なります。特に理系では基礎的な問題と難しい問題の差が激しく、基本的な問題を落とさず、難しい問題で少しでも点数を稼げるかが重要です。簡単な問題は慎重さを保ちながらサッと解き、難しそうな問題に時間を配分するテクニックも必要になります。

日東駒専の場合、マークシートでの問題がほとんどであり、センター試験や共通テストのように解いていくことができます。よくわからない難問に出会う可能性が高くないため、基本的な知識でどれだけ取りこぼさずにいけるかが大きなポイントです。理系数学も同様で、偏差値的には50を割るところが多いため、基本的な問題が並び、ミスなくこなせるかが問われます。

現代文

MARCHの現代文は、MARCHの中でもかなりの差が生じていると言われています。傾向的に一番難易度が易しいのが青山学院大学です。英語の問題の難易度が高い分、現代文でバランスをとりにいった可能性があります。そのため、英語が得意だけど国語はあまり得意ではない人は青山学院大学が狙い目になります。入試問題の中で奇問難問に出やすいのが現代文であり、しっかりとした対策が求められます。

日東駒専の場合は、他の教科と同じくセンター試験や共通テストに問題形式が似ており、レベルもさほど変わらないのが実情です。しかも日東駒専の方がMARCHと比べて漢字や熟語の問題が多いこともわかっています。語彙力の強化は現代文全般で重要ですが、漢字や熟語で取りこぼさないこともポイントになります。

古文

古文は、問題の題材がMARCHでも日東駒専でも同じようなところを扱うので、古文の語彙力など求められるものに大きな差はありません。しかし、大まかな知識でも事足りる日東駒専と違い、MARCHはより深く尋ねられます。文法に関してもMARCHは細かな知識まで求めてくるため、正確な文法の知識を持ち合わせているかを吟味されます。

とはいえ、古文単語を多く覚え、正確な文法の知識を持ち合わせればMARCHの水準には達しやすいでしょう。基礎を積み重ね、あとは過去問でどのような問題が出るのかを把握すると、より実践的な勉強が行えます。

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FAST-UPが見てきたMARCHと日東駒専のつまずきどころ

指導現場で多いのは、MARCHと日東駒専を「別の勉強が必要な大学」と思い込んで手が止まるケースです。実際には合格ルートは途中まで同じで、分かれるのは細かい知識をどこまで積むかという点です。

もう1つ目立つのは、日東駒専の過去問で得点できたことを根拠に、MARCHにもそのまま通用すると考えてしまうパターンです。マークシート中心の形式に慣れた状態から、文法の細部や長文の処理速度を問う形式へ切り替える段階で止まる受験生が少なくありません。

逆に、MARCHの難問だけを追いかけて基本の抜けが残る例もあります。英語長文の処理と現代文の読み方は、どちらの大学群でも土台が共通します。まず土台を固め、そのうえで細かい知識を足す順番を崩さないことが、つまずきを減らす近道です。

MARCH・日東駒専を目指す人が意識すべきポイント

志望する大学群によって、優先すべき科目と仕上げ方が変わります。

MARCH志望者

まず手を付けるべきは英語です。MARCHの中でも英語の難易度には差がありますが、青山学院大学のように数ページも長文が続く場合、読み進めるテクニックが問われます。塾などで長文の読み方を学ぶ方法がある一方、過去問でも対策は随分立てやすいです。「英語を制する者はMARCHを制する」ぐらいの気持ちが必要です。

現代文もMARCHの中で難易度が異なります。青山学院大学のように難易度がさほど高くないケースもあれば、文章の抽象度が高くて難しく感じるケースも出てきます。選択科目の重要性も高まり、得意科目でいかに取りこぼさないかがポイントになります。社会科目で細かい知識を積む段階では、世界史の教科書を使った勉強法のように教科書ベースで詰めていく手順が役立ちます。

日東駒専志望者

日東駒専でも大事なのは英語で、取りこぼさないようにしていくのが一番です。日東駒専志望なら、共通テスト対策の延長で届く場合があります。問題形式がマークシート中心で、共通テストと似ているためです。共通テストで英語がしっかりできるなら、過去問を解く中で気になった部分を強化する程度で足ります。

現代文や古文も同様で、共通テストを解く際のテクニックを活用できます。国語や英語で語彙力や文法力をチェックされる一方、漢字などの問題は取りこぼし厳禁です。長文問題で大きく左右されるため、問題文を素早く読み、ケアレスミスがないか答案を確認する時間を残しておきたいところです。

よくある間違い

よくある間違いは、日東駒専を「無対策で受かる滑り止め」と決めつけ、出願直前まで過去問に触れないことです。定員厳格化で難化が進んでいるため、形式に不慣れなまま受けると取りこぼしが増えます。

回避策は単純です。日東駒専の過去問を少なくとも1校1年分は早めに解き、漢字・熟語や文法など取りこぼし厳禁の設問を洗い出しておきます。そのうえでMARCHの細かい知識に進めば、両方の対策が1本の流れにまとまります。

MARCHと日東駒専の難化状況

ここ数年、大学の定員が厳格化され、過度に定員オーバーをすることはできなくなっています。定員厳格化によって日東駒専の難易度は高まっています。合格者数が絞られ、志望校のレベルを下げた受験生が集まるためです。それまで滑り止め扱いでしかなかった大学に注目度が集まっています。

これはMARCHにも言える話です。早慶上智を狙える層でも、先行きが見通せない中でMARCHを早めに押さえておきたいという人が現れます。この動きによって難易度はさらに高まり、相当な難化の状態が続いています。難化の影響で受験が長期化する可能性も踏まえ、大学生の浪人割合のような数字を見ておくと、計画を立てる際の目安になります。

まとめ

MARCHと日東駒専では、相当なレベル差があります。細かな知識を問うMARCH、基本的なことができているかを問う日東駒専という具合に分けられます。それでも日東駒専にも難化傾向はあり、日東駒専はMARCHの滑り止めというこれまでの常識が数年後に変化する可能性も否定できません。

求められるものに関しての変化はなく、まずは基本的なことを理解し、そこから細かな知識を詰め込んでいくことがMARCH合格に向けた道のりです。合格ルートは途中まで同じで、あとはこれ以上知識を積むか積まないかの差です。これを踏まえて、それぞれの大学に向けた勉強を進めていきましょう。

よくある質問

Q. GMARCH(ジーマーチ)とは何を指しますか。 A. MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学)に学習院大学を加えた私大群の呼び方です。偏差値や入試の傾向を語る枠組みはMARCHと同じで、本記事の比較はGMARCHを調べている場合にも当てはまります。

Q. MARCHと日東駒専は変わらないと聞きますが本当ですか。 A. 偏差値、有名企業400社への就職率、知名度のいずれでも差が確認できます。偏差値の目安はMARCHが60前後、日東駒専が55ないし57.5です。就職率では青山学院大学と駒澤大学・専修大学で22%の違いがあります。

Q. 日東駒専の対策から始めてMARCHに間に合いますか。 A. 合格ルートは途中まで共通なので、土台づくりとしては成立します。ただしMARCHは文法や語句の細部まで問われるため、基礎が固まった段階で知識の精度を上げる勉強へ切り替える必要があります。

Q. 勉強時間はどれくらい見込めばよいですか。 A. MARCHでは1500時間や1800時間、2000時間、人によっては3000時間という説があります。日東駒専では1000時間前後を基準にする方が多いです。差は細かい知識を詰めるための時間と考えると見通しが立てやすくなります。

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