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#学習法

早慶上理とMARCHを徹底比較|偏差値・就職

2025年1月9日

塾や予備校では同じような偏差値の大学をひとまとめにしていく風潮があ…

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早慶上理(早稲田・慶應義塾・上智・東京理科)はMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政)より上の大学群とされ、偏差値・就職・平均年収で差があります。一方で高校生の人気ではMARCHが上回る面もあります。

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早慶上理とMARCHはどちらが上か

指標ごとに見ると、学力・就職・年収では早慶上理が上、人気やキャンパスのイメージではMARCHが健闘するという構図になります。塾や予備校には同じような偏差値の大学をひとまとめにする慣習があり、その象徴がMARCHです。そのさらに上に位置づけられるグループが早慶上理です。

全体像は次のとおりです。

比較の観点優位とされる側
偏差値早慶上理(東京理科は理系内で評価)
入試難易度偏差値に準じ、どちらも難化傾向
必要な勉強時間MARCHのほうが少ない
高校生の人気MARCH
世間のイメージ・ブランド早慶上理
有名企業への就職早慶上理
卒業後の平均年収早慶上理

早慶上理を構成する4大学

早慶上理は、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学の4校です。いずれも歴史が古く、学問分野の成り立ちが大学の性格をつくっています。

早稲田大学

早稲田大学は大隈重信が設立した東京専門学校を前身とし、1920年に設立された最も古い私立大学です。政治経済学部をメイン学部とし、政治経済系を中心に学部を作り上げてきました。政財界やマスコミなどに多くの卒業生を送り込み、各分野で学閥を構築しており、現代社会に影響力を与える大学でもあります。

慶應義塾大学

慶應義塾大学は福沢諭吉が開校した蘭学校をルーツとし、こちらも1920年に設立された早稲田大学と同じく最も古い私立大学です。最初に立ち上げたのが文学、理財、法律の3つで、これに医学が加わって慶應義塾大学が立ち上がりました。当初は教育界へ多くの卒業生が流れていったものの、早稲田大学に対抗するように政財界にも多くの卒業生を送り込んでいます。

上智大学

上智大学は、時のローマ教皇ピウス10世からの命によって誕生した私立大学です。カトリック系でありながら世界中から留学生を集め、さまざまな宗教の学生が学ぶ、多様性を感じさせる大学でもあります。当初は哲学科、ドイツ文学科、商科の3つでスタートし、経済や法律などが加わるのは1932年のことでした。

東京理科大学

東京理科大学は、明治時代に設立された東京物理学校を前身とし、1949年に創立された大学です。理工系の大学は国内に少なく、自然科学教育を行っている機関としては2番目に古い歴史を誇ります。夏目漱石の『坊っちゃん』にも登場するなど小説の舞台にもなり、理系に絞った大学としては最高峰に位置します。

MARCHを構成する5大学

MARCHは明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の5校です。法律系と宣教師系という2つの出自が混ざっているのが特徴です。なお、ここに学習院大学を加えた呼び方がGMARCHです。

明治大学

明治大学は江戸幕府直轄の研究機関をルーツとし、同じ志を持つ法律家たちが集まって作られた私立大学です。法律家が集まったこともあり、法学部と商学部の2つでスタートしました。総理大臣にもなった西園寺公望などが支援しており、歴史は早慶とほぼ同じくらい古い一方、女子教育に先進的に取り組んできたのも大きな特徴です。

青山学院大学

青山学院大学は、アメリカの宣教師たちが立ち上げた複数の学校が合併して作られた大学です。当初は文学部と商学部、工学部で設立され、その後学部を増やしていきます。大学になったのは戦後ですが、早慶や明治と同じ時期に大学化を目指しながら、度重なる不幸やアクシデントにより30年近くの時を経て悲願を果たした経緯があります。

立教大学

立教大学は、アメリカの宣教師が立ち上げた立教学校を前身とする私立大学です。ミッションスクールの1つであり、アメリカ式のスタイルでスタートして1922年に文学部や商学部などが設置されます。国際的なカラーを大切にしており、現在も昔ながらの伝統を守り続ける老舗の学校です。

中央大学

中央大学は、法律家によって設立された英吉利法律学校をルーツとする学校です。名前の通りイギリスの法律を学ぶ学校として作られましたが、日本が近代法を整えたことで方針が変わり、経済学科が設置されてから中央大学に変わります。歴史は早慶や明治と同じく1920年からスタートし、法科の中央の異名を誇る大学です。

法政大学

法政大学は、東京法学社と東京仏学校をルーツとする私立大学です。中央がイギリス法なら法政はフランス法ということで、法学を中心とする大学になっていきます。自由を前面に押し出し、現在にも通じる多様性や、MARCHの中でもかなり先鋭的な学部学科を展開するなど、ワールドワイドに通じる大学を目指しています。

偏差値で比較する

偏差値では早慶上智がほぼ同じ立ち位置で、MARCHはその下に並びます。早稲田大学と慶應義塾大学は甲乙つけ難く、上智大学がわずかに下回る程度です。MARCHの中では、明治大学が学部間で偏差値にばらつきがないため最上位となりそうです。

大学偏差値帯
早稲田大学62.5〜70.0
慶應義塾大学60.0〜72.5
上智大学57.5〜70.0
東京理科大学早慶上智より10ポイント低い水準
明治大学57.5〜65.0
立教大学55.0〜67.5
青山学院大学52.5〜65.0
中央大学52.5〜65.0
法政大学50.0〜65.0

(参照:河合塾)

東京理科大学は偏差値の数値だけで判断すると実力を見誤ります。理系に絞った大学であり、理系の受験層の中で比較する必要があるためです。学部ごとの数値をさらに細かく見たい場合は、早慶上智の偏差値ランキングをまとめた記事も確認しておくと比較しやすくなります。

入試難易度で比較する

入試難易度は、基本的に偏差値通りと考えるのが妥当です。早慶では志願者の落ち込みが見られ、特に早稲田大学は数十年ぶりに最終志願者が10万人を割り込み、政治経済学部に至ってはほぼ4割減となりました。これは共通テスト(大学入学共通テスト。多くの大学が合否判定に使う全国共通の試験)導入を契機に各私大で入試改革が行われた影響で、青山学院大学でも同様の傾向が見られます。コロナ禍でも対面授業を打ち出す大学では志願状況が安定的だったとされ、上智大学は志願者の影響が少なかったとされます。(参照:朝日新聞)

ただし、志願者数の増減だけで入試の難しさを判断するのは避けたほうがよいです。定員の厳格化(入学定員の超過に対する規制の強化)もあり、ほとんどの大学が難化傾向にあるためです。2027年度入試に向けても、偏差値を基準に置き、その年の情勢を上乗せして見る形が現実的です。

合格に必要な勉強時間で比較する

必要な勉強時間には、早慶上智とMARCHで大きな差があります。偏差値50スタートの場合、早慶合格には平均2800時間が必要という結果が出ています。入試本番から逆算して、この時間をどう確保するかがポイントになります。同じ偏差値帯の上智大学にも同様のことが言えるでしょう。

目標目安の勉強時間
早慶・上智平均2800時間(偏差値50スタート)
東京理科・MARCHおよそ2000時間(効率よく進めれば1500時間程度とも)

(参照:武田塾)

早慶上智と東京理科・MARCHでは1000時間ほどの違いがあるとされます。科目別の仕上げ方を具体的に知りたい場合は、早慶の日本史の難易度と対策を扱った記事が参考になります。

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人気・立地・世間イメージで比較する

高校生の人気ではMARCHに軍配が上がり、社会人のイメージでは早慶上理が上になります。評価する人の立場で結果が入れ替わるのが、この2つの大学群の面白いところです。

高校生およそ20万人が答えた大学人気ランキングでは、私立の1位が青山学院大学でした。順位は次のように並びます。

順位大学
4位慶應義塾大学
5位明治大学
6位早稲田大学
7位上智大学

その下に中央大学や立教大学が続きます。理工系の大学は軒並み苦戦しており、東京理科大学はこのランキングには入っていません。(参照:ReseMom)

立地面では、ほぼすべての大学が都心部を本拠地としており、大きな差は見られません。キャンパスがきれいな大学を問う調査では青山学院大学が人気を誇り、早慶上理が追随する形です。駿河台や池袋、高田馬場、三田などにキャンパスがある中で、表参道が近い青山学院大学のイメージは高いです。(参照:リクルート総研)

2020年に調査された大学ブランド力ランキングでは、早慶上理がトップ20に全校ランクインし、MARCHは法政大学がランクインしていません。

順位大学
2位早稲田大学
3位慶應義塾大学
4位上智大学
5位青山学院大学
7位明治大学
12位立教大学
14位東京理科大学

この調査は全国の社会人を対象としており、世間のイメージが反映されやすくなっています。世間のイメージでは早慶上理が上と見るべきでしょう。(参照:ReseMom)

就職と平均年収で比較する

就職の強さと卒業後の平均年収では、早慶上理が明確に上です。2021年有名企業400社実就職率ランキング(卒業者のうち就職した人の割合をもとにした指標)では、私立上位をほぼ早慶上理が占めています。

順位大学
3位慶應義塾大学
5位東京理科大学
10位早稲田大学
15位上智大学

そこからかなり下がって明治大学が入っています。理工系大学は就職に強い傾向にあり、東京理科大学もその流れに乗っている形です。(参照:大学通信オンライン)

大学別の平均年収ランキングでは、全体の3位に慶應義塾大学が入り、632万円となっています。上位は国立大学が多く、私大では早稲田大学が2位、東京理科大学が3位、上智大学が4位と続きます。その下にMARCHの各大学が並ぶため、平均年収でも早慶上理が上です。(参照:武田塾)

ICU・関関同立・旧帝大との位置関係

早慶上理の上には旧帝大(戦前の帝国大学を前身とする国立大学の総称)が位置し、MARCHと同じ帯にICUや関関同立が入ります。

早慶上理・MARCHとICU

国際基督教大学(ICU)は、先ほどの実就職率ランキングで明治大学と青山学院大学の間に位置し、卒業後の年収でもMARCHとほぼ同レベルです。偏差値ではMARCHの上位学部と互角を演じており、MARCHと互角かやや上回っている可能性があります。早慶上理と比べると、若干差をつけられていると言えるでしょう。

早慶上理・MARCHと関関同立

関関同立はMARCHと比較されることが多く、さまざまな指標で互角です。関西圏ではMARCHよりも関関同立が優勢になるなど、甲乙つけがたい状況です。したがって早慶上理と関関同立の差は、MARCHとの差と同程度と見るべきで、関西圏ではその差が若干縮まるイメージになります。

早慶上理・MARCHと旧帝大

早慶上理と互角、もしくは上回ってくる存在が旧帝大です。実就職率ランキングや平均年収など多くの面で早慶上理とほぼ同じか上回ります。偏差値でも東京大学などが早慶を上回っており、知名度やブランド力でも早慶を超えます。構図としては旧帝大が早慶上理の上に来る形で、MARCHとは相当な差がついていると見るべきです。

よくある間違い:大学群のイメージだけで志望校を決める

「早慶上理かMARCHか」という大学群の単位だけで志望校を決めてしまうのが、最も多い失敗です。同じ大学群の中でも学部ごとの偏差値帯には幅があり、科目や配点も学部ごとに異なります。群の序列を見ただけでは、自分に有利な入試方式を取りこぼします。

回避策は、志望群を決めた後に学部単位で条件を並べ直すことです。偏差値帯・必要科目・配点・入試方式を学部ごとに書き出し、得意科目が配点上で有利に働く学部から順に受験校を組み立てます。この作業をすると、群は同じでも自分にとっての難易度が入れ替わることが見えてきます。

FAST-UPが見てきた大学群選びのつまずき

指導の現場で多いのは、大学群の序列を調べる時間が長く、過去問に触れる時期が後ろにずれるケースです。群の比較は方向を決めるまでの作業で、そこから先は学部ごとの出題との相性で決まります。序列の情報収集が長引いているときは、第一志望の学部の問題を一度解いてみると判断が早くなります。

もう1つのつまずきは、人気やイメージと入試の相性を混同することです。高校生の人気が高い大学は受験生の目に入りやすく、志望校がそこに引き寄せられます。一方で、就職や年収の指標が高い大学ほど、出題形式への慣れが得点に直結する傾向があります。見学して気に入った大学と、自分の得点力が伸びる大学を別の軸で並べておくと、出願時の迷いが減ります。

浪人という選択を含めて考えている場合は、大学生の浪人割合を扱った記事も合わせて読むと、進路の幅をつかみやすくなります。

まとめ

早慶上理は就職の強さと平均年収で突出し、MARCHとは相当な差がついています。人気面ではMARCHが上で、東京理科大学は知る人ぞ知る大学として玄人好みされていることがわかります。少子化や入試改革で地殻変動が起きようとしていますが、現状では早慶上理とMARCHの差は詰まりにくいかもしれません。志望校選びでは、群の序列を出発点にしつつ、学部単位の条件で最終判断をするのが現実的です。

よくある質問

Q. 早慶上理とMARCHはどちらが上ですか。 A. 偏差値・ブランド・有名企業への就職・平均年収では早慶上理が上です。一方で、高校生が答えた大学人気ランキングではMARCHの青山学院大学が私立1位となっており、人気の面ではMARCHが上回ります。評価軸によって結果が入れ替わります。

Q. MARCHの上はどの大学群ですか。 A. 早慶上理です。さらにその上に旧帝大が位置し、実就職率や平均年収、偏差値で早慶上理と同等か上回ります。MARCHと同じ帯にはICUや関関同立が入り、関西圏では関関同立が優勢になる傾向があります。

Q. 理系で見た場合の序列はどうなりますか。 A. 東京理科大学は偏差値の数値では早慶上智より10ポイント低い水準ですが、理系で考えると遜色ない位置にいます。2021年有名企業400社実就職率ランキングでも5位に入っており、理系の就職力では早慶上理の中でも上位です。

Q. 合格までにどれくらいの勉強時間が必要ですか。 A. 偏差値50スタートの場合、早慶は平均2800時間が目安とされています。東京理科大学やMARCHはおよそ2000時間で、効率よく進めれば1500時間程度でもいけると言われます。早慶上智との差は1000時間ほどです。

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