早慶合格におすすめの英単語帳9選|レベル別ルート
早稲田大学と慶應義塾大学、偏差値がどちらも70を超える大学であり
FAST-UP
早慶合格に向けた英単語は10000語の暗記を目安にします。偏差値50以下は中学単語から、51〜60は速読英単語 入門編から、61以上は必修編から始め、最大3冊で早慶レベルまで引き上げる流れが現実的です。
2026年9月時点の情報です。
早稲田大学と慶應義塾大学は偏差値がどちらも70を超え、私立大学では最上級レベルにあります。入試問題もハイレベルで、求められる知識は膨大です。特に英語は単語量が足りないと、文章そのものを読み進められなくなります。
早慶合格に必要な英単語数は10000語が目安
早慶合格に向けた暗記量は、10000語を目標に据えるのが安全です。必要語数の説明には幅があり、6000語でよいとする見方も、10000語は必要とする見方もあります。6000〜10000語と幅があるのなら、上限側に合わせて準備するほうが過去問で足を取られにくくなります。
高校で習う単語だけでは足りない
高校で習う英単語はせいぜい2000語とされ、大学受験に向けてはプラスアルファの学習が欠かせません。つまり高校で扱う単語の数倍を覚える必要があります。このレベルまで積み上げれば共通テスト(大学入学共通テスト。国公私立で広く使われる共通の学力試験)でも満点を狙える語彙量になりますが、早慶ではそれがスタンダードです。
英単語帳を使う理由
早慶合格に英単語帳は必須です。出やすい単語の傾向を知らないまま覚えると、見当違いの勉強になりかねないからです。10000語を自力で集めて管理するのは負担が大きく、難関大で頻出の単語を押さえた1冊に任せたほうが効率が上がります。自分に合った1冊を選ぶところが出発点になります。
早慶向けの英単語帳の選び方
選ぶ基準は「今のレベル」「使い勝手」「音声の有無」の3点です。この順で絞ると、買ったのに続かないという失敗を避けやすくなります。
まずは今の英単語レベルに合ったものを選ぶ
まずは今の英単語レベルに合ったものを選びます。最初から1万語を網羅した単語帳を買っても、現状のレベルが低いと難しすぎて挫折しやすいからです。
基礎が崩れている状態で応用に挑むと、積み上げに時間がかかります。基礎が不安なら基礎固め、終えたら1万語に近づく単語帳、最後に1万語以上を狙えるものへ移る流れが着実です。
使い勝手のいいものを選ぶ
英単語が羅列されているだけの構成は、見にくく覚えにくくなります。例文を交えて覚える、熟語とセットで覚えるなど、勉強しやすい形に整っているものを選びます。ハンドブックサイズなら外出先やスキマ時間でも進められます。分かりやすさやシンプルさも判断材料になります。
リスニングができるものを選ぶ
音声はストリーミングやアプリで聞ける形が主流になりつつあります。CDをパソコンに取り込む手間がない分、着手が早くなります。暗記は見る・書くに加えて、口に出す・聴くを組み合わせると定着しやすくなります。基礎固めの段階では、音声が使えるものを選ぶと効果的です。
偏差値別・早慶合格に向けた英単語帳ルート
現状の偏差値帯によって、1冊目から変えます。学部ごとの難易度の目安は早慶上智の偏差値ランキングで確認できます。
| 現在の偏差値帯 | 1冊目 | 2冊目 | 3冊目 |
|---|---|---|---|
| 50以下 | 中学校3年間の英単語が1ヵ月で1000語覚えられる本 | システム英単語Basic | DUO3.0 |
| 51〜60 | 速読英単語 入門編 | ターゲット1900 | 鉄壁 |
| 61以上 | 速読英単語 必修編 | 話題別英単語リンガメタリカ | 単語王2202 |
偏差値50以下の人
1冊目:中学校3年間の英単語が1ヵ月で1000語覚えられる本
文字通り中学3年間の英単語を覚えられる単語帳です。偏差値50以下の場合、中学英語が危うい可能性があります。毎日200語を5日間、6周して暗記する形で短期間に仕上げます。
2冊目:システム英単語Basic
受験生の多くが持つシステム英単語の基礎版です。システム英単語との違いは、最初の1章に中学単語があることと、最上級がMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政の5大学の総称)レベルである点です。システム英単語は早慶レベルまで網羅しますが、偏差値50以下から積み上げる場合は、中学英語を完成させてからBasicでMARCHレベルを目指す形が合います。
3冊目:DUO3.0
文章形式で暗記を進める単語帳です。9000語まで網羅でき、単語力を早慶レベルまで押し上げられます。基本的な英文に難しい単語を加えて覚えるため、自然な英文を自然に取り込めるのが特徴です。
偏差値51〜60の人
1冊目:速読英単語 入門編
100語から150語の長文を読みながら、700の英単語を覚えていく単語帳です。中学英語が固まり、そこから積み上げる段階に向きます。公式ページで音声ダウンロードが簡単に行えるため、リスニング対策にも使えます。
2冊目:ターゲット1900
入試問題30年分の中から出やすいものをまとめた単語帳です。最終的に6000語まで覚えられ、早慶レベルとして最低限押さえるべき範囲に到達します。出る順の構成なので、段階を区切って暗記を進められます。
3冊目:鉄壁
主に東京大学を目指す人のために作られた単語帳です。早慶にも活用でき、体系的に覚えられる構成になっています。イメージで覚えやすいようにイラストが650点以上描かれており、効率よく網羅できます。
偏差値61以上の人
1冊目:速読英単語 必修編
1冊やり切ればMARCHレベルまで引き上げられる単語帳です。入門編よりレベルは高いものの、仕組みは同じなので、入門編から必修編へ進む流れも取れます。1冊仕上げるだけで共通テストレベルには十分届く単語数です。
2冊目:話題別英単語リンガメタリカ
医療や経済など専門的な単語を網羅した単語帳です。長文読解の参考になる語が多く、専門性のある長文に遭遇しても対応できる語彙力が付きます。内容がバラエティに富み、飽きずに取り組めます。
3冊目:単語王2202
早慶や旧帝大(旧帝国大学を起源とする国立大学群)レベルまで網羅した単語帳です。派生語として扱われやすい語も見出し語で登場するため、隅々まで覚えられます。別売りのフラッシュカードや公式ページの単語テストで仕上げられます。
早慶合格のための英単語帳を活用した勉強法
単語帳は進め方で差が出ます。1日の量を決め、復習の間隔を固定し、2冊目以降はスピードを上げる、という3点が軸になります。
1日100単語覚えていく
10000語を1日50語で進めると200日かかり、英単語だけで半年以上を費やす計算になります。できれば1日100語を目標に、早めに1周を終える形が理想です。単語帳はキリよくまとめられているので、1日10ページ進めるという区切り方でもかまいません。少しずつ確実に進めるより、何周もしながら覚えるほうが定着しやすくなります。
定期的に復習を行う
エビングハウスの忘却曲線にあるように、人は20分後には4割ほどの記憶が抜け、1日経てば3分の1の記憶しか残りません。復習を挟まなければ、1日100語覚えてもすぐに抜けていきます。
| 復習のタイミング | やること |
|---|---|
| 覚えてから1日以内 | どれだけ残っているかをチェック |
| 1週間後 | 改めて見直し、抜けた語を確認 |
| その後 | 覚えきれない語をノートにまとめて反復 |
覚えきれない語を別途まとめつつ、新しい100語も進めると定着しやすくなります。暗記の間隔を決めて回す考え方は他科目にも共通し、早慶の日本史の対策や世界史の教科書を使った暗記でも同じ手順が使えます。
2冊目以降は素早く一周させていく
2冊目以降は素早く1周させます。1冊目で一定の単語数を網羅すれば、2冊目以降に新しく出てくる単語は限られるからです。すでに覚えている語は飛ばしてよく、1冊目と同じ労力は要りません。浮いた時間を使い、早慶レベルに近づくための難易度の高い単語帳を重ねていきます。
よくある間違い:レベルを飛ばして難関用の単語帳から始める
最も多い失敗は、現状の語彙量を確認せずに早慶・旧帝大向けの単語帳から入ることです。知らない語が大半になると1周が終わらず、途中で止まります。
回避策は、手持ちの単語帳か書店で数ページ試し、知らない語が半分を超えるなら1段下の1冊に戻すことです。上の表の偏差値帯を目安に1冊目を決め、終わってから次に進めば、同じ時間でも覚えられる語数が増えます。
FAST-UPが指導現場で見ている単語暗記のつまずき
指導の場で目立つのは、単語帳を替えること自体が目的になってしまうケースです。新しい1冊を買った直後は進みますが、1周目の途中で復習が追いつかず、また別の1冊に移る。この往復で、どの単語帳も序盤だけ濃いという状態になります。
もう一つのつまずきは、英文の中で単語に出会う機会が少ないことです。単語帳では答えられるのに、長文では同じ語を読み飛ばしてしまう。音声を聞く、例文ごと覚える、読んだ長文で出た語を単語帳に戻って確認する、といった行き来をしている受験生は、過去問に入ってからの伸びが安定しやすい傾向があります。
2027年度入試に向けて準備するなら、単語帳を替える判断よりも、1冊を回す間隔を先に決めるほうが成果につながりやすい場面が多いと感じています。
早慶に合格するために必要な英単語帳は何冊か
最大3冊を視野に入れて組み立てるのがおすすめです。高1から準備する場合は、現状の英語力に見合う1冊から入り、段階的に引き上げます。3冊あれば早慶レベルまで押し上げることは可能です。高3までに英検などで語彙力を高めていた場合は1冊でも足ります。結局はスタートラインをどこに置くかで決まります。
早慶はシス単だけで合格できるか
システム英単語(通称シス単)だけでも可能性はありますが、上積みがあるほど有利です。シス単を網羅すれば英語力は十分に上がる一方、早慶の過去問でシス単に載っていない単語に出会ったという声もあります。MARCHレベルまでの地盤固めには適しているので、仕上げた後にもう1段難しい単語帳を重ねる形が現実的です。
まとめ
英単語帳は数多くありますが、大事なのは基礎を固めて着実に覚えることです。単語帳はその支えにすぎず、活かすのは取り組み方です。やる気を保ち効率的に進めれば、どの単語帳でも実力は伸ばせます。正しい順序で積み上げれば、早慶合格は十分に狙えます。
よくある質問
Q. 「単語帳は5冊やれ」と聞きましたが、本当に必要ですか。 A. 早慶志望でも、最大3冊までを視野に組み立てれば足ります。冊数を増やすより、1冊目を現状のレベルに合わせ、2冊目以降は重複を飛ばして素早く回すほうが語彙は増えます。英検などで語彙力がある場合は1冊でも対応できます。
Q. 1日に何語ずつ覚えればよいですか。 A. 1日100語を目標にします。1日50語では10000語に200日かかり、英単語だけで半年以上を費やす計算になります。1日10ページという区切り方でもかまいません。少しずつ確実に進めるより、何周もして覚えるほうが定着します。
Q. 偏差値50以下からでも早慶を目指せますか。 A. 中学英語からやり直す前提なら取り組めます。中学単語を短期間で固め、システム英単語BasicでMARCHレベル、DUO3.0で早慶レベルという順に上げていきます。途中を飛ばすと1周が終わらなくなるため、段を抜かさないことが条件になります。
Q. 音声付きの単語帳は必須ですか。 A. 基礎固めの段階では音声が使えるものを選ぶと効果的です。見る・書くに加えて、聴く・口に出すを組み合わせると定着しやすくなります。速読英単語のように公式ページで音声をダウンロードできる教材なら、リスニング対策も兼ねられます。


