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#学習法

早慶の学部序列を解説|学内序列も比較

2025年1月13日

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早慶の学部序列は、早稲田大学なら政治経済学部と法学部、慶應義塾大学なら法学部・商学部・経済学部・理工学部・医学部が最上位グループです。偏差値の差は小さく、人気と認知度が序列を左右します。

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同じ早慶生の間でも「あの学部より上か下か」という感覚は語られます。ここでは偏差値、人気・ブランド力、世間のイメージ、就職、学部の雰囲気という複数の面から、早慶の学部序列を整理します。

早慶の学部序列はどう決まるか

序列は偏差値だけでは決まりません。入試難易度が近い学部同士でも、人気や認知度、内部進学(附属高校から系列大学へ進む進学方式)の集まり方で印象が分かれます。まずは文系から、面ごとに見ていきます。

早慶の文系の学部序列

偏差値・難易度面

偏差値で早慶文系の最上位にいるのは慶應SFC(湘南藤沢キャンパス。総合政策学部と環境情報学部が置かれる)の総合政策学部です。

偏差値帯該当する主な学部
72.5〜74.9慶應義塾大学 総合政策学部
70.0〜72.4早稲田大学 商学部・国際教養学部
67.5〜69.9慶應義塾大学 法学部・経済学部・商学部/早稲田大学 政治経済学部・文学部・教育学部・文化構想学部・社会科学部・法学部
65.0〜67.4慶應義塾大学 文学部・商学部の一部

早稲田大学は教育学部が若干後れを取る程度で、学部間の偏差値差は大きくありません。慶應義塾大学も文学部と商学部の一部がやや下の帯に入るものの、序列がはっきりつくほどの開きではありません。学部ごとの数値の推移は早慶上智の偏差値ランキングでも確認できます。

人気・ブランド力面

人気面は偏差値と一致しません。Googleのビッグデータから学部の評価を調べた記事では、早稲田大学で有力学部として取り上げられたのは政治経済学部、法学部、社会科学部の3つでした。社会科学部は元々夜間の学部でしたが、2009年に一般的な学部となり、政治経済学部と肩を並べる位置まで来ています。

慶應義塾大学は経済学部、文学部、商学部、法学部と、評価の高い学部が多いのが特徴です。一方で慶應SFCはビッグデータ上のブランド力が弱めで、認知がまだ進んでいないことが要因とされています。(参照:マネー現代)

世間イメージ面

世間のイメージは昔の評価で語られやすく、長らく看板学部だった早稲田大学の政治経済学部と慶應義塾大学の法学部はトップクラスです。それに準ずる早稲田の商学部や慶應経済学部も、世間のイメージはよいといえます。

反対に、早稲田の社会科学部や国際教養学部のように比較的新しい学部は、学部名から内容が伝わりにくく、イメージとして思い浮かびにくい状況です。どの大学にもある普遍的な学部名の方が、イメージ上は有利になりやすい傾向があります。

就職面

就職面では学部ごとの序列をつけにくいのが実情です。早稲田大学の就職率は2020年度で93.0%ですが、学部別の数値は公表されていません。就職・進学・資格試験準備のいずれでもない「その他」の人数から推察すると、商学部は進路報告率が高く、卒業生のほぼ全員が次の道を決めています。その他が多いのは国際教養学部です。(参照:早稲田大学)

慶應義塾大学は就職者数の割合が公表されています。進学者を含めた全学部平均で72%が就職を決めており、文系学部は進学を選びやすい理系より就職率が高く、おおむね80%台に落ち着きます。

学部就職者の割合の目安
商学部90%に達する
法学部80%前後
慶應SFC70%台

(参照:慶應義塾大学)

学部の雰囲気面

学部の雰囲気は、附属高校からどれだけその学部が選ばれているかでも形づくられます。早稲田大学では政治経済学部の割合が圧倒的に多く、次に法学部、社会科学部と続きます。商学部は平均を割り、文学部や人間科学部は10%を割っています。看板学部に多くの生徒を進学させたい狙いもあるようです。

慶應義塾大学は経済学部と法学部の内部進学率が非常に高く、30%台です。慶應SFCが平均的な水準である一方、文学部は10%にとどまります。早慶ともに、文学部は附属高校からの進学先として選ばれにくい傾向があります。

結論:早慶文系の学部序列

グループ学部
1番目早稲田大学 政治経済学部・法学部/慶應義塾大学 法学部・商学部・経済学部
2番目早稲田大学 商学部・社会科学部・国際教養学部・文学部/慶應義塾大学 文学部・総合政策学部
3番目早稲田大学 教育学部・文化構想学部・人間科学部・スポーツ科学部

早慶の理系の学部序列

偏差値・難易度面

理系のトップは慶應義塾大学の環境情報学部と医学部です。

偏差値帯該当する主な学部
72.5〜74.9慶應義塾大学 環境情報学部・医学部
67.5〜69.9早稲田大学 先進理工学部
65.0〜67.4慶應義塾大学 理工学部/早稲田大学 基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部の大半
上記に続く帯慶應薬学部/早稲田大学の理工系学部の一部
60.0〜62.4慶應義塾大学 看護医療学部

上と下で抜きん出た学部はありますが、中間層の差は小さく、全体として大きな開きはついていません。(参照:河合塾)

人気・ブランド力面

早稲田大学の基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部は、難易度の高さに比べて認知が進みにくい状況です。理工学部が3つの学部に分かれ、どの学部で何を学ぶかが外から見えにくくなったことが背景にあります。

慶應義塾大学は医学部と理工学部が高い評価を受ける一方、後から慶應グループに入った薬学部や看護医療学部、慶應SFCの環境情報学部は認知度が高くありません。理系学部では明暗がくっきり分かれています。

世間イメージ面

分割後の早稲田大学の3つの理工系学部は、学部名から学ぶ内容が伝わりにくく、イメージ面でも苦戦気味です。その点、慶應義塾大学の理工学部や医学部は内容がはっきりしています。薬学部や看護医療学部、環境情報学部は、認知度が上がれば評価が変わる余地があります。

就職面

早稲田大学の理系学部では半数以上が大学院進学を決め、就職を選ぶ人は少数派です。そのため就職の意思が強い人が多く、進路報告率は軒並み高めで、学部間の差はあまり見られません。

慶應義塾大学の理系学部で就職するのは2割程度にとどまります。多くが大学院へ進学するためです。その大学院の就職率は90%に迫っており、さらに進学を検討する人もいるため、体感はより高くなります。

学部の雰囲気面

附属高校からの内部進学率を見ると、早稲田大学の3つの理工系学部ではわずかに基幹理工学部が高く、創造理工学部、先進理工学部と続きます。ただし序列がついているとは言い難い差です。

慶應義塾大学では医学部が39%と非常に高く、理工学部の倍以上あります。看護医療学部や薬学部といった後から加わった学部は、内部進学の面で苦戦しています。

結論:早慶理系の学部序列

グループ学部
1番目慶應医学部・慶應義塾大学 理工学部
2番目早稲田大学 基幹理工学部・創造理工学部・先進理工学部/慶應義塾大学 環境情報学部
3番目慶應義塾大学 看護医療学部・薬学部

文系と違い、グループ間の差は比較的はっきりしています。

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早稲田大学の学部序列

早稲田大学の看板学部は政治経済学部と法学部で、ここがトップグループです。次に商学部、文学部、社会科学部、国際教養学部、基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部の7学部が2番手グループになります。それ以降は教育学部、文化構想学部、人間科学部、スポーツ科学部が競い合う状況です。

慶應義塾大学の学部序列

「慶応義塾大学」と表記されることもありますが、正式名称は慶應義塾大学です。学内では看板学部の法学部、商学部、経済学部、理工学部、医学部の5つがトップグループに入ります。2番目は文学部、総合政策学部、環境情報学部の3学部で、看護医療学部と薬学部が続きます。

慶應義塾大学は長く存在する学部が多く、序列の変化は起こりにくい構成です。動きが出るとすれば、看護医療学部や薬学部が認知度をどこまで上げられるかにかかっています。

同じ系統の学部で比べるとどうなるか

ここからは範囲を狭め、同じ系統の学部同士で比較します。判断材料になるのはダブル合格(同じ年に複数の大学・学部に合格すること)後の進学先です。

法学系学部の序列

早慶ともに法学部がトップグループに入り、ハイレベルな争いになります。ただし早稲田法学部と慶應義塾大学の法学部でダブル合格した場合、慶應を選ぶ人が圧倒的に多く、序列としては慶應の法学部がはっきり上と見るのが妥当です。(参照:AERA)

経済系学部の序列

早稲田大学の政治経済学部と慶應経済学部は、どちらも看板学部です。2020年まではダブル合格時の進学先がほぼ半々でしたが、2021年には早稲田の政治経済学部を選ぶ人が増えました。現状では早稲田の政治経済学部がわずかに上ですが、今後も推移を見る必要があります。

国際系学部の序列

早稲田大学の国際教養学部に対応する学部は慶應義塾大学にはなく、慶應SFCがその位置に当たります。どちらも認知度の問題でブランド力は低めです。認知が進めば序列は大きく変わり、それぞれの大学の看板学部になる可能性があります。

文学系学部の序列

両大学の文学部は偏差値がほぼ同じです。ダブル合格時の進学先は2021年度では慶應義塾大学が若干多く、序列では慶應の文学部が上になります。ただし前年は早稲田大学の文学部が圧倒しており、年によって入れ替わり得ます。

理系学部の序列

早稲田大学の3つの理工系学部と慶應義塾大学の理工学部は、偏差値の差があまりありません。ダブル合格後の進学先も年によってばらつき、慶應の理工学部が多い年の翌年に逆転することもあります。早稲田の3学部間でも同じで、どれが明確に上とは言い切れません。

よくある間違い:偏差値の小さな差をそのまま序列と考える

最もよくある間違いは、偏差値表の数値差をそのまま学部の上下と結びつけることです。早慶の文系はほとんどの学部が近い偏差値帯に収まり、数値のわずかな差は入試科目や配点の違いでも動きます。

回避策は、偏差値を「帯」で見ることです。同じ帯にある学部は難易度が近いと捉え、科目の相性、配点、学びたい内容で絞ります。帯が離れている学部だけを難易度差として扱えば、判断がぶれません。

FAST-UPが見てきた学部選びのつまずき

指導現場で多いのは、序列を調べるほど志望学部が決まらなくなるパターンです。上位とされる学部から順に候補を並べ、出題傾向を見ないまま受験校を増やしてしまうと、対策が薄く広くなります。

もう一つのつまずきは、看板学部に届かないと判断した時点で早慶自体を候補から外してしまうことです。早慶の学部は入試科目の組み合わせや配点が学部ごとに異なり、得意科目が合う学部では伸びが出やすくなります。序列を見る前に、過去問で相性を確かめる順番に変えるだけで、志望が固まる例を多く見ています。科目別の対策は早慶の日本史の難易度と対策も参考になります。

まとめ

早慶の学部序列は看板学部とそれ以外で差が生じていますが、固定されたものではありません。早慶ともに入試改革を進めている最中で、学部の位置づけは今後変わり得ます。2027年度入試に向けて志望学部を選ぶときは、やりたいことと入試科目の相性を第一に据え、序列は補助的な情報として使うのが現実的です。進路の選択肢を広く考える際は大学生の浪人割合も合わせて確認できます。

よくある質問

Q. 学部序列は志望学部を決めるときにどれくらい重視すべきですか。 A. 補助的な材料として扱うのが無難です。早慶の学部は偏差値帯が近く、ダブル合格後の進学先も年によって入れ替わります。入試科目の相性と学びたい内容を優先し、序列は併願の組み立てを考える参考にとどめるのが現実的です。

Q. 早稲田大学と慶應義塾大学にダブル合格した人はどちらを選びますか。 A. 系統によって異なります。法学系は慶應義塾大学の法学部を選ぶ人が圧倒的に多く、経済系は2021年に早稲田大学の政治経済学部を選ぶ人が増えました。文学系と理工系は年によって逆転するため、固定的に捉えられません。

Q. 内部進学で人気の学部は、一般入試でも難しいのですか。 A. 一致するとは限りません。早稲田大学では政治経済学部、慶應義塾大学では経済学部と法学部の内部進学率が高い一方、両大学の文学部は附属高校から選ばれにくい傾向があります。偏差値は文学部も上位の帯にあり、内部進学の人気とは別に評価する必要があります。

Q. 序列が下のグループとされる学部だと、就職で不利になりますか。 A. 学部別の就職率が公表されていないため、序列から就職の有利不利を判断する材料はありません。早稲田大学は学部ごとの就職率を出しておらず、慶應義塾大学は学部別の就職者割合が示されますが、進学を選ぶ人の多さにも左右されます。

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