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#学習法

政治経済(政経)の勉強法とおすすめ参考書

2025年1月18日

普段からニュースや新聞を読み、時事的な話題に興味を持つ人であれば関…

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政治経済は、教科書で全体像をつかみ、講義形式の参考書で流れを理解し、用語集で暗記、問題集でアウトプットという順で進めるのが基本です。用語の丸暗記より、出来事のつながりを大きなまとまりで押さえる方が定着します。

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普段からニュースや新聞を読み、時事的な話題に興味を持つ人なら、関心を持って取り組みやすい科目です。ただし満点を目指すなら、細かい知識が求められます。馴染みの薄い経済分野に力を入れる必要もあります。

政治経済(政経)の勉強法の全体像

政治経済は「読む→流れをつかむ→覚える→解く」の循環で伸ばします。インプットとアウトプットを分けずに、交互に回すのが基本です。

政治経済の勉強の流れ

  1. 教科書を読む
  2. 流れで覚えていくことを心がける
  3. 分からない言葉をリスト化する
  4. その状態で演習問題を解いてみる
  5. 講義形式の参考書で学習する
  6. 重要用語集でインプットする
  7. 問題集を使ってアウトプットをする
  8. 分野別問題集で苦手分野を絞り込む
  9. 苦手分野を潰してインプットとアウトプットを繰り返す
  10. 過去問や想定問題を解き、できないところをリスト化する

1. 教科書を読む

基本的に入試では教科書に書かれているところから出題されます。教科書の内容を少しでもマスターし、知識として落とし込んでいければ、それだけで一定の点数を稼ぐことができます。

2. 流れで覚えていくことを心がける

片っ端から覚えていくやり方は非効率で、パンクする可能性もあります。政治も経済も基本的に流れがあり、その中で変化してきました。

例えば為替は固定相場制から変動相場制へ変化し、1ドル360円で始まったものが、1ドル75円まで円高に振れた時期もありました。この中で何が起きたのかを流れで覚えていくと、単に暗記をするよりも内容を理解しやすくなります。

3. 分からない言葉をリスト化する

為替の分野で必ず出てくるのが「ブレトン・ウッズ協定」です。教科書を読んで目に飛び込んできても、それが何かをすぐに説明できる人は少ないでしょう。

そうした言葉をリスト化し、自分の言葉で説明できるようになったらリストから消していきます。何が理解できて何が分からないのかが見えるようになります。

4. その状態で演習問題を解いてみる

市販の問題集を買ってきて演習問題を解くと、自分のレベルがよく分かります。全然覚えていない、言葉が出てこない、なんとなくしか分からないなど、問題点が出てきます。それを参考書で学習し、定着させていきます。

5. 講義形式の参考書で学習する

先生と生徒が対話形式で進めていく、いわゆる講義形式の参考書は、重要なポイントが分かりやすく、何を覚えるべきかがはっきりします。細かい説明や解説も載っているので理解しやすくなります。

教科書でかみ砕いて説明してくれることは少ないので、講義形式の参考書が1冊あると、政治経済の勉強をかなりアシストしてくれます。

6. 重要用語集でインプットする

「ブレトン・ウッズ協定」のように、これだけは覚えておきたい重要用語は必ず存在します。重要用語をまとめた用語集も1冊準備しましょう。これを使って暗記を進め、分からないところが出てきたら講義形式の参考書で勉強し直します。

7. 問題集を使ってアウトプットをする

インプットをある程度行ったら、問題集でアウトプットを行います。一生懸命暗記をしても、いきなり完璧に覚えていることはありません。どこかを忘れ、ムラができているものです。アウトプットはムラを見つけ、そのムラをなくすために欠かせません。

8. 分野別問題集で苦手分野を絞り込む

政治経済は政治分野と経済分野の大きく2つに分けられますが、それぞれの分野の中でも細かく分かれます。分野別になっている問題集を活用して、どこが苦手なのかを探り、苦手分野を絞り込みます。

9. 苦手分野を潰してインプットとアウトプットを繰り返す

苦手分野を絞り込んだら、講義形式の参考書で改めて流れを理解し、用語集で暗記し、問題集でアウトプットします。これを何周もしていくことで、定着率が段々と高まります。

10. 過去問や想定問題を解き、できないところをリスト化する

そこまで来たら、あとは過去問などを解きます。最初は点数が取れないでしょうが、できないところをリスト化し、苦手分野の克服で行ったことと同じ作業を繰り返します。

政治経済の勉強のコツ

単語単位ではなく、まとまり単位で学ぶのがコツです。細かい知識は問題集で拾い、時事はニュースで補います。

大きなまとまりで学習していく

固定相場制から変動相場制への変化、そして現在までの流れを見ると、驚くほどたくさんの用語や出来事があります。例えばプラザ合意があり、円高不況を指摘されたものの、結果的にバブル景気が生まれるという流れです。

ここで出てきた言葉を1つずつ単語で暗記すると、結構な労力がかかります。大きなまとまりで学習すれば、そこまで労力をかけずに済みます。分からない言葉があれば、その都度調べていけば十分です。

歴史科目でも同じ発想が使えます。流れを軸にした読み方は世界史の教科書を用いた勉強法でも整理しています。

問題集を使って細かな知識を拾い上げる

講義形式の参考書で知識を吸収し、大きなまとまりごとに流れをつかむ勉強法で、おおよその知識は身につきます。しかし問題集を解いてみると、細かなところまで理解できていないことがほとんどです。

問題集を解くことには、穴になりそうな部分を見つける意味があります。できなかったところを用語集や参考書で調べ上げていくことで、ムラがなくなります。

新聞やニュースに触れる

大学受験では時事的な問題が出題されることがあります。特に私立大学の受験では出題されやすく、学部によってはまとまって出題されることもあります。

時事的な問題は講義形式の参考書にも用語集にも出てこないので、その都度学習する必要があります。その労力を軽減させるためにも、新聞やニュースに日々触れていくのがおすすめです。

新型コロナウイルスのように、国民が強い関心を示した問題が取り上げられることが多いです。新聞・ニュース・ネットニュースに触れ、分からない言葉を調べていくと、時事対策につながります。

定期テストは頑張るべき?

毎回の定期テストは重要な意味を持ちます。内申(高校での成績評価。推薦入試などで用いられる)にもつながりますが、それ以上に、受験直前になって慌てて基礎固めをする必要がなくなるという利点があります。

受験直前に基礎固めが必要になる状態は、定期テストや模試に力を入れてこなかったことを意味します。一夜漬けで挑み、小手先の点数ばかりを狙うケースも後が大変です。逆に定期テストを頑張れば、基礎固めの労力をカットできます。受験に直結する以上、定期テストは頑張る価値があります。

よくある間違い:暗記量だけで押し切ろうとする

短期間で成績を上げるにはひたすら暗記をするべき、という考え方は間違いです。政治経済は歴史と違い、一問一答(用語を一対一で答える形式)で答えが出るとは限らず、複数の知識を駆使して答えを絞っていく問題が出ます。

回避策は、暗記の前に内容理解を置くことです。講義形式の参考書で流れの中で学び、用語は流れの中の位置づけとセットで覚えます。問題演習でも正誤の確認で止めず、解説を読んでなぜその答えになるのかを確認します。足りなかった知識を特定できれば、穴を埋める作業に変わります。

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政治経済の勉強におすすめの参考書は?

参考書は「講義形式で理解する1冊」「暗記用の用語集」「アウトプット用の問題集」の役割分担で選びます。

政治経済の参考書選びのポイント

  • わかりやすい講義形式の参考書を用意する:ゼロから学び直したい人、大きなまとまりごとに流れをつかみたい人は必ず1冊持ちます。図やイラストが多く、分かりやすい言葉で書かれたものを選ぶと内容理解が捗ります
  • 何周もできるものを選ぶ:問題演習用の参考書は、薄くてコンパクトなものを選びます。分厚いと1周するまでに時間がかかり、解き直しの回数を確保しにくいためです。要所を押さえたものなら、短期間で基礎固めもできます
  • 大学の傾向に合わせる:私立大学で政治経済を選ぶ場合、大学ごとに出題傾向が分かれます。グラフを活用した問題が出やすい、記述問題が多いなど様々です。記述を強化したいなら記述問題に力を入れた参考書を選びます。共通テストだけで使うなら、共通テストに特化した参考書も選択肢です

大学別に傾向を調べる進め方は、社会科目全般で共通します。早慶の日本史の難易度と傾向・対策も参考になります。

一般入試向けのおすすめ参考書

参考書位置づけ特徴
畠山のスパッとわかる政治経済爽快講義入門・理解分かりやすさに特化した講義形式。分かりやすい言葉で書かれ、イチから知識を固めたい人向け。ほぼ全範囲を網羅し、他の参考書で分からないことが出たときに立ち戻れる
蔭山克秀の政治・経済が面白いほどわかる本優先順位づけ入試の出現頻度に応じてランク付け。優先順位をつけて暗記したい場合に向く。共通テストの範囲を網羅し基礎固めを終えた人が、私立大学の一般入試で使う際に頼りになる
政治・経済標準問題精講難関大向けMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政の総称)以上を受ける際に取り組む1冊。説明が細かいところまで書かれ、難関大学の問題の攻略に役立つ

共通テストの政治経済(センター政経)のための勉強法

共通テストでは、基礎知識の徹底に加えて読解力と思考力が問われます。知識を入れてから過去問に進む順番を崩さないことが対策の軸です。

共通テストの政治経済の概要

共通テスト(大学入学共通テスト。多くの大学が利用する全国共通の試験)になり、出題のおよそ半分は従来のセンター試験と同じ形式、もう半分は資料や図を見て読解力などを調べる問題になりました。基礎知識の徹底に加え、読解力や思考力が問われやすくなったのが2021年の共通テストの特徴です。

項目内容
大問数大問4つ(センター試験から変わらず)
小問数大問あたり2問ずつ減少
出題内容およそ半分は従来の形式、残り半分は資料・図から読み解く問題
平均点の傾向6割を切る平均点が普通。共通テスト移行後も傾向は変わらない
得点調整2021年は倫理の平均点が高く、得点調整(科目間の平均点差が大きいときに点数を補正する仕組み)が行われた

図表から読み解く問題に置き換わった分、スピーディに解いていかないと時間切れになりやすい構成です。

共通テストの政治経済の勉強のコツ

過去問に入る前に、インプットをある程度まで進めます。予備知識がない状態でいきなり過去問に取り組むと、分からないところだらけで嫌気が差し、どこから手をつけるべきかも分かりにくくなるためです。過去問で知識のムラが見つかれば、その部分を再びインプットし、解き直すことで着実に身につきます。

共通テストに特化した参考書も活用します。共通テストでしか政治経済を使わない人も多いため、特化したものの需要が高く、種類も豊富です。分かりやすさを優先しつつ、1冊解き切れば高得点が狙える構成のものを選びましょう。

模試はできる限り受けて、見直しを徹底します。読解力や思考力を問う問題が共通テストで出るようになったため、模試でも同じ方向の問題が増えます。新しい形式に慣れるには受験回数を重ねるのが有効です。受けたあとは満点がとれるまで解説を読み込み、解き方を学びます。

共通テスト対策におすすめの参考書

参考書位置づけ特徴
大学入学共通テスト 政治・経済の点数が面白いほどとれる本基礎固め暗記より内容理解に重きを置く。1冊解き切れば共通テストで高得点が狙える類で、共通テストを使わない人でも一定レベルまで到達できる。思考力対策にも対応し、答えを出すまでのプロセスも解説
マーク式基礎問題集 政治経済基礎確認共通テストなどの出題形式に合わせて問題演習が作られている。レベルは共通テストより低めだが、基礎固めができているかの確認に重宝する。厳しければ講義形式の参考書で学び直し、手応えがあれば過去問や一段上の参考書へ
共通テスト政治・経済集中講義直前の総仕上げインプットとアウトプットが両方できる。コンパクトなので何回でも解ける。チャレンジテストと呼ばれる小テストで定着を最終確認でき、発行後に発生した時事的な話題をPDFでダウンロードできる

短期間で政治経済の学力を伸ばすコツは?

短期間勝負では、理解を軸に置いて演習量を積むのが近道です。暗記の量だけを増やす方向は伸びにくくなります。

講義形式の参考書で勉強する

講義形式の参考書は流れの中で学んでいけるので、単に暗記をするよりも理解しやすくなります。レイアウトも見やすく、1つずつ流れに沿って追っていけば、必死に暗記をしなくても理解できるようになります。

問題演習を行って解説を読み込む

知識の穴を見つけたらすぐに埋めて、再び演習を行い、穴が埋まったかを確かめます。ひたすら問題演習を行うと正誤の部分だけに注意が向きますが、それでは意味がありません。

間違った問題に解説があれば、なぜその答えを導けるのかを確認します。この問題を正解するには知識が足りなかったと認識できれば、穴を埋めることにつながります。解き方を知ることは本番でも役立ちます。

センター試験時代の過去問も解く

共通テストでは従来のセンター試験の形式が半分しか使われないため、センター試験時代の過去問は無意味ではないかと感じる人もいます。しかしセンター試験時代の過去問も解く価値があります。出題形式が変わっても、問われる知識量に変化はないためです。

短期間で成績を上げるには量をこなすしかありません。過去問を解いて解説を読めば解き方を知れるので、解く・解説を読む・再び解くを繰り返して点数を上げていきましょう。

FAST-UPが見てきた政経でつまずく人の共通点

指導現場で多いのは、政治分野だけが得意で経済分野が手つかずのまま本番を迎えるパターンです。経済は用語が抽象的で、日常の実感と結びつきにくいため後回しになりやすく、模試のたびに同じ分野で失点が続きます。

もう一つの共通点は、用語を単発で覚えようとすることです。為替や景気の分野は出来事が連鎖しているため、1語ずつ切り離すと覚えた端から抜けていきます。まとまりごとに因果を言葉で説明できるかを確認すると、抜け方が変わります。

模試や問題集の復習が、正誤の確認で止まっている人も目立ちます。解説を読み、どの知識が足りなかったのかを書き出すところまで進めるかどうかで、同じ演習量でも定着が分かれます。浪人を含めた長い期間で考える場合の進路情報は大学生の浪人割合でも扱っています。

まとめ

政治経済は私たちの生活と密接な関係があるため、興味を抱きやすい科目です。暗記で覚えるよりも流れで覚えた方が分かりやすく、暗記で生じる苦痛も感じにくくなります。英語や国語の勉強の息抜き感覚で取り組めると続けやすくなります。

よくある質問

Q. 政治経済は暗記科目ですか? A. 暗記だけでは足りません。歴史と違って一問一答で答えが出るとは限らず、複数の知識を使って選択肢を絞る問題が出ます。講義形式の参考書で流れを理解し、そのうえで用語集で暗記する順番が効率的です。

Q. 共通テストだけで政治経済を使う場合、参考書は何を用意すればよいですか? A. 理解用の1冊と演習用の1冊が基本です。共通テストに特化した参考書は種類が多いので、分かりやすさを優先して選び、基礎確認用の問題集と組み合わせます。直前期はインプットとアウトプットが一体になった教材が使いやすくなります。

Q. 時事問題はどう対策すればよいですか? A. 日々のニュースや新聞で言葉に触れ、分からない語を調べる習慣を作ります。時事は講義形式の参考書や用語集に載らないため、その都度拾う必要があります。発行後の時事をPDFで配布している教材を使う方法もあります。

Q. 過去問はいつから始めるべきですか? A. インプットがある程度進んでからが目安です。知識がない段階で解くと分からない箇所が多すぎて、どこから手をつけるかの判断が難しくなります。過去問で見つかった穴を参考書と用語集で埋め、解き直す流れを繰り返します。

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