高校生の勉強法が学べる本21選|選び方も解説
勉強法を確立することはとても大事なことです。
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高校生が勉強法を学べる本は、まず「勉強の進め方そのもの」を扱う1冊から選ぶと迷いません。本記事では勉強法の基礎10冊、大学受験向け5冊、ノート術3冊、浪人生向け3冊の計21冊を、どんな人に向くかとあわせて紹介します。
2026年9月時点の情報です。
まず分類で選ぶ
勉強法の本は、目的別に4つに分けて考えると選びやすくなります。自分が今つまずいている場所に近い分類から1冊選ぶ形が現実的です。
| 分類 | 冊数 | 扱う内容 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 勉強法の基礎 | 10冊 | 計画の立て方、暗記、やる気の保ち方 | 勉強のやり方そのものが固まっていない人 |
| 大学受験向け | 5冊 | 受験戦略、記憶の仕組み、逆転のための組み立て | 志望校が決まり、受験勉強を本格化させる人 |
| ノート術 | 3冊 | ノート・付箋・ホワイトボードの使い方 | 授業や問題演習の記録がうまく残せない人 |
| 浪人生向け | 3冊 | 立て直し方、気持ちの保ち方 | 浪人中の人、長期戦を覚悟している人 |
高校生が勉強法を学べるおすすめの本10選
まず読むなら、特定の科目ではなく勉強の進め方を扱う本が向いています。勉強法の本は、科目の参考書より先に手を付ける価値があります。自宅学習で苦戦する人は、やり方が分からないまま時間を使っていることが多いからです。
東大生が選んだ勉強法
文字通り、東大生が行っている勉強法をまとめた本です。東大を目指す受験生だけでなく、高校生に限らず中学生にも社会人にもおすすめできます。たくさんの勉強法が世の中に存在することを知ることができる1冊です。
10万人が難関資格試験を突破した 受かる勉強33のルール
読んだ直後から実践できる勉強法が多数載っている本です。実践的な内容が中心で、ちょっとしたコツまで書かれています。独自の勉強法を編み出したい高校生に向いています。
塾へ行かなくても成績が超アップ! 自宅学習の強化書
中学生を対象にした勉強法の本です。ただし、オーソドックスな勉強法に関する内容が多く書かれているため、高校生にも当てはまるものが多くあります。
作者は教育系YouTuberとして有名な葉一さんです。学習計画の作り方ややる気の保ち方など、多種多様な勉強法とそれに関連するテクニック、コツが掲載されています。
最短の時間で最大の成果を手に入れる 超効率勉強法
メンタリストのDaiGoさんが書いた本です。効率を求めてムダを省く勉強法が多く、一見すると楽をして勉強をすることを求めるように見えます。
実際には精神論や根性論を度外視し、科学的な根拠のあるテクニックを多く扱っています。効率的かつ効果的な勉強法を身につけたい人に向く1冊です。
「1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55
すぐに取り組める勉強法やテクニックが紹介されている本です。時間の使い方、長い時間勉強し続けるテクニック、息抜きの効果的なやり方まで詳しく載っています。高校生でもすぐに始められるものばかりで、1日30分から勉強を続けることで何が実現できるのかが実感できる内容です。
読むだけで面白いほど成績が上がる 高校生の勉強法
マンガをミックスさせながら、勉強の正しいやり方について説く本です。授業の受け方など、勉強法の根本の部分からテクニックを紹介しています。マンガを通じて内容が入りやすくなっている点もポイントです。
夢を叶えるための勉強法
東大王でもおなじみの鈴木光さんが書いた本です。学習計画の立て方はもちろん、暗記法や問題の解き方が掲載されています。主要5教科をどのように取り組めば成績が上がるのかを具体的に書いており、成績を伸ばしたい高校生が手に入れたい1冊です。
テレビに出ながら司法試験予備試験に合格するなど、多忙でも結果を残し続ける鈴木光さんの勉強法を知ることができます。
東大医学部在学中に司法試験も一発合格した僕のやっている シンプルな勉強法
テレビ番組にも登場する河野玄斗さんが書いた本です。医学部に在学中でありながら司法試験に一発合格を果たした河野さんが、いかにして勉強をしてきたかが分かります。
高校生には馴染みのないPDCAサイクル(計画・実行・評価・改善を繰り返して改善する進め方)を活用した勉強法などが紹介されており、河野さん独自の勉強法と考え方に触れられます。
ムダにならない勉強法
できるだけムダを省いて効果的に勉強をしたい人におすすめの本です。著者はインプットやアウトプットそれぞれに関する本を出すなど、勉強法に通じる本を数多く書いています。科学的に根拠があり裏付けもされた勉強法が紹介されており、自分に合った勉強法を見つけやすい1冊です。
勉強大全 ひとりひとりにフィットする1からの勉強法
東大出身の伊沢拓司さんが書いた本です。結果を出すために行ってきた勉強法を紹介しています。そもそもなぜ受験勉強をするのかというところから始まり、勉強法の大切さ、実際の方法まで、勉強法につながるエッセンスをふんだんに盛り込んだ一冊です。
大学受験勉強でおすすめの本5選
志望校が決まったあとは、勉強法に加えて「受験全体の組み立て」を扱う本が役に立ちます。科目数が多く、時間配分の判断が必要になるためです。
受験脳の作り方―脳科学で考える効率的学習法
受験勉強の内容を効率的に記憶していくために役立つ本です。著者は東大の教授であり脳科学者でもあるため、脳の仕組みを熟知しています。効果的に勉強を進める方法が紹介されており、限られた時間で多くの科目を進めなければならない高校生が読んでおきたい1冊です。
受験の叡智【受験戦略・勉強法の体系書】完全版
受験勉強のノウハウが凝縮された本です。「受験の叡智【受験戦略・勉強法の体系書】完全版」は、コツコツ積み上げたい人向けです。飛び道具のような勉強法ではなく、多くの東大生や医学部合格者を輩出してきた学習塾の指導内容がまとめられているからです。
そのボリュームは559ページという分厚さにも表れています。イチから濃厚に勉強を進めたい人に向いています。
現役ドクターが教える! 医学部合格への受験戦略・勉強法
現役の医師であり、予備校を主宰する細井龍さんが書いた本です。医学部に合格するための戦略や勉強法が中心ですが、受験勉強をする学生や浪人生、社会人にも通じる内容が多くあります。医学部を目指さない場合でも、難関大学を志望する高校生には読む価値があります。
[図解] 合格判定0%から1年で東大医学部に合格した人の秘密の勉強法
9カ月の中で東大模試E判定からA判定まで押し上げた著者の受験勉強のやり方をまとめた本です。継続して学べるやり方を考案し、受験勉強を楽しく乗り越えるノウハウが詰まっています。個性的な勉強法も多く、ユニークなやり方で受験勉強に挑みたい人に向きます。
残り3ヶ月からでも難関大学の逆転合格を可能にする驚異のショートカット勉強法
武田塾の塾長である林尚弘さんが書いた本です。予備校に通う形では結果が出ず、参考書を中心とした勉強に切り替えて偏差値が上がった林さんの実体験が中心になっています。高校生だけでなく、浪人生にとっても目から鱗が落ちる1冊です。
高校生がノート術を学べる本3選
ノート術の本は、勉強法を実際の手の動きに落とすための補助として使うと効果的です。授業や演習の記録が残らないと、復習の材料がなくなります。
中学生から使える! 東大女子のノート術 成績がみるみる上がる教科別勉強法
浪人中に予備校へ行かず、独学で東大合格をつかみ取った女性が書いた本です。教育系YouTuberのみおりんさんがYouTubeチャンネル「みおりんカフェ」で紹介したノート術などが載っています。ノートの余白の使い方といった有効活用の方法だけでなく、勉強法まで掲載された一石二鳥の1冊です。
地頭が劇的に良くなるスタンフォード式超ノート術
地頭力をつけるために必要な力を養うためのノートの取り方をまとめた本です。図解で分かりやすく書かれているため、読んですぐに実践できます。付箋やノート、ホワイトボードの用途や使い方も載っているので、情報をまとめて正しく認識していくために役立ちます。
NHKテストの花道 勉強力がぐんとアップする合格ノート術
NHKで放送されていた番組で紹介されたノート術をまとめた本です。テストの花道は高校生を対象にしており、テストで点数をとるために必要な力を身につけて志望校に合格してもらうことを目標としていました。学びが多い番組として話題を集め、参考になるノート術が多く登場します。
浪人生におすすめの本3選
浪人生向けの本は、現役の高校生が読んでも役に立ちます。浪人を経験した著者が、つまずいた原因と立て直し方を具体的に書いているからです。浪人という選択の全体像は大学生の浪人割合はどれくらい?男女別・大学別で解説でも整理しています。
多浪で東大に合格してわかった 本当にやるべき勉強法
2浪以上して東大に合格した学生たちの勉強法をまとめた本です。多浪(2浪以上を重ねた状態を指す言い方)だからこそ語れる話が詰まっています。苦労を重ねて見つけ出した勉強法から、精神的な強さを身につけた方法まで扱っています。中でも「多浪あるある」は、悲哀を感じさせつつためになる話ばかりです。
大学受験がしんどくなったときの息抜きのヒント
東大王でもレギュラー出演する砂川信哉さんが書いた本です。自らも浪人経験があり、どのように浪人生活を乗り越えてきたかが分かります。砂川さんが浪人生に向けて書いたヒントの数々は、高校生にも響く内容になっています。
だからおまえは落ちるんだ、やれ!
元暴走族で、現在は古文講師として活躍する吉野敬介さんが書いた本です。タイトルは過激ですが、中身は勉強の大切さと本気で取り組むことの素晴らしさを伝えるものです。予備校講師として長年多くの浪人生を見てきた中で感じたことをぶつけており、「よし、頑張ろう」と思わせる内容になっています。
大学に在籍しながら再受験を考えている場合は、仮面浪人は就職で不利なのか?不利にならないためにできることも解説もあわせて確認しておくと判断がしやすくなります。
本の選び方と読んだあとの進め方
読む順番は「勉強法の基礎 → 受験戦略 → ノート術」が扱いやすい流れです。土台となる進め方が決まっていないと、戦略やノートの工夫を入れても定着しにくくなります。
読んだあとは、科目ごとの具体的な手順に落とし込みます。暗記科目であれば、教科書の使い方まで踏み込んだ【世界史の教科書を用いた勉強法】効率的な暗記方法も紹介のような科目別の手順と組み合わせると、本で読んだ内容が実行に移しやすくなります。
難関大を志望する場合は、過去問の傾向まで含めて設計すると無駄が減ります。早慶の日本史の難易度はどれくらい?傾向と対策やおすすめ参考書も解説のように、志望校の出題傾向を先に把握しておく進め方が有効です。
よくある間違い
勉強法の本を何冊も読み続け、実践を後回しにしてしまうのが最も多い失敗です。読んでいる間は前に進んでいる感覚がありますが、手は動いていません。
回避策は次の2つです。
- まず1冊を決め、読み終える前でも使えそうな方法を1つだけ翌日の勉強に入れる
- 1〜2週間続けてから合うかどうかを判断し、合わなければ別の方法に替える
勉強法(勉強の仕方)を知ることはとても重要
勉強で躓く人、自宅学習で苦戦する人は、勉強のやり方が分からない人がほとんどです。例えばサッカーがうまくなりたい場合、誰からも教わらなければ、何から始めればよいのか普通は分かりません。指導者から練習法を学ぶことで、自分なりに工夫しながら練習ができて上達していきます。
勉強法を知ることは成績アップのために必要であり、引き出しをいくつも持っておく価値があります。資格取得に向けても学生時代の勉強法は役に立ちます。アプローチのやり方さえ見つけてしまえば、あとは集中して取り組めるようになります。勉強法が確立できていない場合は、勉強法が書かれた本を読んで身につけていく形が有効です。
FAST-UPが見てきた勉強法が変わる瞬間
指導現場で見ていると、本を読んだ直後に成績が動く生徒と、動かない生徒の差は「取り入れる量」に出ます。動く生徒は、読んだ内容のうち1つか2つだけを自分の時間割に差し込みます。動かない生徒は、計画の立て方から暗記法、ノートの形まで一度に替えてしまい、元のやり方も新しいやり方も中途半端になります。
もう1つのつまずきどころは、本に書かれた前提を読み飛ばすことです。著者が1日に確保していた勉強時間や、すでに固まっていた基礎の量は、人によって違います。そこを無視して方法だけ真似すると、同じ手順でも結果が変わります。
本を読む目的は、自分のやり方を全部捨てることではありません。今のやり方のどこが詰まっているかを言葉にし、そこだけ差し替える材料を見つけることです。
まとめ
東大に合格したのは元々頭がいいからだと考える人は少なくありません。しかし、正しい勉強法で必死に取り組んだ結果として合格に届いた人も多くいます。能力だけで決まるわけではないということです。
紹介した21冊の著者も、自分なりのやり方を探し、失敗を重ねて正解にたどり着いた人が多いという共通点があります。自分に合う勉強法は、本に書かれた内容そのままの場合もあれば、自分なりにアレンジしたものになる場合もあります。まずは1つ実践してみるところから始めるとよいでしょう。
よくある質問
Q. 勉強法の本は何冊くらい読めばよいですか。 A. 冊数より、1冊を実践に移せたかどうかが重要です。まず基礎を扱う1冊を読み、合わない部分が出てきたら次の1冊を足す形が無理なく続きます。
Q. 中学生向けと書かれた本でも高校生の役に立ちますか。 A. 役に立つ場合があります。「塾へ行かなくても成績が超アップ! 自宅学習の強化書」のように、学習計画の作り方ややる気の保ち方といったオーソドックスな内容は、高校生にも当てはまるものが多いからです。
Q. 浪人が決まった場合、どの本から読むとよいですか。 A. まず気持ちの立て直しを扱う本から入ると続きやすくなります。「大学受験がしんどくなったときの息抜きのヒント」や「多浪で東大に合格してわかった 本当にやるべき勉強法」は、浪人経験のある著者が乗り越え方を具体的に書いています。そのうえで受験戦略の本に進む流れが取り組みやすいです。
Q. ノート術の本は、勉強法の本と両方読む必要がありますか。 A. 両方そろえる必要はありません。授業や演習の記録が残らず復習の材料がないと感じている場合に、ノート術の本を足すと効果が出やすくなります。


