日東駒専落ちでMARCH合格はあり得る?逆転法も解説
「日東駒専に落ちたけどMARCHには合格した」
FAST-UP
日東駒専に落ちてMARCHに合格することはあり得ます。ただしMARCHに届く実力があり、日東駒専の対策が間に合わなかった場合に限られます。日東駒専に受かる力がないままMARCHに受かることは、基本的に起こりません。
2026年9月時点の情報です。
日東駒専落ちでMARCH合格はあり得るのか
結論から言えばあり得ます。条件は、MARCHに近い力がすでにあることです。日東駒専(日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学をまとめた呼び方。ニッコマとも言います)の対策に手が回らず、MARCH(明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の総称)の対策だけを進めていた、という順序なら起こり得ます。
併願校の過去問は、1校ごとに一度は解いておくことが有効です。大学ごとに試験時間や問題数、出題傾向が異なるためです。一度解いたか解いていないかだけでも、本番での動きは変わります。
逆に、日東駒専に受かる実力がないのに、MARCHに受かるということはないと考えるべきです。運でたまたま合格できるように試験は作られていません。記述式の問題も多く、本当に実力があるのかを確認するために大学側の人間が本気で作っています。
ただし私立大学はたくさん出願できます。MARCHを30回受験して、そのうちの1つが奇跡的に自分が勉強した範囲だったため受かったというパターンも、もしかしたらあるかもしれません。それでも奇跡を前提にせず、実力を付けるしかないと考えて勉強するほうが現実的です。
日東駒専に落ちて早稲田大学に合格はあり得るのか
ほぼあり得ません。早稲田大学は日本でトップクラスの私立大学で、日東駒専とのレベル差が大きいからです。
早稲田大学に受かる実力があれば、日東駒専の対策ができていなくても合格できるはずです。実際に、早稲田大学に合格した受験生が、日東駒専と同じレベルと言われる近畿大学を初見で受験し、特待生を取ったという例もあります。
つまり「日東駒専に落ちたが早稲田大学には受かった」という形は、実力差の大きさから考えにくい話です。志望校のレベル感を確かめるときは、早慶上智の偏差値ランキングも合わせて確認すると位置関係がつかめます。
日東駒専に全落ちした場合の進路
全落ちした場合でも、進める道は複数あります。まず選択肢を並べて比べます。
| 選択肢 | 内容 | 押さえておく点 |
|---|---|---|
| 浪人 | もう1年受験勉強をして上位の大学を狙う | 費用がかかる。成績を伸ばせる人は数少ないと言われる |
| 滑り止めの大学に入学 | 合格した大学にそのまま進む | 浪人分の費用がかからない |
| 就職 | 高卒として働く | 就活シーズンを過ぎている |
| フリーランス | 動画編集やwebライターなどで働く | 実績づくりから始める必要がある |
浪人
1つ目の選択肢は浪人です。学歴を重視する考えが根強く残っているため、学歴を得るメリットは大きいと考えられます。学歴にとらわれず能力で採用する企業は増えていますが、場面によっては印象が変わります。
- 就職するとき
- 結婚するとき
- 転職するとき
- 初対面の人と会ったとき
浪人を選ぶ場合は、親や周りの人と相談し、自分の中で決意を固めてから始めるのが現実的です。浪人はお金もかかりますし、成績を伸ばせる人は数少ないといわれているためです。実際にどれくらいの人が浪人を選んでいるのかは、大学生の浪人割合で確認できます。
滑り止めの大学に入学
2つ目の選択肢は、合格した滑り止めの大学に入学することです。日東駒専に全て落ちたとしても、滑り止めで受けていた大学に合格しているケースがあります。この選択肢が有効な理由は2つです。
1つ目はお金の面です。浪人を選べば多くの人が予備校に通いますが、予備校は一流の講師の授業を受けたり自習場所を確保できたりする一方で、年間で約100万以上のお金がかかります。そのうえで大学の学費もかかると、家庭の負担は大きくなります。
2つ目は、浪人しても必ず良い大学に行けるわけではないという点です。浪人して現役時よりも良い大学に行けるのは1割程度と言われています。入学後に再受験を考える道もありますが、その場合は仮面浪人は就職で不利なのかも読んでから判断すると見通しが立ちます。
就職
3つ目の選択肢は就職です。大学進学をやめて高卒として働く道もあります。ただし就活シーズンは過ぎているため、急いで就活を始める必要があります。
職業訓練を受けながら給料をもらえる仕事もあります。人手が不足している中小企業もあるため、仕事を選ばなければ就職先は見つかります。
フリーランス
4つ目の選択肢はフリーランスです。動画編集やwebライターなどの働き方があります。3か月ほど集中して取り組めば収益が上がる場合もあり、クラウドソーシング(仕事を頼みたい人と仕事をしたい人をマッチングさせるサービス)も普及しています。
日東駒専落ちは浪人してMARCHに合格できるか
浪人してMARCHに合格することはあり得ます。浪人するならMARCH以上を目指したいと考える人も多いはずです。
ただし油断は禁物です。まず1年間勉強して日東駒専に落ちたという現実を認識します。落ちた背景には「勉強時間がそもそも足りていない」「惰性で受験勉強していた」など、何かしらの原因があるはずです。
これは模試や過去問にもいえることですが、原因を分析して改善しなければ成長はありません。現役時のやり方を、正しいやり方に変えていく必要があります。やり方を変えたうえで、浪人してMARCHに合格する人はたくさんいます。
日東駒専落ちがMARCHに逆転合格するための方法
逆転合格の鍵は、スタートの早さ・基礎の徹底・参考書を絞ることの3点です。順に説明します。
春休みから勉強を始める
1つ目は春休みから勉強を始めることです。浪人で成績を上げるのは簡単ではないため、いかにスタートダッシュを早く切れるかが、その後の伸びを決めます。
MARCHと同じレベルと言われる同志社大学に浪人して入学した受験生は、大学に落ちた次の日から勉強を始めたといいます。5月ごろには基礎を復習し終えている状態になり、一発目の模試で偏差値が大きく上がって勉強が楽しくなったそうです。早く始めたことで成果が早く出て、勉強に熱が入った例です。
「1年間勉強を頑張ったし、春休みは遊んでそのあとから頑張ろう」と考える人と、落ちた次の日から動く人では、1年後の位置が変わります。
基礎からやる
2つ目は基礎からやることです。日東駒専に落ちたということは、基礎ができていなかったことを意味します。日東駒専は基本的な問題をまんべんなく習得できていれば合格できる出題だからです。
受験勉強の中で「難しい参考書に手を出した」「参考書を繰り返して勉強しなかった」ということはなかったでしょうか。まずは基本的な内容を徹底して反復します。
例として、多くの大学で配点が大きい英語を挙げます。英語の基礎は英単語です。徹底したといえる目安は、英単語を見たら0.1秒で意味が出てくる状態です。イメージは「Appleを見てりんごと答えるスピード」を単語帳のすべての単語で再現する感じです。
Appleがすぐに答えられるのは、小さいころから日常的に何度も繰り返してきたからです。他の英単語も同じように繰り返すことで、答えるスピードは上がります。暗記科目の進め方に迷う場合は、世界史の教科書を用いた勉強法の反復の考え方が参考になります。
参考書は絞る
3つ目は参考書を絞ることです。受験勉強は限られた時間の中で進めるため、「選択と集中」が必要になります。
「MARCHにはこの単語帳じゃないと単語数が足りない」「合格した先輩はあの参考書を使っていた」という話を聞いて不安になり、参考書をいくつも買ってしまう受験生は多いです。しかしどの参考書も中身は大きく変わりません。1つの参考書をどれだけ極められたかのほうが差になります。
よくある間違い:単語帳や参考書を買い足してしまう
よくある間違いは、伸び悩んだときに新しい参考書を買い足すことです。冊数が増えると1冊あたりの反復回数が減り、どれも中途半端なまま本番を迎えます。
回避策は、科目ごとに使う1冊を決め、買い足す前に今の1冊の到達度を確認することです。英単語なら「見た瞬間に意味が出るか」、文法なら「解いた問題の根拠を言えるか」を基準にします。基準を満たしていないうちは、同じ1冊を回します。難関大の出題に不安があるときも、まず基礎教材の仕上がりを確認してから、早慶の日本史の難易度のような上位レベルの情報に目を向けると順序を崩しません。
FAST-UPが見てきた逆転合格の共通点
日東駒専に届かなかった状態から伸びる受験生には、共通した動きがあります。まず、落ちた原因を自分の言葉で説明できます。「時間が足りなかった」で止まらず、どの科目のどの段階で止まっていたかまで言語化します。
次に、基礎の穴を認めるのが早いことです。1年勉強した自負があると、基本レベルの教材に戻ることを嫌がりがちです。ここで戻れる受験生は、夏以降に過去問へ移る土台ができます。
つまずきやすいのは、教材を増やして不安を解消しようとする局面と、模試の判定だけを見て勉強計画を作り替えてしまう局面です。指導現場では、この2つを止めるだけで学習の密度が変わる場面をよく見ます。逆に伸び切らない受験生は、春休みの時期に手が止まったまま、夏から巻き返そうとする傾向があります。
まとめ
日東駒専落ちからのMARCH合格は、MARCHに届く実力があり対策が間に合わなかった場合には起こり得ます。実力が足りないまま合格することは期待できません。
全落ちした場合は、浪人・滑り止め入学・就職・フリーランスという選択肢を比べて決めます。浪人を選ぶなら、落ちた原因の分析、春休みからの開始、基礎の徹底、参考書を絞ることの4つを押さえて進めます。
よくある質問
Q. 日東駒専に落ちたら人生終了ですか? A. 終了ではありません。浪人、合格した大学への入学、就職、フリーランスという進路があり、どれを選んでも次の1年の動き方で状況は変わります。まずは落ちた原因を整理することから始めます。
Q. ニッコマとは何を指しますか? A. 日本大学・東洋大学・駒澤大学・専修大学の4大学をまとめた呼び方です。日東駒専の読みを略した言い方として使われます。
Q. MARCHの滑り止めに日東駒専を置いても大丈夫ですか? A. 併願の組み方としては一般的です。ただし対策を全くしないまま受けると、試験時間や問題数の違いに戸惑うことがあります。過去問を一度は解いて形式に慣れておくと安全です。
Q. 浪人すればMARCHに合格できますか? A. 合格する人はたくさんいますが、やり方を変えることが前提です。浪人して現役時よりも良い大学に行けるのは1割程度と言われており、現役時と同じ進め方では結果も近いものになります。
Q. 日東駒専に落ちて早稲田大学に受かることはありますか? A. ほぼありません。レベル差が大きく、早稲田大学に合格する実力があれば日東駒専の対策が不十分でも合格できるはずだからです。


