早慶合格に必要な勉強時間と1日のスケジュール
早慶は私立大学における最高峰の大学で
FAST-UP
早慶に現役合格した学生の勉強時間は、高校3年間で4200時間が目安です。学年別では高1で800時間、高2で1150時間、高3で2250時間。浪人生は最低2250時間以上、毎日8時間以上の確保が目標になります。
2026年9月時点の情報です。
早慶は私立大学の最高峰で、偏差値70でようやく可能性が見えやすくなってくるレベルです。学部ごとの難易度は早慶上智の偏差値ランキングでも確認できます。以下では必要な勉強時間とスケジュール、勉強時間を増やす方法をまとめます。
早慶に合格するために必要な勉強時間とは?
現役合格者と不合格者の差は、学年ごとに見ると決して大きくありません。だからこそ「あと少し積めるか」が分かれ目になります。以下のデータは難関大学に現役合格した学生と、現役で不合格だった学生の比較です(参照:武田塾)。
| 時期 | 現役合格組 | 現役不合格組 | 差 |
|---|---|---|---|
| 高1 | 800時間 | 720時間 | 80時間 |
| 高2 | 1150時間 | 1000時間 | 150時間 |
| 高3 | 2250時間 | 2100時間 | 150時間 |
| 高校3年間の合計 | 4200時間 | 3800時間 | 400時間 |
早慶合格に必要な合計勉強時間
早慶など難関大学に現役合格した学生の勉強時間は、高校3年間で4200時間と非常に多いことが分かっています。一方、不合格に終わった学生の勉強時間も実は多く、3800時間ほどです。
3800時間と4200時間ではたった400時間の差しかないように感じますが、3800時間でも十分な勉強時間です。これで満足してしまうのは致し方ありません。早慶に合格するためには、そこからどれだけプラスアルファができるかが勝負であり、プラス400時間が重要な意味を持ちます。
高1時の推奨勉強時間
高1の時点で800時間の勉強時間を確保しておくのが目標になります。現役合格した学生は高1で800時間ほど、現役で不合格だった学生は720時間ほどと、80時間の差があります。
年間300日勉強をするとすれば、だいたい3時間近く勉強して800時間に達します。部活動がない日に多く勉強をするなど、この時期からメリハリが重要になっていきます。
高2時の推奨勉強時間
高2では1150時間、高2までの累計で2000時間が目安です。合格した学生はだいたい1150時間ほど勉強しており、不合格だった人たちは1000時間ほどで、その差はおよそ150時間です。
年間にすると1日あたり30分ほどの差ですが、必死に勉強してからさらにプラス30分追加できるかが焦点になります。
高3時(受験生時)の推奨勉強時間
高3の目安は2250時間です。受験シーズンになっても現役合格と不合格の勉強時間の差は高2と同じで、合格組は2250時間、不合格組は2100時間と150時間の差にとどまっています。
受験シーズンまでについた差はなかなか挽回しきれず、そして高2までにリードしても気を抜けばすぐに逆転されるような差です。高2までにどれだけ勉強できるかが焦点になります。高3だけで差を取り戻すには、さらなる挽回が必要になるためです。
夏休みなどの長期休暇中の推奨勉強時間
高3の夏休みは8時間以上がマストです。早慶に現役合格した学生は、高3の夏休みで実に8時間以上勉強します。普段も5時間近く勉強しており、高3でいかに長い時間勉強しているかがわかります。
一方、高2の場合、普段は2時間以上勉強しながら、夏休みは3時間半ほどしか勉強していません。普段と夏休みでそこまでの差がないことが明らかです。高2の夏休みでライバルに差をつけることが求められます。
| 学年 | 普段 | 夏休み |
|---|---|---|
| 高2 | 2時間以上 | 3時間半ほど |
| 高3 | 5時間近く | 8時間以上 |
浪人生の推奨勉強時間
浪人生は「最低でも」2250時間以上を確保するべきで、毎日8時間以上の勉強時間を用意するのがおすすめです。現役の高校生よりも勉強時間を確保しやすい環境にあり、夏休みのようなまとまった時間も取りやすいからです。
ただし2250時間では現役合格生と同じ土俵になる恐れがあります。アドバンテージを作るのであれば、最低9時間、10時間それ以上の勉強時間を毎日やることが求められます。浪人という選択の全体像は大学生の浪人割合も参考になります。
早慶に合格するための1日の勉強時間・スケジュールとは?
学校がある日は6時間以上、学校がない日は10時間以上が1日の目安です。以下は部活動を引退した高3の受験生を想定した一例です。
平日(学校あり)
平日は学校があるため、学校や塾から帰ってきてから勉強を行うことになります。学校での自習も行えるため、その時間を含めると6時間以上確保することが可能です。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 6:30 | 起床 |
| 7:00 | 朝食・登校 |
| 7:30〜8:00 | 学校で自習 |
| 8:00〜15:30 | 授業 |
| 15:30〜17:00 | 学校で自習 |
| 17:30 | 帰宅 |
| 18:00〜19:00 | 勉強① |
| 19:00〜20:30 | 食事・入浴など |
| 20:30〜24:00 | 勉強② |
| 24:00 | 就寝 |
祝日(学校なし)
学校がない場合は学校の時間を丸々勉強に充てることができるため、10時間以上の勉強も行うことが可能です。
| 時間 | 内容 |
|---|---|
| 6:30 | 起床 |
| 7:00 | 朝食 |
| 7:30〜8:00 | 部屋の掃除など |
| 8:00〜12:00 | 勉強① |
| 12:00〜13:00 | 昼食 |
| 13:00〜15:00 | 勉強② |
| 15:00〜15:30 | まとまった休憩 |
| 15:30〜17:30 | 勉強③ |
| 17:30〜18:00 | 散歩など |
| 18:00〜19:00 | 勉強④ |
| 19:00〜20:30 | 食事・入浴など |
| 20:30〜24:00 | 勉強⑤ |
| 24:00 | 就寝 |
夏休みなどの長期休暇中
夏休みは基本的に土日祝日、学校がない日とあまり変わらないスケジュールで勉強をしていくことになります。これは夏休みだけ特別仕様にすると、良くも悪くも反動があるからです。
そのため、組み方は土日祝日のケースとまったく同じです。細かな休憩などは各自の判断で適宜とっていきましょう。
早慶に合格するための勉強時間の科目割合はどうする?
文系も理系も、英語に少なくとも50%を確保するのが基本です。問題は残りをどう振り分けるかです。
文系の場合、英語と国語、あともう1科目が対象になります。国語が得意であれば20%にとどめ、残り1科目が得意科目であれば国語を25%、30%にする手もあります。英語が苦手なら国語と社会系科目を20%ずつにして、英語を60%にする手もあります。
| 状況 | 英語 | 国語 | もう1科目 |
|---|---|---|---|
| 基本 | 50%以上 | 20% | 残り |
| 残り1科目が得意 | 50%以上 | 25〜30% | 残り |
| 英語が苦手 | 60% | 20% | 20% |
理系は英語と数学、理科系科目の3科目ですが、考え方は文系と同じでいいでしょう。英語を半分以上の割合にし、数学の範囲や理科系科目の状況を踏まえ調整していくのがおすすめです。選択科目の負荷を見積もるには、早慶の日本史の難易度と対策や世界史の教科書を用いた勉強法のように科目別の情報を集めておくと判断しやすくなります。
早慶合格のために勉強時間を増やす方法
勉強時間は気合ではなく、環境と段取りで増やします。取り組みやすい順に3つ挙げます。
学校や予備校で最大限自習を行う
自習できる環境があれば、最大限活用して勉強時間を稼ぐのが有効です。自習室は周囲も勉強しており、家より集中しやすい環境です。
家に帰ってから勉強する方法もありますが、リラックスしやすい分、集中しにくい、気が散りやすい部分も出てきます。自習室で進め、家に帰って復習などを行うようにすると質のいい勉強が行えます。
スケジュールを決めてその通りに動く
一生懸命勉強をしていると食事のことが気にならなくなり、集中しているとお風呂やトイレなどに行かなくても問題ない状態になります。しかし家族からすれば、一生懸命作った食事を蔑ろにされたり、風呂の順番がいつまでも回ってこなかったりすることにイライラします。結果として家族のペースに巻き込まれ、スケジュール通りにいかないことも出てきます。
自分で決めたスケジュールで動き、食事は自分のタイミングで食べる、風呂は最後に入るなど折り合いをつけましょう。ペースを乱されないようにすると、集中して勉強ができる時間を長く確保できます。
スマホは最大限遠ざける
勉強時間を減らす要因として、スマホやゲームなどが挙げられます。特にスマホは、最初は勉強のことを調べようと触っていくうちに、段々とSNSなどをやってしまうため、細心の注意を払わないといけません。
調べ物は勉強時間内にはせず、いったんメモに書いておき、自由時間に調べることで勉強時間を減らさないようにすることが可能です。親に預けるなど、勉強中はできるだけ自分の手元に置かないようにするのがいいでしょう。
よくある間違いと回避策
よくある間違いは、学年ごとの差が小さいことを見て「高3から本気を出せば追いつける」と判断してしまうことです。合格組と不合格組の差は各学年で見れば小さいものの、高3の時点でも差は縮まっていません。
回避策は、高2までに2000時間を積む前提で計画を立てることです。高2の夏休みを普段の延長で終わらせず、まとまった時間を取ることが差になります。
FAST-UPが見てきた早慶志望のつまずきどころ
指導現場で多いのは、勉強時間の総量だけを目標にしてしまうケースです。机に向かった時間は伸びているのに、英語の比重が足りず、得意科目に時間が流れている状態がよく見られます。
もう一つは、科目の絞り込みが遅れるつまずきです。併願先ごとに選択科目を変えようとして、1科目あたりの演習量が削られていきます。先に科目を固定した受験生ほど、同じ勉強時間でも仕上がりが早い傾向があります。
記録の付け方も差が出ます。時間だけを記録していると、どの単元が未完了か分からなくなります。終えた範囲と残りの範囲で記録する形に変えると、次の1時間の使い道が決まりやすくなります。
早慶に合格するための勉強時間以外のコツ
早慶合格は勉強時間を確保すれば達成できるとは限りません。時間以外の工夫を3つまとめます。
入試科目をできるだけ少なくする
勉強する科目は、なるべく早い段階で絞り込むのが効率的です。複数の科目を勉強すればするほど、1つの科目に対する勉強時間は減っていきます。
文系であれば英語と国語、理系であれば英語と数学、あとはそれぞれ1科目社会系や理科系科目が加わって3科目で入試を受けます。早慶以外にもMARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政の5大学の総称)などを滑り止めで受ける学生も多いでしょう。日本史なら日本史、物理は物理で固定し、勉強する科目をできる限り絞り込むのがおすすめです。地歴はあっても公民系の科目が入試科目にないケースなどもあるため、志望校の科目指定は早めに確認しておきましょう。
難易度の高い模試をメインにする
偏差値は模試を活用していくのが普通で、河合塾や代ゼミ、東進、駿台が主な模試となっています。それぞれの模試には特徴があり、難易度も受験者数も異なります。
模試を受ける人が最も多い河合塾もいいですが、難易度が高い駿台模試(駿台予備学校が実施する、難易度が高めの全国模試)がおすすめです。難易度が高いため、そう簡単に点数が出ないのが特徴ですが、早慶は当然ながらこれ以上に難しいでしょう。河合塾と駿台、この2つで真の偏差値を把握し、勉強に応用していくことが大切です。
早慶合格者の体験記を見て研究する
実際に早慶に合格した人の体験記や経験談を見聞きするのは、再現性のある情報源になります。受験直前のシーズンはどのような時間を過ごしたのか、学習スケジュールを見てその通りに実践するのもいいでしょう。
体調管理の方法や学習のポイントなども事細かに語っているインタビューもあります。大事なのは自分にマッチしたやり方を見出して、後は集中して挑むことです。そのために情報収集を行い、取捨選択を経て確立していきましょう。
まとめ
早慶合格はそう簡単にできるものではありません。しかし、正しい方向性でしっかりと労力、コストを割き、自分を信じて取り組めばチャンスは誰にでもあります。
勉強時間をただただ確保するだけではなく、その時間でどのように取り組むか、そこまで含めて受験の戦いです。学年ごとの目安を基準に、科目配分と生活リズムまで設計していきましょう。
よくある質問
Q. 高1から早慶を目指す場合、1日どれくらい勉強すればいいですか。 A. 年間800時間が目安です。年間300日勉強をするとすれば、だいたい3時間近くで800時間に達します。部活動がない日に多めに勉強するなど、メリハリをつけて積み上げる形が現実的です。
Q. 高3の夏休みは何時間勉強すればいいですか。 A. 8時間以上がマストです。早慶に現役合格した学生は高3の夏休みで8時間以上勉強しており、普段も5時間近く勉強しています。高2の夏休みは普段と差がつきにくいため、ここで差をつけるのも有効です。
Q. 浪人生はどれくらい勉強時間を確保すべきですか。 A. 最低でも2250時間以上、毎日8時間以上が目標です。2250時間では現役合格生と同じ土俵になる恐れがあるため、アドバンテージを作るなら最低9時間、10時間以上を毎日続けることが求められます。
Q. 勉強時間の科目配分はどう決めればいいですか。 A. 英語に少なくとも50%を確保し、残りを得意・不得意で調整します。英語が苦手なら英語を60%にし、国語と社会系科目を20%ずつにする形もあります。理系も英語を半分以上にし、数学と理科の範囲で調整します。


