早慶上智の偏差値ランキングと学部別序列
私立大学においてトップに君臨する早稲田、慶應義塾、上智の3校
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河合塾のボーダー偏差値の平均で見ると、早慶上智の序列は慶應義塾大学66、早稲田大学65、上智大学64の順です。3校ともMARCHより明確に上で、東京大学・一橋大学にはわずかに届かない水準です。
2026年9月時点の情報です。
私立大学のトップに位置する早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学の3校は、同じ大学群としてまとめられます。ただし実際には、3校のあいだにも偏差値の差があります。ここでは大学別・学部学科別の序列に加え、難関私大や難関国立大と並べた場合の位置づけも整理します。
早慶上智の偏差値ランキング
平均のボーダー偏差値で並べると、慶應義塾大学が1位です。ボーダー偏差値とは、合否が分かれる目安として予備校が示す偏差値のことです。ここでは河合塾のボーダー偏差値を参考に、平均でランキングをつけました。
| 順位 | 大学 | 平均偏差値 |
|---|---|---|
| 1位 | 慶應義塾大学 | 66 |
| 2位 | 早稲田大学 | 65 |
| 3位 | 上智大学 | 64 |
第3位:上智大学 偏差値64
上智大学は偏差値65がボーダーの学科が最も多く、全体の半数近くを占めます。偏差値67.5や70は全体の2割ほどで、主に理工学部などが偏差値を若干押し下げています。経営学部などは安定的に高い偏差値を記録していますが、入試方式によってはボーダーが少し下がります。(参照:河合塾)
第2位:早稲田大学 偏差値65
早稲田大学も偏差値65がボーダーの学科が最も多く、その割合は上智大学よりやや多い状況です。決定的に違うのは偏差値65未満の学科の数で、全体の2割もありません。理系学部で偏差値65の学部が多く、上智大学と異なり理系学部が偏差値を押し下げる形にはなっていません。(参照:河合塾)
第1位:慶應義塾大学 偏差値66
慶應義塾大学も偏差値65の学科が多いものの、それと同じくらい偏差値67.5、72.5の学科があります。65未満の学科が少ないため、早稲田大学よりも平均偏差値で上回りました。偏差値72.5の学部が3つある点は大きく、早稲田大学と差がつく要素となっています。(参照:河合塾)
早慶上智とその他大学の偏差値ランキング
早慶上智は平均偏差値でおよそ1ずつ違う結果となりました。他大学と並べるとこの差がどう見えるのか、私立大学と国立大学それぞれで比較します。
難関私立大学と比較した場合の偏差値ランキング
早慶上智とMARCHのあいだには、一定の差がついています。MARCHは明治大学・青山学院大学・立教大学・中央大学・法政大学の総称です。ここでは早慶上智、東京理科大学、国際基督教大学、MARCHの10校を、ボーダー偏差値の平均で並べました。
| 順位 | 大学 | 平均偏差値 |
|---|---|---|
| 1位 | 国際基督教大学 | 67.5 |
| 2位 | 慶應義塾大学 | 66 |
| 3位 | 早稲田大学 | 65 |
| 4位 | 上智大学 | 64 |
| 5位 | 明治大学 | 61 |
| 6位 | 立教大学 | 60.5 |
| 7位 | 青山学院大学 | 60 |
| 8位 | 中央大学 | 59.5 |
| 9位 | 東京理科大学 | 59 |
| 10位 | 法政大学 | 57.5 |
国際基督教大学が1位になったのは、1学科しか偏差値が出ていなかったためです。学部学科が多く、入試形式が多様化すると、平均の偏差値は低めに出ます。
難関国立大学と比較した場合の偏差値ランキング
東京一工と早慶上智はほぼ互角です。東京一工は東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学をまとめた呼び方で、旧帝大は旧帝国大学を前身とする国立大学群を指します。
| 順位 | 大学 | 平均偏差値 |
|---|---|---|
| 1位タイ | 東京大学 | 68 |
| 1位タイ | 一橋大学 | 68 |
| 3位 | 慶應義塾大学 | 66 |
| 4位タイ | 早稲田大学 | 65 |
| 4位タイ | 京都大学 | 65 |
| 4位タイ | 東京工業大学 | 65 |
| 7位 | 上智大学 | 64 |
| 8位タイ | 東北大学 | 61 |
| 8位タイ | 大阪大学 | 61 |
| 10位 | 北海道大学 | 59.5 |
| 11位タイ | 名古屋大学 | 59 |
| 11位タイ | 九州大学 | 59 |
東京一工と早慶上智では、ほぼ互角か、わずかに差をつけられている程度です。一方で、東京大学・京都大学以外の旧帝大との比較では、早慶上智のほうが上に来ています。東京一工を受ける人が早慶上智を併願するのは理にかなっています。平均偏差値の水準がほぼ互角で、同じ学力帯の受験生が競う場になるためです。
早慶上智の大学別偏差値ランキング
同じ大学のなかでも、学部学科によって偏差値帯は大きく動きます。ここからは大学別に学部学科の序列を見ていきます。
早稲田大学の偏差値ランキング
| 順位 | 学部学科 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 1位タイ | 国際教養学部国際教養学科 | 70.0 |
| 1位タイ | 政治経済学部政治学科 | 70.0 |
| 1位タイ | 政治経済学部経済学科 | 70.0 |
| 1位タイ | 政治経済学部国際政治経済学科 | 70.0 |
| 5位タイ | 文学部文学科 | 67.5~70.0 |
| 5位タイ | 文化構想学部文化構想学科 | 67.5~70.0 |
| 5位タイ | 商学部商学科 | 67.5~70.0 |
| 8位タイ | 社会科学部社会科学科 | 67.5 |
| 8位タイ | 先進理工学部生命医科学科 | 67.5 |
| 8位タイ | 法学部法学科 | 67.5 |
| 11位タイ | 教育学部教育学科 | 65.0~67.5 |
| 11位タイ | 人間科学部人間環境学科 | 65.0~67.5 |
| 13位タイ | 教育学部国語国文学科 | 65.0 |
| 13位タイ | 教育学部英語英文学科 | 65.0 |
| 13位タイ | 教育学部社会科 | 65.0 |
| 13位タイ | 教育学部複合文化学科 | 65.0 |
| 13位タイ | 基幹理工学部学系Ⅰ | 65.0 |
| 13位タイ | 基幹理工学部学系Ⅱ | 65.0 |
| 13位タイ | 基幹理工学部学系Ⅲ | 65.0 |
| 13位タイ | 創造理工学部建築学科 | 65.0 |
| 13位タイ | 創造理工学部経営システム工学科 | 65.0 |
| 13位タイ | 創造理工学部環境資源工学科 | 65.0 |
| 13位タイ | 先進理工学部物理学科 | 65.0 |
| 13位タイ | 先進理工学部応用物理学科 | 65.0 |
| 13位タイ | 先進理工学部化学・生命化学科 | 65.0 |
| 13位タイ | 先進理工学部応用化学科 | 65.0 |
| 13位タイ | 先進理工学部電気・情報生命工学科 | 65.0 |
| 28位タイ | 人間科学部健康福祉学科 | 62.5~65.0 |
| 28位タイ | 人間科学部人間情報学科 | 62.5~65.0 |
| 30位タイ | 教育学部理学科 | 62.5 |
| 30位タイ | 教育学部数学科 | 62.5 |
| 30位タイ | 創造理工学部総合機械工学科 | 62.5 |
| 30位タイ | 創造理工学部社会環境工学科 | 62.5 |
慶應義塾大学と比べると、突き抜けた学部は少なく、総じて偏差値が高い構成です。平均を押し下げるような学部学科が少ない点が特徴といえます。政治経済学部は看板学部として入試改革を行っており、今後の変化に注目が集まります。
慶應義塾大学の偏差値ランキング
| 順位 | 学部学科 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 1位タイ | 環境情報学部環境情報学科 | 72.5 |
| 1位タイ | 総合政策学部総合政策学科 | 72.5 |
| 1位タイ | 医学部医学科 | 72.5 |
| 4位タイ | 法学部法律学科 | 67.5 |
| 4位タイ | 法学部政治学科 | 67.5 |
| 4位タイ | 経済学部経済学科 | 67.5 |
| 7位 | 商学部商学科 | 65.0~67.5 |
| 8位タイ | 文学部人文社会学科 | 65.0 |
| 8位タイ | 理工学部学問A | 65.0 |
| 8位タイ | 理工学部学問B | 65.0 |
| 8位タイ | 理工学部学問C | 65.0 |
| 8位タイ | 理工学部学問D | 65.0 |
| 8位タイ | 理工学部学問E | 65.0 |
| 14位タイ | 薬学部薬学科 | 62.5 |
| 14位タイ | 薬学部薬科学科 | 62.5 |
| 16位 | 看護医療学部看護学科 | 60.0 |
理工学部はどのコースを選んでも偏差値65です。この数値は東京工業大学と同じであり、東京工業大学の受験生が慶應義塾大学理工学部を併願してもボーダー上の勝負になります。偏差値72.5の学科が3学科ある点も含め、平均偏差値で私立1位という結果には納得がいきます。
上智大学の偏差値ランキング
| 順位 | 学部学科 | 偏差値 |
|---|---|---|
| 1位 | 経済学部経営学科 | 67.5~70.0 |
| 2位タイ | 総合人間学部心理学科 | 67.5 |
| 2位タイ | 総合人間学部社会学科 | 67.5 |
| 2位タイ | 法学部法律学科 | 67.5 |
| 2位タイ | 法学部国際関係学科 | 67.5 |
| 6位 | 外国語学部英語学科 | 65.0~67.5 |
| 7位 | 経済学部経済学科 | 62.5~67.5 |
| 8位タイ | 文学部史学科 | 65.0 |
| 8位タイ | 文学部国文学科 | 65.0 |
| 8位タイ | 文学部英文学科 | 65.0 |
| 8位タイ | 文学部新聞学科 | 65.0 |
| 8位タイ | 外国語学部ドイツ語学科 | 65.0 |
| 8位タイ | 総合人間学部教育学科 | 65.0 |
| 8位タイ | 総合人間学部社会福祉学科 | 65.0 |
| 8位タイ | 総合グローバル学部総合グローバル学科 | 65.0 |
| 8位タイ | 法学部地球環境学科 | 65.0 |
| 17位タイ | 外国語学部フランス語学科 | 62.5~65.0 |
| 17位タイ | 外国語学部イスパニア語学科 | 62.5~65.0 |
| 19位タイ | 文学部哲学科 | 62.5 |
| 19位タイ | 文学部ドイツ文学科 | 62.5 |
| 19位タイ | 文学部フランス文学科 | 62.5 |
| 19位タイ | 外国語学部ポルトガル語学科 | 62.5 |
| 23位タイ | 外国語学部ロシア語学科 | 60.0~62.5 |
| 23位タイ | 理工学部情報理工学科 | 60.0~62.5 |
| 25位タイ | 理工学部物質生命理学科 | 60.0 |
| 25位タイ | 理工学部機能創造理学科 | 60.0 |
| 27位タイ | 神学部神学科 | 57.5 |
| 27位タイ | 総合人間学部看護学科 | 57.5 |
早慶と比べると突き抜けた学部が少なく、早慶の下位学部よりも偏差値が低い学部がいくつか見られます。これらが全体の平均を押し下げ、早慶上智のなかで若干の差がつく要因になっています。
早慶上智のその他ランキング
偏差値以外の指標でも、3校の位置づけには違いが出ます。ブランド力・就職力・学生生活の3つの観点から見ていきます。
早慶上智の人気度・ブランド力ランキング
ブランド力では早慶が抜けています。日系のグループ会社が行う「大学ブランド・イメージ調査」では、49のブランド力・イメージ項目を総合したランキングで1位が東京大学、2位が早稲田大学、3位が慶應義塾大学となり、4位以下に大きな差をつけています。
4位は上智大学で順位を上げていますが、その差は大きい状況です。早慶で順位が入れ替わることはあっても、上智大学が早慶いずれかと入れ替わる可能性は現状では低そうです。上昇スコアのランキングでは慶應義塾大学が1位、早稲田大学が2位で、早慶がコロナ禍でも人気度・ブランド力を高めています。(参照:日経BPコンサルティング)
早慶上智の就職力ランキング
2021年有名企業400社実就職率ランキングでは、私立1位が慶應義塾大学、私立4位が早稲田大学、私立5位が上智大学です。理工系学部を抱える大学ほど有名企業に卒業生を送り込みやすい背景があり、理工系学部の強さが数字に表れています。
一方、就職に力を入れている大学ランキングでは、早稲田大学が私立9位、上智大学が私立15位タイ、慶應義塾大学が私立18位タイと、目立たない結果でした。今後は就職支援に力を入れる大学が評価を伸ばすと想定され、現状は慶應義塾大学がトップ、早稲田大学が追う形と見ておくとよいでしょう。(参照:大学通信オンライン)
早慶上智の学生生活の楽しさランキング
学生生活の満足度では早稲田大学が高い数値を残しています。学校情報のポータルサイトとして利用者数ナンバー1の「みんなの大学情報」では、利用者の口コミからランキングがつけられ、そのなかに学生生活という項目があります。
早稲田大学は口コミ数が上位大学のなかでも抜きん出ており、満足度の高さが見て取れます。慶應義塾大学は東京大学や筑波大学と同じ水準で、そこから離れて上智大学が続きます。口コミではサークルの多さを評価する声が目立ち、サークル活動を楽しみたい学生に向いた環境といえます。(参照:みんなの大学情報)
FAST-UPが見てきた早慶上智志望のつまずき
指導現場で多いのは、大学名を先に決めて学部を後回しにするケースです。早慶上智は学部学科ごとに偏差値帯も出題傾向も違うため、学部が固まらないと過去問演習の方向が定まりません。志望学部が遅く決まるほど、仕上げの時期に手が回らなくなります。
もう一つは、平均偏差値の近さだけを見て「どこも同じ対策でいける」と考えてしまうパターンです。実際には、英語の分量、社会の細かさ、小論文の有無などが学部ごとに異なります。社会科目の詰めで差がつく場面も多く、早慶の日本史の難易度と傾向のように科目単位で難所を確認しておくと、学習計画が具体的になります。
現役生で間に合わず浪人を選ぶ人も一定数います。進路の判断材料としては、大学生の浪人割合の実態もあわせて確認しておくと冷静に考えやすくなります。
よくある間違い:大学単位の平均偏差値だけで志望校を決める
併願校を大学単位の平均偏差値だけで決めるのは避けたいところです。同じ大学でも学部学科によって偏差値帯が大きく異なるためです。上智大学だけを見ても、偏差値57.5の学科と70.0に届く学科が同居しています。
回避策は3段階で確認することです。
- 志望大学ではなく、志望学部学科単位でボーダー偏差値を見る
- 同じ学科でも入試方式でボーダーが動く点を確認する
- 出願する方式を決めてから、その方式の過去問で演習する
偏差値の数値は毎年変化します。最新のボーダー偏差値を模試の資料で確認したうえで、早慶上智の偏差値推移と偏差値の高い学部のような経年の動きもあわせて見ておくと、出願時の判断がぶれにくくなります。
まとめ
平均偏差値のランキングは、低い偏差値の学部に引っ張られるように見えます。しかし実際は、最も多い偏差値帯に左右される部分が大きいといえます。
早慶上智は偏差値65あたりの学科が多く、MARCHは偏差値62.5や60が多いため、ここに差が生まれます。こうした数値は毎年変化するため、受験する年度の最新データで確認することが前提です。暗記科目の進め方に迷う場合は、世界史の教科書を使った勉強法のように科目別の手順も参考にしながら、学部単位の対策へ落とし込んでいきましょう。
よくある質問
Q. 早慶上智で最も偏差値が高いのはどの大学ですか?
A. 河合塾のボーダー偏差値の平均では慶應義塾大学が66で最上位です。次いで早稲田大学が65、上智大学が64となります。慶應義塾大学は偏差値72.5の学科を3つ持ち、65未満の学科が少ない構成が平均を押し上げています。
Q. 上智大学は国立大学でいえばどのくらいのレベルですか?
A. 平均偏差値64で、東北大学や大阪大学の61、北海道大学の59.5より上に位置します。一方で東京大学・一橋大学の68には届きません。難関国立大の併願先として現実的な水準といえます。
Q. 早慶上智とMARCHの差はどれくらいありますか?
A. 平均偏差値で見ると、上智大学の64に対してMARCH最上位の明治大学は61です。学科ごとに見ても、早慶上智は偏差値65前後、MARCHは62.5や60の学科が多く、ボリュームゾーンに差があります。
Q. 偏差値が低めの学部を狙えば入りやすいですか?
A. 偏差値だけを基準にするなら入りやすく見える学部はあります。ただし科目や出題形式が自分に合う場合に限って有効です。神学部や看護系のように専門性が強い学部もあるため、入学後の学びと合わせて判断することが必要です。


