自称進学校あるある30選とランキング5選
自称進学校あるある~先生編~ 自称進学校あるある先生編を解説します。
FAST-UP
自称進学校とは、進学実績に対して指導や管理だけが厳しい高校を指す俗称です。課題と小テストが多い、内職を強く叱る、国公立至上主義、放課後学習が多い、行事が地味、といった点が代表的なあるあるです。
2026年9月時点の情報です。
自称進学校あるある30選の全体像
あるあるは「先生」「勉強」「学校の考え方」「生徒」「生活」の5分野に整理できます。どの分野も、量と管理を重視する一方で、生徒一人ひとりの学力に合わせる発想が弱いという共通点があります。
| 分野 | 代表的なあるある |
|---|---|
| 先生編 | 内職に本気で怒る/小テストが多い/授業プリントからしか出題しない/塾や予備校に批判的/地方国公立を勧める |
| 勉強編 | 問題集の答えを配らない/課題が多い/問題集のレベルが高い/放課後学習が多い/進研模試でしか点が取れない |
| 学校の考え方編 | 受験は団体戦/国公立至上主義/質より量/文武両道/自習より授業 |
| 生徒編 | 学年に一人は難関国公立に合格/浪人が多い/目標が高い/やる気が先生に追いつかない/進学校だと思っていない |
| 生活編 | スマホ禁止/バイト禁止/服装が厳しい/行事がしょぼい/学年集会の9割が勉強の話 |
自称進学校あるある~先生編~
先生編の共通点は、生徒を管理しようとする意識が強いことです。5つのあるあるを見ていきます。
内職に本気で怒る
1つ目は内職に本気で怒ることです。内職とは授業中に、違う教科の課題や勉強をすることを指します。
先生によっては注意しなかったり、注意したとしても軽くだったりします。しかし自称進学校の先生は本気です。管理しようという意識が強いため、まず認められません。
小テストが多い
2つ目は小テストが多いことです。自称進学校の先生はやたらとテストをしたがります。
- 毎時間ごとの漢字テスト
- 毎週ある英単語テスト
小テストが多いおかげで、自分の勉強時間がなくなるということも起きてきます。しかしやらなければ怒られますから、やらざるを得ません。
授業プリントからしかテストが出ない
3つ目は授業プリントからしかテストが出ないことです。授業を聞いたら点数が取れることを証明したいのか、真面目に授業を聞いている人が点数を取れる設計にします。
これでは本当に実力がある人よりも、実力はまだでもしっかり授業を受けている人が点数を取ってしまいます。出題範囲が授業プリントに限られるため、定期テストの点数と入試で問われる実力は一致しにくくなります。定期テストはある意味、学力ではなく授業をどれだけ聞いているかを測るものになっていると言えるでしょう。
塾や予備校に批判的
4つ目は塾や予備校に批判的であることです。成績を伸ばす上で、教えることを専門にしている塾や予備校に通うことは悪いことではありません。
むしろ学校と違い、授業が分かりにくければ生徒が離れていく世界なので、指導の水準は高く保たれやすいと言えます。しかし自称進学校の先生は、自分たち以外のやり方に批判的なことが多いのです。
地方国公立をやたらと勧めてくる
5つ目は地方国公立をやたらと勧めてくることです。MARCH(明治・青山学院・立教・中央・法政の総称)よりも地方国公立のほうがよい、という価値観が根強くあります。
もちろん地方国公立にも良い点はありますが、知名度という点では明らかにMARCHです。難易度や知名度の比較は早慶上智の偏差値ランキングのような指標も合わせて見ておくと、勧められた進路を自分で判断しやすくなります。
自称進学校あるある~勉強編~
勉強編の共通点は、量を積ませることが目的化している点です。
問題集の答えを配らない
1つ目は問題集の答えを配らないことです。当然、答えを配ったほうが自分で勉強を進められますし、すぐに答え合わせできるので効率が良くなります。
ですが答えは配られません。答えを写して課題を提出する人がいるからです。ですが答えを写す人は、友達に見せてもらう可能性もあります。このような表面的なルールが多いのです。
課題の量が多い
2つ目は課題の量が多いことです。とにかく自称進学校では課題が多く出ます。課題をたくさんこなせば成績が伸びる、と考えているのでしょう。
しかし実際には次のことが起こります。
- 課題のせいで自分の勉強の時間がなくなる
- 自分のレベルに合っていないので不毛な時間になる
使う問題集のレベルが高い
3つ目は使う問題集のレベルが高いことです。自称進学校では目標が高くなりがちです。そのため青チャート(数学の網羅系問題集の定番)など、レベルの高い問題集を使います。
しかし生徒たちの学力がそこまで届いていない場合、レベルに合った勉強が積めないということが起こります。
放課後学習がやたらとある
4つ目は放課後学習がやたらとあることです。本当の進学校では自主性が重んじられます。しかし自称進学校では、放課後学習に出るのが当たり前というような雰囲気を作るのです。
進研模試でしか点数が取れない
5つ目は進研模試でしか点数が取れないことです。模試には河合塾の全統模試(全国規模で実施される記述・マーク模試)、駿台模試、進研模試などがあります。
| 模試 | 位置づけ |
|---|---|
| 進研模試 | 高校単位での受験が多く、受験者層が幅広い |
| 河合模試(全統模試) | 受験者数が多く、標準的な難易度 |
| 駿台模試 | 難関大志望者が中心で、3つの中では難度が高い |
難易度としては進研模試<河合模試<駿台模試の順番です。自称進学校では、進研模試では点数を取れるが河合模試では点数が取れない、ということが起こります。模試によって受験者層と難易度が異なるため、進研模試の判定だけで志望校を決めるのは避けたほうが安全です。
自称進学校あるある~学校の考え方編~
考え方編の共通点は、精神論と量に価値を置くことです。
受験は団体戦
1つ目は「受験は団体戦」です。ことあるごとに受験は団体戦だと言い、仲間意識を作り出そうとします。ですが、無理に仲間意識を押し付けようとするあまり、生徒の熱意は冷めていくことが多いです。
国公立至上主義
2つ目は国公立至上主義です。自称進学校では国公立のほうが良いという価値観が強く、世間的な評価も私立より高いと考えているようです。
たしかに国公立は共通テスト(1月に実施される全国共通の一次試験)を含めて教科数が多く、負担は大きくなります。しかし私立でも学力が高く、入るのが難しい大学がありますから、生徒の質は変わりません。また世間的に国公立のほうが良しとされる価値観は、薄れてきているようにも思えます。
質より量
3つ目は質より量です。課題の量が多いことや放課後学習が多いことも同じですが、とにかく量をやらせようとします。しかし質が低いと実力は伸びません。
机に10時間座っていたとしても、9時間違うことを考えていたら、実質1時間しか勉強できていないのです。量をやっているように見える割に成績が追いついていない状況が、自称進学校と言われる理由なのでしょう。
文武両道
4つ目は文武両道です。運動が頭の働きに良い影響を与えることは知られていますから、方針自体は合理的です。
ですが表面をなぞったような文武両道が多いのが自称進学校です。運動も勉強もほどほどで、どちらも秀でていないことが多くなります。
自習よりも授業
5つ目は自習よりも授業です。成績が伸びるのは自習をしているときです。
授業では1時間で数学の問題を3つしか扱わないことが多いですが、自習であれば1時間で10問は扱えるでしょう。このように自習のほうが圧倒的に効率的です。しかし自称進学校では、放課後学習や長時間授業を実施していることが多いのです。
自称進学校あるある~生徒編~
生徒編の共通点は、学校が掲げる目標と生徒の実感がずれていることです。
学年に一人は難関国公立に合格する
1つ目は学年に一人は難関国公立に合格することです。自称進学校でも、本当に東京大学や京都大学に合格する人が一人はいます。たとえば内部進学で中学生から勉強を続けてきた人です。
自称進学校ではこの実績を盛大に祝います。しかしこのタイプの人は才能もあり、コツコツ自分でやってきた人が多く、他の学校でも同じ成績を出していた可能性が高いでしょう。
浪人する人が多い
2つ目は浪人する人が多いことです。自称進学校では意識だけが高められます。そのため難関国公立大学を目指しますが、実力が伴わないことが多くなります。結果的に、クラスの半分が浪人するといったことも起こります。
浪人という選択が実際どれくらい一般的なのかは、大学生の浪人割合を確認しておくと冷静に考えられます。入学後に進路を変える選択については仮面浪人と就職の関係も参考になります。
目標が高い
3つ目は目標が高いことです。自称進学校では、目標は高いほうがいいと教えられます。たしかに難関大学を目指すのもよいでしょう。しかし自分の手の届く範囲を見極めて、堅実に勉強する価値観も尊重されるべきです。
やる気が先生に追いついていない
4つ目はやる気が先生に追いついていないことです。先生たちはやる気を出しますが、生徒はあまり出しません。すると先生たちが鞭を打つような形で課題を増やしたり、勉強しろと言ったりするので、生徒はもっとやる気を失うのです。
進学校だと思っていない
5つ目は生徒自身が進学校だと思っていないことです。先生たちは自分たちの学校が進学校だという前提で話をします。
しかし生徒たちは進学校だと思っていないことが多いのではないでしょうか。進学校と言う割に実力が伴っていないことは、生徒自身がよく分かっています。そのため「私の学校は自称進学校だから~」と話すようになるのです。
自称進学校あるある~生活編~
生活編の共通点は、理由の説明が乏しい校則が多いことです。
スマホが禁止
1つ目はスマホが禁止であることです。自称進学校ではルールが厳しい傾向にあります。そのためスマホは禁止で、持ってきた場合は没収するといった対応が行われています。
バイトが禁止
2つ目はバイトが禁止なことです。勉強の妨げになるから、という理由が多く挙げられます。しかしバイトをしないからといって、その時間に勉強するとは限りません。結果として成績も変わらず、自称進学校と言われるのです。
服装が厳しい
3つ目は服装が厳しいことです。シャツの色が白でなければならない、といったルールが厳格に敷かれています。理由がよく分からないルールを厳しく強制されるのも、自称進学校の特徴でしょう。
行事がしょぼい
4つ目は行事がしょぼいことです。本当の進学校では行事を全力でやります。しかし自称進学校では行事が控えめです。高校では行事を全力でやって青春したいと思っていた人も多いでしょうから、残念なところです。それでいて勉強合宿などの行事は行われるから不思議です。
学年集会の9割が勉強の話
5つ目は学年集会の9割が勉強の話ということです。自称進学校では模試の後などによく集会が行われます。
- 「まだ受験生になりきれていない人がいる」
- 「受験の雰囲気をみんなで作っていこう」
こうした話は定番でしょう。親に「勉強しなさい」と言われたらやる気が無くなるように、あまり言わないでほしいと思う生徒も多いはずです。
自称進学校あるあるランキング5選
ランキングは、生徒と学校の認識のずれが大きいものほど上位になります。
| 順位 | あるある |
|---|---|
| 第1位 | 生徒が進学校だと思っていない |
| 第2位 | 内職に本気で怒る |
| 第3位 | 自習よりも授業 |
| 第4位 | 学年に一人は難関国公立に合格する |
| 第5位 | 生徒のやる気が先生に追いついていない |
第5位:生徒のやる気が先生に追いついていない
自称進学校は先生のやる気がすごいです。集会のたびに勉強の話をするなど、とにかく勉強をするように言います。しかし勉強に限らず、人から強制されるとやる気は失われていくもの。生徒と先生のやる気の差はどんどん大きくなります。
第4位:学年に一人は難関国公立に合格する
自称進学校にも、自分でコツコツ勉強して東京大学などの難関大学に受かる人がいます。その実績を大きくアピールする印象です。ですがたった一人であれば、進学校と言えるのかどうかは疑問が残ります。
第3位:自習よりも授業
先生のやる気が高いことに関係しますが、放課後学習などの授業が多い印象です。また授業自体も、他の学校に比べて長いことが多くなります。しかし授業時間と成績は比例しません。授業ばかりやっているのに成績が追いついていないことも、自称進学校と言われる所以でしょう。
第2位:内職に本気で怒る
受験が近くなってくると、授業中に自分の勉強をする人も出てきます。授業よりも、今自分がすべきことを優先しているのですね。たしかに教師からしたら、自分の授業を真面目に聞いてほしいと感じるでしょう。しかし本気で怒るほど悪いことでもありません。自分たちのやり方に合わせさせようとする意識が強いように思われます。
第1位:生徒が進学校だと思っていない
自称進学校と言われる学校は、周りから自称進学校と言われているわけではありません。実際に中にいる生徒が言っていることが多いのです。教師は学校のことを進学校と言います。しかし授業や学校の対応を肌で感じている生徒からすると、言っていることと実情が合っていないと感じるのでしょう。
よくある間違い:課題を全部こなせば志望校に届くと考える
よくある間違いは、学校の課題と小テストをすべてこなせば志望校に届くと考えることです。課題は学年全体に一律で出されるため、志望校の出題レベルや自分の弱点と一致するとは限りません。
回避策は、基準を「学校の課題」から「志望校の出題」に置き換えることです。
- 志望校の過去問を早い段階で1年分見て、必要な到達点を把握する
- 課題を「必要・部分的に必要・不要」に仕分け、時間配分を決める
- 仕分けの結果は担任や教科担当に伝え、提出方法を相談する
- 削った時間を単語・文法・計算など毎日の積み上げに回す
黙って課題を放棄すると評定や推薦の判断に影響する場合があるため、相談を挟むのが安全です。
FAST-UPが指導現場で見ている自称進学校出身者のつまずき
FAST-UPで難関私大を目指す生徒を見ていると、自称進学校出身者には共通のつまずき方があります。学校の指示を守る力が高い一方で、自分で優先順位を決めた経験が少ないという点です。
次のような傾向がよく見られます。
- 課題が終わることが目標になり、覚えたかどうかを確認しないまま次に進む
- 参考書を配られた順にこなし、志望校に出ない範囲まで同じ時間をかける
- 校内順位や進研模試の判定を基準にして、志望校の合格ラインを見ていない
- 内職を禁じられた結果、授業時間の使い方を自分で考える習慣がつかない
裏を返せば、決めたことを継続する力はすでに身についています。基準を志望校の出題に置き換えるだけで、同じ勉強量から得られるものが変わっていきます。教科の学習法を組み直す例としては、世界史の教科書を用いた勉強法や早慶の日本史の傾向と対策のように、志望校の出題から逆算した進め方が参考になります。2027年度入試に向けて動き出すなら、早い段階で基準を作り直しておくことが重要です。
まとめ
自称進学校のあるあるは、量と管理を重視する学校側と、実情を感じ取っている生徒側のずれから生まれます。
ランキングをまとめます。
- 第1位:生徒が進学校だと思っていない
- 第2位:内職に本気で怒る
- 第3位:自習よりも授業
- 第4位:学年に一人は難関国公立に合格する
- 第5位:生徒のやる気が先生に追いついていない
よくある質問
Q. 自称進学校の定義はありますか。 A. 公式な定義はありません。進学指導や管理は厳しい一方で、進学実績がそれに見合っていないと在校生が感じている高校を指す俗称です。外部からではなく、中にいる生徒が使い始める呼び方である点が特徴です。
Q. 自称進学校からでも難関大学に合格できますか。 A. 可能です。実際、学年に一人は難関国公立に合格する例が見られます。ただし合格している人の多くは、学校の課題だけに頼らず、自分の弱点に合わせた勉強を並行しています。志望校の出題を基準に学習計画を組み直すことが出発点になります。
Q. 内職はしたほうがいいのでしょうか。 A. 授業の内容が志望校の出題と離れていて、かつ学校と折り合いがつけられる場合は有効です。ただし内職に厳しい学校では評価や指導につながることもあります。休み時間や放課後の使い方を見直す、担当の先生に相談するなど、衝突を避ける方法を先に検討してください。
Q. 進研模試の判定が良ければ安心してよいですか。 A. 判定だけで判断しないほうが安全です。模試は受験者層によって難易度が異なり、進研模試、河合模試、駿台模試の順に難しくなります。志望校に難関大志望者が多く集まる模試も受け、複数の結果で位置を確認してください。
Q. 課題が多すぎて自分の勉強ができません。 A. 課題を仕分けることから始めます。志望校に必要な範囲は丁寧に、そうでない範囲は時間を区切って処理します。評定や推薦に関わるため、提出自体をやめるのではなく、進め方を担任に相談したうえで調整するのが現実的です。
難関私大への逆転合格を目指す方へ
難関私大への逆転合格のやり方には、進め方の型があります。自分だけで進められるか不安な方は、「FAST-UP逆転塾」への入塾をご検討ください。
FAST-UP逆転塾は、0から難関私大に逆転合格するために作られた学習塾です。最速で伸ばせる学習法と、最短ルートの個別カリキュラムで志望校合格をサポートします。
公式LINEで無料のカウンセリングを実施しています。下記のリンクから公式LINEを追加してください。


